起こらないと言うより・・・

そう見せかけているだけだろう二、ハヤテは。

最近のなんちゃって、不幸作品には多いけど、自分は不幸だとか、不運だとか言ってるけど、それを口実に好感を受け酔うとしている割には、たいしたことのない不幸で、自分は可愛そうだとかいったり、その不幸を切り抜けるのに、自分お手は汚さなかったりするわけですからねえ。

災いというより、お嬢に肩代わりされた借金1億五千万だって、ハヤテが余計な一言を言ったせいだし。自分の小ざかしい言動が理由で、ロクでもないことを読んでるだけですし、実際は。
いいことなんて、なにもないというよりかは、不幸こそが、生きる術になっているのかもしれませんが。
しかし、桂姉の扱いが、よくないのは、個性が強いという他に、紆余曲折ありながらも、自力で借金返したというところにあるのかもしれませんね。
こういう不幸を売りにする作品ほど、その不幸に立ち向かう姿というのを描きたがらない傾向が強く、それっぽく見えるシチュエーションtの台詞でごまかす場合が多いのですよね・・・・。

先週の感想でも、お嬢様ほっぽって、デート云々とかいう批判狩りますが、ハヤテは、もとから、お嬢のことより、自分の利益第一の人間ですし、執事物だと、こういう場合、他の人が、主の面倒を見てくれるにしても、気が気じゃないもののですが、そういう心情はもとから、持ち合わせていないわけですしね。
今のハヤテにそんな心情、期待するだけ無駄です。

そもそも、ハヤテの場合は、金剛番長の卑怯番長のモデルになったのではないか、と疑いたくなるところがありますからね。
表面上、無視も殺さないような態度をとりながら、思わせぶりな態度で、回りをその気にさせて、自分の手を汚さずに目的を達成しようとするところとか、相手の弱い部分を、平気でつけるところとか。
ハヤテの場合は、主人公として、よく見せていますが、それを開き直って、オープンにしたら、ああなるでしょうから。
敵役にするには、うってつけなキャラで、しかも、参考にする材料は豊富に転がっているわけですから。そりゃ、ネタには事欠かないでしょう、これに関する限り。

私は、主も従っている人間も、ある意味、どっこいどっこいの関係だと思っているので、片方だけが、成長して、もう片方はそのまんまという関係もないではないでしょうが、どういう関係であれ、そこには、その関係が成り立つだけの理由が成立していると思っていますから、お嬢に関しても、喫茶店のバイトや高尾山での成長したかのような描写があるわけですが、バイトに関しては、あれ以降、バイトをしているかのような描写はないわけですし(西沢が、ハヤテと一緒にバイトしている描写はあったが)、その後で、ラジコンを注文しておいて、組み立て式とわかったら、すぐに飽きたかのような態度を見せるように、何かあると、すぐに気分がコロコロ変わり、目の前の対象にそれに対する感情をストレートにぶつける(しかも金と権力が備わっているのだから、たちが悪いことこの上ない)ことなわけで、連載第五回目に書かれていた、プレゼントといっておきながら、ハヤテの一言で気分を害し、借金にしたということと、その言動は、同質のものなのであり、こういう行動をとっている限り、彼女はある程度成長したとはいえないわけだし。
ラジコンにその態度を改めたかのように見える彼女であるが、彼女が反省したのは、ラジコンをすぐに放り出したことであり、それは、咲夜の父親が持っていた完成品で遊ぶことに対してであり、彼女が買った組み立てのキットはマリアが組み立てたように、そっちに関しては、放置したままなのである。

結局成長したかに見えて、彼女の成長は、賽の河原の石を積み上げるかのような形で、崩れやすい構造になっているのだ、よその作品の似たようなキャラに比べて。

というのも、今の段階で、お嬢にさっさと成長されたら、ハヤテの存在理由が無くなってしまうからだろうし、ハヤテは、自分を必要としていても、今の自分で手におえる程度の相手の手をとることを選んでしまうわけで、それは伊澄で証明済み。つまり、ハヤテとバランスをとるためということもあるのでしょうけどね。

桂姉の出番やら、扱いが悪役みたいなのが多いのも、彼女wチャンと書いたら、ハヤテを主役として書こうとするのに、額は違えど、似たような境遇で、しかも桂姉は、本編で、かかれる内容次第では、その過去の経歴に傷がつく可能性がありますが、今の時点では、チャンと書いたら、クリアしなきゃいけない壁として立ちはだかる可能性があるし、そういうことを下手にオープンにしたら、桂姉はチャンとクリアできたのに、ハヤテはなんで、そういう方向にもっていかないという風な声だって、出るかもしれませんしね。
だからこそ、酒を飲んで、いつも馬鹿ばっかりやっているようなイメージを、必要以上に強調されるのだと思いますけど。それゆえに、ファミレス強盗のときみたいに、妹のために、強盗をしようという男を説得する言葉にも、通り一遍の説得力しか生じないというデメリットが生じているわけだが。

まあ、もっとも、伊澄がいうように、ハヤテをチャンと、お嬢のヒーローとして描いたら、今のような人気が望めたかは、怪しいものであるのですが。

ハヤテファンがどうのというより、男のファンが、こういうヒーローをチャンと描いた、あるいは書こうとしているものには、あまり、反応しないで、そういう作品にある萌えとかに、反応する傾向が強いですし。

そうでなくても、成長したお嬢様よりも、学習能力ゼロのわがままお嬢様が何かやらかす方がネタになるでしょうし、おまけに、桂姉と同じで、そういうイメージで固定した方が、とっつきやすい人のほうが多いみたいですからね。

でまあ、今週は、先週の続きで、ファミレスで、お嬢と彼女の相手をしている美希達のやり取りから始まるわけですが、露骨に地雷処理させるみたいなことを言ってるし。

まあ、桂姉や美希が、起こらない桂妹に、怖い物を感じているわけですが、恐怖というのは、わからないからこそ、怖いわけですが、彼女らにしてみれば、天変地異レベルの怖さかもしれませんし。
桂姉の中の人が、無敵看板娘の鬼丸美輝をやってるわけですが、美輝は、酒を飲むとおしとやかになるわけでして、これが、いつもは、ライバル、もしくは挑戦者として、美輝に戦いを挑んでいるほかのキャラたちをも、恐怖感を感じさせるものでして(辻逸色のように、そのギャップがたまらないんじゃないですかなどと、心奪われるものも射たけど)、そこまでは行かなくても、お行儀のいい野原しんのすけ、まともな台詞をいう月野うさぎ、仲のいい日向と松山など、普段空は考えられないような言動に走るというのは、周囲の人間に少なからず、衝撃を与え、場合によっては、物語中では、天変地異を引き起こすこともしばしばあるわけで、怒らないから、不気味だ、なんてレベルではないのかもしれませんね。
まあ、ただ単に、お嬢様の習性として、自分たちでなにか、動いて、事態を解決するというような意欲にはなかなか、ならないものなのかもしれませんが。
そういう意味では、桂妹が、意識しているであろうハヤテをスープゴートにして(この時点で、美希は少なくとも、桂妹がハヤテを意識していることは見抜いているだろうし)、様子を見ようというのは、一見すると、桂妹とハヤテの仲を応援するような形に見える美希の行動も、自分たちが下手に動いて、余計に事態をややこしくするよりかは、ハヤテが動いて、下手にややこしくなった方が、被害も彼女らにとっては、おおきくならないで済むわけですし、それがきっかけで、ハヤテが嫌われれば、それこそ、御の字(というか、そうなる可能性が高いということを見越しての行動とも考えられるけど)
とはいえ、天変地異ならば、いけにえをささげて、怒りを沈めようといった類の行動に出てもおかしくはないですし、そこまで行かなくても、事態解決の糸口を探すよりも、目先のいけにえをささげて、当面の事態をなんとかしよう、と思う人も少なくはないようですから。
今回は、桂妹が優しくなったということで書かれていますが、普通なら、桂姉の方がそういうネタにうってつけだと思いますが、桂姉が真面目になったり、おしとやかになったりしても、意外と驚きは少ないかもしれないからなあ。少なくとも、真面目という意味では、補修常連の三人娘の面倒を見たり、借金を返して、妹を守りきったりと、いざとなれば、そういう一面をもっているということはありますし、それに真面目になったところで、六角坊さんところで、言ったように、あの彼女が持ち合わせているエネルギーはそのまんまなわけで、それを、真面目な性格で費やされた日には、ハヤテや、三人娘は勘弁してというような状況になるだろうし、そもそも、そういう人間についていけるような人間は、そうそういないわけで、ギャグになりきれない可能性すら出てくるわけだし。
おしとやかに関しても、桂姉の性格から考えると、それは都合のいいように性格を調整されることを意味しており、もともと、この作品内においては、ハヤテを主役として描くために、キャラクターをある程度弄られているわけだから、さほどのインパクトは生じないのだ。
それにアニメで、にたような話を既にやっちゃっているからなあ・・・。

おまけに、桂姉の懐具合を知っているのに、こういう場所につれてきて、生殺しという状況は、下田では、彼女の分の切符代とか出したのを考えると、酒を飲んで、余計なことをされると今回は、そのとばっちりが自分の所に行きかねないから、という危険性があるからでしょうしね。

ともあれ、今回の彼女は、まな板の上のドロンパ。

でまあ、桂妹は、好きな相手に自分が嫌いだと思っていると思われているわけで、それを日ごろの行いとか、ナレーションは言っておりますが、ハヤテが怒らせるようなことを言ってるからで、要はハヤテの自業自得です。大体、ビリヤードのエピソードで、ハヤテは、マリアの前で、お嬢のことに関して、恋愛対象として、意識していないみたいなことを言ってたり、おまけに、借金返済に利用しないというようなことをいったりしてたけど、後者はそれが嘘っぱちであることは、既に証明されていますし、職場の実力者というのは、働き始めて、数日で、明らかにわかることですからね。
そういう相手の前で、調子に乗ったことなど、自分を良く見せようとして、それに関してのやり方を心得ている相手なら、普通は、迂闊な行動は取らないでしょうし。
しかも、西沢は、物語開始以前は、ハヤテにとっては、西沢ポジションにいた女の子なのですし、そういう相手にぼろを出さないように振舞うくらいの小ざかしい知恵(ただし、目先のことしか考えないような、という言葉がつくが)は持ち合わせていると思いますし。

それに西沢の場合も、恋敵であるはずの少女に、そういうことを言っているわけですが、彼女の場合は、人がいいというよりも、そっちの方が都合がいい、場合によっては、それで、桂姉が、ドツボにハマって自滅するということもありますし、そもそも、彼女も姉キャラですから、弟がらみで、その手の反応は、よく知っているのだと思いますしね(西沢弟の反応は、どう考えても、姉を見ての反動にしか思えないのだが)。

しかし、ハヤテに嫌われていることをショックに思って、そう思われないように意識しているということですが、よく考えれば、打ち明けたり、許してもらったところで、恋を応援するといっておきながら、同じ相手を好きになった事実には変わりないわけですしね。
でまあ、西沢に、ハヤテに嫌われていると教えられたとたんに、そのことは頭から吹っ飛んで、自分が嫌われないようなことで、頭が一杯なわけで、正直に告白して、事なきを得たとはいえ、西沢も同じ相手が好きでいるということをすっかり失念しているわけですからなあ。
正直に打ち明けたにしても、それでも、どこかしら、後ろめたさは残るでしょうし、ましてや、自分が結ばれたにしても、相手は、それを諦めないといけないわけで、すまないという感情はどこかに残るとおもいますから。
打ち明けて、完全にすっきりするとは、到底、思えないのですが。そう考えると、桂妹の後ろめたさも、単なる自己満足の域でしかなかったのかもしれませんが。

しかいs、よくよく考えてみれば、桂妹の場合、幼少期に、親に捨てられたというトラウマがあるわけですから、好きな相手に嫌いだと思われるということは、自分が捨てられる、相手に完全否定されるということにつながり、それ以外のことは考えられないようなパニック状態に陥ってるのかもしれませんが。
そういう意味では、人に嫌われたら、人一倍、死活問題のハヤテと同じなのかもしれませんが。
ひょっとして、西沢からすれば、恋敵ではなく、ハヤテが二人いるようなものですし、当のハヤテは手が届かないところにいるわけです。

ひょっとして、桂妹をハヤテがわりにしている代償行為か(汗

まあ、似たようなのが、男だったら、とっとと、そっちとくっついていることもあると思うし。
両親とのこともそれに関して折り合いがついていれば、これにも、何らかの妥協が成り立っていたかもしれませんが、それがなされた形跡が無い様に思えますので、これはひょっとして、両親は依然、行方不明のまま?
まあ、その一因としては、桂姉が、妹を守りきったうえに、その後、養父母に引き取られて、幸せな暮らしをしていることもあるのでしょう。彼らが悪いというのではなくて、言ってみれば、両親に裏切られた後に、それを乗り越える機会がなかったわけですし、桂姉はもちろん、養父母が、彼女に同じような扱いをしているようには見えませんでしたしね。おまけに、姉譲りの性格で、下手な男子よりもかっこいい姿を見せているわけで、人に嫌われるような状況には、あまり、縁がなかったわけですし、両親の一件ほどのショックには至らなかったでしょうしねえ・・・。
当時女子高生だった桂姉は、借金を返していく過程か、その後の人生で、折り合いをつけれる程度には成長していたと思いますが、当時、4~6歳の彼女が、そこまで折り合いをつけるのは難しいでしょうし、その後も縁がなかったのは、桂姉の態度から明らかでしょう。美希や理沙と同じく、ハヤテに対処を押し付けて、避難しているわけですので。
これと似たようなことがあれば、彼女は、そのことを思い出すはずですし、それに関して、どう対処すればいいのかも、心得ていると思いますから。

あるいは似たようなことがあったにしても、桂姉みたいな人種には、よくありがちな話なのですが、それに対する理解が及んでいない、あの当時、おそらくは、自分の力で、道を切り開き、家族を守った人間と、その人間に守られていた立場の人間では、そのあたりに関する認識も、大きく異なるというのはよくある話です。

でまあ、桂妹の似合わないつくり笑顔に、気おされて、嫌われないようにと、表面上取り繕うハヤテですが、上っ面同士の会話はいつものことだと思うのですが・・・。

早速映画にいこうとしたら、上映していたのは、廃墟同然の映画館・・・。いや、普通、夏休み映画、春休み映画でも、春休みが終わってすぐに上映が打ち切られるわけはないと思うのですが・・・。
それとも、それくらい、受けなかった映画なのか?

徹頭徹尾、どこからどうみても、廃墟にしか見えないわけで、しかも紫の薔薇の人はいないわけですから、廃墟同然の映画館で、映画を見ることになってしまう二人。

二人とも、何とか嫌われないために、事を荒立てないように意識して、手が触れ合ってしまい、誰もいない映画館、二人きり、ほのかな恋心?

というシチュエーションもあいまって、デートと意識してしまうわけですが、多分、美希は、上映劇場が、ココしかないのも、この二人がギクシャクするのも、計算済みなんでしょうね。
ひょっとしたら、長年お付き合いから、原因が、ハヤテにあるのではないか、と見抜いていたのかもしれませんし。
つまり、うまくいかなくても、美希からすれば、目的は達せられたことになるわけです。すくなくとも、ハヤテを嫌うという形で、原因は取り除かれるわけですから。

しかし、エヴァっぽい映画のcmやら、しかも、いきなり、猫が死んで、使命を果たすまで、死ねない内容って、それは自分の作品のことを言ってるのでしょうか?

なにしろ、キャラクターは成長するでしょうけど、アル程度成長してしまい、物語でのやるべきことを果たしてしまえば、その物語も、キャラも、死んでしまうも同然。逆に言ってしまえば、使命を果たさなければ、命がいつまでも続くということですからね。しかも、作中では、この映画、上映中のトラブルによって、最後まで、上映されていないわけですし。

だから、ハヤテもお嬢もいつまでたっても成長しないで、好き勝手しているのかもしれませんが、本来の氏名を忘れて好き勝手をするということは、それはそれで、本来、そのキャラがやるべき事を忘れて、横道にそれてしまうわけで、キャラクターの魅力を減じてしまうわけですし、執事ものと銘打って以上、たとえ、つくり手からすれば、表面上のものに過ぎなくても、それは受け手からは、そのイメージで見られてしまうわけですし、やはり、意識していないつもりでも、どこかで、それは作品に同化しているわけですから、それにそぐわない行動をとり続けて、しかも、それをごまかし続けていれば、それは、徐々に作品を蝕んでいくものになってしまうわけですからね。
だからこそ、どんだけ、時間がかかっても、本来の使命は、忘れてはいけないわけですし、役目をチャンと終えて、その物語も、キャラも、いつかは退場するべきなのですよね。
人気があるから、何をやってもズルズル続けてもいいというわけではないですから。

結局、いつもの通りになるのか、と泣きそうになる桂妹を、なんとかなだめようと、もしくは、利用価値のアル彼女に嫌われないように、何とかしようと、必死なハヤテは、海に行こうと言い出すわけですが、また、ハヤテがしたり顔で、もっともらしいことをいって、桂妹の好感度が上がるとか言う結果になりそうですね・・・。
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by kwanp | 2008-02-14 10:38 | コミックス
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