一見、マシそうに見えるんだけど・・・

パピル族で、リリフは葉っぱ人間の名前でしたねえ、勘違いしていたよ。

アルト達の前に現れたヤック族は、リリフを串刺しにして、弱い奴は泣きを見ればいい、とか、部外者が踏み入るな、とか、得意げに言うのを聞いて、アルトは、壮剣で、ヤック族の手を、ミルキィは魔法で、そいつを吹っ飛ばすし、

「人を傷つけて、楽しそうにしているあいつらを見たとき、胸のあたりがかっと熱くなった」
とかいっているが、リリフたちの発想は、何度も言ってるように、PUNISHER世界の人々の考え方に近いし、戦いをいたずらに避けるという発想は、アルトに近いわけだしね。
まあ、アルトの考え方は、周囲の人間を意識したものだったから、まあ、ある種、表裏一体みたいなものでもある。
弱い奴を痛めつけて、笑っているような奴を許せないという風に一見、見えるのだけど、アルトが村にいた時には、家族で暮らしていて、しかも、いじめを受けていたわけですから、ヘタに抵抗すれば、それこそ、家族に類が及ぶとか考えてしまい、反抗しなかったということも考えられますからねえ(家族のことを大事にするからといって、優しい訳ではない)。
しかも、パピル族には、自分たちとは一切、かかわりが無かったことにしてくれといわれた後ですから、ヤック族相手に暴れても、あとくされは無いわけですし。
リブリのウォーゼルとの戦いでも、闘って、勝てば、釈放してやるというお墨付きを貰ったわけですし、ルウォールでは、逃げ場が無かったわけで、アルトが本気で、闘うときは、闘っても大丈夫とか、そうするしかないというような、切羽詰ったり、誰かに保障されているときなわけだし、ヤック族の言動は、まんま、ミルキィのそれに近いわけだから、ミルキィがアルトに対して、自分に好き勝手いってくるのに、腹を立てるような感覚に近いものが合ったとしか思えないのですが(アルトは、物語開始から、さほど、成長していない)。
一方、ミルキィも、「~~だから~~する」というような理屈で、犯罪行為を繰り返してきて、それでいて、アルトに奢らせるとか、風のアトモスツールの話を聞いて、目を輝かせて、手に入れようとするわけですから、食べることを覚えて、パピル族を追い払ったヤック族の価値観に近いわけですし、半端な力でいきがっているのはむかつくとか言ってるけど、それって、まんま、ミルキィのことですからねえ・・・・。
自分の嫌な姿見せ付けられているのは、そりゃ、たまらないだろうからあ。シャフォーの時も、自分の嫌な過去見せ付けられたわけで、それがアルトに対して、依存を強める結果になったわけだから。

決して、、筋の通った人間が、ロクデナシが弱い人間を痛めつけて喜んでいるのを見て、許せないというのとは訳が違うと思います。

パピル族の村に戻り、医者はいないか、と叫ぶアルト達。二度とくるなと言ったはずだ、という長老の言葉をさえぎって、エルが手当てを、一喝する。

長老は、次から次へと面倒なことをとかいうけど、リリフが追いかけていったのは、自発的になのですけど・・・・。アルト達を恩人というリリフに、長老は、死神とわかっているのかいないのか、はともかく、そのものズバリ、な言葉を口にするのですが、それに対して、悲しげな顔をするミルキィ。

まあ、村に次から次へと、不幸をもたらすということで、旅に出る前の村での記憶を思い出したか、あるいは、道中で、嫌な扱いを受けたことを思い出したか、したのでしょうね。
パピル族の態度は、それを思い出させるのには、十分、問題のある態度ですし。

しかも、長老は、リリフが、八年前、ある人間を案内したとかいうのですが、どう考えても、エルの兄のことでしょうねえ・・・。ひょっとして、エルが帰ってこれたのは、カイルン遺跡に行く前の帰されたことも考慮に入れたほうがいいのか?

ともあれ、方々で突っ込まれていた、人間のことに妙に詳しいのも、これで、納得できましたしね(しかし、突っ込みの内容聞いていると、殆どが脊髄反射というか、感情的な拒否感の方が強い感があるからなあ)。エルの兄から何か聞いているとか、そういうところでしょうし。

てっきり、あまりに、PUNISHERの世界の人間の考えを反映した考え方だったので、アルトやミルキィの心を映し出したのが、パピル族やヤック族だと思っていたのですが、そうではなかったみたいですねえ。
ただまあ、ヤック族が食べることを覚えたというのは、考えてみると、人間のせいかもしれない、と思えてしまうのですが・・・・なにせ、遺跡に入るのは、考古学者か、あるいは、欲に駆られた墓泥棒なわけですが、後者の方が欲望をストレートにだして、行動しているわけですし、素直なものほど、そういう強い欲に当てられて、影響を強く受けるなんてことは、よくある話だと思いますからね。考古学者の世界も、墓泥棒より、ましではあるけど、この世界の学者も、現実の学者のように、学閥とか、いろいろと、あるのかどうかはわかりませんが、知りたいという欲でもって、遺跡に関わっているわけですから、欲望のベクトルが違うだけで、強いものを持っているのは、同じという見方も出来ますからねえ。
8年以上前は、カイルン遺跡は立ち入り禁止になっていなかったわけですし、そういう欲に出くわす場面が何度もあって、そのうちに、ヤック族にも強い影響を与えたという可能性も考慮に入れておいたほうがいいのかもしれませんが。

まあ、博士たちも、何があったか、薄々わかっているんだろうしなあ。

エルがそのことを問いただすわけですが、長老は、これ以上、係わり合いになりたくはないのか、話そうともしません。まあ、いきなりやってきて、厄介ごとしか、運んでこない連中は、パピル族でなくても、普通は係わり合いにはなりたくは無いだろうからなあ。

それを見て、キレたミルキィはアルトとエルをつれて、飛び出すわけで、その際に、お前ら全員、、めでたく滅んでしまえという暴言を吐くわけですが、そもそも、風のアトモスツールを近道目当てで、手に入れようとして、森に踏み込んでいるのはミルキィたちで、言ってみれば、略奪者なんだけどなあ。目指すものがそこにあるから、というのはミルキィの都合でしかないわけだし、それが相手のテリトリーであることをかけらも考慮せずに、土足で、相手のテリトリーにどかどかと踏み入れていって、相手の感情をかけらも考慮しないで、自分の価値観だけで、相手の考え方をこき下ろすのだから、どう贔屓目に見たって、はた迷惑な略奪者でしかありません。
しかも、事情を説明しようとした村人の一人は、関わったために大怪我を負った訳で、自業自得ナ部分もあるとはいえ、関わりたくは無いと思うのは、無理もないだろう。
そもそも、ミルキィの態度は、筋が通ったものではない上に、自分らに協力してくれなかった上に、自分の過去を思い出させて、その上、死神という嫌なことを思い出させるような呼び方をしてくれた相手に対する八つ当たりでしかないわけですから。

自分に辛い思いをさせた、言い方を変えれば、自分に不都合な人間は、滅んでしまってもいい(アルトの態度がイラツクという言動も元をたどれば、この考え方)という身勝手な考え方でしかない。しかも相手の理解を得ようとするような試みは、全然やっていないで、相手の態度が気に食わないから、滅んでしまえだし、「諦めちゃいけないときに、安々と死のうとした自分を思い出して」とか言ってるけど、一話で、アルトに出会った直前か? それとも、ゼルロット博士に、死神として覚醒させられたときのことを言っているのか?

ともあれ、それで、パピル族の言動が好きになれなくても、相手に滅んでしまえといっていい理屈にはならないわけで、なんか、どんどん、間違った意味での死神の道を着々と進んでいってるよなあ・・・・・。

今週の悪徒で、女を殴れない主人公に代わって、仲間の一人、針塚が代わりに戦うけど、相手がその姉のことを知っていて、すき放題、ののしるのを聞いて、戦う気になったけど、相手のことを悪食の鯉とか、あしざまに言っているわけで、闘いたくは無い相手を、人に戦わせて、しかも、その相手が殴れるようなロクでもない相手だとわかった途単に嬉々として、闘おうとするわけで、面倒なことを人にやらせて、自分はおいしいところを掻っ攫っていくだけで、復讐が目的のダークヒーローでも、その基準を十分に満たしていない、ヒーローの名に値しない、ヘタレじゃねえかと言う風にしか見えないのだが。

少なくとも、今週の陽虎の態度は、滅んでしまえというミルキィとまったくといっていいほど、大差は無いと思う。

sそもそも、変わりに戦っている仲間が身内を悪し様に言われたから、相手と戦えるとかいってるけど、その前に、返り討ちにあった仲間が操られて、不本意ながら、仲間と戦わされているのだから、その理屈なら、その時点で戦えるだろう、と思うのだが。

連載開始から、悪徒にはノレ無いものを感じていたが、やはり、自分の性には合わないなあ。
平成ライダーか、武装連金と同じベクトルの作品だわ、これ。

ミルキィの後を追って、追いかけるアルトとエル。
声をかけて、呼び止めるリリフ。恐れずに遺跡に向かった仲間の茎や葉があったらって、人でいったら、頭や手足を持って帰ってきてくれというようなものだよなあ・・・。気持ちはわかるけど、ちっと、シュールな気もするが(汗 せめて、弔ってくれくらいならともかく・・・・。
まあ、ミルキィの一方的な言い分で、勇気を奮い起こして、というのを期待するのは虫が良すぎるけど、自分たちでとってこないといけないものだとわかっていても。

まあ、物語とかで、大人しい人とかに、もっとしっかりしろよと、豪快そうだったり、元気そうな奴が、はっぱをかけるのも、ミルキィの言い分とある意味、大差が無い話が少なくは無いからなあ・・・・・。

しかも、そのイライラを、カイルン遺跡にぶつけるって、八つ当たり以外の何者でもないだろう・・・・。

アルトもありがとうとか言ってるけど、そういうことを言うなら、ミルキィの言い分にかんしても、代わりに謝っておくようなことを言っておけよと思うし、少なくとも、狩りをして、生きる糧を得ている暮らしをしているのであれば、ミルキィの滅んでしまえな発言に対して、怒るべきではないか、と思うのだが。どんな命でも、いつ、どんな形で死がやってくるかはわからないけど、その命なりに、日々を生きているわけで、狩った獲物の命も、食べることで、その命を疎かにはしないということだし、軽々しく滅んではいけないというモノではないというのは、わかっているはずで、それこそ、ヤック族の言動に対して、怒ったと言うのであれば、ミルキィの滅んでしまえという発言は、ヤック族とどう違うというのやら?
ミルキィの発言に慌てふためいてはいるのだが、彼女がやばい言動をしたら、、血相を変えるいつもの言動と変わりの無いものでしかないようなそぶりだが、アルトはそれに関しては、黙って、ミルキィの発言を聞き流していいものではないだろう?
それとも狩り云々ですら、父親の受け売りで、家族がそうやって暮らしていたから、従うほか無かった、生きるための手段でしかなくて、それ以上の思想など無いという程度のものなのだろうか?

すくなくとも、ミルキィは言ってはいけない発言を言ってのけたわけで、ありがとうという前に、謝っておけと思うのだが・・・。

こういう発言をみすみすと言わせて、注意もしないあたり、一緒に旅していても、依存しあっているだけで、お互いがお互いを差さえあっていくパートナーとまでは行っていないので、どんどん、中途半端な死神になる道を、勢いよく進んで言ってる、そんな印象を受けてしまいますね・・・・。

言ってしまったと、彼らの後姿を見送る長老たち。まあ、彼らの言い分には、問題もあるけど、少なくとも、ヤック族と大差の無いミルキィの言い分で、勇気を奮い起こしたとか言う風になるのだけは、勘弁して欲しい気もするからなあ・・・・・。

ミルキィは、エルに、8年前、何があったかを尋ねるわけですが・・・?
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by kwanp | 2008-09-19 01:16 | コミックス
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