2017年 05月 01日 ( 1 )

少女マンガの描き方 87

月刊少女野崎くん 第87号感想

おっ、今月の少女ロマンス出たのか! 読んでもいいか?と最新号の少女ロマンスを手に取る御子柴。
いいけど、何か読みたいものでもあるのか? 珍しいなと野崎。

これこれ! 新しく始まった演劇もの!と御子柴。

てめぇら、かかってきな!!!と主人公らしき女の子。

うそ・・・・!!! あれが暗かったサツキなの・・!!?と驚くクラスメイト。

アニメ化したりすると、普段少女マンガを読まない人でも、手に取るなんてことは珍しくないですが、放送が終了した後でも読み続ける人が出れば御の字ですしね。

しかし、このシチュエーションだと、今期だとひなこのーととかが真っ先に思い浮かんでしまいますが。
人と話すときには緊張して、案山子になってしまう女の子が演劇やろうと思って入ったら、演劇部は休部、それで劇団を作るはめになる、という話で、御子柴からすれば、親近感を感じやすい設定だと思いますからね。

ちなみに、アドリブ2015の埼玉講演の岡本さんの演技はリアル御子柴を思わせるものだったりします。

地味でクラスでも目立たない子が、演劇とかで普段からは考えられない魅力を発するというのは黄金パターンですからね。



ちなみに今期はウルトラセブンとか、コードギアスとか、ザブングルとか、今年は何年だ、と一瞬こんがらがりそうなラインナップだったりします。

田中くんはいつもけだるげの、白石とか、って、この作品、おもだった女の子変身願望持ちだった。

何かスゲー面白くてさ!!!と御子柴。

それは変身願望が満たされるかもしれんな、と野崎。
変身願望?と御子柴。

普段と違う姿を見せて、ビックリさせてやろう!ってヤツだ。と野崎。

人気の少女マンガ家でそれを打ち明けても誰も・・・、実の妹にすら、信じてもらえなかった。野崎はそれで失敗した口ですけどね。

変身願望でアリスちゃんたちが真っ先に思い浮かんでしまった・・・・。

佐倉の小悪魔?ネタとかもあるだろうに、自分。

つまり、こういうことだな、と野崎が見せたのは・・・、

「皆にバレずに鈴木くんとデートしたい・・・・・、と考えるマミコが、
そうだ!!と思いついたのは・・・、

鈴木くん、とマミコに声をかけられて、
マミコ、とドキッとする鈴木。

マミコ・・・、なのか・・?と戸惑う鈴木。
鈴木くん・・、ビックリしてる・・(はーと)と頭部に被り物をかぶったマミコ。

多分、これは違うんじゃねぇかな・・・・、と御子柴。


野崎の描いた話がガッカリな内容だから、ぴんと来なくてもおかしくないのですが、かわいくて、皆のアイドルになっちゃうような子が、それに息苦しさを感じて、地味な恰好で目立たないようにふるまうとかいうシチュエーションもありますからね。

というか、御子柴が気づかないでどうする、とも思うけど、野崎の描いた話で気が付けっていうのも酷か・・・。

少し前の花とゆめでも、昔転校していったみんなのアイドルだった子が帰ってきたら、地味目な女の子になっていて、主人公がその子とフラグ立てた結果、地味なのは意図的にそういう格好していただけで、昔以上にかわいくなったその子に好かれている後ろで男どもから殺意の目を向けられる、という落ちでしたからね。

かえるの王子様パターンでうわべに騙されないで、やさしくしたり、その相手を助けたりして、というやつですからね。

御子柴の好きなギャルゲでも、フラグを立てた結果、髪型を変えたり、普段とは別の格好になるとかで、本当の魅力を引き出すようになったりするケースもありますからね。

あー、ヒロイン大変身の漫画かー。私も好きだなー。
でも、あれって、描くの大変なのよねー、とゆかり。

やっぱ派手な演出とかあるからですか?と御子柴。

ゴージャスなドレスを着て、きらびやかな演出をされるヒロインを思い浮かべる御子柴。


うーん、それもあるけどそうだなー、シンデレラのカタルシスって、どこだと思う?と尋ねるゆかり。

いじめてた継母に鉄槌が下るところです! スッキリする!!と御子柴。

男の子だと少年漫画みたいな感じなのね、野崎くんは? どう?とゆかり。


まあ、継母みたいなキャラが鉄槌を受けないままでいる話もありますが、うまくやればそういうのも許されるケースはありますが、それは書き手が、キャラクター間のバランスをうまくとってるからで、好き放題やった挙句、それだと、顰蹙を買ってしまうだけですからね。

イカ娘の作者なんかも、こういうキャラクター間のバランスのとり方ってのがうまいですからねえ。



明佳も、短期集中連載では、千愛の北斗神拳にぎゃふんといわされていたので、一応痛い目は見ていますからね。
ただ、本来描こうとしていたラストでの明佳の扱い次第では、やってることは結構ひどいのにおとがめなしで退場、それも妙に華を持たされたうえで、それをやった日には、描き方次第では批判が出かかったのかもしれないし、当時だったら、そういうこともやりかねなかった雰囲気はあり、俺様の最初の方まで、それ引きずっているような印象ありましたし。

描こうとしていたラストをやめさせた担当さんの判断は間違ってないんじゃないか、と思いますし。

俺様でいうと、理事長に対して、やったことに対する報いを受けるとかね。


えぇと・・、と野崎の答えは・・・、
カボチャが大きくなるところ・・・、テンション上がる、と野崎。

それって、怪人とかが破れて、巨大化するシチュエーションだよなあ。

この子、少女漫画家で大丈夫なのかしら・・・・とゆかり。

大丈夫、少女マンガかでも特撮好きは結構いるから。

ちなみに、花とゆめでも、山口美由紀さんが、サーカウラーをモデルにした坂浦というキャラを出した上に、CDドラマでは、中田さんがCVをやったというおまけつき。
桑田乃梨子さんもおそろしくていえないで、ウインスペクターの香川竜馬をモデルにした、名前がまんま香川というキャラをラストに登場させておりましたしねえ。
こちらはさすがにCdドラマに香川の中の人が香川役で出てくることはなかったですが。

私は、変身モノの醍醐味は見た人の反応だと思うのよね・・・、とゆかり。
見た人の?と御子柴。

「あら・・・!」
「キレイ・・・」
「どこの姫君だ・・・!?」
ざわつく人々のイメージ。

少女漫画だと、こんな感じかな?とゆかり。

普段と反応が違うってのは基本ですが、こういうきれいな恰好をしたり、ヒロイックな変身スーツに身を包んだりするパターンが、真っ先に重い浮かびやすいですが、普段とは違う自分を見せられて、それに周りが驚く、ということなので、今の自分とは違う何かになろうとする、というのも当てはまるわけでして、文学少女キャラを演じているけど、ことごとく空回りしているバーナード嬢の町田さわ子も、これにあてはまるはずです。


着飾った美少女がニコッと笑う。

ドッキーンとハートを撃ち抜かれる男の子たち。


「おい・・! アレだれだよ!?」
「B組の沢田だって」
「ウソだろ!?」
「かわいい・・・」

ひそひそと噂する男子たち。

ああ! なるほど!と納得する御子柴。

この反応が良ければ、良い程、カタルシスも感じやすいんだけど、描く方はちょっと恥ずかしいのよね。よいしょするモブ描くわけだから・・、とゆかり。


このよいしょをどうにか納得させるのが、作者の腕の見せどころでもあるのですが。ちなみに、これをギャグっぽくやると、サシャみたいになってしまいます

なにせ、最初は病弱ではかなげな女の子だったはずが手が伸びて、性格が変わって、魔法少女みたいになって、しかも、怪しげなどっくんどっくんいう心臓みたいなものを手にして、隙あらば戦闘不能になった人間を蘇生しようとするようになるわ、最後には天使みたいになるわ、ともはや、最初の病弱ではかなげな女の子の姿はどこにもありませんからね。

知らない人に言っておきますが、これ一切誇張ナシです。

廃人同然の兄の面倒を見つつ、世界の平和を取り戻すために戦って、その過程で兄を復活させるとかやってるのに、上記の印象が強いうえに、その兄から見たら、復活したら、病弱だった妹が変わり果てていて、何があったんだ、一体と混乱する気持ちもわからなくはないですからね。

へぇー、と御子柴。

つまり、モブの反応を派手に描けるといいってことですよね、カリカリカリと何やら描く野崎。


ニコっと笑う女の子。


「女神!!!」
「女神だ!!!」
「美しい!!!」


その美しさに震える男子生徒たち。


美しくて、目がつぶれた!!と中田。

中田ー!!とクラスメイト。


立っていられない!!!と倒れる男子。

息が・・・っ、息ができない!!!と男子。


この子、少女漫画家で本当に大丈夫なのかしら・・・・、とゆかり。


少年漫画だと、主人公中心に話が回っているので、こうなりやすいのですが、野崎のようなタイプの作家って、特にこういう持ち上げ方って、こうなるケース多いのですよね。
会長に対する反応を思わせますが、会長の場合は何度か言っているように、ギャルゲの主人公皮肉って、何もしないのに、優しいだの強いだのと、なぜか周りから称賛されたり、複数の女の子に惚れられたり、ひどい子とされても、幻滅しないわ、それでも主人公の方が正しいとか言い張るわ、みたいなことってありますから。

下手すると、主人公と対立しているキャラの方が正しい行動取っているはずなのに、誰もそれを指摘せずにそいつだけが悪者にされたり、主人公がそのことで批判されたり、おとがめを受けることはなぜかない、みたいなことがありますから、会長みたいにフェロモンでも発しているんじゃないか、って思いたくもなりますよね。


あと、何より大切なのが、相手の男の子の反応ね! これを見て、どう思う?とゆかり。

山本くん・・、とヒロイン。
キレイだよ、沢田、と山本。

まぁ・・、誉めてるし、いいんじゃないスか、と御子柴。


じゃあこれ、とゆかりが見せたのは・・、


山本くん? どうしたの? 顔真っ赤だけど・・・・と着飾った沢田。

べっ、別にっ!!!と何でもないように取り繕おうとする山本。


あー、動揺してる分、してやったり感が増しますね。いい気分と御子柴。

時差があるのもいいわよね、とゆかり。

山本くん、これどう?と沢田。
ふつう、とそっけなく応える山本。

もう! がんばったのに!と頬を膨らます沢田。

「・・・・・」

物陰に隠れた山本が、


「・・・・・反則だろ・・・」

かぁあぁあ、と顔を赤くして、ドキドキする山本。


ああ! いいっすね! 一回空振った後のニヤニヤ感!! 俺こういうの好き!!と御子柴。


普段、地味目な、それも、身近にいる子がこういう意外な魅力を見せたりすると、そのギャップで奇襲を食らった気分になりますからね
ちなみに、メガネをかけている子の場合は、たまに外すならともかく、ずっと外すように変わる場合、描き方によってファンの賛否が分かれたりする。

じゃあ、三日後くらいに言えば、と野崎。

山本くーん、おはよー、とあいさつする沢田。


「・・・・・」
そういえば、あいつ・・・、三日前、かわいかったな・・・。かぁあぁっ、と顔を真っ赤にする山本。

それは最早、おじいちゃんじゃね?と御子柴。

境界のRINNEでこういうネタありましたね。というか、気が付くだけまだまし、と思うのは私だけでしょうか?
ちなみに三期でようやく登場したアネットの中の人は沢城さん。

三期に連載初期のエピソードをやってたりするのですが、個人的にアニメ一期の原作アレンジはあまり評価してので、陸上部のネタも美術部のネタも一期でやってなくてよかったと思ってますが。
一期はいい話にしようって、意気込んでるようなアレンジがあまり好きではないのですよね。題材が題材だけに、そう意気込む理由もわからなくないのですが、強引にいい話にもっていかなくても、と思いますし。

今月号も面白かったなー。演劇マンガ! そういや、鹿島も演劇部だったな、と御子柴。

鹿島も衣装で大変身とかしたら、面白ぇよなー、とふと思い立つ御子柴。

イメージ

月の光より、星の煌めきより、あなたに心惹かれるのです、と鹿島。
キャッー、という女の子の歓声。


いや、王子はいつもやってっから、もっと意外性のあるやつで、ワイルドな海賊とか・・、とイメージする御子柴。


イメージ

宝を奪いに来たよ。この船で一番価値のある君という宝をね、と海賊な鹿島。
キャーツ、という女の子の歓声。


木の役やらせても口説いてくるんだけど、何なの、お前!!!と御子柴。


僕の脇においで、優しく抱きしめてあげる、と木の恰好をしている鹿島。
キャーッという女の子の歓声。


鹿島だし・・・・、というか絶対その劇、主役が木に存在感食われていますよね・・・・、って、キース・ロイヤルかいっ!!

無謀編でキースがやった木の役に存在感食われた男がいたけど(妹はかなり変な子だった)、確かに、妙な存在感放つやつがいたら、ちょっとやそっとの演技力じゃあくつがえせないってのはあるかもなあ。

やらせるなら、前述したパッとしない印象に見えるようにメイクして、セリフ回しとかも、興味をひかないようにして、ってのを徹底的にやるぐらいしか方法がないからなあ。ギャルゲでもそういうシチュエーションはあることはあるとは思うけど、それと鹿島は結び付かないみたいだし。

意外性のある格好をした役かぁー。あんまり、そういうのはやったことないね。大体王子役だし、と鹿島。


脚本描いているのが野崎だし、そういう意外性のある格好とかっていうのは、きっちり、ある程度基本抑えていないと難しいところはありますからね。助言があっても、野崎がそれにピンとくるのも難しいか。

ってなると、やっぱ女装か? スカート履くのは大丈夫か・・・? NG?と御子柴。

ごめんね、御子柴。実は私、今、スカート履いてるんだ・・・。制服の、と鹿島。

マジかよ。忘れてぜ、と御子柴。

カツラを被せたいんだけど、こういうのは平気か? 長い髪に抵抗とか・・・、とカツラを手にする御子柴。

御子柴・・、私も幼少期は髪を伸ばしたこともあるんだよ・・・、と鹿島。

マジかよ。なら平気だな・・・、と御子柴。


あとお前、胸のサイズが絶望的に足りねぇんだけど。これとか、ブカブカだぜ、と御子柴。
君の気遣いポイントがよくわからないよ、御子柴、別に気にはしないけど、と鹿島。


普段の言動でスカートとか、髪を長くするのはNGかなって思うのも無理はないかもしれませんね。鹿島みたいな言動する女の子って、別にボーイッシュな恰好していなくても、王子様っぽくふるまう人は王子様pっぽく見えたりしますからね。

実の妹にお兄ちゃんとか呼ばれる男勝りなキャラもほかの作品にはいますからねえ・・・。子供のころから男勝りなことをしていて、なおかつ、大きくなってもそれが変わらんかったら、無理のない話ではあるだろうけど。周りの子供でも、かなり後まで男だと信じ込んでるやつ、絶対いるよなあ。

皆が驚く変身がやりたいの? と鹿島。

そう!!! だから協力してくれ!!と御子柴。

あー、と言ってから、ちょっと待ってて、連絡するから、とスマホ片手に、ピッピッ、と連絡を取る鹿島。

「?」
誰にだよ、と御子柴。


演劇部のみんな、と鹿島。

なるほど・・・、変身した姿を見てほしいってわけか・・・、と御子柴。


「キャー、鹿島くん」
「かわいい」
鹿島の姿に効い黄色い声を上げる女の子たち。
えへへー、と照れる鹿島。


何だよ、乗り気だな、鹿島!!と思いつつ、何て打ったんだー? どれどれ、と尋ねる御子柴。


そんなわけで、驚く役よろしくね。!

『生徒A え・・・!?
    誰・・・!?

  B あんな子知らないわ。

  Cどこのクラスの人よ!!』

仕込んでる!!!と鹿島のスマホのモニターを見て、御子柴。


え・・・、すごい・・・、これが私・・?と鏡に映った、自分の着飾った姿を見て、驚く鹿島。


え・・・!? 誰・・・!?と生徒A役の子。

あんな子知らないわ!!と生徒B役のツインテールっぽい女の子。
どこのクラスの人よ!?と生徒C役の女の子。

やだ・・・、キレイ・・・!!!と取り巻きの女の子。

「御子柴!!!」
ばっ、と振り返り、どう?と尋ねる鹿島。

ひでぇ茶番だぜ、とあきれる御子柴。


まあ、鹿島はこういうシチュエーションに頼り切って、信じ込ませるように持っていこうとするお膳立てが結構おざなり、というようなことを何度か書きましたが、それができたら、明佳みたいになっちゃうからなあ。

部長がいない時狙って、よく遊んでたんだよね。衣装お着換え大会、と女子部員。

次わたし、馬着たい!とショートカットの子。
私、ネコ着たい、ネコ!!とポニーテールの子。


だから、今更でさー、と鹿島。

あれ? 堀先輩は見た事ねぇのか?と御子柴。


少女漫画だったら、このタイミングで先輩登場!なんだけどな・・、とふっ、と笑う御子柴。


衣装で遊んでいるのバレたら、全員正座だからねー、と女子部員。

来ねぇでいいな。堀先輩・・・、と御子柴。

でも、一度も見てねぇって、珍しいな・・・、あっ、からまってる、と鹿島のヅラの髪をつかむ御子柴。

そこへ現れる堀。




「・・・」
鹿島・・・?と堀。
ほ・・・、堀先輩・・・、と鹿島。

ずんずんずん、と詰め寄り、がしっ、と御子柴の手をつかむ堀。
ヒッ、と後ずさる御子柴。

・・・って、あれ・・・? もしかして、俺のこと、怒ってる? 間男的な・・・!? 「俺の鹿島に手を出すな」的な・・・!!? ド
キドキドキドキと、堀の言葉を待つ御子柴に、


御子柴・・・、と声をかけ、コーディネートなら、俺にやらせろ、とギリ・・、と御子柴をつかんで、そのカツラ、サイズ合ってねぇ・・・、と堀。

どうしようもねぇな、この人・・・、と御子柴。


長身活かすなら、下手に女物着ないで、凛々しい服を!!!
カツラは地毛に近いもんで!!! メイクもかわいい系じゃなくて、大人っぽい感じにする!!!と鹿島に黒髪のカツラを被せながら、意見を述べる堀。


そんでほれ!!! ちょっと笑え!!!と堀。

堀のアドバイスに沿って、コーディネイトされた鹿島が笑みを浮かべると、

おおおおおー、と歓声を上げる女子部員たち。

なんであの人、あっち側に立ってんだろ、と御子柴。


仕掛け人側

鹿島 堀


驚く側

女子部員たち。


先輩って、鹿島関係だと、何つーか・・・、エキセントリックですよね・・・・。普段は常識人なのに・・・、と御子柴。

「?」
別に普通だろ、と鹿島のカツラに、ゴオオー、とドライヤーを当てながら、当然のように言う堀。

おおおー、と鏡で己の姿を見て声を上げる鹿島。

先輩先輩! このまま、教室行ってもいいですか? だましてくる!!!と鹿島。
このまま? 演劇部って、すぐバレるぞ、と堀。

あっ、じゃあ、制服に着替えます!!と鹿島。

・・・・・・制服か・・・、と考え込む堀。


あ・・・っ!!! 今度こそアレだ!!!


堀「他のやつには見せたくないんだ・・」


っていうアレだ!!!と御子柴。


じゃあ・・・、黒タイツだな・・・、という堀。
くそっ!!! そっちかよ!!!と御子柴。


そんあわけで、騙しました。

「はぁ!? 鹿島!?」
「ふざけんな」
「てめー、笑ってんじゃねぇぞ!!!」
「俺のトキメキ返せ!!!」

阿鼻叫喚

「謝れ!!! この俺に謝れ!!!」
「この人でなし!!!」
ギャーギャーギャー、と叫ぶ男たち。


・・・止めなくていいのか・・・? すげー、責められてんぞ、と堀。
大丈夫ですよ。いつものことです、と御子柴。


くっそー、謝罪として、「拓也くんかわいいわね(はぁと)」って言って下さい!!!と拓也。
あらあら拓也くん、可愛いわね、と鹿島。

「お姉さまーっ!!!」

「じゃあ、悔しそうに「くっ・・・、お前の命令に従おう・・・」7って、言って!!!」
「この変態が!!!」って、罵って!!!」
口々にリクエストするクラスメートたち。


・・・止めなくていいんスか・・・?と御子柴。

大丈夫だろ、とカメラを取り出して、カシャッっとシャッターを切る御子柴。


格好と振る舞いで結構気が付かないってのはあるからなあ。

先輩先輩、アレって、先輩がやったんですか? 髪とか、化粧とか、と尋ねるクラスメート。

うん? ああ、そうだけど、と堀。

へー! ああいうのが、先輩の好みなんですねー。かわいい系じゃないのかー、とクラスメート。

は? あれは鹿島に似合うようにしただけで・・・、という堀。

あれ?だって・・・、先輩の一番好きな顔を、好きなように作ったアレが、一番好みのタイプって事じゃないんですか?とクラスメート。


実際、その通りなのだけど、堀のように、あれこれ、考えていたら、結果としてそうなったってケースもあるからなあ。

っつーわけで、一週間くらい前に、堀先輩を巻き込んで大変身ごっこしたんだよ、たのしかった、と御子柴。

一週間前・・・、堀先輩なら、俺も会ったんだが、と野崎。

野崎宅

野崎・・・、俺さ。理想の男の顔っていや、ずっと鹿島だったんだけどよ・・・、と頭を抱える堀。

はい、知ってます、と野崎。

今、気づいたんだけど・・・、もしかしたら・・・、女の理想も鹿島なのかもしれねぇ・・、と堀。

・・・って、昨日言ってた、と野崎。

おじいちゃんかよ!!!と御子柴。

気が付くだけましです。下手したら、一生気が付かないままtってのも往々にしてありますし。

気が付くのが遅いっていうと、真冬がようやく? 黄山の番犬の正体に気が付く・・・、いや、早坂がウサちゃんマンの正体が真冬だと確信を持つ方が先かもしれませんね。

どうも新任教師は西校の番長かその周辺の人間っぽいですからね。
強さと周りからの評価が一致しないという条件において、可能性が高いのがそのポジションなんですよね。

サンデーで連載されていたケンイチで、怖いことほど、記憶に残りやすいことを言ってたのですが、桜田の側近がコミックスのおまけ4コマで真冬を連れた鷹臣に痛めつけられている昔の西校番長を思い浮かべていたのですが、その西校番長が新任教師だったのなら、鷹臣から痛めつけられた恐怖が記憶として残っていて、精神的に乗り越えるか、真冬に対して、責任感じているような言動していたから、それがゆえに鷹臣の攻撃を熟知し、研究して、よけれるようになった、ということでしょうかね。
真冬が黄山の番犬の正体に気が付かなかった理由としては、真冬も鷹臣が喧嘩している光景は何度か見ているようだし、作中でも本気になって、一人で集団を蹴散らすような戦いぶりを見たことがありますが、かつての新任教師が感じたほどではないはずなので、そのあたりが気づく、気づかないの境目になったのかもしれませんね。

あるいは、過去にあった何かが原因で、正体を隠して、鷹臣に成りすました奴、たとえば鷹臣に敵意を持つ(たぶん数えきれないくらいいる)相手にひどい目にあわされたのが原因で気づかないようにしているとか?

何かあったのは、鷹臣が引っ越す前みたいですから、鷹臣が引っ越すのを知って、西校がお礼参りを企てたけど、西校の番長グループ全員で取り囲んでも勝てる見込みはかなり低いから、真冬を人質にして、鷹臣を袋叩きにしようとしたとか、そんなところでしょうかね。

ともあれ、そんな風にはかけらも見えないのに、実は鷹臣の攻撃をかわすほどの実力者でした、なんてことが早坂も知るわけですが、真冬がウサちゃんマンかも、とか思っておきながら、こうも長々(作中において半年以上、実際には2年半以上)と引っ張ったのって、ウサちゃんマンと真冬が一致しない、あやべんは、夏男に変装した真冬の正体を見破り、

「予備知識の問題やないか」
「黒崎真冬は強い奴や。この前提を知っとるか否かで、気付く確率が上がる気がする」

と言っているように、真冬が強い奴で、普段のあれは演技・・・・・・?

思いっきりボロが出まくりな怪しさ爆発というか、一般人のふりをしている西神田医師(意味思いっきり怪しい)みたいなものだと思うのですが、早坂は母親を亡くしたショックから、自分が愛人の子であるとかいう思い込みをして、自己防衛していて、家族も事実を知って傷つくよりかは、とその嘘が壊れないように守っていましたから、身近な人間のそういうウソには触れないようにしているのか、それとも、

今となっては真冬が、ウサちゃんマンであると知ったら、いろいろと台無しでぶち壊れるものがあるから、あえて気が付きたくないというのはあるのかもしれないし、そう思っても無理もないとは思いますし。
ゆかりが言ってた変身物のだいご味である周りの反応という意味では、真冬が番長で喧嘩で退学になって、緑が丘にやってきたということがあきらかになるのも、ある意味、それに当てはまるのだと思いますけど、

でも、同時に金持ちの使用人って、創作物だと、結構、訳ありな過去とか持ってるってケースあったりしますしね。

幼馴染である鷹臣が昔と全然変わらないとか言ってるし、普段の言動もかなり怪しいところ満載で、驚くどころか、あーやっぱりね、と納得されてたりして。

前回の話といい、今回の話といい、変化を感じさせる話だと思いますが、早坂編が終わって、あと、数か月で3年たちますから、これほどではないにしても、緩やかに変化していきながら話は続く、という感じなのでしょうかね。
椿いづみさんの作品も、まったく作中での変化はあると思うので、終わりに向かいだしているのかもしれませんが、その到着点が、数年後でも、驚きませんが。

アニメ化された14年でも、弟萌えじゃないか、と勘繰りたくもなるプロフィールとか、諸設定が明らかになった4巻の発売を皮切りに、佐倉と野崎の出会いが語られたりしましたし(しかもマミコのキャラデザのモデルは、初対面の時の佐倉で、アニメではマミコと同じ髪型とリボンになっていたという念の入用)、俺様ティーチャーでも、14年末から、15年初めにサブキャラの人間関係の整理をやってたのですが、寒川の妹とアンラッキーマン大久保がくっついたというイベントが存在します。

生徒会メンバーを刺客として差し向けるのもひと段落ついて、クライマックスに向けて、片づけれるフラグは一通り片づけるつもりなのかな、と思いましたからねえ。

何しろ、唯一完結している親指では、陽介の肩こり体質が解決した以外、ほとんどの問題は尺の都合で放り投げられていたわけですから。

鈴木がマミコの立場になって、いろいろと解決するアイディアを野崎が語る13号なんかは、自虐ギャグという見方もできるくらいです。

その肩こり体質だって、本来はクライマックスの前ふりでしかなくて、肩こり体質が治って、それでめでたしめでたし、ということにはならない予定でしたし。

現時点では野崎や堀に変化が表れていますが、女の理想も鹿島かもしれないと気が付いたからって、それですんなりくっついて、めでたしめでたし、で幕が閉じるわけではないようです。
野崎の佐倉に対する心境に変化が訪れたり、堀の心境に変化が訪れても、あのメンツですれ違いと勘違いで、紆余曲折あるにきまってますから。

ガンガンオンラインでも、クライマックスか、と思わせておいて、その後もずっと続いているばらかもんなんて例もありますからね(しかも、この作品、アニメは野崎くんと同時期でした)。

5周年記念アンケート、コラボカフェ、バレンタインのツイッター企画とここの所企画目白押しでしたし、そのあとで、美術部の話や今回の話。

14年春に行われた人気投票(この人気投票が行われた少し後にアニメ化の発表がありました)は公式ファンブックに結果が収録されており、俺様ティーチャー5周年記念の企画も13年に出たコミックスで、結果が収録されておりました。

昨年8月に発売された8巻以降、今回の話で9巻分のストックはできたはずですが、アマゾンにも今のところ9巻の予約は出ておりません。
まあ、7月発売のcdドラマ付きのコミックスがあるので、9巻の準備をやってられる余裕がないだけと思いますが。

野崎くん1巻は、俺様ティーチャー13巻と同時発売、6巻では真冬との対談企画が行われており、さらには、








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14年10月発売の俺様ティーチャー19巻でこういう帯が付いておりました(しかも、この巻は俺様ティーチャー掲載の花とゆめと同日発売でした)。

7月のCDドラマ付きコミックス発売や俺様ティーチャー10周年に連動して、7月前後に何かしら動きがあるのかもしれません(一時期は私の予測より、リアクションが早い時期もありましたので、早かったら6月に何かあるのかもしれませんが)。


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by kwanp | 2017-05-01 21:35 | コミックス