2005年 07月 12日 ( 1 )

徒然なるままに轟鬼9

というわけで、今回は、太鼓の特訓の話で、響鬼&轟鬼コンビです。

夏仕様の白装束に着替えて、現れる謎の男(笑)

そして、やたらハイなドロタボウの童子と姫(爆) 

明日夢は、ブラスバンドで、ホイッスルの担当になったようですが、それが気に召さないようで、
練習が実に入らず、ミスを何度もしてしまいますし、轟鬼も、自分は弦の鬼なのに、専門外である太鼓の練習をさせられるという不本意な状況に納得がいかずに、練習が実に入りません。

まあ、轟鬼は、鬼に成り立て、明日夢は高校に入りたてということで、作品内で、音撃戦士サイドと、日常サイドで成長を描くのにうってつけなキャラという側面もあるので、上手くいかない、最初の頃のもどかしさを書こうという意図のある話しだと思いますが、しかし、響鬼は妙に仕切りたがるし、轟鬼は妙にふてくされているし、無理に波風立ててますといった感じの話作りでしたね。

そもそも、轟鬼は猛士のなりたてではなく、斬鬼について、2年も修行していたわけで、夏の魔化魍には太鼓しか効かないというのは、ある程度わかっているはずだと思うのです。
それに彼は、生来の生真面目な性格から、何事にも、真面目に取り組む性格のはずで、
しかし、これが斬鬼さんの指導だったら、不得手な太鼓でも、尊敬する師匠の言うことに何か意味があるだろうと深読みして、がむしゃらに太鼓に挑んだと思うのです。
しかし、今回は、響鬼とくんでのドロタボウ退治。と勝手が違うわけですが、どうもこれは、轟鬼の斬鬼さんばなれの第一歩なのではないか? という気がします。勿論、不得手なことを、やらなければいけないときに、それをひたむきに頑張らないといけないということもある斗思いますが、それだけではないのではないか、という気もします。
というのも、現在は、斬鬼さんがサポーターとしてついていますが、彼とて、いつまでも、轟鬼
の横についてくれるとは限りません。不慮の事故だってありうるわけです。
加えて言うなら、アミキリの一件で、轟鬼が見せたDaの扱いに、今回の変身のときに、響鬼を巻き添えにしようとした、不注意など、彼一人だと、細かいところに気が回らないなど、新人とはいえ、問題もあるわけですが、鬼となった以上、一人で何とかしないといけない場面も多々出てくるでしょうし、以前ならともかく、最近の敵が色々な試みを仕掛けてくる状況下では、彼一人で他の鬼と組まねばいけないときも、出てきてもおかしくはありません。
そんなときに気が進まないとか、気が乗らないとか、言っていられません。なにより、人の命がかかっているわけですから。
つまり、響鬼は、今回の仕事を通じて、そういうことを教えたかったのではないか、という気がします。

ところが、今回の話は轟鬼と明日夢ガ一歩成長するということを中心に書こうとして、彼らが現場に不満をもって、それに身を入れないという風に書いているわけで、これはどうかな、と思うのですけどね。
成長するためには、何かを学んで成長する側が、言動に問題があったり、不服なのを書けば、より映えるのかもしれませんが、明日夢も響鬼に会って、数ヶ月、轟鬼も、鬼になって、しばらくしていますし、正面から向き合って、今回の特訓の意図を噛み砕くとまでは行かなくても、詳しく話せば、彼も、その意図をわかってくれる人間だと思うのです。
成長する人間が、間違った行動をとったり、人格的に問題が無ければいけないという、書き手の固定観念が強く出ていた話ですね、今回は。
寧ろ、彼らはどんなポジションでも、ちゃんとこなそうとして、力を入れすぎて、却って失敗したり、先走ったり、空回りしてしまうタイプだと思うのだ。
むしろ、自分のやるべきことがわかっている人の方が、かえって、やらないといけない事が見えてしまっているので、その通りに、そして上手くやらないといけない、というプレッシャーがかかってしまって、萎縮したり、力みすぎたりするのだと思うのだ。
とはいえ、この二人、教える側と教えられる側という意味では、相性が悪い組み合わせで、響鬼の場合は、1教えて、10悟るタイプで無いといけないし、轟鬼の場合は、噛み砕いて、一つ一つ丁寧に、理由を説明しないといけない。そして、人一倍遠回りして、間違いを体に叩き込むタイプであって、最初から理由もロクに教えずに、太鼓の練習をさせても、上手くいくわけが無いのだ。
いつもの響鬼なら、あるいは、もうちょっと、懐の大きな態度で、うまいこと、轟鬼のやる気を引き出していたのかもしれないが、今回は、自分が紅にならないといけないし、これは、1時間しか変身できないバージョンで、その力を引き出すためには、鍛えなおしたりと、色々と段取りを踏まねばならないことがあって、響鬼のようなおおらかで、他人のことにも、気が回るはずの大人でさえ、そんな余裕を無くすほど、精神を集中して当たらねばならないことではないのだろうか、紅になるということは。
そして、紅だけで、ドロタボウを全て、倒させるわけではないのだろうから、他の鬼がそのサポートに回るという形で、紅をフォローしないといけない。つまり、響鬼は1時間しか持たない己で、その足りない部分を轟鬼に任せることで、鬼として、大事なことを教えようというのだろうと思うが、やっぱ、やりかたが荒っぽいですよねえ(笑)
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by kwanp | 2005-07-12 21:00 | 特撮