2009年 04月 19日 ( 3 )

そして、旅を続けて 1

ギルスにベルトを奪われ、変身解除してしまう士。それを見計らったかのように引き金を引いて、士に狙いを定めて、マーキングして、ルシファーズハンマーを放つデルタ。GM-01を放り出して、全速力で士を庇うユウスケ。

いや、そこでクウガのドラゴンフォームに変身するという手は無かったのか、ユウスケ?

危ないじゃないですか、と抗議するユウスケに済ました顔で、「ごめんごめん、士を狙ったわけじゃあないんだけどね」と答える海東。士も嘘付けと突っ込みを入れていますが、士を狙っているだけならともかく、変身解除した瞬間に引き金を引いていますから、明らかに故意でやっているはずですから。

士のバックル返せの言葉を無視して、闘おうとするも、急に苦しみだすギルス。「逃げろ、お前たちみんな、ここから離れろ、奴がくる」と士たちに逃げることを促すギルス。次の瞬間、現れたバッファローロードと、クイーンアントロード(劇場版にでてきたアンノウン)が出現し、「人間よ、そんな力に惑わされてはいけない、ひとはただ、人でさえあればよいのだ」と語り、バッファローロードは手持ちの武器を展開し、十字架を模った攻撃を放ち、放り出されたG-3xのマスクが吹っ飛び、デルタとドレイクが消え、ギルスも変身解除されてしまう。

オリジナルアギトでも、光と闇の二つの青年が闘っていて、光の青年が負けて、闇の青年が勝ったわけですが、光の青年は、やられる前に闇の青年が生み出した生き物、人間に力を与えて、その後、あかつき号に現れて翔一に力を与えて、アギトにして、消えていったわけだが、闇の青年は、それを嫌って、人間が力を得ることを嫌って、アンノウンに力を得かけている人間を襲わせているという背景があるわけですが、アギト知っている人はともかく、知らない人にはきついのではないか、と思いますが、このセリフ。

吹っ飛ばされたショックでカメラがつながったのか、ショウイチの姿が映り、驚き、通信機越しに呼びかけるのだが、その声を聞いたショウイチは一目散に逃げ出してしまう。

それを確認して、姿を消すアンノウンたち。

「大丈夫かい、士」と肩を貸す海東。「ここでは何を狙っている?」と問い正す士に、人聞きが悪いなとはぐらかす海東。いい子にしていてくれよ、とか言っているけど、相手が自分の都合のいいように動いて、当たり前みたいな態度ですよねえ、これは・・・。

士はショウイチを守りに行くと言い張り、ショウイチを見つけるのですが、ショウイチはディケイドライバーを手にして、「これを返して欲しいのか?」といって、「もうお前に闘う力は無い」というのですが、闘う力が無いから、オレを止めることが出来ない、とでも言うつもりなのでしょうか?

オリジナルアギトでは、闇の青年にアギトの力を奪われて、戦意喪失した翔一達を身ながらも、簸川は戦うことを諦めないで、G-3Xを装着して、戦おうとし、涼は、ようやく見つけた絆だ、と翔一を放って置けないといい、翔一はアギトノ力が無くなったとはいえ、それでも、人を守る意思を失ってはいなかった。
闘う力は必要ではあるのだが、それ以上に問われるのは、闘おうとする意思、そして、それを支える何かなのだが、ギルスの力に目覚めてしまったのと、一年以上もの逃亡生活がショウイチから、そういうことを忘れさせてしまったということなのだろうか?

しかし、それでも、「オレはあんたを守る、そういっただろ?」といい、ショウイチの念動力で吹っ飛ばされ、殴り飛ばされる士。

まあ、前回の士の態度もそうだけど、「オレはあんたを守る」とか親切そうに声をかけてくるのには、大きくわけて、二通りのタイプがいて、一つは、本当に相手を心配しているタイプで、もう一つは優越感というか、自分の都合丸出しで関わってくるタイプで、こういうタイプは親切そうにしているけど、信用できないというか、都合が悪くなるとすぐに逃げ出すケースが殆どですからねえ。

そこへ駆けつけてくる夏海が、殴り倒された士に駆け寄って、呼びかける。

G-3ユニットの方では、グロンギを倒した海東をすごいじゃないか、と賞賛する上司の刑事。
「しかし、新しい敵には敵わなかった」といけしゃあしゃあと答える海東。海東のようなタイプはうわべを相手に合わせて、取り繕うことは妙にうまいというか、そこそこ要領がいいタイプが多いのですよね。けど、肝心な部分で、地雷を踏むようなタイプが多いわけですが。
「新しい敵?」と訊ねる八代に、海東は、「グロンギをも倒す新しい敵が出現した」と説明し、ユウスケに同意を求める。ユウスケは、海東はG-3xの力を使わないで闘ったことに口をつぐんでいたわけですが、カメラの角度から、気がついているような気もしますが。
でも、劇場版では、自衛隊の基地に乗り込んだときに、気を失ってアンダースーツの姿で、医務室に転がされていたこともあったから、分かりにくい部分もあるということでしょうかね?

八代はその存在を知っていたようで、未確認生命体と区別するためにアンノウンと呼んでいるのだとか。数度目撃例があるということなのですが、それって、ショウイチを追いかけていて、知ったということなのでしょうか? そうでなくても、グロンギ相手にはともかく、神経断裂弾で対抗しきれない相手だと想うのですが、グロンギと勘違いして、それに応戦した警官とかがいたら、災難どころじゃあないと想うのだが・・・・。
当然、その対抗策も用意しているという八代。G-3X開発の予算が下りたのも、そういう報告を受けて、その存在の危険性を認識して、ということなのか? ひょっとすると・・・・、用意してある対抗策というのは・・・?
上司の刑事は、G-3Xでさえ、パワーが問題になっているということで、危惧するわけですが、彼女の場合、強力な敵と戦うために、性能を追い求めるあまり、それを扱う人間のことを考えてはいないということが問題だと想うのですが(汗)

しかも、これまでの話からすると、それを芦川ショウイチ用に設計、調整したものを、志願したり、つれてこられた装着員に纏わせているわけだから、そんなもの、うまく使えるわけが無いですし。
オリジナルアギトでは、小沢の恩師がG-3Xの人工知能を制御するための回路を作って、それを手渡したわけですが、八代の場合は、そういう人物の存在はいなかったということか?

しかし、ユウスケが出張っているとはいえ、この世界の未確認生命体4号はどうしているのやら? と思うのですが・・・・・。神経断裂弾のように、警察でもグロンギをどうにかできるというめどがついたのか、アマダムの力に振り回されて、力及ばず倒れていったのか? ユウスケを見て、初対面だったみたいですから、この世界での4号は、場合によっては、他の人物か、あるいは警察と接触していない可能性もあるのかもしれませんね・・・。

着替え終わったユウスケは、ロッカールームで、ショウイチが使っていたロッカーに、「ショウイチ、アタシは」と語りかける声を耳にしてしまう。G-3Xを使いこなせるのは、ショウイチしかいないわけですが、その当人がいなくて、未知の敵に立ち向かうことが出来ないでいること、そして、その手段であるG-3X,おそらくはg-4も、その必要性というか、その危機に立ち向かう力が必要だということを殆どの人間が気がつかないまま(グロンギがどうにかできるようになっていることもあり)、それに立ち向かわなければいけない、ということへの心細さなのだろうか?
好きだった女性が、頼りにしている相手がいなくなってもなお、その相手が使っていたロッカーに語りかける、その相手のことを便りに思っている、ということを、偶然にしろ、見てしまうわけですが、その相手の力に、自分はなってあげれないという現実がのしかかってくるわけですから、なおのこと、打ちのめされてしまうものがあると思いますから。
そこへ現れる海東。「どうやら、大切なものはそこにあるようですね」といい、八代を跳ね除けて、ロッカーをあけて、チップを取り出し、「探しましたよ、G4チップ。やはり、完成していたようですね」といい、ディエンドライバーをぶっ放す。
彼の目的はG4だったようですが、G-3ユニットにもぐりこんで、データを奪うって、まんま、劇場版の深海と同じやり方ですからねえ。しかも尾室を丸め込むあたりも同じだし(汗)
目的の物を奪うのには、手段を選ばないし、相手がそれをどれだけ大切にしているか気にしないから、どんな手段でもとれて、奪えるということか。
ある意味、天道以上に平成ライダーを象徴するキャラなのかもしれない。

殴り飛ばされた士を介抱する夏海。どうかね、と声をかけてくる光。いつもの士らしくは無いという夏海。
「人を助けようとしたんだって? 立派だね」
「それが変なんですよ、いつもの士君だったら、ちょっと、人に手出しされただけで10倍返し。悪いな、忘れた、ボコボコボコ」

と士の性格を端的に表現する夏海。実際、その通りですからねえ・・・・・。

「人を凶悪犯みたいにいうな」

と言い返すわけですが、実際、海東がいるから、マシに見えているだけで、自分が相手に嫌がらせするのであれば、そのためには手段を選ばないし、それで巻き込まれた人間がどういう思いをしようとお構いなし、というのは、変っていないわけですからね。
海東は、ばけものには、ばけものということでキバw召還したことがありましたが、前回、カメンライドした時には、ケモノにはケモノとキバ・ガルルフォームにカメンライドしてましたから、表面上はともかく、肝心な部分には入り込めていないわけで、ユウスケの助けがあったから、なんとかなっていたわけですからねえ。

それでも行こうとする士に寝ててください、といい、どうして、あの人を守ろうとするんですか、と問いかけると、ショウイチへの手紙、差出人は八代のそれを夏海に差し出す。

G-4チップを手にして、それに関して、得意げに語り、お宝と言ってのける海東。お宝という言葉に、顔をしかめるユウスケに、「僕が興味あるのは世界に眠るお宝だけさ」と言い切るのだが、おそらくは、その価値は自分の判断基準で決めたものとかじゃあなく、その価値が妥当かどうかを判断する基準はもっていないと思いますが、この男。

「返してください、それは姐さんのものだ」と詰め寄るユウスケに、「彼女は君の姐さんじゃあない、別の世界の住人だ、わかってるだろ?」

このセリフ自体は同感ですが、海東がそれを分かった上で言っているというよりも、ユウスケに自分の邪魔をさせないために効果的だと、理屈の上でわかっているから、もっともらしく言っているだけなのでしょうね。

「それでもオレは姐さんの悲しむ顔を二度と見たくない」

クウガに変身しようとするユウスケ。

好きだった女性とそっくりな相手を見れば、やはり、心が動くし、その人が悲しんでいたら、放ってはおけない、というのは分かるのだが、姐さんの悲しむ顔という言葉がこの時点でのユウスケの心情を良く表しているように思えてしまう。八代でなくても、誰かの悲しむ顔がみたくないからこそ、行動するのだと思うが、八代だけに限定するというあたりは、彼女を守りきれなかった過去を引きずって、その代償行為をしようとしているという域を出ていないように思えてしまうわけで、会川氏の降板がなければ、そこから先へ進んだユウスケのセリフが聞けたのかもしれませんね。

そういう意味では、この時点でのユウスケは、まだ、クウガの世界のユウスケのままということか。

それに対して、ディエンドライバーを突きつけて、「僕の旅の行き先は、僕が決める。君の旅は、ここで終わりらしいが、ボクは違う」というのだが、旅の行き先は、自分で決めるのはともかく(それが実現できるかはまた、別の話だと思うが)、その旅で、泥棒をやって、人の大事なものを、自分の感情の赴くままに奪っていって、言い訳が無いと思うのだけど。それとも、帝王のベルトに、G-4チップと、海東も何かしら目的があるからやっているといことなのかもしれないが、目的があるから、何をやっても言い訳ではないのだし、そのために、外部からの声を遮断して、思考停止のまま、行動するというのであれば、結局、自分の欲望のままに行動しているのと変らないで、それにもっともらしい口実がついているだけ(それによって、さらに思考停止)でしかないですから、何をやってもいい理由には為りません。

そこへ現れた八代が発砲し、海東に隙を作って、それを取り押さえるユウスケ。それで、とっくみあって、争っているうちに、G-4チップが地面に落ちたのを見て、すかさず、発砲して破壊する八代。

ボクのお宝と声を上げ、参ってしまうな、大切なものの価値がわからないとは、と盗人猛々しいことをいい、さっていく海東。ユウスケに駆け寄る八代。すみません、というユウスケにアレは本当に大切なものを守るために作ったの、という八代。しかし、後述するけど、そのセリフに関しては、説得力が無いような・・・。

それを物陰で聞いていて、ほくそえむ海東。

バッファローロードからショウイチを庇う士。

見ず知らずの士が、自分を守ることが信じられなくて、「なぜだ、なぜ、そこまで自分を守る」と問いただすショウイチに、八代が悲しむと答える士。

一方警視庁前で、トライチェイサーを引っ張って、先ほどのことを考えながら、歩いているユウスケの前に現れ、士を助けて、と頼む夏海。まあ、いつもは、ユウスケが横で、士のサポートをして、その世界のライダーとの橋渡しをやっていたわけですからね。

「あいつ、どうしたんだ、バケモノみたいな奴を守るなんて言い出して?」と、首をかしげるユウスケ。

ユウスケ、お前もか(汗) ギルスのやってたことって、あの場に乱入してきて、アンノウンと戦っていたわけだから、安易にバケモノ扱いはどうかと思うのですが。しかも、海東一応、ギルスのことを説明していたのに・・・。まあ、先ほどのことがあったから、海東のいってたことも、素直に信じるには抵抗があるというところもあるのかもしれませんが。ただ、オリジナルのクウガでは、クウガも未確認生命体扱いされていたこともあったわけですし、DCdクウガでもその名称で呼ばれていたわけだから、警察に怪人扱いされてしまったこともあったと思うのですから、得体の知れない相手をむやみに、バケモノ扱いするようなセリフをポンポン口に出させるというのはやめて欲しかったと思いますけど・・・。

「バケモノなんかじゃない、彼は芦川ショウイチ、G-3の最初の装着候補者、八代さんにとって、一番大切な人だったんです」と説明し、手紙を見せる夏海。

手紙には、「あなたが私の前を去ってから、数ヶ月がたちました。もしかしたら、前のウチに戻ってきているかもしれないことを期待して、この手紙を出します。私だって、あなたを守ることは出来ます。G-3をより強化したG-3Xであれば、あの怪物たちと対等に戦うことが出来るはずです。どうか、もう一度帰ってきてください。私にはあなたが必要です」と描かれていて、そのショウイチが必要だという八代の叫びが綴られた手紙を読むユウスケ。

八代にとって、ショウイチがいかに大切か、ということが書かれていて、アギトの世界の八代は、自分の知っている八代ではない、ということを痛感させられるユウスケ。もっとも、この想いにも突っ込みどころはあるのだが。

G-3xのマスクを手にして、出動命令は出ていないという八代に対して、「連れて来ます、G-3xの本当の装着者を」というのであるが、決めているシーンではあるのだろうけど、ユウスケは知らないわけですが、結果的に、人の手紙勝手に見たことになるわけだから、その手紙の主の前で得意げに言うせりふじゃあないですよねえ・・・・。

アンノウンから逃げるショウイチは、G-3の完成前に、自分の体に異変が起きて、アンノウンに狙われるようになり、八代の前から姿を消した過去を語る。

怖くなって、逃げ出したと語るショウイチ。そこへ襲い掛かってくるバッファローロード。地面に転がるディケイドライバーとライドブッカー。士に今のうちに消えろといい、変身するショウイチ。
そこへ、ガードチェイサーで颯爽と現れるG-3xを纏ったユウスケ。
「やっと、見つけたい場所の居心地はどうだ」とユウスケに問い掛ける士。
「手紙を見た、芦川ショウイチが八代さんにとって、どういう存在なのか」と答えるユウスケ。自分の知っている八代と違うと知ってはいても、それでも傍にいたいと、役に立ちたいとG-3xの装着員を買って出た彼であったが、それは結局、自分のためでしかなかったということを自覚したようで。

違う世界の八代の傍にいることがみんなの笑顔のために戦うことにつながるわけではないのだから、何かしら違うものを感じていたということでしょうかね。

ユウスケは「どうして、お前は、あの人を守る?」という問いに、士は、「あいつがしねば、八代はまた笑顔を失ってしまう、八代の笑顔がお前の望みじゃなかったのか?」と答えるのだが、ファイズの世界の時は、写真という要因があったから、士が考えて行動するのはたやすかった。今回の場合は、ショウイチ宛ての手紙に、八代の気持ちが赤裸々にか綴られていたから、どう行動すればいいのか、という方針を立てやすかったという側面があったから、言ってみれば、どうすればいいのか、という攻略法付だったから、行動方針を立てやすかったということか・・・・・。
必要な情報を与えられているわけだから、どう行動すればいいのかも、わかりやすいというか、さほど、考えなくても、どう行動すればいいのか、が見えているといえますし。これは二週目のアドバンテージというか、何週目かによって、選択肢が出てくるというような奴なのでしょうかね?

「オレのため?」というユウスケに、早く行けと、士に促され、ガードチェイサーで追うユウスケ。
それを見届けてから、ディケイドライバーとライドブッカーを拾い、ライドブッカーをあけて、力を失ったままのアギトのカードを手に取る士。まだ、果たすべき目的は終わってはいない、ということか?
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by kwanp | 2009-04-19 23:37 | 特撮

そして、旅を続けて 2

ギルスに追いついて、「来い」と呼びかけるg-3x。
「どこへだ」「G-3ユニット、そこがあんたの居場所だ」
ガードチェイサーw降りて、ギルスの方へ歩み寄るG-3X。カメラ越しにギルスの姿が八代のところに届く。

ギルスの姿になってしまった己をさして、「俺は戻れない」と嘆くのだが、まあ、得体の知れない力を手にしてしまったこと、それによって、アンノウンに教われるようになってしまったことで、八代や他の人間を巻き添えには出来ないと距離を作ろうとするのは、無理からぬ話ですからね。
それにおそらくは、グロンギという存在があるから、自分が、ギルスの力を得たことで、周りの人間が知ったとき、どういう反応をするのかが、手にとるように分かりやすかったということもあるのだと思いますが・・・・・。

「八代の姐さんがあんたを待っているんだ」と取っ組み合いに為り、河川に飛び込むG-3xとギルス。
モニター越しに、そのやり取りを聞いている八代。本当なら、彼女も行くのが筋なのだろうけど、ショウイチが距離をとろうとしているところに、彼女が行っても逆効果になってしまう可能性が高いだろうし。

「あんたは、自分がアンノウンに追われていると知って、八代さんを巻き込まないために姿を消した」
ショウイチの本心を引っ張り出すために問い掛けるユウスケ
「あいつを守るためにだ、それしか・・・」「八代の姐さんはとっくに気付いていたよ」
ショウイチの言葉をさえぎって、八代の思いを伝えるユウスケ。そこへ現れるアントロード。GX-05で、それらをぶっ飛ばし、「姐さんはもっと強くしようとしている、なぜか、アンノウンを倒すためだ」とG-3Xの性能を誇示するユウスケ。
「姐さんは強いんだ、オレやあんたが思っているよりもずっと。守って欲しいと思ってない、それどころか、あんたを守るつもりなんだ」と説く。八代の思いを知るショウイチだが、何かあってからじゃ取り返しがつかないし、グロンギとは違う相手で、手立てが無いから、逃げざるを得なかったわけだから、彼の選択も無理からぬものがあると思うのだが・・・・。
そこへディエンドが現れて、G-4チップよりも大切なお宝、早く見せてくれといい、アタックライドブラストや、ブレイドを召還して、ブレイドブレードで蹴散らすわけですが、場所が場所だけに、ライオンアンデッドと闘ったシーンを彷彿とさせますが、海東、そういうことを情報として、しっていて、召還したということなのでしょうかね。
彼のようなタイプは知識だけは豊富だけど、思い入れとかには頓着していないケースが殆どだし。

しかし、銃使いのライダーがヘタレ扱いされる理由の一つは、近接戦闘が弱い、もしくはその手段にかけるというのに、接近戦に持ち込みたがるということがあるのですが、召還したライダーにそれを担当させて、という戦法自体は悪くは無いのかも。絵面的には納得できないものがあるけどさ。

それこそ、ブレイドを米村氏にかかれたことに対する面当て的ナニュアンスで書いた部分が無きにしも非ずというところかな? まあ、クウガ、キバ、龍騎、ファイズと、会川氏がオリジナルじゃないから、どっこいどっこいというところもあるのだけど、それにしたって、他に書く人間いなかったか、と思いますしね。それこそ、井上氏などは、ブレイドの劇場版描いてい経験もあるわけですし。

報酬として、お宝をよこせ、とディエンドがいいかけたところへ、バッファローロードが攻撃を仕掛けてきて、吹っ飛ばされるユウスケたち。

「人は力を得れば、必ず間違いを犯す」
ギルス、G-3X、ディエンドを吹っ飛ばした、バッファローロードが人の未熟さに関して、指摘する。
強力な力を得ても、それを制御しきれない精神で、その力を振り回し、己の欲望を満たそうとして、あげく、自滅するということを言っているのだと思うが、さりげなく、平成ライダーの個人主義の小物ライダー、自分の欲望のためにしか戦わないライダーのことも皮肉っているのではないか、とうがった見方もしてしまいそうだが・・・・。
なにせ、勧善懲悪への疑問とか、否定とか行ってるけど、世界を、正義を守るという使命や責任を背負うのがいや、というか、単に好き勝手したいだけじゃないのか、と思いたくなるような言動のライダーが多かったし、個人主義といても、命や平和、正義など知ったことか、と個人主義で生きるのだって、正義の味方よりも、難しいし、人に共感を得るのは、難しいし、同じ悪役でも光明時博士の脳を抱いたハカイダーとプロフェッサーギルの脳を抱いたギルハカイダーでは、その言動に雲泥の開きがあったわけですから、正義や善に縛られないダークヒーローだったにしても、強力な存在には、ひとかどの人格というか、毒は必要なわけで、その毒を律しないといけないことには変りはないわけですしね。
ただ、バッファローロードは、冒頭の戦いの中で、ギルスにベルトを奪われたときに、「人が力をもつ必要はない」というようなことをいっていたわけですから、ディケイドの存在に関しても、何かしら知っていて、たとえばライダー大戦のことも含めて、そういっているということなのか?

「人は愚かだから、か?」
「そうだ、人は我々が守る、力など必要が無い」
士が現れ、言葉を続け、それに頷くバッファローロード。しかし、光の青年に与えられた力とはいえ、それを発現させた人々を襲い、命を奪っているわけで、あくまで、自分たちの都合がいいうちは、という縛りがつくのも確かなのですよね。

「ああっ、確かに愚かだよ。死んだ女の面影を追って、全てを捨てようとしたり、大切な人を巻き込まないために、自分ひとりで逃げ続けたり、な」
「友達のために体を張ってみたり」

人は愚かだ、という言葉を肯定する士。でも、その死んだ女に関しては、あんたのええカッコしいが一因だったんじゃないか?と突っ込みを入れてしまいたくなるのだが。
しかも、ショウイチに関しては、八代の手紙という詳しい事情を記したシロモノがあったから、ショウイチを守るという行動方針を立てられたわけだから、そういう意味じゃあ、愚かさを自らの血肉として、語っているというよりかは、上から目線で語っているような部分はあるのじゃないか、という気がしてしまうのだが。
まあ、血肉と語りたくても、語るような過去を思い出してはいないということもあるのだろうけど、そもそも、そういう血肉となるような過去自体、彼には存在しないのかもしれないですけどね。
というのも、ディケイドライバーは、見れば分かるように、9人の主役ライダーに変身したとしても、ベルト自体はそのまんまという風に剣のジョーカーと同じような変身システムを使っているわけですが、剣では剣崎が、キングフォームの力を使いすぎたために、ジョーカーと化したという経緯があったわけだが、少なくとも、9つの世界のライダーたちを召還したり、変身したりするわけだから、まさか、ジョーカーの力を使った変身システムの危険性にまったく気がつかない、もしくは知らないなんてことはあるわけが無いと思うので、ディケイドライバーを作った者たちは、場合によっては、その危険性がどれほどのものか、ということを試す意味合いもあって、人造人間、もしくは、ジョーカーの危険性がまんまディケイドライバーに受け継がれていて、その人間が、暴走してしまっても大丈夫な人選、確固たる自我を持たない人間を装着者に選んでいる可能性も考えられますからね・・・・・・。
それに、特異点のカイの例もありますから、この手の、複数の存在の情報を、一人の人間に取り込ませることがどれだけ危険か、という前例もしっかりとあるわけですから、ディケイドライバーを作り出した人間が、その可能性に全然考慮していないということは・・・・・、いや、意外とあるのかもしれませんね。

まあ、士はどこかしら、傍観者めいた観点で、物事を見ている可能性が高いわけで、剣の世界までは、ユウスケがサポートしてきたからだし、ファイズの世界では、写真という身近な要素があったから、親身になれた部分はあるし、アギトの世界では、事情を書いた手紙というある意味、最初から回答を教えてもらうような事をしている(もしかして、士を誘導している存在は、アギトノ世界では、下手に動かれてはマズイ事情でもあるのかもしれないから、手紙を持たせて、それを元に行動するように仕向けた可能性も考えられるが)。


「おろかだから、転んで怪我してみないと分からない。時には、道に迷い、間違えたとしても、それでも旅をして、お前に道案内してもらう必要は無い!!」

と啖呵を切る士。いや、お前は言うほど、迷走するようなことしていないというか、むしろ、正解を提示されているほうだと思うのだけど、お膳立てを整えられていて、その上で、おいしい取りといえるような最低限の言動で、その世界でやることをクリアしてきているし、殆ど、親身になって、というより、傍観者的な態度を崩してはいなかったですが自我が希薄だからこそ、そういう言動になってしまう可能性もありそうですし。

「アギト!?」
その言葉とともに、ショウイチの腰に、アギトの変身ベルトが現れ、士の持つアギトのカードにも力が戻ってくる。

「ショウイチ、それがお前の本当の力だ」
とショウイチの方をぽんと叩く士。まあ、自分がやってきたことが単なる一人相撲ということを思い知らされて、自分のことを思って、待っていてくれる人の存在がいるということが分かったということが大きな力になったということもあるのだろうけど、大切な人がいるから、認めてくれるから闘えるということで、大丈夫だ、と納得しただけで、ユウスケみたいに、その存在を失った上でも、逃げていたときのような孤独に耐えれるのか、という気もするので、進化、というには、いささか、首を傾げてしまう部分を強く感じてしまうのですが・・・・・。
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by kwanp | 2009-04-19 23:36 | 特撮

そして、旅を続けて 3

「貴様、何者だ!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ、変身!!」「変身」「守ってみせる、オレも!!」

ディケイドに変身する士。アギトに変身するショウイチ。決意を新たに拳を握り締めるG-3X。とトリプルライダーが揃い踏みするわけですが、ここは、ユウスケにクウガに変身して欲しかったところですけど。

「たいしたお宝だが、あれは持って帰れないな」と自分の価値観に合わない、もしくは目に見えない、己以外の価値観を理解する姿勢に書けるディエンドは、興味を失い、戦場を後にする。

バッファローロードの横から現れ、ディケイドたちに襲い掛かるクイーンアントロード。

「アギト、許されない、人が神に近付くなど」
バッファローロードもアギトに襲い掛かる。
「オレはただの人間だ!」
その言葉を否定するわけだが、闇の青年からすると、人間は、敵である光の青年の力によって、変異させられてしまtったが、その力を顕現しない限りは、その存在を認めるということだが、見方を変えれば、人間を自分以下と決め付けてるし、自らの都合で、そういう連中をどう扱おうが、自分の勝手で、人間側がどう思おうが関係ないという部分もあるし、神話でも、神々の身勝手で、人間が振り回されるということがよくあるわけだし、そういう考えは突き詰めていけば、力さえあれば、何をやってもいいという考えにたどり着く危険性があるから、闇の青年の考えに、光の青年が黙っていられなかったというのも、無理からぬ部分があるか。

クイーンアントロードは、ディケイドとG-3Xを相手取るわけですが、アントロードで集団戦しかけろよ、と思うのは野暮ですか、そうですか・・・。
しかも、ユウスケがマスクにダメージを受けて、劇場版の状態になるし。

アギトは、力を解放して、ライダーキックをバッファローロードに放つが、クイーンアントロードがそれを庇って、倒されてしまう。
それを見て、いかったのか、十字架攻撃を放つバッファローロード。ディケイドは、FFRで、アギトを、アギトトルネーダーに変形させて、それに乗っかり、バッファローアンデッドに体当たりをぶちかました後、ユウスケのほうに向っていって、、彼を乗せて、アギトトルネーダーで十字架攻撃をかわしながら、ユウスケがGX-05で攻撃して、バッファローロードを牽制したところに、FARで突撃していき、バッファローロードをディケイドスラッシュで一閃して、倒す。

しかし、本編でも、アギトとG-3xがマシントルネーダーに一緒に乗っかって、戦うシーンありましたね。

ちなみに、戻るときに、士はそのタイミングを分かっているのか、うまいこと降りたが、なれていないユウスケは、落下するような形で、降ろされてしまい、元に戻ったアギトに、「戻るならいってくださいよ」と愚痴をこぼしている。

旅に出ることを、八代に告げるユウスケ。
「オレ、何かわからないけど、俺に出来ること、それを探す旅の途中でした。ここで立ち止まっていたら、起こられちゃうんですよ、それを約束した人に」と語るユウスケ。

八代が生きている世界で、八代の姿を見て、頭に血が上った状態で、G-3ユニットに協力したけど、それは本当に、八代のためになることではないし、自分が知っている八代の望んだことではなかった、ということか。
実際、今回のことでも分かるように、彼はまだ、みんなの笑顔のために戦えるようにはなっていないわけですから、八代そっくりな女のために、この世界に残るというのは、ユウスケにとっては、歩みを止めるということですからねえ。

しかし、ショウイチを待っていたという八代の言動もパッと見には健気そうに見えるわけですが、ショウイチにしか使えないようなG-3Xの設計をして、しかも、それで、貴重な装着員を振り回した挙句に逃げられてしまっているわけだから、ショウイチを待っているといえば、聞こえはいいものの、そのためにとばっちり喰らったりしている回りのことを考えると、それほど健気な行為だとは思えないのですよね。
なにせG-3Xは、ユウスケが言っていたように、ショウイチが装着して初めて、使いこなせるシロモノだったわけですが、ショウイチがギルスの力に目覚めて、アンノウンから逃れるために逃亡生活をしていなくても、ショウイチがなくなったり闘えるような状況ではなくなることもありえるわけだし、ショウイチが姿を消して、一年以上経っているから、ショウイチのことを切り捨てろとまでは言わなくても、G-3Xは、人を守るために作られた道具であるわけだし、警察という組織は、治安維持のための組織でもあるわけだから、特定の人間にしか使えない調整を施したG-3xだけあっても、それで人が守れなかったら、意味が無いと思いますからね。
おそらく、G-3の性能を生かしきった闘い方をしていたと思うのだけど、そういう成功例があったがために、人間が道具を使うというような基本的なことを見落としてしまって、結果、ショウイチ以外使いこなせないG-3Xや、Gー4のようなアイテムを作り出してしまたわけですからねえ。この世界の目的は、G-3XやG-4のようなシロモノを、誰でも使えるような、シロモノに仕立て上げるという状況を生み出すことなのかもしれませんね。そういうシロモノを生み出すためには、多くのデータが必要なのは分かっているとはいえ、せめて、装着者に能力に合わせた調整をするくらいはして欲しかったと思いますが・・・・。

八代は承諾したものの、上司の刑事は、「グロンギやアンノウンはどうなる、G-3Xは?」と詰め寄るわけだが、文句なしに使いこなしていた海東は、G-4のチップを強奪しようとして、逃走して、ユウスケだけが、使いこなせる人間なんだから、グロンギやアンノウンが暴れている現状では、貴重な戦力になっているから、一身上の都合でやめられたら、かなわない、というところもあるでしょうし。

そこへ士が、ショウイチを連れて、入ってきて、「もう、G-3xはいらない、この世界は、この世界の仮面ライダーが守る」と上司の刑事には、意味不明なことを口走るわけですが、

イヤイヤイヤ、いらないというのは極端だと思うよ、さすがに。

それに、アギトという力を手に入れて、ショウイチが戻ってきたのはともかくとして、それによって、ますます、八代は強力な力があればいいというような考えのまま、突き進んでしまいかねない危険性を内包したままですから、ショウイチが戻ってきて、メデタシメデタシというわけではないし、次の世界にいくために目的を果たしたとは思えないのですよね・・・・(汗)

ショウイチを待っていたとしても、そのために、特定の人間、しかも戻ってくるのかどうか、わからない人間のために作られた装備で、体を張って闘わざるを得ない装着員。それによって、大きな被害が出る。

だれだって、怒りますよ、こんな話(汗)

グロンギや、それ以上の脅威から、人々を守るためにg-3システムがあるのであって、その装着印に拘って、誰にも扱えないバケモノを野放しにしてしたまま、時間を重ねてきたわけですから、グロンギは、神経断裂弾で何とかなっているみたいですが、数が少ないとはいえ、その間に起きたアンノウンの被害とかを考えると、人を守ることよりも、自分の作ったものの性能を生かせる人間のほうが大事だというように感じられる部分もあるので、手放しには健気とはいえない気がするのですが・・・・。

つうか、国民の血税つかって、特定の人間にしか、扱えない代物、つくりだして、あげく、もういらないで済む話じゃあないでしょうに(汗) せめて、他に使いこなせそうな人間探すか、G-3マイルドか、G-5作るくらいのコトハしようよ・・・・・。

八代の手を引っ張って、ショウイチの手と握らせるユウスケ。その写真をとる士。

トライチェイサーに乗って、再び旅立つユウスケを見送る八代。
「また、いつか、会えるわね?」
「ええっ、いつかどこかで」
八代の言葉に、頷くユウスケ。旅を続けているうちに、それぞれの戦う道が交われば、ということもあるのだろうけど、違う世界で、また、別の八代として、ということか、自分のなすべきことを見つけて、それを成し遂げたときに、八代がそれを見ているとか、旅の終わりで、再び合間見えることもあるという意味なのか。

ともあれ、ユウスケはみんなの笑顔を守るために闘うことを模索して、これからも旅を続けることに迷わない、ということだろう。
トライチェイサーで警視庁を後にするユウスケと、その出口で待っていて、ユウスケの姿を撮る士。

士の撮った写真を見て、男らしい面構えになったという光の言葉に、士は自分のことだと思うが、ユウスケだといわれてしまう。まあ、士は基本的には、大して変っていないですし、ユウスケもまだまだ、これからですし。

そこへ帰ってきて、当然ですよ、というユウスケ。彼が帰ってきたことにはしゃぐキバーラ。
八代はいいのか、と訊ねる夏海に、「いいから、いいから」と答えるユウスケ。そう簡単に割り切れる問題ではないとは思うが、それでも、八代が望んだ、自分の道を模索すること、、そっちのほうが大事だから、旅を続ける選択をしたということなのだろう。
キバーラは、キバーラが一番とか言い放っているわけだが(汗)

「行こうか、士、次の世界へ」
「当然だ」

手をたたきあい、次の電王の世界へ向う士達。スクリーンに映ったのは、デンライナー。

実質、会川版ディケイドの最終話ということで、物語を動かしていた、ユウスケがいくつもの世界を巡ってきた中で、みんなの笑顔を守るために闘うことがどういう風に昇華されているか、ということが描かれていた話だったわけですが、しかし、いくら、別世界の八代とはいえ、頭に地が上りすぎという気がしないでもなかったわけですが、それこそ、アギトノ世界に残って、戦線離脱なんて、目も当てられないことにはならないで、ユウスケが、自分の戦う理由や生きる理由を改めて、見つけなおす契機になった話としても、ヒーローについて回る力と心のバランスの問題に関しても、物語の進行状況にあわせてとはいえ、ひとまずの回答を見せてくれたとは思うし、そこそこ納得のいくないようではあったと思います。
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by kwanp | 2009-04-19 23:35 | 特撮