まあ、確かに

南国の地、ヤヤナーナにやってきたアルト達。

って、もうですか!?

道中カットって、そりゃ、そういうRPGもありますけど、先週の後で、このすっ飛ばしぶりは強引じゃないですか、さすがに。
このすっ飛ばしぶりからすると、これでもかなり、話をはしょっているのかもしれないけど、もうちょっと、細かい、通常エピソードとかを積み重ねた方がいいのじゃないかと思うのですが。
まあ、説明が足りないと思わなくもないけど、CRPGとかは、一個のゲームだし、TRPGは、ルールブックとか、ファンブックとかで世界観を補完できるけど、週間連載でそれをやったら、説明がくどくなるから、説明をぶっちぎるのも一つの手ではあるからなあ・・・・。

それに、雷句氏のブログで、質問によって、作中で語られなかった設定が色々と明かされているのですが、この間の山中の魔球のねたで、「公式の試合で、そんなもの投げれるわけないだろう」とかいう返答には、衝撃を受けましたしねえ。

いや、だって、ガッシュの世界観だったら、妙に濃いキャラが多いわけだし、モチノキ中学校の教師は珍妙なのが多いわけだから、あの世界観だったら、魔球を投げれる中学生の一ダースや二ダース、いそうな感じじゃないですか(笑

無敵看板娘でいうと、勘九郎が美輝に殴られて、全治一ヶ月とか全治二ヶ月みたいな怪我を負うとか、人間にあんな動きは出来ませんとか、ああいう作品にそういうリアリティを、変にもちだされたら、結構、萎える。

まあ、ぶっ飛んだ作品を描く人というのは、結構、常識人が多いという話を耳にしたことがあるが、サジ加減がひとつ違えば、そうなってしまうのでしょうかねえ?

後から、ヘタに説明されて、興ざめになるよりかは、多少の説明不足は、ファンタジーやら、ヒーローの知識とか、必要な知識を身に付けてでも、想像力で補った方が、マダマシだなあ、とつくづく思う方なので、コミックスについていた新聞記事風の補完なんていうのは意外と悪くないやり方なのかもしれないと思えるようになってきた。

でまあ、ミルキィが起きると、アルトの剣や荷物はあれども、姿はなく。早めに起きたのか、散歩に出かけていたわけですが、知らない植物ばかりと感心するのはともかく、ヤシ(?)の木以外にも、2~3こま描写したらよかったのになあ、と思うのは私だけか?

ヤヤナーナは赤道直下の国だそうで、昔は軍事国家が栄えていたような国だったようです。

アルトは観光名所で、どこを見ても飽きないとかいうけど、ミルキィといっしょだと、何をやらかすかわからないからということでしょうかねえ?すぐに、無銭飲食だとか、トラブルを引き起こすし(笑

そろそろ、起きたかなと思っている矢先に、男三人に絡まれている、学生風の女性という光景に出くわすわけですが、考古学者とトレジャーハンター(口の悪い言い方をすると、盗掘屋)のようで、立ち入り禁止になっている遺跡への立ち入りを許可してくれということらしいですが、

ロマン云々いうのなら、そういう警備の裏をかいたりして、こっそり、侵入して、盗掘しろよと思うのは、私だけでしょうかね?

こういう類のことを得意げに言う人間ほど、自分のろくでもない行いを正当化するための方便にしか、そういう言葉を使わないやからが珍しくないですからねえ・・・。
まあ、男のロマンとか、男らしさというのは一歩間違えれば、男の側の勝手な理屈を他人に押し付けていることになりかねないわけですし、しかもそれで商売をやっているともなれば、自分のやってることを正当化するための理屈に他ならないわけですから、額面どおり信用しろというのが無理な相談だと思いますからねえ。

この男たちの場合、商売ですから、口ききをしてもらって、リスクの少ないやり方で、遺跡に入って、金目のものを奪ってこようという腹積もりだと思いますから、墓泥棒と言われても文句は言えないわけですけどね。
まあ、考古学者も、一歩間違えれば、その遺跡をねたに商売しているわけですから、その墓泥棒と大差がないところはあるわけで、ロマンやら、そういう大義名分を掲げて、酔いしれている人間ほど、危ないところはありますからね(そういう人間がでかい発見とかをすることもありますが、少数例にすぎませんし)。
そういう意味では、狩をしているアルトをいじめた人たちと、彼らは大差はないのかもしれませんね。
歴史を研究するというのは、単なる道楽じゃなくて、その民族とか国のたどってきた歴史や、ルーツを知るためですから、それに対して、単なる金づるとしか見ないで、遺跡から出たものを、自分の金儲けのタネにしか見ない人間は、金に成りさえすれば、なんだって、掘り出してきて、売り飛ばすわけですが、それが、死神ほどではなくても、人々にとって、危険なシロモノである可能性もあるわけで、そういうものを売り飛ばして、禍を招いても、なんとも思わないところもあるでしょうからね。
おまけに、他者が大事に守っているものを、おかまいなしに奪う、もしくはないがしろにするわけでもありますからねえ。
まあ、自分の欲望で、他者の墓に踏み入るのは、同じなわけですが、少なくとも、学者の方は、一応、取り扱う対象を、敬意をもって、大切に扱ってはいると思いますし。そういう一線を持っているのといないのとでは、同じ事をしていても、やはり、言動に違いが出てくるでしょうから。

こういった一般の立ち入りが禁じられている遺跡に関しては、理由によっては、同じ事をしていても、墓泥棒と大差がない場合だってありますからねえ。単に、その遺跡から出てくるものを独占して、それによって、己だけが利益を得ようとしているのであれば、墓泥棒と大差はないわけですし。
死神が引き起こしたような大破壊による教訓から、過ぎた力は禍しかもたらさないので、あえて封印し、みだりに手を出さないというのとでは、えらい違いですからね。

彼女は、神聖な歴史資料を泥棒から守るためとかいってるわけですが、場合によっては、彼女や彼女の上司が一般に公開しないのは、後悔すると危険なシロモノ、たとえば、古の強力な兵器の類ということだって、場所柄を考えればありうるわけですし、500年以上前なら、死神と呼ばれた存在に関するシロモノとも考えられるので、一般から隠しておくために、公開しないということもありえるわけです。

とはいえ、こういう対象に対する畏れとか、敬意とかがないと、たとえば、死神学者などは、手元にある文献の数々から、死神を生み出そうとか考えて、本気で実行する人間とかも出てきたりと、なまじ、知識があるだけに何をしでかすか、わからないことも結構あるわけですし。

似たような存在であっても、それぞれの姿勢の違いによって、その差が如実に出るというのは、チャンピオンにおいて、ヒーローを題材にしている作品は、悪徒、マイティハートといくつかあるが、いずれも、このコインの表裏の理論に基づいた設定を使っている(マイティハートは本当に、便宜上使用しているという方が近いが)。
しかし、そういう意味では、考古学者と墓荒し、という対比は、非常にうまいなと思えてしまうのだが。

学者が歴史を紐解いて、隠しておきたい歴史の真実にたどり着くということは、あまたの物語の中で、決して珍しくはない光景ではあるし、ワンピースのオハラのエピソードなど、その典型だったりする。逆にいえば、二度と繰り返したくはない悲劇を、学者と呼ばれる存在を管理下におくことで、隠蔽することで隠すというのも、是非はともかくとして、有効な手段だと思いますし。

まあ、最初はそのつもりで公開しなくても、年月が経つうちに、当事者や、その跡を受け継ぐものたち自身が、表向きの理由を本気で信じてしまうことだってあるとは思いますが・・・・。

ともあれ、ここに言及されている考古学者たちは、サンサディアと関係があるのか?

結局、男たちは、女性を人質に取ろうと襲い掛かるわけですが、そこに割ってはいり、女性をかばうアルト。

ミルキィなら、きっと、こうするとかいうのですが、それってミルキィにああだこうだ、いわれるのが嫌だといってるだけのような気が(汗 それにミルキィの場合、ヘタすれば、金になるから、と墓荒らしの方に味方しかねないのだけど。シャフォーの洗脳で、多少はマシになったかもしれませんが、ああいう映像で、脅迫まがいのことをいわれたとしても、その効果は、繰り返し、おこなっていないと、効果は続かないものですし、ミルキィのようなタイプは、特に、のどもと過ぎれば、都合の悪いことは忘却するタイプだと思いますから。
そういう意味では、次の場所までの道中のシーンで、少しは変ったというところを見せるくらいのコトハしてもいいのではないか、と思いますし、この作品の場合、重要イベントっぽい話は描いているけど、通常エピソードをすっ飛ばしているようなところはありますからね。成長を描くというのは、そういう細かいシーンの積み重ねなんだと思うのですが、壮大な話を書きたがる人ほど、話を急ぐようなところが強いような気がするのですが。
まあ、アルトが助けに入ったのは、手ブラで、壮剣を持っていないということも、無関係ではないでしょうからね。
少なくとも、壮剣を成り行きで使ってしまうよりかは、素手で戦うほうが、使うよりかは、ヘタなトラブルを呼び込まないと思いますし。

ルウォールでは、よっぱらいが女性に絡んでいたのを、助けたようなものだけど、あれはミルキィも、体験しそうな出来事ですし、女の子の一人旅だと、そういう類のちょっかいかけてくる人間いますからねえ。このあたり、ミルキィのやってることを、考え無しになぞっているだけかも。
それとも、ヤヤナーナまでの道中で、アルトが、ミルキィだったら、助けに入るかも、と思わせるほど、変化があったかのような出来事があったということか?シャフォーの一件から、ミルキィがやたら、アルトから離れないようになったとか? 朝方、一人で出歩いたのも、そのせいなのか?
だから、女性が絡まれているから助けたのではなく、自分から見て、嫌な出来事だったから、助けたということでしかないわけで、そのあたり、まだわかっていないと思います、アルトは。
結局、ミルキィにまた、いらいらするとか言われるのは嫌なだけで、ああいう風に絡まれるのは嫌だ、とか、困っている人を見過ごして置けないというのとは、違って、相手のことを考えての行動とは言いがたいところもあるので。

素手であっさりと、二人を伸したところで、ミルキィが乱入して、アルトを蹴っ飛ばすのですが、宿代をミルキィ払ったとかいってるけど、決まった時間までに帰ってこなかったということか?っていうか、アルトの荷物はどうした? それとも、シャフォーの洗脳の結果、アルトがいないと、不安でしょうがないという依存心から、アルトを探しに来たけど、素直にそれがいえないから、そういう口実を作ったということか? 本当にチェックアウトの時間が近いなら、女性を助けたのと同じような理由というか、そういう口実を口にして、女性を助けるのを見過ごすくらいは、アルトはやりかねないところがあると思うし。
このあたりのことは、ヤヤナーナでのアルトとミルキィのやり取りで、二人の関係が、どういう風に変ったかを推察するしかないか。
このあたりの捉え方のズレが、後々、大きな不和の原因になって、彼女の中の死神を目覚めさせるようになってしまうのではないか? とか、危惧したくもなるが(汗

でまあ、ミルキィが乱入した隙を狙って、墓泥棒が捕獲ネットを銃から撃つ訳ですが、これも、考え無しに、描いているのかもしれませんが、これだって、ひょっとしたら、遺跡から発掘されたアイテムを復元したり、手を加えたりして、作られたアイテムかもしれませんしね。

墓泥棒たちは、一般公開が禁じられている遺跡に連れて行くことを要求しますが、答えは変らず、彼女はその要求を突っぱねます。当然といえば、当然ですが。

ヘタに人目に触れれば、禍を招くのがわかっているからか、あるいは、その力を独占したいだけか、は、まだ、わかりませんが、カイルン遺跡とよばれた場所には何かがあるようです。

ちなみに、その遺跡がかかれたコマがあるのですが、過去の神殿のようにも、また、現代建築のビルのようにも見えますが、金八先生とか、今回の武器とかから考えると、先史文明は、機械文明が発達した地球か、あるいは、それによく似た場所だった可能性もあると思いますし。

力づくで、彼女に言うことを聞かせようとしたところに、墓泥棒を撃退し、アルト達を助けたのは、ウォーゼルですが、やっぱり、この男が、ワンダーなのでしょうか?

素顔で、ヤヤナーナに現れたとすれば、考えられることとして、単純にリブリの領主として、顔が利くということも考えられますが、今回の内容から垣間見た考古学者の姿勢からは、ある意味、ウォーゼルだと、相性が悪そうに思えるので、スキのときと似たような状況だと思うのですが?
ウォーゼルが、ヤヤナーナに現れた理由として考えられるのは、ウォーゼルが、考古学者とのつながりがあり、そのことで顔が利くということも考えられるわけです。

謎の球体によって、海を最短距離でわたれないために、海をわたる手段を模索することになった訳ですが、ザイナーハが海をわたれるということは、迂回している地域だから、謎の球体の力が及ばないということもありえそうですが、それも時間の問題ということも考えれるわけですし、シャフォーも翼をもっていたことから、壮剣を持つ勇者は天使に類する力を持っているという考えもありそうですし。でまあ、そういう力を持っているから、海をわたれるのかも、と思いますし。
ヤヤナーナで軍事国家が栄えたのが、どのくらい前だったかは、わかりませんが、カイルン遺跡が、一部のものしか入ることが出来ないということは、その中にあるものが、死神や勇者、それに関係する研究で、それによって、謎の球体が、邪魔をしている海をわたる手段を手に入れるということなのかもしれませんが。大破壊前の世界では、それこそ、何かしらの理由で、勇者や死神と言われた存在の力を手に入れようと、人々が先を争って、研究をしていて、その研究成果のいくつかが、カイルン遺跡に眠っているのかもしれませんし。

もし、そうであるなら、過去の悲劇を繰り返させまいとして、遺跡を守ってきた考古学者、もし、サンサディアと彼らがつながりがあるのであれば、遺跡に秘密に触れたりすれば、彼らと対立せざるを得ない羽目にもなりますし。
しかし、もし、海をわたるために、遺跡に隠されているものが必要であるのなら、ウォーゼルが、間に立って、交渉することで、手に入る可能性が上がると思えますし。
ただまあ、長いこと、遺跡を守ってきたわけですから、簡単に渡してくれるとも思えないし、遺跡の秘密に触れる→ザイナーハ現れる→アルトが追い詰められて、肝が据わる→新たな覚醒→ザイナーハ撃破、あるいは、追い返す。
という流れで、死神や勇者の真実に一歩近付いて、壮剣と鎌を持つことに関して、覚悟を求められるとか、アルト達の成長を促すエピソードになるのかも知れませんが。

今回のPUNISHER、ファンタジーとしては、唐突という気もするのだが、改めて考えると、ヒーローものの文法で見ると、納得できないわけではなかったりするのだよなあ、これが。

追記

今週の話は、先週が、憂い山のラストで、いきなり、ヤヤナーナ、そこでいきなり、散歩がてら、でかけた矢先に、女性が絡まれていて、それを助けようとしたところに、颯爽と現れるウォーゼル。

ヒーローの周囲にいる人間が敵の企みを聞きつけたり、脈絡もなく、旅行に出かけたりして、関西とか、北海道とか、四国とかに飛んで、そこで、ヒーローに出くわすというのは、最近のだと、あまり見かけなくなったけど、昔なら、よくあったパターンでしたしねえ、昭和ライダーとか。

考えてみれば、仮面ライダーでも、いきなり、桜島一号とか、新一号とかで出てきたわけですし、その間の過程は、かなり、後付で作られた話が、付け足されたわけですからねえ。

それに各地を旅していて、目的地から目的地に移動していて、道中の過程をおもいっきりすっ飛ばしても、誰も文句を言わない作品が、何十年もの歴史をもって、存在している(言い方が、大げさだが)わけですからねえ。

ほら、水戸黄門とかの時代劇とか、各地を旅する類の話を書いた時代劇で、まあ、道中の過程を書くこともあることは歩けど、大体は、目的地に着いたところから話が始まることが多いですし。

そういう文法で書かれているとすれば、唐突さも、ある程度は納得が出来るか。

まあ、ヒーローものが描きたいなら、ちゃんと、わかりやすく、ヒーローものを描けばいいじゃないか、という声も出てきそうだが、今のご時世、それが難しいから、ファンタジーとして、描いているんだと思うし。ともあれ、何だかんだいいつつ、ファンタジーであることに、結構、惑わされていたのは、反省した方がいいかもしれない。
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by kwanp | 2008-08-07 14:13 | コミックス
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