よくよく考えてみると

ウォーゼルがアルト達に風のアトモスツールを手に入れることを進めたのは、場合によっては、アルトたちを後戻り出来ないようにするための布石だったのかもしれませんねえ。

なにしろ、考古学者たちは、カイルン遺跡には、できるだけ触れないで置こうとしているようですが、その分、管理が行き届かない。しかも、どうも死神が引き起こした大虐殺(あるいは大破壊)で、死神が勇者と関係ありそうなことや、勇者が古代ヤヤナーナと関係ありそうなことからも、下手をすれば、大破壊の責任を古代ヤヤナーナは取らされた可能性すら考えられるわけで(まあ、ヤヤナーナが関係していたのは、勇者のみで、死神は関係ないという可能性もありそううですが)、そう考えると、風のアトモスツールことシーマがいたカイルン遺跡というのは、大破壊の反動から、禁忌の場所扱いされていたか、そうでなくても、誰も近寄らない場所になっていた可能性すらありうるわけです。
過去の経験からくる反動で、そういう場所には誰も近寄らない、あるいは、近寄っても、既に風化しているだろうという風に、タカをくくって、そういう場所に近寄らなかたり、管理を怠ったりしているし、葉っぱ人間の正体、たとえば、古代ヤヤナーナの軍事基地において、管理していた敵の兵士のサンプルで、放置されている間に、勝手に増殖して、場合によっては、カイルンの森に収まりきらないで、特にヤック族が、ヤヤナーナ市街まで、手を伸ばして、人を襲うようなことをしていたとしたら、管理不行き届きどころの話ではすまないでしょうし。

ここに挙げたのは、あくまで、推測ではあるが、ヤヤナーナの考古学者たちは、一部の物好きを除いて、エルの兄が行方不明になった事故にまつわる一連の行方不明事件のこともあり、カイルン遺跡には、誰も近付かないようになっていたわけですが、そういう事情があったにしても、過去の大惨事に関わるアイテムを使って、壮剣や死神の力の継承者が、それに乗って、サンサディアに現れるというのは、死神が過去に起こした破壊を考えれば、死神を名乗る少女が、当時のテクノロジーで作られ、今は失われたロボット兵器に乗って、死神に関する資料が豊富にあるサンサディアにやってきて、おまけに、かつては死神を倒したであろう勇者も、死神と一緒に行動をともにしているわけで、りっぱな死神になるために、サンサディアにある資料を見せろと要求するのである。

そういう場合、歓迎されるとは考えにくいわけですし、シーマを管理していたを保管してたサンサディアが、長い年月の間に、記憶が薄れてしまい、保管が形ばかりになっていて、それが原因で、遺産を奪われたとしたら、責任を問われるとは思いますしね。

ウォーゼルが、アルト達に、それを示唆しているわけですから、そいつを正直に言うかどうかは別にしても、サンサディアの姿勢がゼルロット博士と同じものなら、歓迎される可能性は残されますが、ゼルロット博士のやっていることは、考え方の一つであり、異端扱いされていたとしたら、サンサディアの出方によっては、アルト達は、世界に弓する反逆者か、世界を破壊しようとしている大悪人扱いされて、早いうちに抹殺されかねない危険性だってあるわけで、アルト達に世界を変えるように行動せざるを得ない状況に追い込む危険性だって、あったはずなのだ。

結局、シーマは破壊され、敵の存在が示唆されたに過ぎなかったわけですが、親切顔で、近道の手段教える振りをして、最悪、アルト達が世界を敵に回しかねない状況に追い込むようなことをしているわけだよなあ、ウォーゼルは。
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by kwanp | 2008-12-06 22:53 | コミックス
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