2009年 04月 05日 ( 2 )

夢の守人1

ユリを守るために、ウルフオルフェノクの正体を明かして、彼女を守ろうとするタクミ。しかし、彼女の顔には、おびえの表情が、そして、タクミの脳裏には、彼女のオルフェノクは誰だって嫌いということばがよぎる。

まあ、オルフェノクは、人にまぎれて、人を襲うというような噂が流れているわけで、人を襲う化け物という認識が一人歩きしていることもあるのだろうけど、基本的にそれは他人事、自分に降りかかるはずがないと思っていた話のはずで、そのオルフェノクが自分が仲良くしていた人間だったという事実が突きつけられていて、騙されていたと思い込んでのショック(噂の範疇でしか、オルフェノクを知らないわけだから)を受けた顔で、タクミを見ているユリ。

一方、撃ち合いでディケイドをふっとばすディエンド。さらに攻撃を加えようとしたところへ、ロブスターオルフェノクが襲い掛かってくる。ラッキークローバーに入りたいと騙されて、攻撃を加えられたのだから、当然の如く怒るわけだが、ディエンドは、最初からファイズドライバーが目当てで近付いたと嘯く。
「ファイズギア、かつて、ある企業によって開発された貴重なお宝だ」とファイズノベルトをどうするつもりだ、と問うディケイドに対して、説明し、「世界には僕達の想像をも、超えるすばらしいお宝が眠っている。僕はその全てを手に入れたいんだ」と語るディエンド。
それを泥棒か、とばっさりと切るディケイド。
それを聞いて、癇に障ったのか、加速して、ディケイドになぐりかかり、さらにブラストを打ち込むディエンド。

まあ、お宝捜しをする人間に限らず、「すばらしいお宝」というのは、あくまで、宝を追い求めるものたちの価値観でしかないわけです。しかも、ラッキークローバーが性格に問題のある連中なのは同感だとしても、そういう連中を利用して、ファイズドライバーを手に入れよとしているわけですが、自分が目的を果たすなら、手段を選ばないタイプですし、怪盗とか、義賊とか言っても、しょせんは泥棒でしかありません。

しかも、人を利用したり、それを持っている連中から、お構い無しに盗もうとしていることからも明らかで、すばらしいお宝を手に入れたいということを言ってても、それは自分の言っていることを一方的に押し付けているだけでしかない、それも、そのすばらしい宝を、自分だけのものにするためにのみですから(そのすばらしいお宝に関して、海藤に所有権があるわけではない)。

いってしまえば、典型的な略奪者でしょうね。

士の一言は、海藤のやっていることを身も蓋もなく、言い当ててしまったいるからこそ、ああいう態度に出たのだと思いますが、士も、海藤のことをどうこう言えるような人格じゃない(ユウスケがフォローした結果の美味しい所取り、一方的に問題のある写真を売りつけ、金をとるなど)わけですから、同族嫌悪でしかないのですがね。

ディエンドに吹っ飛ばされ、地面にたたきつけられた彼と、ファイズドライバーを挟んで、同じく地面に倒れていたウルフオルフェノク。正体であるタクミの姿に戻る彼を見て、「オルフェノクだったのか」と驚く彼ですが、
グロンギ語を使いこなす彼が、ファイズドライバーはオルフェノクしか使えないというようなことを知らないわけはないでしょうから、啓太郎の役回りだったと思ったら、巧の役回りだったということで驚いているだけだと思いますが。

オリジナルの巧は、昔、死にかけたことがあって、それでオルフェノクになってしまったわけですが、それを知られることで騙されたとショックを受けて、人が遠ざかっていくことから、人とのかかわりを避ける、そして、わざと偽悪的な態度を取って、人と距離をとろうとしていたわけで、タクミの気弱な態度とも、人と波風を立てることを恐れて、あいまいな態度を取ってたりするという意味では代わらないところがありますし。

タクミは這い蹲りながら、ファイズドライバーに近寄って、ファイズフォンをあけて、5826のボタンを押して、オートバジンを変形して、呼び寄せてから、ビーグルモードに変形させてから、ユリに乗って、と声をかけると、ショックを受けたままの彼女と一緒に逃げていき、それを阻止しようとするディエンドがディエンドライバーでうとうとするのを制止する士。
しかし、取り残された二人はラッキークローバーに囲まれてしまうものの、ディエンドが銃をぶっ放して、透明になって、その場を逃げて、一人取り残された士は、「オルフェノクがファイズをやっていた・・・、か」

とか言っているわけですが、本当に知らなかったのか!?

記憶にむらがあるのか、それとも、忘れているのか?

一方、オートバジンで逃げ出したタクミですが、ユリに止めてといわれ、一度は渋るが、さらに止めて、といわれて、渋々とオートバジンを止める。
大丈夫と声をかけるタクミだが、ユリに「いやっ!!」と拒絶されてしまう。タクミの正体が明らかになったショックが冷めないうちに、二人で逃げてきたわけですし、前述したように、ユリはオルフェノクに関する知識は、噂以上のことは知らない、いや、知っていても(人がオルフェノクになるということは噂でも語られている)、それが元は自分と同じ人間であるということをスルーしているというか、考えないようにしているみたいですから。
つまり彼女からすれば、自分ひとりで、自分に招待を隠していた、口の悪い言い方をすれば、騙していた人間と一緒にいるとも思っているのかもしれないから、拒否反応が出るのは、ある意味、やむをえないのかも。

僕はオルフェノクだから、と、その反応を受け入れるタクミ。「ずっとオルフェノクだったの? 隠していたの?」と訊ねるユリに、「学園にいたかった」といってから、ごめんと謝るタクミ。

まあ、正体を明かして、それで受け入れてくれる人のほうが少ないわけですし、それを行うのは分の悪い賭けでしかないのですからね。大事な相手に嫌われたくはない、という心情は無理もないとは思います。
まあ、口でタクミが、人間の敵じゃあないとかいっても、そう簡単に信じてもらえるわけは難しいですから。

それでも、オルフェノクのことを、通り一遍くらいにしか知らなかった彼女にしてみれば、いきなり、その事実を、それwも身近な人間が正体を隠していたということを突きつけられていたのですから、ごめんといわれても、騙されているというショックは隠せないのは無理ないでしょう、どんな理由があっても。

これまでにもあったことなのか、それを謝ってすむ問題ではないことでもあて、一人で、オートバジンに乗って、さっていくタクミ。それを見ていた士はタクミを追いかけるのですが、一応、送ってやれよ・・・。
っていうか、ユウスケはどうした!? こういう場面でおせっかいを焼くのが奴だろうに?

「僕はオルフェノクだ、こんなもの、意味はない」と橋の上から、ファイズアタッシュ一式を放り投げ、走り去っていくタクミ。その様子を影から見ていた士。

まあ、一番守りたい相手に拒絶されたショックがでかいのだろうけど、タクミにとっては、ファイズドライバーは正体を隠すアイテムでしかなくて、それ以上の意味はなかったということなのかもなあ。
まあ、オルフェノクの姿で闘うのと、ヒーロー然とした姿で戦うのじゃあ、そりゃあ、見る人間に与える印象は全然違ってくるわけですからねえ、同じ善行をしていたとしても。ましてや、オルフェノクとイメージが、都市伝説で語られているようなイメージを強く信じられているとすれば、タクミのように大事なものを守りたいということで闘っていたとしても、それを見た人間が、そう受け止めないでしょうし、それだけならともかく、オルフェノクと一緒くたに判断されてしまって、人々から命を狙われる危険性だってあるわけですし。
事情を知らない人間から見れば、常人離れした者たちが闘っていれば、どっちも同じバケモノに見えてしまう危険性は高いのですからね。

正体がばれた今、正体を隠すための道具は必要がないということなのか?

そのファイズドライバーを回収した士にカメラを返すユリ。
ユウスケが「もったいないねー、捨てちゃうなんて」とか言っているわけだが、ユウスケの場合は、アークルは自分と同化しているわけだから、外付けの装置で変身するヒーローが、正体がばれたから、それを隠れ蓑に使う必要がないから、捨てるという感覚がピンとこないのかもしれませんね。
まあ、キバの世界では、王の座を追われて、キバットを奪われたわけですし、龍騎の世界ではずっと龍騎やナイトの力を使っていた、ブレイドの世界では、理不尽な理由で、ブレイバックルを奪われてて、それを取り戻すことに拘っていたわけですし、ユウスケ自身は、惚れた女のため、今は、みんなの笑顔のために戦っているわけですから、力を手放すという意味では、ピンとこないのは無理からぬ部分があるし、八代を失って、それでも立ち上がって、闘おうと決意したということもあるのでしょうけど。前者の理由でピンとこないなら、まだしも、後者の理由でピンとこないのは、理解しようとして欲しかったかも。

しかしそういう意味では、ファイズとして戦うという意味合いは薄くなってしまうというか、都合が悪くなれば、いつでも簡単に放り出せるシロモノでしかないのかもしれないですね、タクミにとっては。

まあ、今のところ、ユウスケと違って、タクミはまだ完全に失ったわけじゃあないからなあ。そういう意味では、考えたくはないのかもしれない。

「そもそも、なぜ、奴はファイズになって、仲間と同じ怪物になって戦っていたんだ」という疑問を、アルバムを開きながら、呈する士。
まあ、ライダーの場合は、同族殺しという十字架をもっている存在であるわけですが、グロンギ語やら、色々と平成ライダーの知識に詳しいのに、敵の怪人と同じような存在であるという基本設定を士は知っているのではないかと思える節があるのに、そういうことを口にして、訊ねているわけですが、そういう認識もすっぽりと、失われているのか、それともタクミの闘う理由を知りたいから聞いているんのと、ユリがいるから、あえて、彼女に合わせて、タクミやオルフェノクのことを怪物と呼んだのか?
ヘタにタクミに肩入れすれば、警戒されるから、という判断の元なのかもしれないけど、簡単に怪物という言葉は使って欲しくはないなあ。

ユリはアルバムをめくり、写真を見るユリ。「これがタクミ君ですか」とたずね、いい顔で笑っていますという夏海。

でも、「これも嘘だった、私知らなかった、タクミがファイズだってことも、オルフェノクだってことも、本当の顔じゃあなかった」と泣きそうな顔になりながら、告げるユリ。

まあ、正体を隠していたわけだし、それが、オルフェノクだったから、自分を何かの必要があって、傍にいて騙していたのかもと、疑うのは無理からぬところがあるし。

ユリの言葉に、「本当の顔なんて、誰にも写せない」「何百枚取ったって、別の顔が映る。同じ顔なんて、二度と取れない。だから、俺たちは写真をとるのじゃないのか?」

「タクミの顔」

「面白いじゃないか、とってみたくなったぜ、あいつの顔」


一瞬、垣間見える、心をひきつけて話さない何かを追いかけて、それをつかむために、技術を磨くのだと思いますし、士の場合は、何をとってもピンぼけ写真になってしまうわけだから、捉えたと思っても、それが望む形で捉えられない、自分の知りたいものに迫れないから、もどかしい部分はあるから、ユリに対して、珍しく、アドバイスめいたことをいえるのかもしれないが、普段が普段だけに、そういうジレンマ抱えても、普段の言動がぶち壊していて、手前味噌な理屈に収まってしまってますけどね・・・・。
公園にいたタクミの前に現れた海藤は、彼のことオルフェノクと言ってのけ、自分の名前を名乗るものの、人間のつもりか、と言い放つわけですが、自分の目的であるファイズドライバーはどうしたと訊ねるわけですが、交渉相手をバケモノ呼ばわりしておいて、素直に答えてもらえると思っているのだろうか?

知らないというタクミに対して、ベルトをつけたい気分にしてあげる、とディエンドライバーでタクミを撃つわけですが、ウルフオルフェノクに変身したタクミに違う違うと駄目だしをして、自分に都合よく振舞うことを強要する海藤。
ウルフオルフェノクが攻撃してくるのを見て、図に乗るなオルフェノクごときが、と反撃し、フェンスの向こうの一段したの部分へ叩き落す海藤。
ベルトは捨てたというタクミに対して、嘘だと決め付ける海藤。自分の価値観でそのベルトを見ていて、タクミがどういう価値観でベルトを見ているかに関して、かけらも考慮しようとはしていない?
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by kwanp | 2009-04-05 22:04 | 特撮

夢の守人2

そこへ、「そいつの言ってることは本当だ」とファイズギアをもって現れる士。
ウルフオルフェノクの変身を解くタクミ。
「ファイズギアをそいつに渡すつもりか」という海藤。
「俺はこいつの顔を撮ってみたくなっただけだ。それにこいつはもう、これを捨てた。こいつにはこんなものよりも、もっと大切なものがある。ファイズギアよりも、ずっと大切なものが」
という士を見るタクミ。
「それだけは捨てられないはずだ」と叫ぶ士。

タクミの事を理解したかのようなせりふを言うのだが、前の場面でのシーンは、いってみれば、本当のことが分からないまま、あっちこっちの世界をさまようことに為り、暗中模索で世界を渡らないといけない自分のも当てはまることだから、言えたせりふだと思うし、ユリが大切であろうことは、タクミの戦いぶりを見れば、明白であるわけだし。まあ、序盤の平成ライダー大戦から、ひょっとしたら、タクミに感情移入できる要素が、なにかしらあったのかもしれないが。

ただ、知ろうとするのは、タクミのためではなく、自分のため、タクミを理解することで、それを追いもとめる自分を理解したいから、ということなので、おためごかしなのですよね。

破壊者といわれてでも、闘い続けないといけない自分と、ユリにオルフェノクのことを嫌いといわれても、それでも闘おうとするタクミと理解しやすそうな要素がそろっているからだとは思いますが。
しかし、それを言わせるためにか、ファイズはオルフェノクでないと変身できないとか言う設定を忘却したかのようなそぶりはどうかな、とは思いますが。

「ファイズギアよりも価値のあるもの? そんなものない、それを渡せ、士」とディエンドライバーを突きつける海藤。ライドブッカーを取り出し、応戦しようとするが、反応が遅れて、銃弾ではじかれて、海藤の手に取り上げられてしまう。
たいした価値はないとライドブッカーを両断する海藤。それに眉をひそめる士(海藤にたいしたことはないといわれたからか、それとも、海藤相手に出し抜かれたから?)。

しいていえば、士と海藤の違いは理解しようとするものと、理解しようとしないものの違いということか?

そこへ、士と海藤の間を、いつものミラーのような壁でさえぎる桜井もどき。海藤に、「おかげで厄介者を始末できるよ」と言い残し、士を連れ去っていき、バルトを奪われたことのほうがショックは大きい海藤。そこへやってきた夏海に士のことを聞かれて、すっとぼけて(獲物をほかにとられたくはないから?)、「どうしたんだい」と聞き返し、ユリがいなくなったことが耳に入ったタクミはユリを探しに走り出す。

自分のインスタントカメラを探すユリ。そこへ現れるラッキークローバーの紅一点。大声を上げると強がりを言う彼女に、平然とどうぞという紅一点。

彼らが学校内で、人を襲い始めたわけですが、ファイズはいなくなったというけど、一度撃退しただけで地名的ナダメージとか与えたわけでもないのだし(汗) それともガミオが復活したときのような、何かの力が働いた、ということなのでしょうかね?

どこかの海岸に士を寄れ去った桜井もどき。彼は「ようやく、このときが来た」と邪魔者を排除するチャンスがやってきたことを嬉しそうに語るのですが、士は、彼の目的がわかっているようですが、龍騎の世界、ブレイドの世界で彼らがやってきたことを考えると、特別な資格がなくても使える、高性能なライダーシステムの開発(ディケイド、ディエンドに対抗する力を手にして、目的を果たすため?)というのは確実でしょうけど、おそらくは、9つの世界の滅亡を避けるということも目的にあるのかもしれませんね。
最初はそれを士や海藤を使って、それをやろうとしたけど、どちらも、おそらく、士はその力に溺れて、暴走したか、その目的を果たせなかった、海藤は盗人家業に精を出して、自分の欲望を満たすことしか、やろうとしないので、ああやって邪魔をしていたということでしょうけど。
そして、桜井もどきはリュウガを召還する・・・・。

生徒たちを葬り去ろうとするラッキークローバー。運がよければ、オルフェノクに慣れるかも、と人をあやめることに関しては、考えを及ぼしていない。
そこへ、駆けつけてくるタクミ。って、良くこの場所がわかったものだ・・・・。

生徒たちは口々に、タクミがオルフェノクだったことに対する驚きや、バケモノだったのというような言葉を口にし、ユリはその言葉を聞きながら、タクミの戦いを見守る。

それを見物していた海藤は「何がファイズギアよりも価値のあるものだ」と嘯いて、その場を後にし、写真館に乗り込んで、ユリを探していて、一端、戻ってきたユウスケに気を失わせて、キバーラに桜井もどきのいる場所を問い詰める。携帯を使わないのは、写真館に残っているのがキバーラだからだろうか?

リュウガに追い詰められる士。桜井もどきが「さようなら」と言ったところに、海藤が現れて、ディエンドに変身して、リュウガを加速で翻弄していくがドラグブラッカーおw呼び出すが、負けじとキバを呼び出し、キバを呼び出し、「バケモノにはバケモノだ」という。

まあ、バケモノという呼び方はある意味、仮面ライダーというか、ヒーローに関して、つき物名呼び方であるわけだが、こういう言い方をする場合、ヒーローと呼ぶのにふさわしくないから呼ぶ場合(私が感想などで、呼ぶ場合は、こういうケース)と、単にその存在に対し、分類上でそう呼ぶ。相手に対して、理解しようという姿勢に書ける場合がありますが海藤は後者のようですが、いくつ者世界の住人を軽く見るような態度にも、なにかしら、理由があるということでしょうか?

士が、というより、ユウスケの説得によって、キバの世界をクリアして、力を取り戻した、まあ、ワタルやその父親との関わりも含めて、キバの世界をクリアして、手に入れた(取り戻した)力をあっさりと使っていて、しかも道具扱い(ディケイドが強く見えるような演出が目立つ、この作品ですから、士も人のことは言えないのかもしれないが、キバをキバアローに変形させて、ファイナルベントでとどめを誘うとするリュウガを倒すディエンド。

その場から脱出しようとしたディエンドたちに、お前たちは相容れない、というのだが、情報だけ持っていて、道具扱いにしか考えないで、相手を見ようともしないディエンドと、一応、相手を理解しようとするディケイド。
まあ、このまま行けば、相容れないのは、無理からぬ話だとは思えてしまうのですが。
単にキバを道具扱いするだけではなく、海藤は自分の思いを通すためには、相手のことはお構いなし、というか、まったく考えないで、自分お考えだけを押し付けて、ごり押ししようとするから、ぶつからずに済むなんていうのはかなり難しいと思いますし。

元の場所に戻った士にライドブッカーと交換で、ファイズギアw手に入れる海藤。
ファイズギアよりも大切なものがあるといって、タクミのもとに向う士。大切なものがると言うより、大切なものがあるのを見たいということで、ある意味、理解しようという姿勢は、とりあえず見せているけど、ある意味では海藤と変わりないのですが、彼の邪魔をしてやるとか言ってた士ですから、海藤に対して、優位を示すために、自分はそれを知っているというようなことを匂わせると言うか(実際、それがあることを高い確率で、知っていたわけではあるのですが)。

ラッキークローバーに叩きのめされるタクミ。追い詰められた生徒たちの中にいたユリはカメラを落とす。

ドラゴンやロブスターにさらに追い詰められる生徒たち。ドラゴンオルフェノクの進む先に、ユリのカメラがあり、踏み潰されるのを何とか阻止しようと、ドラゴンオルフェノクの足にしがみつくタクミ。

カメラを落とすというのは、この混乱した状況じゃあ、むりからぬところはあるのだろうけど、ちょっとわざとらしい気もするが。

そして、タクミは、カメラをユリの夢といって、死守しようとする。自分がいいと思ったものを、ユリもいいと感じていた、オルフェノクであった自分と人間であるユリが同じ物を見て、同じように(完全に、ではないと思うのだが)いいと感じた。オルフェノクは、人間から変化した存在であるわけで、彼女と一緒にいたら、自分も、人間であることを忘れないで済むのかもしれない、と思ったのだと思うが。
ユリにとっては、多分、ささいな、なんでもないことを、タクミは大事なことだったわけで、だから、ユリの夢を守りたいと思ったと語るタクミ。

ぶっちゃけていえば、それはあくまで個人的というか、自分と同じものの見方をしてくれる人を守りたいという個人的ナ思い出しかないし、しかもファイズは自分がバケモノであることを隠すための手段でしかないわけで。


だからこそ、ユリに正体が知られた今、それを隠す意味は彼にとってないわけだから、捨てたわけで。そういう意味では、ファイズとして、ライダーとして、戦うという意味合いは、タクミにとっては薄く、ファイズとして闘う意味合いは薄いのかもしれない。ただ、正体を知られて、ユリから怖がられても、それでも、その思いが捨てられない限りはタクミは闘えるわけで、そこから、闘う理由が広がっていって、ヒーローに昇華できる余地はあるのではないか、と思えてしまうが。それをただ、自分と同じ思いを抱ける人間を守りたいという思いにとどめていたとしたら、彼の戦いは結局、個人レベルの戦いで、龍騎と同じく、怪人たちの物語でしかなってしまう危険性は孕んでいるわけですが、

そこへ駆けつける士。裏切り者のオルフェノクを庇うつもりか、タイガーオルフェノクに言われ、「オルフェノクだ、人間だなんて、関係ない。こいつはただ、自分の大事なものを守りたかっただけだ」という士ですが、誰にだって、大事なものはあるわけだし、それを守るために必死で戦うのであれば、悪にだってできる。
士の場合は、自分が何者かわからない、自分が何のために戦えばいいのか分からないわけですから、ユリとの思い出を大事に抱えながら、その思い出や、ユリの夢を守るために闘っているタクミの思いを見届けたいというか、タクミの夢を守ることで、自分も、大事なもののために闘うことが出来るかもしれない。
オリジナルファイズで巧が、夢を守るために戦ったのと同じようなスタンスといえないこともない。

「そんなちっぽけな」というロブスターに、「ちっぽけだから、守らなくちゃいけないのだろう」という士。
たいていの人が、ちっぽけだとか、こぼれ落としてしまうものを守るために闘う、そして、闘う力を持つ子尾Tが出来るというのも、ヒーローである条件のひとつではあると思いますが、士の場合は、自分が何者だか分からないから、人の戦う理由を守り、支えることで、タクミの戦う姿から、自分にとって、そういう闘う理由が何の意味を持つのか、学び取るというか、感じ取りたいといったところなのでしょうか?

その言葉に頷き、立ち上がるタクミ。同時に力を取り戻すファイズ系のカード。タイガーオルフェノクの何者だ、という言葉に、通りすがりの仮面ライダーだ、と答え、変身する士。ドラゴンロブスターを相手取るディケイド。たくみもウルフオルフェノクへと変身する。

裏切り者のオルフェノクと人間一人で、僕達三人を相手取るというのか? と理解に苦しむという顔でいるタイガーオルフェノク。そこへやってきた海藤(彼のかばんから取り出したので、アタッシュは? と思うが、オリジナルでも似たようなことあったからなあ)は、僕のたびの行き先は、僕だけが決める、とタクミにファイズギアを渡す。

そして、タクミはファイズへ、海藤はディエンドに、二人並び立って、変身する。どういうつもりだ、というディケイドに対して、まだ、見せてもらっていないからな、ファイズギアよりも大切なものを、と答えるディエンド。

己の欲望のためだけにやって、そのためなら手段を選ばないというだけのことなのでしょう。

ディケイドはディケイドスラッシュ、ファイズはスパークルカットで、ドラゴンとロブスターをそれぞれ倒し、ディエンドはホーミング攻撃をタイガーにお見舞いする。

タイガーの力で蘇った、ドラゴンとロブスターが、襲い掛かってくるのを身ながら、FFRでファイズをファイズブラスターへと変身させ、ジャンプしたタイガーオルフェノク相手にぶっ放し、地面にたたきつける。

攻撃しようとするディエンドに対して、俺たちが決めると、FARでラッキークローバーを倒すディケイド。

そして、FFRを解除したファイズは変身を解いて、ウルフオルフェノクに戻り、他の人たちがおびえて、逃げていく中、一人、逃げないでいたユリにカメラを手渡し、去っていこうとするが、

「私の夢、守るなら、写真集が出すまで、付き合いなさいよ」

と引き止め、ウルフオルフェノクの手を握り締める。ウルフオルフェノクから戻って、ユリに向かい合うタクミ。

ユリは分かってもらえたとはいえ、学園の人たちも正体を知って、おびえたままでいるわけだし、タクミもそうだが、ユリも、正体を知った回りの人たちと向き合っていかないといけないわけですから、そういう意味では、ユリの夢を守るためにファイズとしてオルフェノクと闘っていくだけではすまなくなったわけで、ある意味始まり、でもあるのですが。

それを撮る士。一方、海藤はオーガギアやサイガギア、デルタギアにライオトルーパーのベルトを見つけ、宝の山と狂喜する。

ある企業がオルフェノクと闘うために、ということですが、みっつのベルトは王を守るため、帝王のベルトは、それを基に作られたものですから、オリジナルとは違う理由ですが、今回の話だと、正体を隠す以外にファイズとして、闘う理由がないので、人として、ファイズとして、タクミが闘う口実を作ったということなのか?

なにしろ、ユリの夢に付き合うということで、ユリがタクミを受け入れたという結果だけでは、あくまで、タクミ個人の物語であるし、タクミにとって、ファイズは、正体を隠すための隠れ蓑でしかないわけですから、ユリが巧みを受け入れたとしたら、それこそ、タクミがファイズでいる理由は存在しなく為ります。
つまり、タクミが、人として、ファイズとして戦うようになる余地を残すために、ライダーズギアはオルフェノクと闘うために作られたというような理由になったのでしょうね。

帝王のベルトを手に入れ、ファイズギアよりも大切なものはこういう意味だったのだな、と解釈して去っていく海藤。

写真館では、腕を上げた写真を誉める光ですが、ユリが士ノカメラで撮った写真だそうで、士は不機嫌なわけで、しかも士の写真は、いつものピンぼけ。

でまあ、ユリはこれからも、ふたり、同じ物を見ていくのでしょうね、と語り、ユウスケは海藤はとあたりを見回す。

キバーラと口をそろえて、知らないと突っぱね、、海藤に対しての認識を改めさせようとしたところに、絵がまた、代わり、今度はアギトの世界に。しかも海藤が残した、「次の世界では、精々、邪魔をしないように、ナマコも食べられないくせに」というメッセージを残して、去っていく。

自分が何者かを知らないためにタクミの戦いを通して、自分を知ろうとする士と、自分の欲望、9つの世界には、色々とすばらしいものがあり、それを全て手に入れたいという欲望を持ち、それ以外には興味をもたない海藤。理解いようとするものと、自分の興味あるもの以外は興味をもたないもの。それゆえに、海藤はファイズギアよりも大切なものを、自分の尺度で帝王のベルトと解釈して、去っていく、自分の尺度で、解釈してしまったわけですが、士も、あくまで、自分の尺度で、タクミの闘う理由を守るために闘ったわけですし、自分を知りたいがためという理由が主になっているわけですから、すばらしい宝を手に入れたいという自分の欲望優先の海藤と立場的には、変らないというか、見方によっては、士のほうが、ぱっと見道義的に見える分、士自身も自分も道義的な理由で、動いているという錯覚に陥って、海藤よりはマシという感覚に陥りかねない危険性があるわけで、ある意味、士のほうが危うかったりするのですよね。
今回は、ユウスケの出番がなかったのは、士にとって、感情移入しやすい理由だったからで、士が成長したというのとはまた、話が別ではありますし・・・・・。

士の言うファイズギアよりも大切なものと、海藤の認識したファイズギアよりも大切なもの、知らないゆえに知ろうとする、理解しようとする者、既に知っているものということであるが、士の言うことをああ理解したということは、今の士は海藤の知っている士ではないから、彼のいうことは理解できないということか、あるいは元から理解していなかったから、ああいう解釈を平然としているのか。海藤という人間、自分の目的しか見えていないので、士の言うこともまともに取り合っていない可能性高そうですし。このずれが、いずれ、海藤にとって、足をすくわれる結果になりそうな気もしますが。
どちらも、自分のことしか見えていない考えていないでその目を、それ以外には向けていないというのは、同じナのですけどね。
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by kwanp | 2009-04-05 21:54 | 特撮