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ハードボウンドは眠らない12

姿を現したヴァイラスドーパントがクロスをウィルスで侵して、殺す。ルナメモリをセットするWだが、ドーパントの鞭攻撃で先手を取られて(というか、ルナと同タイプのドーパントって、初めてだよなあ)しまい、逃げられてしまう。
「逃げられたじゃない」というアキコと、動きが鈍かったという指摘をするフィリップに変身を解除して、「まだ、あのドーパントが泣いている気がするんだ」という翔太郎。

「オハヨー」と事務所に入ってくるアキコ(って、事務所に住んでないのか、居住スペースとわけているのか?)。
風邪っぴきは大人しくしていろという翔太郎。「所長が寝ていたら、事務所がつぶれるでしょ」というアキコだが、

風邪を引いている所長が事務所にいること自体、マイナス要因じゃない?

ただでさえ、最近は、煩いというのに、風邪を引いている所長のいる所に仕事を頼みに行きたいなんて、よっぽど切羽詰った人間しか、いないと思うのだが。それに体調管理も仕事のうちだし。

事件の要点を整理するというアキコ。一週間前の交通事故。クロス達4人を乗せた車が、山村幸がはねられたことから始まる。今も昏睡状態で入院。警察は犯人を逮捕することが出来なかった。
康平はクロスたちを激しく憎み、彼らを次々と襲った。しかし、康平は犯人ではなかった。
今は姉と同じ病院に入院している。

ヴァイラスのメモリを手にして、猛毒のウィルスでクロスたちの命を奪ったのは誰なのか?

現時点でもっとも怪しいのは、康平のほかに復讐の動機がある人物。幸の婚約者、湯島があがるのだが、いざ、湯島のところに向ってみると、彼自身がドーパントに襲われている始末。

それを見て、Wドライバーを取り出す翔太郎。計算外の事態と、フィリップにも言われるのだが、これはこれで唐突という気もしないでもないけど。

変身して、湯島を拘束しているドーパントに、「お前、一体誰だ」と問い詰める翔太郎。しかし、ゲル状になって逃げられてしまう。

消えたとか言う翔太郎。逃げられたの間違いだろ・・・・。

これで振り出しだねというフィリップ。湯島はドーパントどころか、むしろ狙われる立場だったという事実。
ますます、犯人はわからなくなる。

っていうか、基本的な人間関係くらい洗っておけと思うのだが。9・10話の先入観で犯人を、いつも、物を食べているメイドと決め付けるレベルと変らないような。

姿の見当たらない冴子を探す霧彦だが、若菜に父親と一緒にオペラ鑑賞に出かけたといわれ、「聞いていなかったの?」と皮肉を言われる立場。

株が下がってるんじゃない? といわれて、否定する霧彦。まあ、Wにやられるわ、逃げられるわということなんだが、逃げられた一件に関しては、一緒に現場にいた冴子の監督責任ということになると思うのだがなあ・・・。

どうみても、冴子のほうが上司っぽいし。

例えそうだとしても、すぐ挽回して見せるさと得意げにいい、なんですの、それはと問う若菜に、それはいえないと出し惜しみする霧彦。それに舌打ちをする若菜。

康平や幸の両親は、彼らが幼いころに死亡。面倒を見てくれた親戚もいない。友人や会社の同僚も、そこまでするとは思えない。

いや、幸に惚れていた人間がいたら、それくらいする可能性はあるのでは?

しかし、ヴァイラスのメモリを買った人物が必ずいる、とフィリップ。ひき逃げされた本人じゃない? というアキコ。翔太郎は何言ってんだよとその可能性を考慮の外に出す。

今までの言動を見ても、そう思うのは無理ないか。9・10話でも、結果的に犯人をいぶりだせたにしても、一歩間違えれば、一人の人間を社会的に抹殺しかねない危険性があったわけですし。
あれって、翔太郎に言われたこと、全然、、わかっていないようなものだと思うし。

その可能性を見落としていたというフィリップ。アキコに、「やっぱり君は天才かもしれない」という。

いや、天災の方が近いでしょ。

見習とはいえ、本職の探偵と、膨大なデータと検索能力を持つ頭脳派? のコンビに、一般人の視点でニュートラルに物を見る立場という意味で描いているのだと思うが、

これまでの話では、悪い意味で、馬鹿というか、問題のある連中の集団にしか見えていないからなあ。

たとえていうなら、学級崩壊などで、教師等を無視して、好き勝手をやってる小学生みたいなものだけど。

不愉快になるヒロイン? というのは、平成ライダーでは珍しくもないわけだが、少なくとも、ハードボイルド小説を経費で落とす翔太郎とか、一端、何かしらに興味を持つと、走り出したら止まらないというフィリップ。

事務所の経営をやりくりする立場という点を強調すれば、多少の無茶をやっても、この二人よりもまともに見せられるはずなんだけどなあ・・・・・・・。

まさか、そのつもりで描いているというなら、思いっきり失敗しているのですけど、そのまさかがありうるから、シャレにならないのが平成ライダーのキャラ描写だからなあ。
というのも、仮面ライダーキバでも、ヒロインじゃあないが、一話で賛否両論が激しかったモデルの女が、「この世アレルギー」を自称する渡から、サングラスとマスクを剥ぎ取るというシーンがあった。後の描写を見る限り、渡はこの世アレルギーを自称しているだけのひ弱な人間ということだったわけだが。

よく分からないのに、アレルギーかもしれない人間から、マスクやサングラスを剥ぎ取る行為自体、十分アウトだし、たしかに、アレルギーとか、心の病気とか、自分が被害者みたいな立場をとって、己の弱さをアピールして、周りの同情や好感を得ようとする人間は確かにいるわけだし、そういうのを一蹴するような豪快さでも描いたのかもしれないが、そのモデルの女のそれまでの行動自体、定食屋で、ガツガツと飯を食うような行動をしている、がさつそうな言動をにおわせる行動をしているように、豪快さというより、無神経さというイメージをもたれやすい描写をしていたわけだし(まあ、豪快さを強調したがる作品に限って、意外と無神経さと大差のない描写をして、しかもそのあたりを指摘するような価値観というのは提示しない場合が多いが)。

そういう性格の人間が、一歩間違えれば、人の命に危険を与えかねない言動で、相手の弱さに喝を入れたつもりになっているのを得意げに描いていたわけですし。

アキコの大阪人描写というのも、これに通じるようなところがあるわけだし、権利書をちらつかせて、親の七光りで、所長に納まって、仕事にクビをつっこんだ挙句、事態をややこしくしている。これで依頼が失敗したというようなことがないのが、せめてもの救いかもしれないが、とてもではないが、翔太郎やフィリップに突っ込みを入れられるようなキャラではないだろう。

まあ、笑わせるためなら、何をやってもいいということで手段を選ばない人には良くありがちな傾向ではあるけど、そういう人は、言っていい事と悪いことの区別の仕方があいまいだったりするし、そういう人のお笑いはえてして、弱いものいじめ以外の何者でもないネタしかやらんというのも顕著な傾向だったりしますから。

それをヒーロー番組でやれば、不評を受けるのは当然でしょう。

それに加えて、探偵ものにおけるパターンの一つ、自称助手志望の人間が首を突っ込むというようなパターンも混ぜ込んでいるわけで、キャラが固定しないうちにあれこれと、盛り込んでいるのが逆に仇になっているとしか思えないのだけど。

まあ、キャラが固まらないうちに、あれこれと、試みるのは悪いことじゃないのだが、所長の死から始まる物語、その所長のところに転がり込んできた娘というように、ある程度、イメージの固まっていて、この役割なら、こうするだろうと求められているキャラクター像無視して、好き勝手やらかしている話の描き方しかやっていないわけで、探偵ものやハードボイルドのイメージ強調するくせに、お約束をないがしろにしているわけだから、一応、探偵である二人が見落としそうなニュートラルな視点というキャラ描写に失敗しているといわざるをないのだよな。

ただ、今回の話に限って言えば、ゲスト脚本の長谷川氏ではなく、監督以下のスタッフの責任が大きいわけだが。

助手志願がひっかきまわすにしても、結局、だれかがつっこみ役のポジションをやらないといけないのだが、ハードボイルド気取り、知識はあるが、常識ゼロ、探偵気取りで親の七光りで所長と、トラブルメーカーしかいないので、突っ込み役が存在しなくて、しかも、それに対するツッコミの価値観自体、作中には存在しないという、これまでの平成ライダーと大差がない描き方している時点で、アキコのキャラ付けのように、いらんアイディアで、ひっかきまわしているという印象を受ける内容が多いわけだし。メイン脚本である三条氏の脚本すら、その意図を活かしていないのではないか、という疑惑を抱かれても、無理はないだろう。

ディケイドから平成ライダーに入った人たちは、そういうパターンになれていないというか、おなじみになっていないから、まだごまかせる部分も大きいので、何とかなってるところもあるのだけど。

しかも、幸の病室に入り込んでいって、幸の体を調べて、メモリを入れる場所を見つける。

ひき逃げ事件で、意識不明ということで、医者が体の検査した時に見つけて、カルテか何かに書いていることじゃないのか?という気もするが、

よしんば、書いていたにしても、その事実をただの痣とか刺青とかで、医者が見落としていて、それに着目するとか。調べ上げた時点で、康平のことを調べた時点で、引っかかってもおかしくはない要素ではあるものの、調べたのがフィリップですから、彼は知識はあるが、それを使いこなす着眼点というか、発想に乏しいようなところがあるので、康平を調べろといわれれば、それ以外に注意が行かないという可能性は高そうだからなあ。
そういう意味では、今更になって気がついたというのは不自然ではないのかも。

とはいえ、意識不明の人間の病室に、端から見て、無関係の人間の人間が乗り込んでいくって、どう考えても、誰かに見られないで、忍び込むって、難しいと思うのだけど。しかも翔太郎か、フィリップだけならともかく、アキコまでいるとなると。

病室がアル病棟では、医局があって、人の出入りはきっちりとチェックしているわけですし、昏睡状態の人間の所に、関係者とは思えない人間が入れば、気をつけると思いますしね。まあ、昔から、このあたりの、病院がらみの描写って、おざなりなところが多いからなあ、平成ライダーは。

フィリップに常識がないから、意識不明の人間の所に乗り込んでいって、病人の体を調べるような行動をとること事態はやってもいいわけだし、大事にならないように、翔太郎やアキコがそれをフォローするというような段取りを整えるというシーンを入れるだけで、違ってくると思うけど。

ドーパントの正体は幸だったというフィリップ。ひき逃げされてから、ずっと眠っていた彼女がドーパントという事実に、どういうことだよ、という翔太郎。多分、それは、というフィリップ。

「怒りや憎しみといった強烈な感情が、人間の肉体よりも精神そのものを、ドーパントに変異させたんだ。これはきわめて特殊な大発見だ」と語る霧彦。しかし、冴子は全然聞いていない。
聞き給えという霧彦。興味なさそうに、「どうして、そんな妙なことが起きたのかしら?」という冴子。

霧彦が根津から聞いた話だと、事故にあう直前にメモリを使用したが、精神エネルギーと同化したドーパントは、昏睡状態となった肉体から抜け出し、しかも、弟の憎しみや怒りの感情まで吸収して、復讐をはじめたと語る。
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by kwanp | 2009-11-29 15:40 | 特撮

ハードボウンドは眠らない12・5

今までのガイアメモリの常識を覆すドーパントの誕生だ、と語る霧彦。「このデータを集めて、さらに実験をすすめれば・・・」「私たち夫婦の強力な武器となる?」と霧彦の言葉を先取りする冴子。そうだといい、そうすれば、冴子を失望させた失態も、すべて帳消しになり、名誉挽回だ、という霧彦。

再び、病室。泣いていたのは、幸の心なんだ、と合点が行く翔太郎。なぜ、彼女は湯島を襲う? と首をかしげるフィリップ。

さあな、といって、湯島を探しに行こうとする翔太郎。これ以上、彼女に誰も傷つけさせたくはないというのだが、

じゃあ、クロスたちを手にかける片棒を担がされた康平のときにも言えよ、そのセリフ(汗)あの時は、この町の人間を殺されてたまるかみたいなセリフで、姉が犯人だとわかったら、これ以上、人を傷つけさせたくはない?

セリフのニュアンスが、微妙に異なっているのが妙に気になるのですが。この町の人間を殺させるわけには行かないというのはともかくとして、これ以上、人を傷つけさせるわけには行かないという事自体は、康平の時も同じだと思うし。

康平の時には、言ってみれば、復讐は駄目という理想論でしかなく、康平の身になって考えているとは思えないわけだったから。Wという力を手に入れていて、しかも、知識と検索能力がぴか一のフィリップ。おまえに事務所や客、人脈をおやっさんから引き継いで、事務所をやっているわけだから、そういう状況にあぐらをかいていると見えてしまうような言動しか見えてこないし、その上で、ハードボイルドとか言って格好つけているだけですからねえ。

康平に対して、お前の気持ちはわかるが、復讐は駄目だ、といえるようなキャラじゃないでしょう。そもそも、康平を止めるという時に、フィリップの理屈で言うなら、

クロスたちに康平の人生を棒に振るだけの価値はあるのか?

という理屈だって、あったわけですしね。まあ、これにしたって、フィリップの理屈と変らないわけですし、人の価値を役に立つか立たないかではかっていることには変わりないわけだから、フィリップを納得させる論理としてはともかく、日曜の朝に流す番組としては、悪影響を与えかねないのでそういう方向に話をもっていかなかったという理由はわかりますけどね。ただ、たとえ悪い奴でも、この町の人間を、という理屈でフィリップの言ってる事を覆せるかと言われたら、それもまた微妙なのですけど。

復讐はいけないと、自分よりも運の悪い相手に復讐に走ってしまった人間に得意げに言っていたら、犯人に操られていただけで、狙われていた最後の人間まで殺されて、犯人の可能性のある人間も、狙われていて、真犯人は轢き逃げの被害者でした。

どう考えても、探偵の面子の方が大事なのでは、と疑いたくなるのですが。

まあ、連続殺人を次々と許していて、話の都合上、最後の被害者まで、真実に気がついてはいけない時点で、探偵の面子も何もあったもんじゃあないのですから、翔太郎だけに限った話ではないのですけど、

翔太郎の場合は、おやっさんを失ってしまったという過去から目をそらしているという心の弱さ。これが真実を見抜く目を曇らせているという構造にもなっていて、事態をここまでにしてしまったわけで、翔太郎の弱さに関して、言及されていないのが惜しいとはいえ、うまい構造ではあるよなあ・・・・。

しかも、翔太郎は、真実の一端に気がついていながらも、それを迫れないで、事態がここまでになってしまったうえに、それに気がついたのはアキコ。

そりゃ、最後の被害者(候補)くらい守らないと面子が立たないとか思っても、無理ないかもなあ。

翔太郎は、依頼人や被害者の事を考えて、行動するのではなく、自分がすっきりすれば、被害者や依頼人がどういう思いをしようが知ったことじゃないというタイプで、おやっさんの言葉も、そのあたりの事を指摘したうえでだろうし、そのおやっさんがいなくなってしまったために、ハードボイルド小説を経費で落とすようなことを一年間もやっているような人間になってしまったのだし。
作中でも、ハードボイルド小説を経費で落とすほかに、ハードボイルドっぽい事件しか引き受けないなど、ハードボイルドに拘る割には、表面だけハードボイルドとしかいえないようなことしかやっていない。ひょっとしたら、それがおやっさんを亡くした結果、ハードボイルドであろうとする決意の現れの結果という、どう見ても履き違えた反省としか言いようがない行動の現われということも、十分にありえそうだが。
おやっさんが目を光らせていたから、何とかなっていたのに、それを指摘できる人間がいなくなって(アキコもある意味では翔太郎の同類)、誰も何も言わないで(あるいは言っても無駄)、すき放題やらせている。
それでも、ここぞという時に、何かを守るために行動してくれる、というのであれば、救いもあるのだが、現状、Wドライバーや、フィリップの能力に頼りきりな面が多くて、翔太郎自身の力で何かをやりとおしたというような場面が全然ない(3・4話等)。

こういった翔太郎の弱さ、問題点は確かにかけているんだけどねえ・・・・・・・。

フィリップは、幸の心に直接コンタクトして、説得してみるという。ガイアメモリの影響で、特殊な状態にある彼女の精神を、星の本棚に呼び出すとのこと。「そんなことできるの?」 というアキコに、「やってみないと解らない」といフィリップ。
わかったとフィリップに説得を頼んで、病室を後にする翔太郎。

星の本棚で、いるんだろ、とフィリップが声をかけて、でてくる幸。「どうして、呼び出したの?」という幸に、「君の事を本気で救おうとしている男がいる。僕は彼の代理で君に会いに来た。教えてくれないか、君はどうして、湯島を殺そうとしたのか」と訊ねる。

一方、翔太郎も、女子高生コンビから、湯島が絵のモデルをしないか、と声をかけて、女性を引っ掛けて、クイモノにしている最低の男という情報を耳にする。
しかも、片割れが湯島に引っかかったのでは、と思わせるような話まで。

そこに現れ、風邪薬をプレゼントするサンタ。それにかこつけて、うやむやにする片割れ。

それを見て、「邪魔するな、俺は風邪なんか引かないんだよ」といって、皆から不思議そうな顔をされるのだが。ギャグでやるにしても、そこは皆、頷くところじゃないのか?

でまあ、湯島が結婚詐欺をしていると言う情報を耳にして、湯島の居所を尋ねる翔太郎。

湯島を愛していた幸は、彼の本当の姿、結婚詐欺師の姿を見てしまう。そこへガイアメモリの売人が、江守を売りつける。ひょっとして、ガイアメモリの需要になりそうな人間に接触するというやり方をとっているということか?
そういう人間を調べ上げて、確実に利益になるようにもっていかないといけないわけだけど、調べる手段というか、ネットワークを彼が持っているということか?

これ、場合によっては、今の霧彦を追い詰めかねない材料になりかねないから、メモリが無駄になった事を口実に目障りな人間を排除しようとしていただけじゃないのか、霧彦は?

ホンの少し、湯島を懲らしめてやれれば、という軽い気持ちで買った(って、軽い気持ちで買えるようなものなのか?)が、でもこんな事をしても、意味がない。そう決心したところへ、あのひき逃げ事件が起こったわけですが、

とっさにメモリをセットしていなければ、逃げられた可能性もあったのではないかと思えてしまいますが・・・・、まあ、こういう状況での思考が混乱しがちになってしまうものですから、咄嗟にメモリに手を伸ばしたというのも無理からぬところはあるのかも。

まず、自分をひき逃げしたやつらに復讐してやった。残る湯島だけ。

「幸さん、君はガイアメモリの力に支配されている。自分を見失いかけている」と訴えるフィリップ。

「頼む、間に合ってくれ」と現場へ向う翔太郎。

騙している女性のところへ逃げ込む湯島。そこへ現れるドーパント。現場へ駆けつける翔太郎。女性を盾にして、自分だけ逃げようとする湯島。入れ違う形で、やってくる翔太郎は、ドーパントを目にして、湯島の逃げた方向を振り返りながらも、ドーパントを追おうとする。

地下の水道施設に隠れる湯島だが、彼を見逃すまいとするドーパントが追いかけてきて、天井から逆さに現れて、彼の首を絞める。そこへスタッグフォンで攻撃し、湯島から引き離したタイミングでやってくる翔太郎。

もう止めるんだという翔太郎。しかし、ドーパントは触手を伸ばして、攻撃してきて、それから、湯島を庇う翔太郎。逃げようとする湯島を捕まえて、謝れという翔太郎。お前が幸の心をあんな姿に変えてしまったんだと突きつける。まだ間に合う、あんたが心から、彼女に詫びればな、という翔太郎。

いや、お前が言えた立場じゃないだろう。

おやっさんの死亡を家族に伝えないで、事務所に居座っていた行動って、湯島の事をどうこういえるような行動じゃあないと思うのですけど・・・・・・・。

しかも現在進行形で、それは続いているわけですからねえ。

俺は関係ないと言い張り、逃げ出す湯島。まだ、翔太郎は、ここまではやっていないという状況なのですが、これから先のエピソードでは、肝心な場面で逃げ出したら、湯島と大差なくなってしまうのですが、さて?

追いかけようとするドーパント(幸)を止める翔太郎。

「どうして、私の邪魔をするの!?」という幸。「彼は、君にこれ以上、誰も殺させたくないんだ」というフィリップ。
「あなたたちの気持ちは嬉しい。でも、手遅れよ。私には止められない。私のこころには、憎しみしか残っていない星の本棚の中で憎しみの感情を爆発させる幸。ドーパント本人も体から、憎しみの光が溢れ出し、フィリップは、病室へ引き戻される。

「予想以上に怨念が強い。このままでは飲み込まれてしまう」というフィリップ。

湯島を追いかけていくドーパント。「止めてやるよ、俺が」とWドライバーを取り出す翔太郎。
「それを言うなら、俺たちが、だろ?」とフィッリプもドライバーを装着し、メモリを取り出す。

Wに変身する二人。

「残念だけど、今回のことで、あなたの名誉は回復されないわ」という冴子。精神エネルギーが生んだドーパントは、肉体が変身したものに比べて、劣化している、弱いということらしい。本来、ヴァイラスのメモリは、街一つ滅ぼせるのだが、劣化した状態では、一人ずつが精一杯。

そんな使いどころの厳しいメモリを市場に流すなよ・・・・、と思うのは私だけでしょうか?

結果的に、一人ずつ襲うのが精一杯だったのが不幸中の幸いだったわけですが、これ、ヘタしたら、風都がウィルスで全滅していた危険性もあるわけですしね。

こういうヴァイラスのメモリの特性を得意げに語ている時点で、まずいのじゃないか、冴子?

根津を始末しようとしたのが、霧彦の独断だったか、あるいは、園咲家の指示だったのかによっては、市場を破壊しかねないメモリをあっさりと流してしまった落ち度もあるでしょうし。
そういう最悪の事態にならないように性能をセーブしたとか、なんとかいうセリフか描写でもない限り、下手すれば、そのあたりのミスをつつかれかねな落ち度になりかねないわけで、霧彦が得意になって語っているところに、そういう事実を突きつけて、ペースを崩しているのは、そのあたりの理由も関係しているのか?

研究は済んでいるということですが、しかし、翔太郎はすくなくとも、こういう状況に陥りかねない危険性があったのだよなあ、ビギンズナイトの時点で。そのあたりの関係もあるのか?
でも、そうだとしても、翔太郎はその記憶がないわけだから、そのあたりの記憶が、ある時点から途切れている可能性もありそうだけど。

本来、霧彦相手に得意げに語っていい話じゃないわけだけど、下手に興味を持たれて、厄介なことになられたら、まずいから、事実を話しているわけで、共犯に引き込んで、クギを差しているようなものだよな。
精神が変身したドーパントが、体が変身したドーパントよりも弱いって、いうことも売人には知らされていないということは、機密みたいなものだったわけですし。

まあ、次々と犠牲者が出てしまい、それを最後まで止められなかったというシチュエーションをやりたいが為に作り出された設定ですが、今回の場合は、許容範囲内でしょうね。

しかし、霧彦が得意げに精神と融合したドーパントの事を得意げに語るが、実は既に知っていて、しかも研究済みだったというのは、どう見ても、女性ファンを意識するような要素(イケメン、やおいっぽいネタ等)を打ち出しては空振りに終わり続けて、失速してきた平成ライダーの姿そのものなんだよなあ(苦笑)

二人で式を挙げるはずだった教会のところまで逃げてきた湯島。教会の中から、現れ、どうして、騙したの?と問い詰める幸。許さないとドーパントに変身する。

湯島が攻撃されようとしているところに、一陣の風となったWが、湯島を庇い、「やめろ、そんなことをしても、君のためにはならない」と呼びかけるW。「黙れ」とWに襲い掛かるドーパント。幸を止めようとする翔太郎と、攻撃を加えるフィリップ。

仮面ライダーは悪の怪人や組織を倒すという大義名分があるにしても、同時に同族殺しの咎人でもあるわけで、ドーパントに変身している人間が元に戻るというWでも、死なないとはいえ、その点は変らない。
大体、ドーパントになった人間と戦うのがいやというよりかは、幼馴染であったマリナや、今回のように、結婚詐欺師に騙され、あげく、ひき逃げにあったかわいそうな人間をこれ以上、痛めつけて、嫌な思いをしたくはない感情に基づいているわけで(まあ、誰だってそうだわな)。ドーパントになって、誰がどう見ても悪人だという人間とは戦うが、前述したような事情を抱えているドーパントとは戦いたくはない、倒したくはないということになるわけで、そういう意味では、役に立つか、立たないかでクロスを見過ごして、復讐をさせてあげてもいいと言ってたフィリップと大差がないですからね。そういう意味では、この町の人間を殺させるわけには行かないというセリフに、フィリップの理屈に反論するにはいささか、パンチが弱かったのも無理はないのかも。

相手を止めるために、メモリだけ奪って、それを破壊する(そんな事をすれば、作品的には、目玉となるアクションシーンがなくなってしまうのですが、それは幹部クラスのドーパントを暴れさすことで何とかなるのではないか、と思うのですが)ことをしたり、それを行おうとするそぶりを見せたことはないですしね。

フィリップが言っているように、幸は手遅れで、メモリブレイクして、解放した方がすくなくとも彼女を身体的には助けれるわけですから、ドーパントを倒して、メモリを壊す必要がある。そういう大義名分があって、はじめて、戦う気を見せて、ヒート&トリガーに変身したわけですし。

相手の事情で、戦う相手をえり好みするというのは、ハードボイルドじゃないですからねえ(ハードボイルドなら、むしろ、戦わないといけないなら、せめて、自分が手を汚すという立場だし)。

ビギンズナイトが翔太郎に与えた傷って、かなり深いようですが、劇場版だけでかけるのか、これ?どう考えても、Tv版でも触れないといけない話し出し、劇場版のエピソードでその問題解決しましたから、Tv版では、一切触れませんというのは、問題ありすぎだろう。

ヒート&トリガーのマキシマムドライブ・トリガーエクスプロージョンでドーパントを倒し、メモリを破壊する。

Wに礼を言いながら、ドーパントを化物という湯島。その彼に、変身解除して、「お前の罪を数えろ」と殴る翔太郎。「お前を殴ったのは、俺の拳じゃない。幸さんの心だ」と言って去る翔太郎。

まあ、自分と大差のない人間を、もっともらしい大義名分を得て、殴って、いい気になっているという自己満足に過ぎないわけですからね。

幸にシーツをかけなおして、去っていくフィリップとアキコ。入れ替わるように、姉の見舞いに来る康平。

幸は相変わらず、眠ったままではあるが、翔太郎は、いつか、彼女が目を覚ますこと、そして、そこには彼女を待っていた優しい笑顔が見える事を信じていると、報告書を纏める翔太郎。

まあ、ドーパントに憑依されたということで、警察に連絡しなかったと、被害者が被害者だから、見逃したということなんだろうけど、康平が憑依して、クロスたちを襲い、三人も手にかけたのは確かなんだから、首班じゃなくても、警察のお縄になる結末でも良かったのじゃないだろうかと思うが。

フィリプとトランプをして、「みえてんじゃないの」というアキコ。それを横目に、窓を開ける翔太郎。派手にくしゃみをして、馬鹿が風邪を引いたというアキコ。「そんな馬鹿な」と驚くフィリップ。

馬鹿馬鹿うるさいんだよ、とくしゃみを連発して、二人に距離をとられる翔太郎。

まあ、最後の姉弟の処遇にはひかっかるし、それでも、翔太郎の弱さを明言しない、指摘する視点・キャラがいないで、それをムリヤリ、カッコよく見せようとする姿勢が引っかかりはするものの、うまい構成の話だとは思いますし、話の順番とか、3~8話のキャラ描写がグダグダになっていなければ、話の持っていき方によって、現時点では、トップクラスの話になってたと思いますが、脚本の連携が取れていないために、話のよさが半減してしまっている、そんな印象の話というのが正直なところですね・・・・。

翔太郎が、自分の弱さをハードボイルドで格好つけて、ごまかしている。そういう部分をどこかで明らかになることで、話の面白さが映える回ではあるのですが、スタッフの話作りを見ていると、それに対する期待は、あまり出来ないようですけど。
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by kwanp | 2009-11-29 10:09 | 特撮

穏やかなる日々は完全に向こう側に

ニカやターニャとプールで遊んだ記憶を語る蘇芳。今はもう、戻ってこない、穏やかだった日の思い出。

ターニャが水をかけたところで、美咲が泳いでいるシーンに切り替わり、彼女の前に現れ、気分転換できたと訊ねるマダム。

美咲の探しているものを未来の記憶といい、まだ帰られる余地のアル未来といい、その力を操ることが出来る契約者がいたと語るマダム。

確か、アンバーがそういうことを言ってたというか、ノーベンバーに未来を教えるような事を言ってたな。

なんで、自分に、そんな話を? と訊ねる美咲に、ささやかなお礼のつもりといい、美咲のおかげで手に入れられる情報もアルと答えるマダム。

東京に向う特急の個室の中で、銃を整備するレプニーン、その傍にいるターニャ。そこへドアを叩く音が、警戒して、立ち上がるターニャ、空けてかまわんと言うレプニーン。

入ってきたのはSVR。てなれたもんだ、というSVR。BK201の部屋を訪ねるが、それには及ばんと彼らの手出しを牽制するレプニーン。

別の個室で、母親の写真集を見る蘇芳。池袋の写真を見て懐かしがるマオ。行った事アルの? という蘇芳の言葉に、太陽がさすような、夏の日と大げさに語りだすのですが、興味なさそうに頷き、子供のころ、いったことがあると語る蘇芳。
決めた回数以外、ドアをあけるなと言い残して、食事を買いに行く黒。
その彼の前に現れ、行く手をふさぐSVR。そして、背後から銃を突きつけるレプニーン。

一方、ターニャは、残った蘇芳たちがいる個室の前で能力を発動させて、ゴキブリが現れたのを見て、浮き足立った彼女が部屋から出てきたところを、腹を殴って、気絶させる。
残ったジュライを意識を失わせるターニャ。マオは、黒に助けを呼びに行こうとするが、車掌に見つかり、追いかけられてしまう。

食堂車で、食事を振舞われる黒。朝からアルコールのサービスはやっていないというので、ロシア語でまくし立てたら、うやむやのうちに出されたとのことですが、

国籍に関係なく、やな客だよな、それは(汗)

ワインを断る黒に酒樽の湯船に浸かるタイプだと思ったが、というセリフは、てっきり黒の大飯食らいを知っているかと思いきや、最近、酒ばっかり飲んでいることを言ってただけのようで、黒が大量に頼んだメニューを見て、呆気に撮られるレプニーン。

これをやらないと、黒というきはしないけど、それでもこれで完全復活したかどうかは、別の話という気もするし。

マオを追いかけている車掌さん。天井に張り付いて、やり過ごそうとするマオ。

意識を取り戻した蘇芳に銃を突きつけるSVR、そして、彼女の視界には、ターニャの姿が。

黒をスカウトしようとするレプニーン。

優秀な人材をスカウトしたいのはわかるけど、黒の食費をまかなえるのか、ロシアは(汗)

蘇芳つきで、だろと、あっさりと断る黒。博士が替え玉でないことを知らない黒に、ますます、拘る理由がわからないというレプニーン。

そういえば、第一期の第一話・二話で、ドールに記憶を移植した技術が使われたのではないか、という指摘があったけど、おそらく、あの技術とは違うと思う。
あの技術では、感情を失っているとはいえ、一個の人間の記憶に、別の人間の記憶を上書きするわけだが、おそらくは、博士の替え玉は、まっさらな頭の中に一日分の記憶がのこされていたわけで、似て非なるものではないかと。

まさか、情をうつしたわけでもないだろうというレプニーン。好きに勘ぐればいいというのだが、既に蘇芳を抑えていて、ここで席を立つのであれば、強引にでも、彼女を連れて、列車を脱出するというレプニーン。
さらに保険として、列車に仕掛けた起爆装置を見せる。

自分を殺さなかった理由を尋ねる蘇芳。黒がいなければ、撃ってたかもしれないという蘇芳。そういうことか、と合点が行くターニャ。蘇芳は、トモダチだから、撃てなくて良かったという。
友達だから、憎む理由もあるといい、ニカと仲良くして、嫌いだったとうちあける。
ニカとは別に・・・、と弁解する蘇芳。ニカに自分のほうを振り向いて欲しかった、そう思っていたことは覚えている。しかし、そのときの気持ちを思い出せない、ニカが好きだったと覚えている、ニカを殺したというターニャ。

喫茶店で朝食をとる美咲の席に座り、バナナパフェを頼む鎮目。ストーキングが趣味か、という美咲に、「追いかけるなら、青い果実ってか」と冗談めかして答えるのだが、案外、本気だったりしてなあ。

ここ数年、ロリのドールを連れて、しっぽりと逃避行って、そりゃ、パッと見だけでいえば、間違ってはいないのだけどなあ・・・・。

挑発めいたことを口にして、やきもちかと指摘する鎮目。そして、銀にはとんでもない力があるらしいという。

レプニーンの言葉を受けて、大人しく席につく黒。レプニーンは、基本的には契約者を信用しているが、最近は、イレギュラーな契約者も増えているとこぼす。しかも、自殺する契約者ということで、銀に、そういった力があるということが、鎮目によって、そういう噂があると語られるのだが、

可能性的には、契約者を人間に戻す能力でも身につけたということなのか?

契約者になった人間は、かなりの割合で国家機関とか、どっかの組織に連れて行かれて、仕事に従事させられるわけですから、元の人間に戻った際に、その記憶が失われていなかったら、その事実に耐え切れなくて、ということはありうると思いますからね。

それとも、ノリオの母親が死んだときのアレでしょうかね? あれを自分の意思というより、強制的に能力が、彼女以外の意思で暴走したように見えましたからねえ、あの場面では。
コードギアスでは、ギアスを使いすぎて、自らの意思ではON・OFFが出来なくなってしまっていましたが、この話だと、契約者の支払能力を超えた力を強制的に発動させる力だったりするのでしょうか?

契約者は、能力を使った対価といわれる行動をとるわけですけど。対価ということは、その契約者それぞれに応じた支払い限度額みたいなものがあるのかもしれませんから。その支払い限度額を強制的に超えさせる能力なんでしょうかね?


そんなこと確保して、何しようって言うのだか、という鎮目。

何をしようとしてるんだか、も何も、契約者を全て、手中におさめたいという目的以外の何者でもないように思えますが(汗)三号機関は、ショッカーがデストロン(ゲルショッカーは時間稼ぎみたいなものですし)に変ったようなものだと思いますが、自分たちの下にいたはずの契約者によって(切り捨てたのは組織の方が先ですが)、痛い目を見せられたわけですから、より万全を、と思えば、そういう能力を欲するのは当然ではないかと。

まさか、三号機関はという美咲に、見返りは期待しているよといい、何かつかんだ情報があるんじゃないのという鎮目。

銀を手に入れたい、自殺して欲しい契約者がいた、好きか嫌いで言えば、大嫌いだといった。前回、黒たちを襲った契約者を殺したのは、お前か? と問い、もしおすなら、抱きしめたいと思ったというのだが、

グラハムのあとだと、普通に聞こえてしまうな、このセリフも。

前回の契約者を畜生というレプニーン。姪を殺された、任務とはいえ、そいつの面倒を見なくてはいけなくなったと打ち明ける。そりゃ、はらわた煮えくり返るけど、一番許せないのは、その畜生と同じ穴の狢になってしまったような扱いだと思うが。

そんなレプニーンに、「お前は何をした。せめて、一矢報いようとは思わなかったのか?」と問う黒。
「それは・・・・」と口ごもるレプニーンに、「返り討ちに会うことか、保身か?」といい、その男は確かに畜生だ、だが、契約者だからじゃない、最低の人間だから、最低の契約者になっただけだといって、合理的な枠にしか、自分を収めることしか出来ない。お前に、乗客を道連れにするような度胸はない、とフォークをレプニーンの手につきたて、ナイフを投げて、SVRを黙らせる。

もっともらしく聞こえるけど、仕事上で、殺しても殺したりない人間相手に感情抑えて、仕事しなきゃいけないことなんて、世の中ザラだし、我慢していろと言うわけじゃないけど、感情抑えないと成り立たない仕事なんて、ザラだろと思うのだが。

まあ、レプニーンに真理的動揺を与えるためのブラフみたいな部分もあると思うけど、黒は妹を受け入れるために人殺しに手を染めた男だからなあ。大事なものの為に一線を平気で超えられる人間とそうでない人間の境界線というのもこれはこれででかいと思うのだけど(汗)
再三、昔の黒はルルーシュみたいに妹さえ守れれば、後はどうでもいいキャラだし、手を汚さなきゃ生きていけない人間からすれば、レプニーンのような立場の人間の苛立ちも、傲慢というか贅沢に見えるのだろうけど、そういう立場の人間は人間で、妙な優越感で、自分たち以外を見下すというか、己に酔ってるようなところがあって、今の黒の感情は、まさにそれだしなあ。


列車を止めて、蘇芳を連れ出せというレプニーン。その指示に従い、ゴキブリを大量発生させて、列車を止めようとするターニャ(汗)

マオをようやく捕まえた車掌。

列車を覆うゴキブリでパニックに陥る乗客。なんだこりゃ、と呆気にとられるマオ。その隙に乗じて、部下に蘇芳を抱えさせて、脱出しようとするターニャ。しかし、追いかけてきた黒が部下の男の首をワイヤーで絞めて、周防に逃げろと呼びかける。

その言葉を受けて、逃げ出す蘇芳、追いかけるターニャ。レプニーンになんとしてでも、拉致するのだと命令されて、列車を覆っていたゴキブリを、蘇芳の追撃に動員する。

一方、ジュライのところに向かい、周防の行方を尋ねようとするマオだったが、既にマオは、蘇芳の行方を追いかけていた。

プールのあるところに逃げて、プールに潜って、追っ手をかわそうとする蘇芳。かつての思い出が脳裏をよぎる。追いついたターニャは水面に気がつく。

息が続かなくなって、水面出でて来る蘇芳に、諦めてくるといい、というターニャ。彼女にムズをぶつけて、プールサイドに上がり、逃げようとする蘇芳だが、ターニャは、なぜか、動かない。
彼女の脳裏にも、かつての記憶が蘇っていた。レプニーンの言葉で我にかえり、ゴキブリを操り、蘇芳に差し向けるターニャ。

ターニャに命令していたレプニーンは、黒に見つかり、あわてて、銃を構えるが、指された傷で手に力が入らない。「もう一度、話し合うつもりはないのか」という彼の言葉に、断ると返す黒。

それを聞いて、ナイフを取り出し、襲い掛かるが、返り討ちにあって、ナイフはレプニーンの体に深々と突き刺さる。今わの際に、奴を殺したのはお前か、と尋ねて、無言で頷く黒。それを聞いて、安心したかのように息を引き取るレプニーン。

一方、ターニャの操るゴキブリに襲われる蘇芳。無我夢中で力を発動させて、ライフルを取り出し、引き金に指を伸ばす。それを見て、在りし日を思い出すターニャ。蘇芳も、黒の撃つなという言葉が脳裏に蘇る。
しかし、別方向からの銃弾がターニャに命中して、彼女はプールサイドに倒れてしまう。

その場に駆けつけたジュライをつれたマオに、「お前がやったのか」と問われて、我に帰って、体を振るわせて、否定する蘇芳。その場に現れて、「撃たなければ、お前はやられていた。身を守る術がそれ以外になかったのなら、それでいい」という黒。
「それでいいって、撃ったのは僕じゃ」と否定するが、黒は聞く耳をもたずに、「いくぞ」という。それを聞いて、「言ってることが解らない、どっちなんだよ!?」と問い詰めるのだが、黒は宥めるように、「撃った事を責めているんじゃない」と見当違いのことをいい、蘇芳の怒りに火をつけてしまう。

まあ、黒がお前は撃つなというのは、自己満足な感情で、蘇芳に稽古をつけて、己の都合で、蘇芳に撃つなといっているだけに過ぎないのだから、黒の都合で、撃てとか撃つなとか言われて、一方的に振り回されている、要は自分のことを思って言ってくれているわけじゃなく、自分の都合で動いて欲しくないだけと解れば、新来みたいなものを感じていれば、その分、失望もでかいでしょうからね。黒の発言は、蘇芳の言い分をロクに聞いていなくて、通り一遍の言葉で、おざなりに判断しているわけですし。

黒とは別方向に向う蘇芳。まてよ、と止めようとするマオ。蘇芳についていこうとするジュライ。なし崩し的に、それについていくことになるマオ。

蘇芳を追いかけない黒。プールサイドに浮かぶ、血に彩られたターニャを残して。

「寒くて、夏ならよかった・・・。それとも、夏の太陽を嫌いにならずに済んだから、今のほうが? だけど、どっちにしったって、僕達は子供のようには楽しめない」とかつての穏やかだった日々が、戻ってこないことを思い知らされ、ジュライと二人で東京を目指す蘇芳。

そして、ターニャを撃ったのは、シオンであった。

まあ、契約者は元に戻らないの明らかな話ですし、ターニャは契約者になってしまい、さらには、ロシアの国家機関で生きていかないといけない。どうあっても対決は避けられないし、シオンが手を汚さなかったら、蘇芳は、ターニャを自らの手で殺していた可能性のほうが高いわけですからねえ。
そういう意味では、蘇芳の手を汚さないためにシオンが代わりに撃ったとも取れる光景なのですよね。

ちなみにシオンがライフル使っているのは、能力を共有している可能性もあるから、別段不思議ではないと思いますし。しかし、蘇芳の場合は、シオンに作られた体の可能性もあるから、能力を使う度に、己を構成している体から、必要なエネルギーをすり減らしている可能性があるので(対価として、折紙を折っていたが、契約者は対価になる行動をとらないといけないという知識に基づいて、そういう行動をとらないといけないという先入観でそういう行動をとっているだけかもしれませんしね)、流星核をブースターにして、力を使っている可能性もありそうですが。



一方、美咲は、東京エクスプロージョンで上司の言葉を録音したテープから、未来を知る契約者の線を追いかけようと、自分に接点があるとすれば、これしかないと何度も聞き返していたが、巻き戻しているうちに何かに気がつき・・・・?

東京の寒さを痛感する蘇芳。単に着替えていないだけなのだが・・・・。

しかし、ターニャも死亡してしまったことで、かつての穏やかで静かだった日々とは完全に決別してしまった上に、黒は、自分の事を見てくれていないということがわかって、袂をわかってしまった(そりゃ、そうだわな)。
まあ、今の黒はコードギアスのルルーシュみたいな、自分の大事な者さえ守れればいいという行動パターンですし、第一期でも妹を捜し求めていたためか、妹を彷彿とさせるような相手には、妙に優しかったわけで、蘇芳に戦う術を教えたのも、それが理由だと思います。
おまけに、レプニーンに対するセリフからも、自分には出来たから、他人にも出来るはずだ、というような理屈で一方的に、レプニーンが、仇を目の前にして、何も出来なかった臆病者というような物言いを言ってたりと、かなり、一方的ですしね。
破壊する荷物が銀だとわかって、蘇芳に撃つなといったわけですが、ターニャを友達を撃っていないのに、撃ったと思われて、しかも、こっちのいい分には耳を貸そうとしない。
自分の為にあれこれ、世話を焼いてくれていたのではなく、自分に都合よく動いて欲しいから、アレコレと親切にしてくれていた。自分の事を見てくれていなかったから、相手の打算というか、本音が見えてしまった気になって(しかも、相手も何も言わない)、これまでの様には信用することが出来ない、一緒に行動するのがムリだからこそ、袂をわかった。まあ、ジュライも、黒よりも、色々と世話を焼いてくれている蘇芳の方になついていると思いますからね。
残りの話数で、どうやって、黒が失った信用を取り戻すのか、気になるところです。
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by kwanp | 2009-11-27 19:23 | アニメ

ハードボウンドは眠らない11

雨の中、宙に舞う傘。

走り去る車。地面に倒れている女性。

数日後・・・、鳴海探偵事務所。

風邪を引いたアキコ。風は万病の元と、早く寝ろという翔太郎。さらにくしゃみをするアキコにうつったらどうすると抗議する。「うつるわけないでしょ、馬鹿は風邪引かないのだから」と言いはるアキコ。

いや・・・・、お前も馬鹿じゃん。すくなくとも、そのセリフを額面どおりに受け取ったら、風邪を引く馬鹿だから、翔太郎の馬鹿よりも厄介なのじゃあ・・・・・。

人を馬鹿という奴が馬鹿という翔太郎。子供か、お前はというアキコですが

少なくとも、人をスリッパで殴る事をやったり、親の七光りで探偵事務所の所長をして、迷惑ばっかり掛け捲る人間を大人とは、お世辞にもいえないですよね。

それに興味を持ったフィリップが検索しなきゃと倉庫に向かうのと、同じタイミングで電話が掛かる。
電話に出たアキコから、強引に受話器を奪い、何でもハードボイルドに解決するとかいううたい文句を口にする翔太郎。
電話の向こうでは、切羽詰った声で、警察でも相手にしてくれない事件を扱うところだということで電話をかけてきたという依頼者。

まあ、ドーパント関係はまず、そうでしょうけど、探偵ものでも、えてして、警察がさじを投げた事件を解決するというのは、定番パターンのはずですからねえ。
とはいえ、1・2話以降の話を見ていると、そこまで、警察が騙されるような事件を論理的に解決しているとは、到底思えないわけですから、ドーパント関係で、解決しているという方が近いでしょうけど。
おやっさんが健在だったら、話は別でしょうけど、劇場版の脚本が三条氏か、米村氏かのどちらかで、話が大きく違ってくるのですけどね。

しかし、こういう設定は、もっと早くに打ち出しておくべきだったろう・・・・・・。3話以降の話では、そういう事を推測できなくもなかったけど、明言されていたわけではないですから、こういう設定を明言させておくだけでも、話のイメージずいぶんと違ってきていたはずなんですけどね。

夜の港にやってくる翔太郎。依頼人に呼びかける翔太郎。襲いと文句をいって、助けてくれよと叫ぶ依頼人だが、彼の前に車が現れたかと思いきや、それが依頼人をすり抜ける。稲妻のような光に包まれて、依頼人は倒れこみ、車は走り去っていった・・・・・・。

依頼人を殺した容疑者扱いで、真倉に取り調べられる翔太郎。依頼人を殺した容疑で取り調べられるのは、探偵者でも良くあるパターンだとは思うけど、

・・・・・・・・・・・・・・・だから、探偵ものっぽイメージを強調するなら、3~8話やる前にやることだろう、オイ!!

大体、平成ライダーの特徴に、女性や主婦のファンを意識するということがあるのは有名な話だが、女性ファンや主婦が、夜のミステリーや、昼の再放送をなんと無しに見るのは、良くあることだから、そういう層を意識して、探偵ものという素材を扱うのは、悪くないことだと思う。
ならば、そういうお約束っぽいことをもうちょっと、最初の方で抑えろよと思うのだが。

被害者には車に轢かれた後はないという真倉。そこに現れて、吼えるんじゃないよと真倉を宥める刃野。まあ、二人組みの刑事で、一方が嫌われ役をやって、もう一方が、相手に好印象を与えてというやり方は、探偵ものでもよくある話だが、翔太郎から情報を引き出す意味もあるんだろうなあ。
鳴海探偵事務所に持ち込まれる時点で、警察では扱いきれないケースなのは明らかだろうし。おやっさんのころから、そういうことをやっていたとすれば、代替わりしても、そういう事をやっているからということで、ある程度、自由に泳がせておいた方がいいとか思うでしょうし。

そうこなくっちゃ、大盛りでという翔太郎(オイ)。ちなみに、有名な話ですが、警察で出るカツ丼は、自前です。

食ったら話すんだろという刃野。カツ丼を買いに走らされる真倉。しかし、それは真倉を遠ざけるための方便だったようで、被害者はウィルスに感染したというようなことを教えられ、釈放される翔太郎。

その翔太郎を迎えに来るアキコ。身元引き受けというアキコに、「ただの参考人だっての」という翔太郎だが、依頼人に会いに行ったら、車に轢かれて、すり抜けたと思ったら、死にました。

容疑者扱いされるだけの状況がそろってると思うのだけど(汗)

でまあ、依頼人は死んだので、この事件から手を引いたほうがいいというアキコ。まあ、事務所のやりくりを買って出る身としては、妥当な意見ではあるよなあ。
とはいえ、なにかというと、首を突っ込んで、先走るようなキャラ描写さえ、なければ、ということだが。

前回ので懲りたという描写でもあれば、ともかく、懲りるどころか、見込み捜査で、しかも、公衆の面前でそれをやったけど、結果的に犯人をいぶりだすことに成功しちゃっているわけで、むしろ、調子に乗りかねないような状況を作り出しているわけで。
まあ、カジノのときとか、前回のこととか、アキコが調子に乗って、突っ走り、挙句の果てに追い詰められて、翔太郎たちに助けを求めるのは、依頼を受けた一件である場合が殆どだったわけですからねえ。
しかし、7・8話ではフィリップの事を追いかけるのを優先していたわけですが、依頼が少ない、翔太郎の経費の落とし方をみる限り、ガラスを割られて、しかも、依頼料がそれに見合っているとは思えない額なのは、画面上(どう見ても、依頼料は千円札だけだったような)明らかですし。
それなのに、ガラスを割って依頼するような人間から、ガラスの修理代を取り立てた上で、依頼料を取り立てるというようなこともしないで、フィリップの方に付き合っているわけだから、依頼人が死んだから、お金にならないというkとで、しり込みするような、殊勝なタマには見えないのですが、アキコは。

風邪を引いて、気が弱くなっているということか?

依頼人がやられているんだよ、黙って引き下がれるかよ。それにあの車は泣いていたんだという翔太郎。まあ、依頼を受ける前とはいえ、依頼人が目の前で殺されているわけですから、探偵としての信用に関わるという考えもあるのですが、翔太郎の場合は、面子の意味合いで、そういうせりふを言っているという状況でしょうね。しかし、車が泣いているというようなことがわかるほど、車の扱いに慣れているような描写って、ありましたっけ?

車はなく分けないじゃん、大丈夫、熱アル? と風邪を引いているアキコに言われる始末。

翔太郎は、風邪を引いている人間を突き飛ばし、一人で歩いていく(病人にその態度はどうよと思うのだが)。

馬鹿は風邪を引かないということにてこずるフィリップ。

根津という売人を呼び出し、ガイアメモリが無駄になったということで、罰を与えようとする霧彦。

いや、あんた、そういうことを言える立場か? 失敗続きのなりあがり上司が、部下の失点を理由に、罰を与えようとしているって、完全に上司にはへつらって、部下には厳しいええかっこしいの中間管理職の点数稼ぎ典型みたいな行動ジャン・・・・。

アクシデントだ、と弁解する根津。しかもそのメモリ、バイラスに特殊なことが起きていると説明する。

情報屋と接触する翔太郎とアキコ。今回はマジでヤバイと強調する情報屋。危険とは隣り合わせという翔太郎だが、

前述の事情聴取のシーンでも、刃野が翔太郎に被害者の死因を教えていましたが、あれはあくまで、警察の扱いきれない妙な事件に首を突っ込んで、犯人を警察に引き渡してくれるからですが、それを考慮に入れたとしても、翔太郎は、装備やフィリップに頼りきっていて、それを使いこなしている、信頼関係を結んでいるとは、お世辞にもいいがたい状況ですし、前述のカツ丼買って来いのシーンなどは、作中の描写を見ている限り、名探偵の後をついで、ハードボイルドとか格好つけているヒヨッコという意味では、翔太郎の立場って、刃野の後をついて回っている真倉と大差がないのに、自分が刃野に重宝がられているのにあぐらをかいて、真倉をこき使っているけど、実際のところ、翔太郎の自力ではなく、装備やフィリップの力で、重宝される状況が出来上がっていて、それで何とか、なんているというのが関の山なところ。
しかも、成り行きでwになっていて、イマのところは、wの片割れであるということに対する説得力は弱い。

つまり、自らの体だけを頼りに危険に飛び込むというよう説得力は、今の時点では乏しいとしか言いようがないし、自らの弱さをハードボイルド気取りやWドライバーという装備、フィリップの能力、おやっさんの気付いた評判頼りで隠しているというのが、翔太郎の現状ですからねえ。
あくまで、危険は承知の上というのは、虚勢でしかない。

翔太郎の取り出したお金を取り上げ、「依頼人もいないのに、経費使うな」というアキコ。
まあ、事務所のやりくりに頭を悩ます立場としては、納得の描写です、普通なら。
その一方で、自分も、好き勝手やっているわけですから、ハードボイルド気取りで、事務所の経営を危うくしている自称探偵の手綱を取る、探偵の娘というポジションとしては、いささか、説得力が伴わないし、こういう描写を、もっとはやく、挟み込んでいれば、もう少し、アキコが首を突っ込むのだって、納得できていたはずなんですが。

どういう方向性でやればいいのか、というような試みをアレコレしていたというには、変な関西人キャラを強調しすぎだったわけで、試みているというほど、試行錯誤な描き方をしていたとは思えないのですが。

手を引く気はないという翔太郎に、くしゃみをかけるアキコ。

そのやり取りに顔をそむけながら、被害者は、クロスという男がリーダーをやっているストリートギャングのメンバーで、クロスは父親が財界の大物とつながっているという噂で、そっち系の組織に武器を流しているという噂もあるのだとか。

そのストリートギャングのところに顔を出して、単刀直入に、被害者をやった車に関して、訪ねる翔太郎。クロスの部下の一人が、心当たりを言おうとして、「そのことは口にするなといっただろうが」とクロスに袋だたきにされてしまう(汗)
そして、翔太郎に、しらねえよ、消えろと銃を突きつける。あわてて、翔太郎をその場から引っ張り出すアキコ。

いや、風邪を引いているとはいえ、そこで、おとなしく引っ込むようなタマだったか、この女?
彼女が首を突っ込んでいた事件は、一応、依頼人がいた事件ばかりだったから、1銭にもならないことでは体を張らないというある意味、がめついというか、ちゃっかりしているというだけかもしれないが。
それにしても、自分の都合で事件に首を突っ込むか、突っ込まないかを選んで、しかも、好き勝手に暴れては、都合が悪くなったら、翔太郎やフィリップに丸投げする。はた迷惑な存在以外の何者でもないような気が(汗)

アキコを事務所のやりくりに頭を悩ませるしっかりものキャラにするのか、それとも、事件に首を突っ込む暴走キャラにするのか、軸がはっきりしていない上に、どちらのキャラも、欲張ったためにキャラのイメージが薄いからなあ。

色々と試すのがいけないとはいわないけど、これまでに述べてきたように、アキコに関する最低限の描写も描かれていない上で、こういった実験的な描写を行って、あれやこれやと盛り込んでいるのも、アキコのキャラが良く見えない理由の一因なのかもしれないが。

仕事の邪魔をするな、という翔太郎に、仕事じゃないし、下手をすれば、今ごろ、蜂の巣って、人のこと言えないジャン・・・・。

依頼人がいるとはいえ、首を突っ込んで、危険な目にあいかけたのは、アキコも同じなわけですし。
依頼人がいないという状況をいいことに、翔太郎の行動にけちをつけているとしか思えないのですよね。

店から、クロスの部下二人(片方は袋叩きにされたキャラ)が出てくるのに気が付いて、隠れる翔太郎とアキコ。車の確認にいくらしい。それを追いかける翔太郎。アキコに、クロスが出てくるか、見張ってろという。
まあ、今回の場合だったら、それで無茶をしないというような言動だから、話の持っていき方としては、無難か。
思わず、頷いてから、我に帰って、あんんでよ、と突っ込みを入れるアキコだが、既に遅し。

駐車場に向った二人は、その辺の車盗んでいけば、廃車置場なんて、直ぐそこだ、といって、ごまかそうとする二人。そこへ現れ、二人に襲い掛かるくだんの車。
袋叩きにされた部下は逃げれたが、もう片方は、逃げ送れて車の餌食になるのだけど、車の中から、ドーパントのような存在が現れて、クロスの部下をすり抜けて、ウィルスをうつして、殺害する。

逃げた袋叩きにされたほうに狙いを定めるのだが、翔太郎は、「やはりドーパントだ」とフィリップに呼びかける。っていうか、もうちょっと、助けようと行動しろよと思うのだが。

フィリップに話し掛けると、「やっと謎が解明した」と嬉々として語るのを聞いて、「何言ってるんだよ」と呆気にとられて、車から逃げる翔太郎。

「馬鹿が風邪を引かないのは、色々思い悩まない結果、ストレスがたまらず、風邪に対する免疫力が上がるからなんだ。 色々調べた結果、これが一番、説得力がある」

「んなこと、どうだっていいんだよ」

逃げているうちに、壁際に追い詰められ、とっさに車の天井にあがり、しがみつく翔太郎。

まあ、フィリップは、自分の興味あること優先だから、ともかくとして、翔太郎のそれに対するツッコミが、自分の身が危ないのに、そういうことを得意げに語るんじゃないという風に怒っているようにしか見えないのだが・・・・・。目の前で、人が一人死んでいるわけですし、しかも、翔太郎が、それを防ごうと行動したようには見えないわけですからね。

車に振り落とされないようにしがみつく翔太郎に、馬鹿はなぜ、高いところがすきなのか、と新たな疑問を口にするフィリップ。翔太郎の落ちるという言葉を聞いて、「君、もしかして、高いところに?」と聞いてくる始末。

車の中を覗き込み、運転している犯人の顔を見る翔太郎。顔を見られた犯人は、逃げているクロスの部下を追いかけながら、駐車場の建物の一部に、車体をぶつけて、振り落とし、クロスの部下を追う。

場振り落とされた翔太郎は、バットショットで、犯人の顔を撮り、フィリップをせかして、変身する。

クロスの部下を壁際まで追い詰める車。クロスの部下を庇い、逃げろというのだが、そこへナスカドーパントが乱入してきて、Wの邪魔をする。

ナスカ曰く、貴重なサンプルといい、邪魔をするなと剣で切りつけてくる。Wはその理由など知る由もないが、お前こそ邪魔をするなと応戦する。

その間に駐車場から逃げようとするクロスの部下だが、地上5階の高さから、犯人の車が飛び降りてきて、クロスの部下を襲って、去っていった。

決着をつけてやるとジョーカーエクストリームでとどめを誘うとするが、前回も使ったマフラー攻撃で絡め取られ、防がれてしまう。

結局、その間に、クロスの部下は殺されてしまい、それを見届けたナスカは、「ガイアメモリの想定外の特性。これは私にとってのチャンスだ」と去っていくナスカ。
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by kwanp | 2009-11-22 22:45 | 特撮

ハードボウンドは眠らない11・5

犯人を特定するフィリップ。山村康平 18歳、一週間前、姉がひき逃げにあって、その犯人がクロスたちであり、現場から逃げ去ろうとしていた車と、彼らの顔を覚えていたのだが、証拠不十分で、警察は動かない。

自らドーパントになって、復讐しているのか、と呟く翔太郎。フィリップがいうには、彼の姉は、まだ、病院で意識不明の状態が続いているらしいとのこと。

「後一人だよ、姉さん」
バス停近くのガードレールに腰掛けて、姉に語りかける康平。そこにハードボイルダーでやってきて、声をかけ、君を止めに来たという翔太郎。
康平がドーパントであることを指摘する翔太郎。

ラジオとかで目撃例が寄せられているわけだから、仮面ライダーと戦う化物みたいな認識はもたれているけど、ドーパントという名称に関しては、メモリを買った人間という風に、一部の人間しか知らないわけだから、いきなり、ドーパントという名称を突きつけるのは、ある意味、効果的なのかもしれないなあ。
しらなかったら、「何ですか、それ?」と首をかしげるわけだし。

「復讐はよせ、君の姉さんだって、そんなことは望んじゃいない」という翔太郎。「あんたに何がわかるっていうんだよ」と怒る康平。

まあ、おやっさんは失ったけど、力を手に入れるわ、警察に重宝がられるわ、と状況的には恵まれているわけだから、翔太郎のセリフというのは、あくまで、もてるものの傲慢になってしまうわけですからねえ。
そういうパイプを持たない一般人が、家族をひき逃げされて、しかも、権力の力で、法の追及を逃れて、のうのうとしている奴等を許せないと思うのは、楽な道に逃げたという批判も出来ますが、無理からぬことでしょうし、翔太郎のセリフは、そういう怒りを理解できない側の綺麗事に聞こえてしまい、説得力はないわけですからねえ。

人を轢いたことには何の反省もせずにへらへら笑って逃げるクロスたち。雨の中、ひき逃げされた姉に呼びかける康平。

あいつらだけは許せないと拳を振るわせる康平。

その言葉を受けて、翔太郎が考え込んでいる間に逃げ出し、バスに乗り込む康平。逃げ出した彼を追いかけようとしたが、バスから降りてきた康平の知り合いに、取り押さえられている間に、結局、逃げられてしまう。
挙句の果てに、犯人グループの一員扱いされてしまうのだが、家族がひき逃げとか、事件の被害者になっている状況で、その家族を追いかけている人間に、いい印象をもて、というほうが無理な相談ですしね。

湯島と名乗った彼は、康平の姉の婚約者だということで、三ヵ月後に式を挙げる予定で、康平も、それを楽しみにしていたのに、あの事故のおかげで。

康平が、あの事故の犯人達をとても憎んでいたという翔太郎の言葉に、当然ですと断言する湯島。

両親を小さい頃に無くした彼にとって、姉はたった一人の肉親だったわけで、その家族をひき逃げされた上に、警察が当てにならないのだから、自分の力で、相手に何とか罰を与えたいという方向に志向が行くのは無理からぬことだからなあ。
復讐はしてはいけないとは言うけど、それはあくまで、そういう復讐の感情を乗り越えた人間が言ってこそ、説得力があるわけだし。

そこにアキコからの連絡が入り、クロスが工場後で武器を片手に、康平を待ち構えているという事を知らせに来る。

そこに康平の操る車が現れて、発砲して、破壊しようとするクロス。聞いてないと悲鳴をあげるアキコ。

それを聞いて、直ぐ行くとハードボイルダーに乗る翔太郎。

クロスの発砲にもびくともしないで、彼に襲い掛かる康平の車。

現場に向う翔太郎に、フィリップは、「クロスって男は、僕らが救う価値はあるのか?」と問う。
その男はこの町にとって、有害以外の何者でもない。康平の事情を思えば、復讐させても構わないといいはなつフィリップ。

それでも、クロスを守るという翔太郎。「たとえ、人間のクズでも、この町の人間だ、殺させるわけには行かない」というのだが、

いや、あなた、クロスの部下、すくなくとも一人は見殺しにしていたじゃないですか・・・・・。

袋叩きにされていたのと、依頼人だった人間は、守りきれなかったという理由になるにしても、駐車場で殺されたもう一人の人間は、あきらかに、動かなかったのでは? と勘ぐりたくなるほど、傍観していたように見えてしまいますし。

それに、確かに守るのに値するような人間ではないのかもしれないが、そういう相手の為に、たった一人の家族を傷つけられた人間が、手を汚すのを止めるとか、そういう理由だってあるのじゃないのか?

翔太郎の理屈では、クロス>康平になってしまうし、今の時点で、この町の人間を目の前で、三人も殺されているわけですから、理由としては、説得力が弱いし、この街の人間ではなかったら、殺されてもいいのか、ということになるわけですからね。

まあ、これは1・2話の脚本を見て、描いた話だと思うのですが、3話以降で、翔太郎が、この風都に生きる人を守りたいというようなことに関して、そういう考えを抱くようになった背景というものが感じられないわけですからね。

フィリップの理屈も、大概、ひどいわけですが、自分の好奇心というか、欲求の赴くままに動くタイプだから、価値のない人間は、助ける必要なしというような、冷たい理屈になりかねないキャラだから、こういうセリフが出てくるのは、不自然ではないけど。

事情があれば、何をしてもいいという言葉自体、これまでの平成ライダーの悪い部分と同じじゃないか!!

それに風都にとって、有害だから、見捨てろ(殺せ)というのは、自分に都合が悪ければ、排除していいということであるのだが、膨大な知識と検索能力は歩けど、倉庫に引きこもって、何かのスイッチが入ったら、好奇心に任せて、それをとことん追いかけないと気がすまない人間は、風都にとって、有益というのか、おい。


おまけに、価値があるから助けるとか、価値がないから助けないというような理屈は、自分の基準で、人に優先順位をつけてしまう考え方ですし、自分たち以外の命をなんとも思わず反省もしないで、ひき逃げしたこの街にとって、有害以外の何者でもないクロスと大差のない考え方でしかない。
こういう考え方って、自信を価値のある人間だと思い込んで、それ以外は、自身にとって、役に立つか、立たないか、という己の一方的な価値観で、人をより分けているわけですから、相手を道具としか見ていないわけですし。
それに、その考え方を持つ人間は、自分が価値のない人間を始末する立場にいることは考えても、始末される側になることは考えていないことが多いわけで、自分や、自分の大事な相手が他者の一方的な価値観で始末されることもあるとか、全然、考えないわけですしね。

そもそも、このセリフ、フィリップは、自分が風都にとって、益になる人物だと信じて疑わっていないというようなものだし、大多数の人間にとって、不都合であれば、その存在を排除してもいいというのは、基準があってもやってはいけないことだが、その基準すら、きちんと定義されるどころか、大部分の人間にとって、気に食わない、不愉快だ、と思う相手を感情的に排除することは決して、珍しくはないことなのだ。

己や自分お大切な存在が、身も知らない他人の都合や、感情で気に入らないという理由だけで、その存在自体を否定され、消滅させられ、それをさも正しいことのようにいわれて、処理されてしまう。

それがいきなり、わが身に降りかかってしまうのだ、たとえ、消される方に何の罪がなかったとしても、だ。

作中では、仮面ライダーWはヒーローとして扱われているが、こういう理屈をヒーローの発言として扱われているというのは問題があると思うのだが。

フィリップは、自分がいってることが、クロスの言っていることと大差がないことには気がつかないで、クロスを見殺しにしていいとまで言っている。3・4話で翔太郎やアキコの事を家族の代わりというくらいには大切にしていると思うけど、このセリフもよく考えたら、家族が見つかったら、彼らは用済みで切り捨てられるとも解釈できるというとんでもないセリフだったりするのだが。

すくなくとも、ミュージアムに捕まって、何かしらの装置のコアにされていた人間の言うせりふじゃあないのだろう。それとも、自分が必要とされているから、ああいう装置の中でも生きていく事を受け入れられていたとでもいうのだろうか?

しかし、フィリップの言っていることも、翔太郎の言い分も、力の理論と大差がないとしか言いようがない。

すくなくとも、地球の記憶とか、Wの力を手にしていて、それで、悪い連中を倒しているから、自分たちのやっていることは正しい、あるいは、自分たちの考えは間違っていないという錯覚に陥っているのかもしれない。
ただでさえ、そういう感情を裏付けていると錯覚させるだけの強力な力を、彼らは手にしているわけですし、そういう力を持たないで、大事な人間を傷つけられたり、失ったりした人間がどういう気持ちであるのか、ということに対してまで、考えが及んでいない。

フィリップは、己の興味というか、損得勘定優先だろうし、翔太郎の「この町の人間を・・・」というのは、彼自身の自己満足でしかない。己の力を人助けをするベクトルに振り分けているだけで、自分たちの考えが本当に、人を守るためのものであるのかということに考えが及んでいないように思えますしね。

たしかに、フィリップのいうことを生半可な人道論で、打ち崩すのは難しいのかもしれないが、それでも、その考えで、クロスを見捨てるのはやってはいけないことだ、ということを翔太郎は、感情的であっても、いわなければいけないのに、それを行わずに、「この街で、人を死なせたくはない」という理屈でお茶をにごしている。

翔太郎なりの理由だと、冷ややかに判断するフィリップを納得させるというようなことをやったつもりなのかもしれないが、それにしては説得力が弱いといわざるを得ないものいいだったし。

フィリップの言っていることは、翔太郎のこのの一年の言動がかなりのレベルで反映されているということかもしれませんね。



依頼人を目の前で殺されて、面子が立たないとかそういうレベルなのだと思うけど、助けをもとめる人がいれば、どんな人間だって、助けるというほど、悟っているとは思えないので、これもなんちゃって、ハードボイルド的な考えだろうなあ。

復讐なんかで、康平の悲しみは消えやしないというのだが、強力な力を持っているから、そういうことが言えるのと、復讐の感情を克服した上で、そういうことを言えるかによって、ニュアンスは違うからなあ。
そもそも、復讐はいけないと思うような考え方があるなら、それこそ、逃がさないで、そういう考えを訴えないといけなかったのと違うか? と思うのですが。

それをハーフボイルドといい、とても、不合理だけど、君らしい答えだね、とメモリをセットするフィリップ。

翔太郎の理屈というか、自己満足を聞いて、納得したという意味では、フィリップのようなキャラは、興味深いかどうかで動くということなのだろうけど、少なくとも、翔太郎がWの力で人を守るのは、自分がおやっさんを救えなかった代償行為でしかないわけですからねえ。
そういう根っこにある感情まであわせて、「自己満足でしかなくても、あいつにこれ以上、手を汚させるわけには行かない」と、まで、本音を語らないと、フィリップのようなキャラは納得しないと思うのですが。

一方、康平に襲われているクロスは、自分は悪くない、悪いのは、ぼおっと立っていたあの女だ!! 見たいなことを口にして、自己正当化するわけですが、相手の怒りに火を注ぐだけだと思うけどな。

康平がクロスを轢こうとしたそのとき、康平の背後から、ハードボイルダーに乗って、Wが現れる。

アキコは、正義の味方というのだが、正義ではなく、正義の皮を被った自己満足だと思いますが・・・。

どうして、と己から見て、悪い奴を退治するのを止めるという行動に怒りを禁じえない康平。

Wは、「一番大切な人を奪われた。その気持ちは俺にもわかる。だからこそ、やらせるわけには行かないんだ」と説得しようとする。

おやっさんの事を言ってるのは解るわけですが、大事な人を失ったのはともかくとして、強力な力は持っているし、しかも、フィリップという相棒もいる。しかもおやっさんの残したもの(人脈など)によって、守られていて、翔太郎のほうが恵まれているのですから、大事な家族を傷つけられて、傷つけたやつらを許せないという感情に対して、楽な道に流れたという批判も出来るけど、ドーパントになるしか手段を見出せなかった康平に言っても、おやっさんを失ったことに対する代償行為というか、自己満足でしかないと思うのですが。説得するなら、せめて、生身で、康平の前に立ちはだかるくらいはしろよと思うが。

そもそも、翔太郎に復讐はいけないと批判する権利がどこにある?

少なくとも、翔太郎は、彼自身の弱さを、フィリップにハーフボイルドと指摘されることがしばしばあるわけだが、第二話では、ハードボイルドに関して、フィリップが語った時に、彼を殴っている。
何かの心情に拘る人間は、それがらみのことで黙っていられないという感情は、確かにあるのかもしれないが、それでも、安易に感情を感情を爆発させて、相手を殴るような安易な真似は、しないように己の感情を抑えるくらいは出来なければいけないものである。
にも関わらず、翔太郎は、ハードボイルドを語り、自身をハーフボイルド呼ばわりしたフィリップを殴った。
それをやった時点で、己をハーフボイルドと認めてしまうわけで、たとえ、未熟であったとしても、何かの考え方に忠実であろうとする人間(まあ、意図的にハードボイルドであろうとする時点で、半人前なんだろうけど)は、それに近付こうとしているわけだから、それに反する、あるいは、それを否定するような行為に手をそめないように心がけていると思うのだが、あっさりと、ハーフボイルドである事を認めるような行為を躊躇もなく、行っているわけで、怒りでアレ、憎しみでアレ、一定レベルの強い感情を抑えられない人間であることは、明らかである。
翔太郎の場合は、己が未熟だったために、尊敬する人を殺してしまった、あるいは助けられるだけの力がなかったことで、大事な人を失ってしまったという感情に基づくものであり、どれだけ、Wとして、人助けをしても、それは代償行為でしかなく、失った人は戻ってこない。

ハードボイルドに離れない己を思い出すたびに、思い知らされてしまうという苦い記憶であるわけで、己の未熟さを知り、そこからハードボイルドになろうとするには、その過去を受け入れることから、はじめないといけないのだが、その苦い過去が翔太郎にとっては、受け入れるには重すぎて、今はまだ、直視できない。

だからこそ、おやっさんから、託された帽子も被れないで、壁に飾るしかないという状態になる。

おやっさんを助けれなかったことを、他の人たちを助けることで、その傷を癒そうとしているわけで、人を助けない正義よりかは、人を助ける偽善の方がマシかもしれないが、

それはけっして、この街に生きる人たちのためではない。

5・6話もそうだったけど、相手のためではなく、おやっさんを救えなかった自分の心を守るためでしかないのだよな、翔太郎の人助けって。

今回だって、クロス一味を助けようとしていたのは、目の前で、依頼人が殺されたこととも無関係ではない。
しかも、一年前と違い、力はあったはずなのに、目の前の人間を助けることが出来なかった。

つまり、代償行為すらできなくて、己の弱さを痛感させられてしまっているということで、翔太郎からすれば、なんとしても犯人を捕まえて、クロスたちを助けないと、己を安心させることが出来ないということでしかない。
しかし、そうはいっても、駐車場で、袋叩きにされた青年と一緒にいた人物が襲われたときには、体が動かなかったのでは?
と思える節もあったので、己の弱さを克服し切れていないというか、目の前で人が襲われているときに助けられなかったという相手に対して、同じ失敗をしたら、と思うと、体が動けないのではないだろうか?

自分のプライドを満たすという理由で人を助けてもいいのかもしれないが、あくまで、そのちっぽけなプライドを満たすための自己満足でしかないということを自覚した上で、行うくらいはわきまえておくべきで、それを、「この街で人が殺されるのは見たくはない」とか、「復讐はいけない」というようなオブラートに包んではいけないと思うのだ。

それで相手のためになるならまだしも、自分が良かれと思うことの押し売りでしかないし、しかも、周りは誰もそれを指摘しない。

問題なのは、こういった翔太郎の弱い部分をハーフボイルドという言葉で、耳障りよく飾って、しかも、そういうごまかしを指摘できる人間が、作中に登場しないわけで。

しかし、かなり大事な事を口にしているわけで、アキコはそれに気が付くのやら? 

すくなくとも、クロスを殺す事を止めるのであれば、せめて、法の裁きに任せる、あるいは、そういう風にクロスの悪事を追い詰めるくらいのお膳立てをするくらいのことを言わないと説得力がないのじゃないか、と思うのだが・・・・・。口先だけで、そんな事をしても何もならないと説いて、いくつも持っているメモリの力で袋叩き。

説得するためには、実力行使もやむなしという考えもあるのかもしれないけど、より大きな力に負けただけでしかなくて、復讐に燃えている人間に対して、その行動を止めようとするほど、相手の心に届くような好意ではないですし、実際、イマの翔太郎やフィリップは、自分の自己満足だけで行動していて、それが相手の心まで救うようなレベルになっているほど、包容力があるわけではないですからねえ。

サイクロン&メタルにフォームチェンジして、康平の乗る車をフッ飛ばすW。

その隙に逃げ出すクロス。

吹っ飛ばされた康平は、己の力を解放して、吹っ飛ばされた車を起き上がらせてクロスを襲うことをなおも続けようとするが、タイヤが一輪壊れたことろへ、リボルギャリーが現れて、康平の車を吹っ飛ばす。

ハードボイルダーを換装するが、康平の車をすり抜けると、ウィルスに冒されるという事を危惧していると、その心配はないといい、理由は馬鹿は風邪を引かないということで、フィリップが、アクセルを握って、相手に突撃し、ヒート&メタルでメタルブランディングで康平を倒す。

ウィルスなら、熱に弱い、その可能性にかけてみた、というフィリップ。

まあ、フィリップの理屈はともかく、人一人も体を張ってでも、説得するだけの気概もないくせに、復讐はいけないなんて、よく言えたものだよなあ・・・・・・。それで力ずくで叩きのめして、ハードボイルド? どこがだよ(怒)。

今の段階での翔太郎とフィリップの説得なんて、こんなレベルだとは思うけど、今回は特にひどいな・・・・・・。
3~8話の話がなければ、もう少しマシに見えたかもしれないけど、復讐はいけないとかいいながら、自分の心の弱さを取り繕っているだけだし、しかも作中では、それを殆ど誰も説得しないし、ハーフボイルドという言葉で、カッコよさそうに装っているだけですからねえ・・・・。

そもそも、クロスを守るのだって、己のプライドを守るためでしかないし、目の前で依頼人を殺した相手が、クロスたちをどうしても許せないという感情や事情を抱えているにもかかわらず、それを汲み取るような行動を一切見せていないわけですから、己のプライドの方が、大事な人を傷つけられて、ドーパントになって復讐を選ぶほかなかった相手の心よりも大事であったという意味では、翔太郎の弱さは良くかけていると思う。

復讐はいけないという安っぽい理屈に、己の弱い心を隠して、大事な人を傷つけられたという怒りを思いやることも出来ないような今の翔太郎の姿が。

自分の弱さから目をそむけて、強力な力を振り回して、人を助けたことで、自分が強くなった気でいる小心者でしかないからなあ、翔太郎は。

5・6話で、あすかに夢を壊させないというお題目で、嘘をつきとおしたのも、あすかのためではなく、おやっさんの死を隠している自分の心を慰めるためでしかないわけだし。

もっとも、ここから、おやっさんの死や、それを助けられなかった己の弱さを受け入れ、乗り越えることで成長して、本当に、この街に生きる人たちを助けるために仮面ライダーになるという展開があるなら、この弱さを描くことが、これからのストーリーを彩るためのアクセントになるわけだから、これを描くのを避けていけないことなのですけどね。

しかし、あすかもそうだったが、今回の康平も、そのエピソードこっきりという可能性が高いゲストキャラであり、そのキャラを助けることができるチャンスは、そのエピソードに限られているということである。

にも関わらず、その助けるチャンスを、その人間によって、いいと思うことではなく、自分のちっぽけなプライドを守るためにのみに心を砕いて、行動し、事態を収拾する。

それで果たして、相手の心を助けることが出来たといえるのだろうか。たしかに最終的に立ち直るのは、自分の力かもしれないが、それでも、出来うることがあると思うし、命さえ助かれば、どうしたっていいということでもないはずだ。

しかも力及ばずではなく、強力な力を持っているのに、である。Wの力をもってしても、自分の力で助けきれない、そういう状況にいたるどころか、自分の弱さと向き合わないで、その弱さから目をつぶり、それを彷彿とさせるような事態に、お茶をにごした解決方法で事態を収拾する。

事件は解決できても、事件関係者の心は助けられなかったという状況はいくらでもあるのかもしれないが、それでもその事件に関わった探偵や刑事は、その事態を何とか解決しようと必死に行動した結果なのであるが、それゆえに己の無力さを痛感させられ、姿を消した探偵キャラもいるくらい、打ちのめされるような出来事なのだ。

翔太郎の言ってるなんちゃってハードボイルド(ハーフボイルド)がお話にならないレベルであるのは明らかであろう。

康平やあすかに対しての行動は、探偵やヒーローでも、どうにも出来ない部分ではなく、翔太郎の行動次第では、どうにかできた部分ではなかったか、と思えてしまう。

しかし、自分の弱さに目を向けて、お茶をにごした解決方法で事態を収拾して、彼らの出番は終わってしまう(可能性が高い)。どれだけ、成長したにしても、彼らを助けるチャンスはもはや、ないのだ。
あの時は弱かったから仕方ないですませるような人格であるなら、それこそ、翔太郎にハードボイルドを名乗る資格はないとしかいいようがない。

倒された康平を見て、ざまあみろと全然反省もしていないクロスにスリッパをたたきつけるアキコ。

結局、なんとか、守っちゃったねというアキコに、ああっ、と頷くW。康平の下へ駆け寄るが、康平からメモリが出てこないことから、彼がドーパントではないことが明らかに。

そして、本物のドーパントが現れる。

今回の話は、前回の話同様、せめて、3~8話の間で出来るだけ、早いうちに流すべき話だったというのが正直なところですね。

あと、キャラの弱さは描こうという意図は理解できるが、ハードボイルドだか、ハーフボイルドだかで、耳障りよくというか、格好をつけすぎな話の飾り方でごまかすのは、止めておいた方がいいと思うのだが。
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by kwanp | 2009-11-22 22:44 | 特撮

彼になる前の彼

隠し部屋や地下通路、パヴリチェンコ博士が、それらを用意し、さらには戸籍を捜査して、息子の存在を隠していることを報告を受けるレプニーン。

長男の存在を隠していた理由を部下に尋ねるが帰ってきた答えはわかりませんの一言。博士が研究していたMEネットワークとの関係を推測するが、実現可能なら、商売上がったりだというレプニーン。

しかも博士の遺体は、DNあこそ、博士本人だと判断されたが、記憶が一日しかないというとんでもない状況。しかも、日本で博士らしき人間が目撃されているという情報まである始末。

ってことは、蘇芳の能力は願望実現系だった可能性が大きくなるわけですが、第一話の冒頭で、星が降ってきたあとに、博士がシオンお名前を叫んでいたことや、その前の親子の語らいで、シオンが、蘇芳を守ると口にしていた事を考えると、シオンのほうも、その能力を有しているどころか、蘇芳は既に死んでいるという可能性もあるのでしょうかね?

今の蘇芳は、シオンが作り上げた存在の可能性も。黒の契約者第一期と同時期に放送されていたSOLAの森宮依人みたいなものか?

第一期のラストで、黒は契約者であり、人でもあるという特殊な存在であることが語られていたわけだが、今回の話は、擬似的に、妹のために殺し屋になった黒が、第一期の黒になるという話を、後日談&双子の姉弟にからめて、語っているという趣向だから、黒と同じポジションの蘇芳にも、それっぽい特性が持たされていると思っていたが、双子ゆえではなく、兄の作った存在だからということか?

そういえば、森宮依人もカメラやっていましたっけ(汗) 

・・・・・・・・・って、黒がタイヤキうぐぅ女かよっ!?

まあ、体はぼろぼろだったが、脳は生きていたから、体をイメージ具現化能力で構成して、助けたとかいうことだったのかもしれないが。



同じよう要領で、博士のダミーを作って、死を偽装したということか?

まあ、異能力ものにおいて、双子の能力の共有というのはよくある設定だが、同じく、良くあるのが、双子同士で、どちらかが生き残るまで殺しあわないといけないとか言う設定だが、東京に来いというのはそのあたりも関係しているのか? 

ひょっとして、守るとか言う発言をしていることから、最悪の場合、シオンは蘇芳に自分の命を差し出すことも考えているのかもしれないけど。

閉鎖された天文台で、香那美に電話をかけようとして、止める美咲。
「誰と待ち合わせ?」と鎮目が声をかけてくる。「なぜ、ここに?」と驚く彼女に、こっちのセリフだってのといいながら、盗聴されているから、電話をかけなくて正解だったという。

美咲には糸がついているといわれ、観測霊の存在を知らされる。解体された天文部のノウハウは、三号機関にも受け継がれているということだが、

組織は証拠も残さないで消えたということだが、当時の美咲の上司とか、ノーベンバー11の上司など、各国の機関にその根を張り巡らせていたわけだが、東京エクスプロージョンで一部の人間が捕まってしまったわけで、手が回る前に、組織を解体して、新たなに構成しなおした、行ってみれば、ショッカーがデストロンやGODに模様替えしたというところか。

三号機関が新たな組織の端末の一つということになるということか。

そこにイザナミまで加えて、どうする気なんだか、と首をかしげる鎮目。

彼もまた、下っ端であるので情報が回ってこないから知りたいのだということで、汲んでみないというのだが、その心中はどこに?

日本の組織やCIA、ロシアの組織が北海道に監視の目を張り巡らしていて、出るのは容易じゃないというマオ。

裏社会の便利屋を使うという黒。信用できるのか? というマオに利害が合えば手を組むそういう連中だ、という黒。

ベンチに腰掛けていた蘇芳とジュライ。ジュライのうなじに、水滴が滴ったのをみて、冷たい? と聞く蘇芳。
無反応のジュライにいため息をつき、雪球を作って、黒に投げようとしたら、便利屋の車にぶつかってしまう。

ジュライの能力で検問がある事を察知し、裏道に抜けてくれと指示する黒。
このルートも抑えられているとなると、北海道銃が抑えられているということで、色々と仕込む必要が出てくるという便利屋。それなりのお金も掛かるけどとしっかりと付け加える。

謎の老人にお茶を立ててもらいながら、イザナミを確保したゴルゴ。老人は、相手が確かにイザナミを消そうとした事を尋ね、それに頷き、調査中だと返すゴルゴ。

お茶を飲むゴルゴに、イザナミの父親がこの地にいるということの情報の真偽を訊ねる老人。耳が早いというゴルゴに飲みきるのが作法と嗜める。それらしい人物がこの地にいるという情報が出ただけで、現在確認中とのこと。

三鷹文書に記された刻限まで、時間が少ない、月が出ないうちに急がないとという老人。

茶室を出て、外で待っていた葉月に、「幾田の、ご一党は息災か」と尋ねる老人。身寄りはないと答える葉月。

手はずを整える便利屋。彼女の手引きで、変装する黒。偽造の身分証を持ってくる。ドールは目に付くから、というkとおで、霊柩車を借りてくる便利屋。

ストーブに当たるジュライ。

吹雪で北海道に足止めを食らい、急いで、東京への移動手段を確保しろというレプニーン。ターニャも同伴している。

彼らを乗せている車の運転手は、ターニャの事を契約者だと聞いてから、レプニーンの組織で育成された契約者は重宝していると語るのだが、領事館の人間か? と問うレプニーンに、国外担当のお仲間と答えるのだが、組織の手のものか?

札幌で事件があった事を話すのだが、具体的な情報があがってこないとこぼすレプニーン。日本の機関だと説明し、黒たちご一行の写真を渡す運転手。

ターニャに確認を求めると蘇芳だと断言する。手繰れば、ターゲットにたどり着く可能性が高いというレプニーンに、有能な契約者に探らせているといい、イリヤ・ソホロフという名前を口にするのだが、それ聞いて、聞きたくない名前だ、反吐が出そうなほどに有能な契約者と顔をしかめるレプニーン。そこへ、ドールの密売組織に情報が入ったという運転手。

トイレで殺されるドールの密売人?

女の子二人がソフトクリームを食べながら、歩いていると、絵を書いている外人もかけて、声をかけて、絵を見せてもらうのだが、彼女らを殺すようなイメージの絵を描いていて、それを見て悲鳴をあげて、逃げ出す少女たち。

助手席においてあるノートには、蘇芳の写真が。

検問を通る葬儀社に成りすました便利屋と、その客に成りすました黒と蘇芳(ジュライは青森で一人旅の最中に亡くなった息子という設定)。

列車の中で、棺を空ける蘇芳。髪を染めて、眠った振りをしているジュライ。黒からお金を受け取り、仙台からの手引きを指示する便利屋。

ジュライを出してあげてもいいと訪ねる蘇芳。青森側の検問があるから、もう一度入ってもらうという便利屋。そのままでいいという黒。ドールだしという便利屋。

「目あけたら? 心細くない? この中で一人で。なにかさ、言った方がいいよ、何か言いたいことがあったら」と話し掛けるがジュライは無反応。

彼の頬をつねる蘇芳。何やってるんだ? というマオ。 痛くないの? と問う蘇芳に、痛いと答えるジュライ。
なら、そういえば、というのだが、見かけが何もいわなそうだから、心配するって言うのも、周りの一方的なイメージで、その相手を見てるだけに過ぎないわけで、意外と、うまいこと、やっている人もいそうだけどなあ・・・・。

ジュライの頬をさすり、ごめんと謝る蘇芳。

列車を降りて、車を走らせていると、タイヤがパンクするのだが、霊柩車はそのまま、通り過ぎていく。

最初からジュライを狙って、仕掛けられたというマオ。

追いかけないとという蘇芳。追う? と首をかしげ、状がうつったかというマオ。使うときに必要だからと取り繕うのだが、しかし、黒は、時間の無駄だということでおいていこうとする。もう能力を使わせるつもりはない、しょせん、ドールだといい捨てる。それを聞いて、銀の事を持ち出すが、黙れと一蹴されてしまう。

まあ、蘇芳に力を使われて、銀に何かあったらというのと、あくまで、自衛の為に戦い方を教えたというkとおで、好き好んで、手を汚させるつもりはなかったとは思いたいが。
黒が力を失っている以上、彼女の力も馬鹿にはならないというマオ。しかし、聞く耳を持たない黒だが、ジュライの観測霊を見つけて、観測霊がうつっていたトラックに飛び乗る蘇芳と追いかけるマオ。
去り際、黒にあっかんべぇをする蘇芳。

さっきジュライに意地悪した、余り気持ちが見えなくて、という蘇芳。一応、双子の姉だったし、ジュライを見ていると、姉の性分が刺激されるということか? ドールだからなというマオに、心細いと感じている、気持ちのかけらは残るんだよ、ドールだって、契約者だってという蘇芳。

またもや現れる観測霊。止まったら、別の車に乗り換えようとする蘇芳。

ジュライを裸にして、ショタのドールは人気だからという便利屋。無言のままのジュライ。

夜の道を走る蘇芳。

もぬけの殻の霊柩車を見つけて、あたりを探す蘇芳。二階の窓に観測霊を見つける蘇芳。偵察してきてと、マオにいう、地面に落ちていたガラスを見て、戦闘訓練を思い出し、ガラスを拾う。

マオニ手引きされて忍び込む蘇芳。取引相手に電話するものの、なかなか、相手が出ないでイラツク便利屋。

ジュライから引き離したいといい、ポケットからガラス片をだす蘇芳。そいつでやるつもりか、とマオ。銃を使えば、警察にかぎつけられるからと答え、合理的ってやつかといい、便利屋の近くにあった吸殻いれを倒すマオ。

誰? と驚き、音のした方を見る便利屋。その隙をついて、次から次へと、的確にナイフを命中させていく蘇芳(汗)。

もういいとあわてて、制止するマオ。早くジュライを、という言葉で我にかえり、ジュライに駆け寄る。

そこへ、先ほどの外人が現れて、ドール密売の元締めは、必ず、どこかの国の機関とつながっていると説明し、能力を使って、眠るように便利屋に死をもたらしていく。
そして、蘇芳に探したよ、と声をかける。

彼から逃げようとする蘇芳、回り込まれ、力を発動させようとするものの、勘付かれて、取り押さえられてしまう。

やめろと襲い掛かるマオも、動きを封じられてしまい、万事休すの状況。ジュライについて着ちゃ駄目というのだが、あとをついてくるジュライ。

自分に殺される人間は運がいい、夢見ごこちで殺されるからという。

車の中で、動きを封じられた蘇芳に、夢を見なくなって、ドレくらい(契約者になって、どれくらい)と訊ねる青年。そのあたりの自覚も、まだないといい、夢を見なくなって、助かっているといい、夢に出ていたからね、殺した女たちが、という。

昔はひどいころし方をしていたと自慢げにいい、マオに鬼畜野郎と言われて、畜生に言われたくはないなと返す青年。契約者だから、合理性のないころ仕方は出来なくなったという。

そこへ、隣を走っていたクロネコヤマトのトラックから、黒が飛び移ってきて、青年のクビに、ワイヤーを巻きつける。

能力を使って、黒を殺そうとし、一度は地面に落下するが、ジュライの助けで青年に隙を作って、隣を走っていたトラックの壁を伝い三角跳びで、青年の車の屋根に回りこみ、青年にとどめをさす黒。

この場所、どうしてわかった? と尋ねながら、黒を冷やかすマオ。縄を解かれた蘇芳は、申し訳なさそうに声をかけるが、礼ならジュライにいえという黒。

ジュライに声をかけるとたんこぶが出来ていて、痛いというジュライ。それを見て、笑顔を浮かべて、ありがとうと礼を言う蘇芳。

水族館にいたシオンに声をかける博士。父親にハンティングするなら、早く言って待ち伏せしなくちゃというシオン。

仙台で列車に乗ろうとする黒たち。その列車には、レプニーンたちも乗っていて・・・・。

しかし、第二期の黒は、大事なものを守るために行動するが、それ以外はどうでもいいというか、眼中にない。利用価値があれば利用するが、なくなったり、それに関わるメリットがなければ、切り捨てるというKと尾を平然とするわけだから、ルルーシュと大差のないレベルの人格に見えてしまうのだが、七年前の妹を受け入れるために殺し屋になった黒というのは、こういう姿だったのかもしれないな、と前に言及したことがあったが、こういう黒の姿を、自分を受け入れるためという理屈で、人を殺して、その心を押し殺して、振舞っていたわけだから、

そりゃ、妹の側からすれば、たまったもんじゃないわな。こういった行動が、みんな、自分を守るためという理屈で行われているのだから。
それをどうにかしたいと、現状を変えるために、組織に戦いを挑もうって気にもなるよな、これは。

まあ、蘇芳も守っているつもりで守られているキャラだけど、ジュライが連れ去られたとき、時間がないと切り捨てて、そのくせ、自分の大事なものは守ろうとするという姿やら、守っているつもりで守られているのは、蘇芳も黒も同じだし、しかも蘇芳は、黒に戦い方を叩き込まれたりしていたわけで、黒の事情が変ったことで、いきなり、力を使うな、と一方的な都合で戦うことを禁じられてしまう。
戦えといったり、戦うなといったり、一方的な都合でいうことが変わり、それをごり押ししようとするのだから、それに対し、「じゃあ、どうしろというのだ」と振り回されること、その原因である銀やそれを守ろうとする黒に対し、怒りや憤るのは無理もないし、時間の無駄とか、状況的にムリとかいうのではなく、自分の大切なもの以外は
どうでもよくて、時間の無駄や状況をその言い訳に使っているだけ、わかろうともしないというのが蘇芳には明らかだから、許せないわけですし(明らかに、蘇芳はジュライに対して、弟扱いのような態度を見せているわけですし、その弟が連れ去られたのだから、連れ戻そうというのは無理もないでしょう)。
黒も、蘇芳を守るということを、目的上必要っぽいからやっている側面もあるでしょうけど、第一期でもしばしば見せた、妹を彷彿とする対象には、守ろうとする態度を見せていたのを、蘇芳に対しても発揮していたからでしょうしね。

しかし、ジュライが痛い事を痛いといって、契約者もドールも、人と変わりないというようなことを蘇芳はいっていたわけだけど、ターニャとぶつかり合う次回では、そういう理屈を、ターニャとのぶつかり合いで覆されてしまうということなのだろうか?

すくなくとも、ターニャとのぶつかり合いは、シオンと相対することになるまでの前振りみたいな部分もあるので、契約者となったターニャを説得するなり、契約者の理屈ではなく、一人の人間蘇芳として、友人であったターニャを止めることが出来なければ、シオンにはたどりついたとしても、どうすることも出来ないのは確かだろうし。
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by kwanp | 2009-11-20 19:04

ハードボウンドは眠らない10

ナスカドーパントに一撃を食らって、吹っ飛ばされ、マフラーに両腕を絡めとられつるし上げられてしまうW。
どうしてくれようと舌なめずりをしているところに、ドーパントが割って入って、wを叩きのめし、さらにはなすかどーパントが背後から、ドーパントを切りつけて、Wを奪い合うといった具合に、Wの取り合いをする始末。
痺れを切らした冴子がタブーのメモリをセットしようとした矢先、その場の空気が変り、フィリップもそれに気がついて、「この場は危険だ」と翔太郎に呼びかけたそのとき、テラードーパントが、高笑いとともに、ダークなオーラを漂わせて、出現する。その場にいたもの達は、敵味方関係なく、圧倒されてしまうのみで、さらに瘴気があたりを浸食していき、「まるでわからない」「とてつもなく、あぶねえ。触れたら、アウトだ」と敵味方、関係無しに、その場から逃げ出す。

ルナメモリをセットして、難を逃れたW。変身解除して、「震えが止まらねえ」と方で息をする翔太郎。「僕達は見たのかもしれない、敵の根源を」と呟くフィリップ。
そんな場所に、アキコをいさせておくわけには行かないという翔太郎。

いや、今まで、ドーパントの背後にいる奴のことなんて、殆ど、意識していなかったジャン。精々ガ、事件の犯人を捕まえれば、それでいいみたいなところだったし。敵に狙われているからとか、試作品メモリや敵の幹部が使っているドライバーに関して、言及したくらいで、そこから、背後関係を洗って、園咲家に迫るとかいうようなこととかも、全然、やっていないわけですし。
しかも、翔太郎などは情報屋から、霧彦の特徴を聞いていたのに、まんま、その条件に当てはまる霧彦と関わっても無反応だったし。

それで敵の根源なんて言われても、そこまで、敵のこと意識しているのか? と説得力を感じないですし。

一方、そんなことは露知らず、潜入捜査に熱中するアキコ。そこへ、メガネのメイドが麻衣が誰かに襲われたということを知らせに来て、驚くアキコ。

麻衣のところに駆けつけて、「大丈夫?」と問い掛けると、麻衣は無言で頷いて、「私、平気よ、アキコさん。もし、あの怪物の正体がわかれば、それでお父さんに近づけるかもしれないんでしょ? 他のパティシエの皆さんも、見つかるかもしれないんでしょ? だったら、私逃げたくありません」
父親から修行を受けた記憶を思い浮かべながら、決意を口にする麻衣。気圧されて、「そうだよね」と頷くしかないアキコ。

犯人はこの屋敷にいると推理するアキコ。

「どうやら、使用人の中に、一般のドーパントがまぎれているようだね」という父親。「まあ、だったら、掃除しないと」という冴子の言葉に、ほうっておけといい、組織の秘密を知る屋敷の人間はわずかしかいない。わざわざ、事を荒立てる必要もなかろう。

「なぜ、お義父様は、僕の戦いの邪魔を」「次に、この屋敷に何かあったら、二人で片付けましょう? あなたの名誉挽回の為に、ね」「わかった」

「仮面ライダーW、おそらく、あのドーパントを追って、また、現れるはず。お父様の興味が薄いうちに、確実に手に入れなければ」とWを手に入れようと企む冴子。
ということは、Wドライバーとフィリップを手に入れようとしていたけど、それができなかったということか?

つまり、園咲家というか、冴子が現物を手に入れないといけないということは、Wドライバーを開発した人間は、現在、園咲家、もしくは冴子の手元にはいない(おやっさんか、あるいは、母親にあたる人物がWドライバーを開発した、もしくは、二度と作れない偶然の産物だということか?)

それだったら、風都の実力者みたいな描写がされているのだから、裏から手をまわして、鳴海探偵事務所を抑えて、差し押さえるというような手段を使うとかはしないのだろうか?

まさか、風都の実力者みたいな事を匂わせてきてたのに、風都の片隅に居を構える探偵の居所一つつかめないとか言うのじゃないでしょうね?

まあ、裏から手をまわせば、父親に気がつかれる可能性が高いから、できないか、おやっさんがいなくなって、見習い同然の人間が、フィリップを抱えて、事務所を切り盛りしているといっても、先代には及ばないであろうから、叩き潰すのも、時間の問題と思っているということか?

しかも、一般のドーパントという言い方も、幹部クラスならでは、ということだろうけど、メモリ購買者の名簿を控えるとか、雇う人間の身元調査とかしないのでしょうかね、園咲家では?
ゴキスターのときは、そのメモリの存在を口にしていたわけだけど、あれは霧彦が何かやっていたからか?

「これでわかったろ、ドーパントがいるのにも気付かないで、何が潜入捜査だ。おやっさんだってな、被害者を危険にさらすような真似は、絶対に許さなかったぜ」

いや、それだったら、お前が何とかもぐりこめよと思うのだが。アキコがいたところで、被害者のみをドーパントから守れるわけはないだろうし。アキコを止められない時点で、アキコだけでなく、翔太郎やフィリップの責任も大きいと思うぞ。というか、フィリップも、アキコが呼ばれることとか、もっと、早くに気が付けよ、と思うし。

「ごめん」
「珍しく、素直だな」と面食らう翔太郎。「なんかうらやましかったのかな、翔太郎君が。私、お父さんのこと、ぼんやりとしか覚えていないんだ。一番長く一緒にいられたとき、まだ小さかったから。だから、向きになってやりすぎちゃった」

んな泣き落としめいたセリフで、やりすぎたで済ませられる話ですかね?

権利書片手にすき放題やって、挙句に、被害者危険にさらして、もっともらしく、父親の事を覚えていなくて、うらやましかったとかいう思い出を語って、同情引くような真似しているけど、パティシエの父親に憧れて、修行しているのはともかく、娘が、探偵の父親に憧れて、というのは、もっともらしく聞こえるけど、なんで、そうまでして、父親の職業に憧れるかは、また別の話でしょう。父親に憧れというか、美化されたイメージを持っていたとしても、父親が探偵をやっているから、父親と離れて暮らさないといけないんだ、と探偵に対して、いい感情を持っていないというようなケースだってあるでしょうし。
そもそも、その父親の教えを受けた人間がハードボイルド小説を経費で落とすような男ですよ。探偵としては一流かもしれないけど、部下一人育てられないとか、そういう人間に留守を任せる人を見る目のなさとか、美化されてたイメージが崩れるには、十分な要素だと思うのですが。
麻衣の場合は、父親との思い出を回想にしていたし、翔太郎もおやっさんの思い出を語っていたのに、アキコのおやっさんの思い出だけが語られていない。ほんの短い時期だけでも、たとえ、主観的な記憶が強く刷り込まれていたとしても、強く印象に残っている記憶でもあれば、父親に対する思いを語る説得力が出てくると思うのですが。

興味本位でやっているようにしか見えないし、泣き落としで翔太郎の追求ごまかそうとしているようにしか、見えないというのが、正直なところです。

このあたりのことは、劇場版で語られるのかもしれませんが、それとこれとは話は別で、やはり、TV版はTV版で、語ってくれないと話的にすっきりしないでしょう。

まあ、父親の残した事務所を、ハードボイルド小説を経費で落とそうとする人間や、知識はあるものの、好奇心が先走って、止まらなくなるような人間が切り盛りしているって言うのも、不安になって、父親の残した事務所を切り盛りして、守っていこうという感情で、首を突っ込むというのでも、十分に理由になると思いますし、
そうでなくても、んな人間が留守を守っている事務所って、一緒にいた時期が短い父親に対して、疑問を感じてしまうというのは避けられないと思うのですが、そういう部分をスルーして、父親への憧ればかり強調されても、納得できないのですが・・・・・。

小うるさい母親から逃れて、好き勝手したいとか、そんなイメージで言われた方が、まだ納得できるようなキャラですし。

「俺もおやっさんにどやされまくってた、今のお前と同じだ。俺が功を焦って、依頼者の親子を怪我させたことがあってさ。あのときのおやっさんは怖かった。
依頼者を危険にさらす奴は、探偵以前に人間として、クズだ。自分を頼ってきてくれた人間なんだぞ。怖かったけど、カッコよかった。頼むよ、アキコ。これ以上、無茶しないでくれ。お前が危ない目にあうのは、もう見てられないんだ。実はさ、実は、おやっさんは、おやっさんは俺が、って、どこいったーーー!? 超大事な話をしているのに!!」

おやっさんの思い出を語りながら、真実を明かそうとするのだが、話の途中で、アキコはすっ飛んでいってしまい、肩透かしに終わってしまう。

しかし、この話を聞く限り、翔太郎って、根本的には変っていないのね。というのも、5・6話もそうだったけど、アキコを危険にさらしたくは無いのも、彼女のみを気遣って、というより、彼女が傷つくことによって、自分がその責任を背負うというか、それを守れなかったと嫌な思いをするのがいやなだけであって、守りきれなかったから、なんとしても守るとかそういう発想がないわけだし。
しかも、依頼人の安全や、秘密を守るのは、探偵に限らず、どの職業でも同じなので、おやっさんは当たり前の事を言ってるだけですからね。当たり前の事を守るということも大事では歩けど。
大体、5・6話で、あすかに話があるといって、呼び出しておいて、誘拐されるきっかけにしたのは、お前だろうが・・・・・・。

翔太郎の言っていることは、結局、守る側の都合だけを強調しているだけに過ぎないわけで、守られる側の遺志というか、相手の事を考えて、ではなく、自分の都合のいいように相手を後ろに遠ざけるだけでしかないのですけどね。
アキコに真実を告げないというのも、自分が責め立てられるのがいやということなのでは、と勘ぐりたくなるわけですし。

まあ、権利書片手に、でかい態度を取って、好き勝手する自称娘に教えたくはない、というだけかもしれませんが。

結局、おやっさんの事を教えようとして、既にいないというのも、あの手の話を聞かない人間なら、ありえそうな気もするけど、こういうときだけ、妙にありえそうな行動を取るあたり、普段の描写もそれくらいやれといいたくなりますね。
まあ、真実を語ろうとして、それを言いそびれる、聞きそびれるというのは、よくあるパターンなので、それ自体は悪いことではありませんが、今回のエピソードが劇場版の宣伝であること、それを描くにしても、話の持っていき方が唐突でしかない。
そういうことを考えると、話の都合優先というか、劇場版で語るから、TV本編では語れないから、それっぽい描写でごまかしますというような意図が見えてしまって、イマイチ、ギャグとしても乗り切れない場面ではありますね。
劇場版で語るのは、百歩譲って、ヨシとしても、それとは別に本編だけでも、そこそこ納得できる描写にするのは、むしろ、当然なのではないか、と思いますし。

「麻衣さんは私を頼ってきてくれたんだから、ここで頑張らなきゃ、お父さんの娘じゃない」と話を途中まで聞いて、変にやる気を出してしまったアキコ。

風都博物館まで、園咲の父親を追いかけてきて、スイーツタイムには、とびっきりのサプライズを用意しているので、使用人も全部、呼んでくれと頼むアキコ。彼女についてきた翔太郎はそれを見て、嫌な予感を禁じえない。不意に、アノマノカリスやら、恐竜の骨やらの標本が目に入り、これまでの敵のことを思い出す。
園咲の父親が、見事だろうと声をかけてきて、「すばらしいよね、地球に刻まれた記憶というものは」と話し、明日が楽しみだな、とその場を去る。

「メモリはスイーツに間違いない」と検索をはじめるフィリップ。キーワードはパティシエ、浅川親子とキーワードを口にして、キーワードが近すぎて、絞り込めなかったが、「舌先を駆け巡る、極彩色の甘美」というキメ台詞をキーワードに、犯人を絞り込み、みつけたというフィリップ。
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by kwanp | 2009-11-16 21:24 | 特撮

ハードボウンドは眠らない10・5

翌日のスイーツタイムに、使用人全員で、究極の味を楽しもうじゃないか、という父親。
「それで?」という冴子に、「なにか、面白いことが起こるらしいな」とう父親。そこへ頭上の出入り口から現れるアキコ。またあなた? という顔をしかめるメイド長に、「美少女メイドは仮の姿、その正体は名探偵・鳴海アキコ」と名乗りを上げる。

ハードボイルド小説を経費で落とすような自称ハードボイルド探偵に格好ばかりとかいってるけど、関係者を一堂に集めて、犯人がいますってのも、十分、探偵小説のステレオタイプで、

格好がどうのこうの、人のこと言えた立場じゃないでしょう(汗)

推理小説やミステリーの類を読んで、探偵業に憧れているとかいうマニアとどう違うのやら。
まあ、犯人がおびき出すには、申し分ないシチュエーションなのは確かだけど(あそこまで、甘いものに拘るのだから、スイーツタイムに使用人全員を呼ぶといわれれば、飛びつくだろうし。

しかし、いつも甘いものを食べているからという理由とか、見かけで人を犯人と判断するって、そりゃ、事件が起これば、世間は、結構、先入観で無実の人間にあいつが犯人じゃないのか、とめぼしをつけてしまうことが多いけどね。

探偵もののシチュエーションに酔って、関係者一同を集めて、迷推理を披露、全然、別の人間を犯人呼ばわり・・・、翔太郎に比べれば、まだ、依頼人の意思に沿っているのかもしれないけど、だからといって、どう考えても、調査業として、致命的じゃないですか、これ?
しかも、アキコの父親は、風都でも評判の名探偵で、その娘が言った事は、その能力に疑問があるにしても、そういうことは、まだ世間には知れ渡っていないし、完全に無視できる話でもないわけで、それなのに、見込み捜査で、無実の人間を犯人呼ばわり。
ヘタすれば、人の人生を左右しかねない発言を思い込みだけでやるって、ギャグで済ませられる話じゃないだろう。全然、翔太郎の言ってること、解っていないな。

若菜は「その子、面白い」と笑い、「本当に名探偵か、君は?」と首をかしげる霧彦。関係者をおびき出すために、集めてもらったというアキコに対して、「サプライズって、お菓子のことじゃないのか」とガックリと肩を落とす父親。

まあ、身も蓋もない突っ込みいれるなら、本当に犯人だったら、そういう場への呼び出しには応じないと思いますし、見に覚えのないことで犯人扱いされたら、それこそ、取り乱す方が多いと思いますからね。

今回の場合は、スイーツタイムに使用人に振舞うという名目で、呼び出したわけですから、犯人が引っかかる確率が格段に挙がっているということもあるので、説得力は一応、あるわけですが。

もっとも、細かい事を言えば、休みの人間を呼ぶか呼ばないか、とこともあるので、そのあたりをどうするか、で犯人に逃げられてしまう可能性は残ってしまうのですが。

おまけに、出されたお菓子はアキコのお手製とのことですが、表面上は麻衣の作ったものに見えるようにデコレートするくらいのことはしても良かったのでは?
いや、見た目で一発で解るだろうし、アキコが厨房に引っ込んでいたら、それこそ、犯人が屋敷の中にいるのだから、おびき出すための作戦がばれる可能性も高いという諸刃の剣な作戦であることも確かですが。

正体を現す、メガネのメイド・佐々木。同時に、翔太郎にフィリップから連絡が入り、犯人がわかったといい、記事を書いた張本人で、食べ歩きで有名なライターと説明するフィリップ。

いや、博物館の時点で、翌日のスイーツタイムとかいってるわけですし、検索をしているわけですから、タイミングよく、フィリップから連絡が入って、とするには、検索がいつ、行われたかというようなことを描くとか、「そういうことは早く言え」というような事をフィリップにいうが、「タイミングばっちりじゃないと、面白くないだろ」みたいな事を言っても、フィリップのキャラなら、ありだと思うのですが。

それに翔太郎は、アキコを危険にさらすわけには行かないとか言ってるけど、それだったら、アキコから、強引に情報を聞き出すとか、麻衣や他の被害者の家族から、屋敷について、知っている事を聞きだして、独自に調査を行って犯人を割り出して、アキコを危険から引き離すというような事をしてもいいと思うのですが。

まあ、なにやらかすか、わからないから、近くで張り付いて、見ているだけというようなことにならざるを得ないのが、イマの翔太郎の現場であることも確かですが。

「食わせたの、私の黄金の舌先に、あなたなんかのクソ菓子をくわせたの、許せない」と怒りの形相をあらわにするのですが、

見た目からして、明らかなんだから、疑いもなく食う人間の下を黄金の舌とかいわれてもねえ・・・・・。

犯人のさらにどういうスイーツがあるのかはしっかりと映されていないわけですし、しかもアキコが犯人として、めぼしをつけていた人間は、まるっきり、別の人間。
引っかかるような、仕掛があったとは思えないのですが・・・・・。


スイーツに煩い人間が、麻衣の作ったものか、そうでないのか、というようなことに気が付かないはずはないと思いますしね。

「お父さんを返して!!」という麻衣に、「やかましい」とドーパントに変身する佐々木。

逃げ惑う使用人、落ち着いている園咲家。
何も知らない人間からすると、肝が据わりすぎていると思う光景だな(汗」

麻衣を連れ去ろうとするドーパントに、それを助けようとするものの、一緒に捕まってしまうアキコ。ドーパントが立ち去ったのを見て、追いかけようとする翔太郎(せめて、窓ぶち破って、飛び込めよというか、窓から、指をくわえてみているというのは、依頼人を危険にさらすことじゃないのか? と思うのだが)。

それを見計らって、追いかける霧彦と冴子。ドーパントを追いかけながら、ベルトを装着する翔太郎を見て、Wの正体が誰なのかを知るのだが、父親あたりはとっくに知っていただろうしね。どう考えても、エピソードゼロで、風都を牛耳っている連中のところに乗り込んだ時点で、鳴海探偵事務所の素性つかまれているのは明らかだろうし。
もし、そうじゃないとしたら、おやっさんあたりが、何かしら細工をして、素性がわからないようにしていたというような説明がないと、ただの間抜けというようにしか見えませんしね。

走りながら、変身するW。

それを見て、「そうかあいつが」と憎しみを前面に出す霧彦と、倒すわよという冴子がダブル変身し、Wの前に立ちはだかる。

「お前は!?」

「お久しぶり、まさか、忘れてないわよね、私の怖さ」と攻撃を仕掛けてくるタブードーパント。

同時に切りつけてくるナスカドーパントの攻撃をいなしながら、「なぜ、ここまで幹部級ばかりが」というのだが、

どう考えても怪しいだろ、園咲家(汗)。

しかもドーパントが現れて、暴れているのに、平然とスイーツタイムを楽しんでいるし、前回ばかりか、今回も幹部級が出てくるわ、しかも、さらに上の敵が現れるわ、と敵とかかわりがあるのでは、という考えがかけらも浮かんでこない方が不思議だと思うのですが。
「何とかしないと、アキコが、アキコが危ない」と叫ぶ翔太郎。


一方、ドーパントのアジトに連れ去られたアキコと麻衣。そこには麻衣の父親が。

佐々木は「さあ、父親と一緒に、ここで私と永遠に仕えるのよ」という。「なんで、こんな事を」と問う麻衣に、「評論家でなしに作る側になりたかった。しかし、店を構えて、一年でつぶれてしまい、食べて批評するのと、作るのとは大違い。でも、これさえあれば、最高の味を私一人のものに出来る」とメモリを差込、変身する佐々木。

最高の味を、自分で作るというような目的を果たせないから、そういう人間を自分で独り占めしたい(とはいえ、そういう財力もない)ということですが、そういう人間を育てるとか、バックアップするとか、昇華する方向には、話がいかなかったのね・・・・。

でまあ、まずいものを食べさせてくれたお返しをアキコにしようとするドーパント。

しかし、スイーツの話になっているけど、モノ描きが自分の作品を批評するような人間を皮肉っているのでは? と思えるような理屈付けですよねえ。
リストラされたのを逆恨みに思ったり、ヒーロー願望が、間違った方向に行ったりとか、口うるさいファンに対して、「お前らに何がわかる」的な態度を感じてしまいような描き方ですし、その割には、主人公たちのキャラ付けにはおざなりで、こういう部分だけ、妙にリアル。
とっかかりは面白いとは思うけど、その面白さを維持することよりも、変にいやみがかった(作り手としては、時流を抑えてつもりなのかもしれないが)話の描き方ばっかりしていると、飽きられてしまって、下手すれば、また、脚本&プロデューサー交代で井上&白倉コンビが出張ってくるような流れになってしまうと思うのですが。

そうなったとしても、なるべくして、交替してしまったといわざるを得ないのですが。

一方、リボルギャリーを呼んで、タブーとナスカをフッ飛ばし、ハードボイルダーでアキコたちを追いかけるW。

タブーは、ナスカに追ってと命令して、Wを追いかけるナスカ。しかし、反転して、内蔵の機関銃で牽制し、さらに反転して、ハードボイルダーのマフラーをパージして、ナスカを足止めして、アキコ達のところへ向うW。

空を飛ぶのは、短時間しか使えないということか?

でまあ、追いかけられなかったナスカを、役立たずと痛めつけるタブーだが、二人かがりでおえば、何とかなったのじゃないの?

タブーの方は、空飛べるわけだから、連携して、追いかければ、まだ、逃げられる可能性も低くなったと思うし。このあたりは、家族なのに、心がばらばらということを強調しているつもりなのかもしれないけど、ちょっと露骨過ぎるような・・・・・・。

マズイっす、食べたらマズいッズと叫ぶアキコ。しかし、自分で考えた策で犯人をおびき寄せたのに、イザという時に、泣き喚いて、助けを請うってのはどうかと思うのだけど。
おびえる振りをして、犯人をひきつけている間に、依頼者やその家族を助ける時間を稼ぐとか、助けが来るまでの時間を稼ぐような策略の場合もあるだろうけど、このアキコの場合は、明らかに本気で怖がっているというところだろうし。

まさか、ポップやキッスの立ち位置をアキコでやっているとか言うのじゃないだろうなあ・・・・。

でも、ポップやキッスは、情けないところもおおかったけど、それに負けず劣らず、イザという時には、大事なものの為に体を張れるようなところはあったわけですし、最初のころでも、情けなさとともに、強くなろうとか、大事なものを守りたいというような部分があると思わせるところが合ったので、アキコのようなキャラって、ヒロインというより、

超闘士激伝のエースの方が近いような。

三枚目のお調子者キャラな部分ばかりが強調されていきましたしね、話が進むにつれて(汗) 

いよいよ、始末されようとするところへ、タイミングよく現れるW。どうして、居場所がわかったかというと、アキコに発信機をつけていたということで。

しかし、前後編というッスタイルの割には、意外と、捜査には尺を割いていないですよね、この話。

ドーパントに攻撃して、ふっとバスW。敵わないと見るや、アキコを人質に取ろうとするのですが、近く似合った椅子を手にとり、それでドーパントを叩きのめすアキコ。

戦力的に弱い人間の渾身の反撃というところでしょうけど、あれだけすき放題やっておいて、しかも、味とに連れ去られてからは、泣き叫ぶだけ。それで、助けが来たら、強気になって、敵を叩きのめす。

完全に腰ぎんちゃくのやることじゃないか。

まあ、成長ドラマを描くつもりがあるなら、そこから、おやっさんの娘の名に恥じない存在になるのかもしれませんが、これで、せめてもの反撃を描いているというのであれば、サジ加減が違っていると思いますし、せめて、助けが来るまでに、そういう部分を見せてくれたら、まだ、好き勝手やってるだけじゃないのかもなと思えるのですが。

「私の依頼人にゆびっぽん触れるな」と叫ぶアキコ。

その姿におやっさんの影を見る翔太郎。

連れ去られている時点で、指一本どころじゃないので、全然、共通する要素がないし、さすがにそれは無理があるというか、おやっさんのイメージダウンになるだけだと思うのですが。

ヒートをセットし、フォームチェンジするW。「助かった、後は頼む」と依頼人の事を任せて、ドーパントを倒そうとする。

炎の拳で追い詰めるものの、ドーパントが姿を消してしまう。バットショットにルナメモリをセットして、居場所をあぶり出し、ヒートとジョーカーのマキシマムドライブで、サイクロン&ジョーカーの半分に割れての攻撃のパンチバージョンでとどめをさすW。

無事、捕まっている人たちを助けるアキコと、それを見届けるW。

「あの探偵の子、面白かったわね。仮面ライダーさんもなかなかだみたいね。意外と、我が家のお婿さんより、役に立ったりして」と冴子に皮肉混じりに言う若菜。

挑発は相手を見てしなさいと嗜める冴子、わざとらしく謝る若菜。お仕置きなら、ちゃんとしておいたといい、夫は教育が肝心という冴子。

シャワーを浴びながら、悔しそうな顔をする霧彦。冴子に痛めつけられた部分の痣が痛々しい。

いや鞭しかない教育でうまくは行かないと思うのだけど。

報告書を書く翔太郎。あわただしい事件だったといい、アキコは相変わらず、親分気取りといって、フィリップに自分の作ったスイーツを食べさせるが、言語には表現出来ない(マズイ)味覚といわれてしまう。

翔太郎は、アキコの中にいるおやっさんに出会えたとかいうのだけど、

錯覚じゃないのか、それは・・・・・・・・。

助けが車での間は、泣き喚いているだけだったし、助けが来てからは、気が大きくなって、相手を叩きのめしたという風に見えてしまいますからねえ。
翔太郎もアキコのその言動の問題ありそうな部分を意見できる目上の存在がいないのに、お互いに好き勝手して、それを正当化してしまえるような状況ですから、アキコの言ってることと、おやっさんの言ってる事を重ね合わせて、そこに親子のつながりを見ろといわれても、それはムリなのではないか、というのが正直なところですね。

単体で見るなら、悪い話ではないのかもしれないけど、8話も話を重ねてきた後で、この話を持ってこられると、いささか、物足りない内容で、せめて、この話が、3・4話あたりだったら、そこから、3話以降のエピソードを持ってきていたら、まだ、話の流れに納得できていたと思うのだけど。そういう意味では惜しい話ですね。
話を振り替えてみると

1・2話 W登場編
3・4話 フィリップの過去(というか、キャラ付け)
5・6話 翔太郎のハードボイルド
7・8話 フィリップの困った性分
9・10話 翔太郎&アキコの鳴海に抱いている感情や探偵としてのスタンス

という風にやりたいことがなんとなく推測は出来るわけだが、パーツ単位で細かくばらしすぎではないであり、シチュエーション優先という印象が強い。

特に7・8話はダンスを戦闘に取り入れることが先にありきの話だが、3・4話で、フィリップが家族というキーワードに反応して、心を乱すというシチュエーションと平行してやっても、というかそっちの方が無理がない。
何かに興味を持つたび、フィリップが翔太郎の予測もつかない動き方をして、彼をあっちこっちに振り回すというようなシチュエーションでは、どこで家族のキーワードを耳にしてもおかしくはないはずですし。

まあ、コンビ組みたてだったら、いきなり、家族という単語を聞いて、ああなっても不思議じゃないから、いいけど、一年もコンビをくんでいるわけですし。
というか、離れて暮らしているとはいえ、一年も父親がなくなったことを知らないがあるにしても、せめて、連絡が中々つかないのが、当たり前ということを(探偵ものなら、そういうシチュエーションも結構アリソウだし)セリフに織り込むとかすれば、まだ、不自然じゃないと思うし、あそこまで、父親に対して、いい感情を抱いているのであれば、やはり、消息が付かないことをこれまでのエピソードで、何度か聞いてもおかしくはないでしょうしね。

細かくばらしすぎる割には、細かさが行き届いていない(細かいキャラ描写の積み重ねがされていない)し、ハードボイルドなイメージを強調する、ハーフボイルドでも言いが、探偵ものにありがちな、事務所の経営に問題がありすぎて、それに首を突っ込む女性キャラというスタンスをもっと前に出していたら、アキコが所長気取りで、事件を引っ掻き回すのにも、説得力が出るわけだが、

依頼が少ないというのは、今回のエピソードではじめて出た。これまでは、名探偵というか、専門家という評判を聞きつけて、依頼者がコンスタントに現れていたというか、それに困らないようなようにも見えていたし、翔太郎がハードボイルドという見かけに拘って、依頼をえり好みするというようなことを匂わせる描写もあることにはあったが、それが依頼の少なさにつながっていると思わせるような説明にはなっていない。

そうでなくても、名探偵が留守でいなくなっていることって、事務所の評判に大きく響くはずなのに、そういう描写が一切ないわけで、説明不足な部分はあると思いますし。
少なくとも、ハードボイルド小説を経費で落とそうとするような留守役であるということは、下手をすれば、アキコの父親へのイメージダウンにもつながりかねない描写であるわけで、そんなことを、2ヶ月近くも番組が放送されているころになって、描いているわけで、劇場版でビギンズナイトの事を語ることで、ファンに注目されるだろうから、おいしそうなエピソードを劇場版に取っておいて、とかいう欲があるのかもしれないけど、
物語の開始とか、鳴海探偵事務所の面々の根幹に関わる話だから、TV放映分でも、細かいところで、それが関わってくるような描写をしないと、キャラクターが生きて来ないと思うし、それで話がつまらなくなったら、それこそ、劇場版へ行こうという気は起こらないと思うのだが・・・・。

まさか、関西人キャラがあれこれやらかしていたら、その勢いでごまかせるとか考えているんじゃないだろうなあ・・・・?
まあ、関西人キャラは個性は強いイメージあるけど、どう考えてもアキコはパワー不足ではないかと。翔太郎や、登場人物が馬鹿やって、それをアキコがスリッパで突っ込みを入れる(しかも、商品化してやがるし)というやり取りをやたら、強調すると思っていたら、何のことはない、イマジンコントで受けたのを、そのまま踏襲していただけなのですよね。とはいえ、イマジンコントの方が、まだマシに見えるというのが正直なところだけど。

あれは、未来人とはいえ、モモタロスたちが、一応、化物であり、気の弱い主人公を振り回したり、自分の欲望のままに動いているのをハナが腕っ節で首根っこ抑えて、彼らの行動にまったをかけているから、やり取りにメリハリがあるわけで、ヒーローものとしては、問題がある内容であったという意見は、今でも変らないけど、コメディとしては、ああいうやり取りは決して間違ったものではないから、面白いように見えたのであって、鳴海探偵事務所の面々は、全員、モモタロス達イマジンレベルの言動しかしていなくて、その言動に手綱を取るハナがいないで、各々、好き勝手なことばかりやってる、行ってみれば、ボケと突っ込みのバランスが取れていない(面白ければ、何でもありとかいうような事を得意げに言う作り手ほど、こういう傾向が強くなっている)から、不愉快に見えてしまうし、美化があからさまなので、もっともらしいセリフを口にしても説得力が伴っていないわけですけどね。
大体、ハナがいてさえ、突っ込みが追いつかないというか、主人公は不幸ぶっていて、何もしていないし、モモタロス達は、自分の欲望のまま、行動する化物と変らないというような部分を指摘する要素はないし(登場したころの桜井はまだ、そういう部分はあったけど、いつのまにか、そのあたりも、桜井の変身が、己の存在と引き換えという不幸要素を強調しだしたあたりから、うやむやになってしまった)。
それなのに、さらに、ハナにあたるキャラをなくして、イマジンだけで、コメディやらせたら、収拾はつかないわ(ディケイドの電王編の前編を見れば、一目瞭然)、不愉快に見えてしまうのは無理もないのかも。
まあ、誕生秘話を劇場版でやるのを、百歩譲って、よしとするにしても、劇場版で語るエピソードだから、それにまつわる事を全部、劇場版で語って、TV版では全然語らないという風に、劇場版だけの限定話という風にしたつもりなのかもしれないけど、むしろ、連動させて、語らないといけないと、宣伝としては物足りないと思うのですが。
電王の時にも、やたら劇場版を強調してたことや、ディケイドの最終回で叩かれることは(これまでの経験で)想定済みだから、宣伝色を抑えて、おやっさんがらみの描写を抑えたとかいうのであれば、極端から極端に言ってるだけでしかないような・・・・・。
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by kwanp | 2009-11-16 21:23 | 特撮

そうして、かつての彼に戻っていく

消えたはずの母親が、残していったケーキをがっつくノリオ。消えたはずの母親が、自分たちの前に現れたことに興奮さめやらぬ彼に苦笑するママさん。

それが何を意味するのか、知らぬままに。

ノアの箱舟のカウンターでケーキを作るノリオの母親。相変わらず、手際がいいというママさん。消えた母親が帰ってきたことに、興奮冷めやらぬノリオ。本当は寄るつもりがなかったけど、対価だから、仕方がないというノリオの母親・ミチル。彼女は蘇芳の事を尋ねてきて、浮かれながら、自慢げに彼女のことを答えるノリオ。

「変った息子、自分を捨てた母親を大歓迎」と理解に苦しむみちる。教育の賜物かしらというママさん。

おそらく、みちるが三号機関に行った際に、MEでノリオやママさんの記憶は消された可能性が高いから、彼女からすれば、「恨まれる」、もしくは、歓迎されないと思われるだけの出来事があったということでしょう。
評判が低いアスカ版においても、アスカ版のヒロイン奏の父親が契約者となって、人を殺して回っていたという記憶は、家族の記憶から消されて、死亡したということになっていたし。
まあ、その記憶処理も完璧ではないようで、奏の母親は、自分の旦那が、人を殺して回っていたという記憶を夢としてみていた(父親が死んだ記憶をなかったこととして、処理していて、いるかのように振舞っていた)ことから、ママさんが記憶処理から記憶を取り戻していた、もしくは、断片的な記憶から、事実に気が付いていたという可能性はあるわけで、常識に囚われないという彼の教育方針&オカマさんとして、カミングアウトというのは、案外、そのあたりに関係があるのかもしれない。
後のシーンでも、契約者に対する一般人の反応というもの描かれているし、第一話でターニャが契約者になった時の豹変振りのシーンから受けた印象からすると、別人のように変ってしまうというイメージが強調されている可能性もあるわけで、よくある、家庭を捨てて、どこかへ消えた母親というイメージには取られない可能性は、かなり、高いのでは?
どういう事情がアレ、、自分の遺志で出て行ったなら、自分を捨てた身勝手な母親とかいって、うらむこともあるのかもしれないが、別人になってしまったなら、本来なら、そんなことをするはずがない、という希望が残されているという解釈も出来るので、ノリオのような反応は、あながち、特殊ということではないだろう。

後二十分も焼きあがるから、と店を出て行こうとするみちる。もう帰るの? というノリオに、母親らしいこと、何もしていないから、と蘇芳に深入りしない方がいいと忠告を残して去っていくみちる。

母親にNG出されたと落ち込むノリオに、まだ振り向いてもらえてないじゃない、と冷ややかに突っ込みを入れるママさん。
それを言われて、気を取り直して、蘇芳にアピールに向うノリオ。それを見て、「人生にはどうしたって、、傷つくのを避けられないタイミングがある」とみちるに語るかけるママさん。

潜水艦を鯨と見まごう蘇芳。黒に連絡を取ろうとするが、うまくいかないマオ。三号機関のメンバーを見かける
蘇芳だが、マオにどうしたと聞かれて、「なんでもない」と答える。

ジュライが、「黒、違う方向に向っている」と告げてきて、マオが「違う方向?」といったタイミングで、イザナミを乗せたトラックが現れる。

トラックの中から現れ、葉月たちに合流する美咲とみちる。

一方、黒を乗せたトラックは、当然の如く囮であり、装置の中はもぬけの殻。
はめられたなと思った矢先、トラックが止まり、運転していた鎮目が

「外れちゃったね、BK201、美咲sちゃんも面倒くさいことするなって、思ったけど、こうやって、まんまと引っかかってくれるんだから、さすがは腐れ縁ってとこかな」

能力を発動させて、トラックの外装をパワードスーツのようにまとい、舌なめずりをする鎮目。
黒の攻撃を蚊に刺されたほどにも感じずに、逆に彼を吹っ飛ばす鎮目。
そこへマオから連絡が入る。

電撃を使えばいいじゃないと挑発する鎮目。どうしたというマオに無言で答える黒。一方、鎮目の方にも、岬からの通信が入るが、「邪魔しないで」と一方的に黒を叩きのめす鎮目。

生きたまま捕獲しろと指示を出しながら、荷台から、目的のものを出そうとする美咲。

黒の様子から、よもや、と能力が使えないことに気がつくマオ。ジュライに、物資の場所を尋ね、前から三台目という答えが返ってくる。

黒を追い詰めながら、「にげてばっかりいたら、大事なハニーちゃんに置いてかれちゃうよ」と挑発する鎮目。
蘇芳には生き延びる術を教えたと平然と返す黒。しかし、鎮目が言ってたのは、イザナミ、要するに銀のことで、二股はよくないなあと冷やかすように言われてしまう。

一方、マオのほうも、ジュライから、装置の中には、裸の女がいるといわれ、話が違うと慌てるのだが、蘇芳はあわてないで、「大丈夫、鶴も撃てたのだから」といい、マオに鶴と人間とは、といわれるものの、契約者だから、撃てると動じないそぶりを見せる。

美咲にどうした? と問われて、気になるのがいると答える葉月。彼女が運転するボートにもぐりこむマオ。

蘇芳達に逃げろというマオ。最初はその指示に従おうとする蘇芳だったが、「お前の契約者としてのイレギュラーを打ち抜く」という黒の言葉を思い出し、依頼を果たそうと、持ち場へ戻ろうとする。
マオの制止も聞かないで、戻る蘇芳と彼女の後に続くジュライ。彼は、銀にあったことがあるとマオに話す。

なぜ、あいつがと問う黒に、興味ないから、と返し、戦う気満々の鎮目。しかし、ターゲットが銀だとわかった黒は、そんな事にカマって入られないわけで、近くを通りがかった車にr飛び乗るのだが、車を運転していた親子の契約者に対する偏見は、情報が公開されとはいえ、一般人からすれば、力を持っていて、感情よりも合理性を優先するという契約者は別の生き物というか、化物扱いな事には変わりないし、なかなか、一般人との接点は持たないことが多いわけですから、そういう偏見がまかり通ってしまうのかもしれませんね。
契約者の情報に、ハッタリを混ぜて、契約者を一般人から遠ざけておきたい権力者というのも、いるでしょうし、契約者に目覚めてしまった人間というのは、迅速に国家機関に隔離されたりしますし、契約者に関する記憶は消されてしまいますから、契約者の真実というのはなかなか、伝わりづらいものがあり、しかも、元に戻ることはないわけですから。

あわてて追いかけようとするが、トラックはお釈迦にしてしまって、使い物にならないことを思い出す地団駄を踏む鎮目。

ボートから飛び降り、蘇芳達のところへ向かう葉月。無人のボートを操縦しながら、蘇芳達の居所を探すマオだが、岸にぶつかり、そのまま放り出されてしまう。

ジュライに距離を測ってと指示しているところへ、なんとか駆けつけるマオ。逃げるように促すが、お構い無しに依頼を実行しようとする。
淡々と距離を読み上げるジュライ。狙いを定めて、引き金を引く寸前、駆けつけた黒が、ワイヤーで狙いをずらし、弾丸はクレーンを撃ち抜いた。装置から垣間見える銀の顔。
それに気が付いた美咲は、襲撃に備えながらも、作業を続行させる。

騒ぎに気が付いて、退却を指示して、第二ポイントで合流できなかったときには、マオに頼むと言い残して、しんがりを敵をひきつけようとする黒。

ワイヤーで移動しながら、葉月をひきつける黒。海を行く潜水艦に、ちらりと視線を向け、海へ飛び込む。
それを追って、葉月も海へ飛び込む・

BK201の電撃攻撃に警戒しながら、沢崎に、確認を取る美咲。契約者の能力を失っていると説明する沢崎。

街の噴水前で黒を待ちながら、折り紙を折る蘇芳。「あいつを置いていくの?」とマオに訪ねて、「連絡を待って、落ち合う。なかったときはそれまでだ」とシビアに語るマオ。
銀の事を尋ねる蘇芳。「昔、俺たちの仲間だったドールだ。今は、黒の曰くつきの女だってとこだな」と語るマオ。

それを聞いて、考え込む蘇芳の前に、みちるが現れ、蘇芳を拘束しようとする。

蘇芳を探しているノリオ。考えてみれば、彼女の事を何も知らないと落ち込んでいるところへ、友人たちがやってきて、蘇芳とみちるが暴れていることを知らせに来て、「もう、嫁姑戦争勃発!?」と素っ頓狂な声を上げて、すっ飛んでいくノリオ。

危害を加えるつもりはないというみちる。こないで、という蘇芳に、私と一緒に来なさいというみちる。その言葉を聞いて、黒のことが、頭をよぎる。
さあ、と促すみちるに、来ないで、というやいなや、銃を召還する蘇芳。

話し合えば解ると、あながち見当違いともいえないセリフを叫びながら、蘇芳たちのところへ向っていたノリオの耳に、銃声が木霊した。

蘇芳の弾丸はみちるではなく、噴水を破壊しただけだが、ふいに満ちるが苦しみだし、ジュライが観測霊と呟き、驚くマオ。

噴水の中から、観測霊が現れ、みちるが水の玉に閉じ込められてしまう。あわてて、助けようと駆け寄ろうとするが何が起こったのか、どうすればいいのか、わからないで呆気に取られる蘇芳。しかし、そこへタイミング悪く、ノリオが駆けつけてしまい、蘇芳がノリオの母親を殺したように勘違いされてしまう。

解放されたみちるに駆け寄り、「かあちゃん」と叫び続けるノリオ。そして、声をかけた蘇芳に、「お前がやったのか?」と問い、「何で、お前が母ちゃんを、契約者だからか? 契約者は人殺しでも平気なのか!?」という言葉を蘇芳にぶつけるノリオ。

蘇芳は結果的に手を下していないわけだが、あのまま、おそらくは銀の助けがなければ、彼女は、逃げるために手にかけざるを得ない状況に追い込まれていた可能性があったわけだし、戦っていたのだから、最悪、みちるを手にかけざるをえない状況になっていた可能性は否定できない。

しかも、ノリオが蘇芳にぶつけていた言葉は、以前、蘇芳自身が黒にぶつけた言葉でもアル。しかも、契約者を身内に持つという共通点もある。
まあ、ノリオは、母親が姿をくらましていたのに対して、蘇芳は、一緒に暮らしていたわけだが、結局のところ、相手の事をよく分かっていないという意味では、二人とも大差はなかったのではないか、と思えてしまう。

まあ、もっといえば、黒が父親を殺したということも、誤解なのかもしれないが、自分の生活を破壊した一因に対して、そこまで理解を示さないといけない理由なんて、あるわけないですからね。
ノリオのほうは、好きな相手と、姿をくらましていた母親が、争っている上に、母親の命を奪ったのが、好きな相手だと認識してしまったというやりきれない状況という違いはあるものの。

殆ど、蘇芳のときと事情は同じであるわけで、銀を撃たなかったとはいえ、蘇芳は、境界線を越えてしまった、あるいは、越えた事を選択してしまい、完全に、己の日常に決別してしまったということになるわけで。

蘇芳の折った折り紙に彼女やノリオの涙を表しているかのように水がたまる。

黒から報告と追求(銀のことを知っていたのかと)を受けるマダム。黒の雇い主はやはり、彼女だったようですが、潜水艦は想定外だと、もっともらしく語る。

お前の目的は何だと問いただす黒。「それを知らないと、自分の指示に従えない? 契約者も案外、ウェットなのね?」と返すマダム。
手を切らせてもらうという黒に、「銀を殺すといってたのにガッカリ」といって、お互いに手を切る黒とマダム。

「契約者は人殺し」と呟いて、どうして、銀を殺さなかったのかと問いただす蘇芳。まあ、自分に人殺しの術を教えておいて、さらに依頼に巻き込んでおいて、いざとなったら、撃つなとかいって、邪魔をするわけだから、「どうしろというのだ」と、黒に反発というか、怒りを覚えるのは無理からぬものがありますしね。

しかも、撃つなというのは、蘇芳が手を汚すから、ではなくて、蘇芳が銀を殺すかもしれないから、ということですから、完全に黒の都合でしかないわけで、自分には、鶴を撃てというような事を言っておいて、自分の時には、それというのは、黒の言ってることに納得できないというか、何で、打ってはいけないのか、というkとおを、一緒に行動している身としては知りたいということか。

まあ、飲むは、都合が悪くなると人を殴るわ、そのくせ、えらそうに戦い方を教えるわ、と飲んだくれの乱暴モノのオヤジと大差ないわけですし、今の時点では、生き延びるためにそのロクデナシの元で戦う牙を磨かないといけないわけですからねえ。生きるために戦えといった相手が、いきなり、態度を変えて、戦うことを邪魔したわけですから、納得のいく説明が欲しいと思うのは無理からぬことですよね。

銀の事を訊ねる蘇芳。本人に聞けばいいだろうというマオ。背後から、黒が現れる。

列車の中で、あの潜水艦が東京に向ったと語り、なぜ、銀を? と首をかしげるマオ。契約者(みちる)が死んだ時に、銀の観測霊がいたというジュライ。それに反応し、「すべては銀が」と呟く黒。お次は東京、蘇芳の目的地といっちしたなというマオ。東京と呟く蘇芳。黒に力を失ったことを訊ねるマオ。

沢崎に、黒の力を奪ったのは、対契約者兵器だな、と訊ねる美咲。それを肯定し、自分たちのことに関してはいえない、味方だと思わない方がいいという沢崎。
銀がここにいるということは、BK201は、きっと、おってくるという沢崎。潜水艦の外で、銀の観測霊が海の仲を泳いでいる。

隠れ家に転がり込む蘇芳達。コタツの上で、寝そべって、TVを見ながら、ジュライに砂糖を入れるように頼むマオ。母親の写真集とシオンが残した折り紙を見て、悲しそうな顔をしている蘇芳に、声をかけるマオ。

「ノリオ・・・、あの契約者の事を、かあちゃんと呼んでいた。ノリオ、僕の事を好きだ、といっていた。でももう、嫌いだよね、ボクのこと」

とノリオの事を思い出す蘇芳。蘇芳にお茶を出すジュライ。

「人を好きになることって、どう言うことなんだろう」といい、黒が蘇芳と呼んだことを思い出す。

台所で魚を揚げる黒。「また、雑草を食わされたら、たまらんからな」と言い訳めいた事を言う黒。「材料は?」という蘇芳に、缶詰を指差す黒。野菜がないとビタミンが取れないし、缶詰は鉄臭いから嫌いだ、という蘇芳に、酒をかけて、鉄臭さはこれで、消えるという黒。
そして、「もう撃つな、お前には向いていない」というのだが、前回、目的の物資を破壊するという依頼を受けたときにも、蘇芳には戦う術を教えて、生き残る可能性を引き上げていたようなそぶりはあったけど、今回、目的の物資が、銀であることがわかって、それで撃つなといってるわけだから、蘇芳の事を、一方的とはいえ、思ってという割合が低くなって、そのセリフが、自分のためという部分が大きくなったので、心配しているように見えて、自分の邪魔をされたくはないというか、釘を差して、大人しくさせておこうという思惑もあるように思えてしまう。

酒がなくなったことを指摘する蘇芳に、外に出ようとする黒。撃たないからお酒飲まないで、という蘇芳。買いに行くのは野菜だという黒。

部屋に閉じこもっているノリオに声をかけるママさん。「いつか、こうなるってことは、みちるが契約者になった時から、わかっていたこと、最後に会えたから、よかったじゃない」というママさん。ちっともよかあないよ、というノリオ。

「いいじゃないの、誰しも、一瞬、触れ合って、通り過ぎて、またどこかですれ違うこともあるのかもしれない。それでいいじゃないの」

「アマノイワト」

部屋から出てきたノリオを見て、ママさんが、苦笑交じりに呟く。

「また、すれ違うって、なんだよ。俺は母ちゃんのことがショックなんだよ。母ちゃんの思い出なんて、写真しか一個もなかった。でも、これから先、きっと、しょっちゅう思い出して、あのこのことが忘れられないから、きっと、しょっちゅう思い出しちまうから、だから」

親子して、涙ながらに語り合い、ノリオは、母親の最後のケーキを、なきながら、むさぼるように食べる。
「ちゃんと、全部食べナ。いい男になれよ、お前」と元気付けるママさん。

まあ、蘇芳にしろ、ノリオにしろ、身近な人間が契約者になってしまったというケースからみると、かなり、運のいいほうだとは思うのだが・・・・・・。でも、こういったやり取りも、後で関係者によって、記憶を消されそうだけどなあ・・・。

コンビニで買い物をした帰り道、黒の傍にいる観測霊に気が付く蘇芳。気がつかない黒はどうしたと尋ねるが、「何でもない」とはぐらかして、銀のいたあたりを蹴って、黒の後を追いかける。

まあ、これまでの黒って、駄目オヤジでしかないし、しかも、戦闘訓練と称して、殴るわ、蹴るわということをしていて、酒瓶を煽って、気に入らないことがあると八つ当たり気味に殴る蹴るをしていたわけですから、どう見ても、ロクデナシとしか見えないわけですからね。
しかも、自分に、契約者として生きるようにといって、鶴を撃たせたのに、自分の大事なものは撃たせないという意味では、人に嫌な選択を強いていながら、自分の大事なものだけは、撃つなというダブルスタンダードに見られても不思議ではないわけですよね。

まあ、一緒に行動している相手に情がわいたといえなくもないけど、前述のロクデナシが、急に掌返したように態度を変えて、お前は撃つな。

蘇芳からしてみれば、好意を感じるよりも、自分に何もやらかして欲しくないから、ご機嫌をTっている態度が見え見えとか言う風に見えても不思議じゃあないかも。

しかも、その黒の大事なものは、自分を助けてはくれたけど、ノリオの母親を殺してしまったわけで(そうしないと、蘇芳が助からなかったという側面は確かにあるが)、やってもいないことで、自分が、かつて、Kル尾にぶつけた言葉と同じ言葉をぶつけられてしまう、自分が、黒に引きずりまわされていた被害者から、かつての黒と同じようなポジションになってしまったというようなことを痛感させられたわけですから、黒の周りにいて、余計な事をして、黒を惑わせて、自分も巻き込む奴と、蘇芳からみれば、好意の抱けない対象になるのは無理もないかも・・・・。
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by kwanp | 2009-11-13 19:32 | アニメ

コメントへのレス

nadaさんへのコメントのレスが長くなったので記事でかかせていただきますが、

>思い入れのあるブラックとかブレイドが出たってのが大きいですけど。

ディケイドは見ていなかったけど、BLACK・RX編は見たという人は結構多かったようで、あのころ、あっちこっちでその手のセリフを見かけたわけですが、あの結末であきれ果てたという人も結構いたようです。もっとも、7月時点で、こういうことをしていて(ディケイドは8月終了)、話がちゃんと纏まるのか? という疑問も同時にもたれていたようですが。
うちの近所のスーパーやゲーセンでもガンバライドに前ほど、子供が群がらなくなったのですよね。
まあ、世界と、始を守るために自ら、ジョーカーになる事を選んだ剣崎が、「世界を守るために、ディケイドを追い出せ」というような事を言っていたわけですから、怒りたくもなるのも無理はないですよね。
ライダー大戦の世界のシナリオでは、キバの世界の脚本呼んでいないのがまる解りな描写をやってたりしていた自分が書いた脚本のライダーだけは、しっかりとひいきしていた)米村氏が書いてたわけですが、ブレイドの世界でも、カブト(米村氏はカブトのメイン脚本)のときみたいに、料理ネタ優先の馬鹿な脚本書いてたわけですし、今はブレイド後半を手がけていた会川氏が、同じ事を書くよりかは、マダマシだと割り切っていますが、さすがにアレはやめてくれと思いましたしね。
おまけにリ・イマジネーションのクウガ・ブレイド・ヒビキ・キバの扱いが悪かったのですが、白倉氏が関わっていない平成ライダーなので、ああいう扱いにしたんじゃ、とうがった見方をしたくなる展開でしたしね。
会川VS井上&白倉の応酬を想像したくなる理由の一つだったりします。

>W誕生から探偵事務所引継ぎのあたりは

Wに限らず、そのヒーローのありようを語る上で、誕生から、戦うに至るまでの経緯というのは大切なのは、どの作品も変わらないと思いますし、その作品を追いかけようとするきっかけにもなるわけですから、疎かにはしてほしくないですし、ヒーローの誕生とか、真の決着は劇場で、見たいなことになるなら、それこそ、Tv版はなんだったんだ、ということになりますからね。電王も、人気がある限り、続けていますけど、それでも、Tvでの決着は一応はつけていましたし。特撮業界も、10年後れで、アニメ業界がたどってきた二の轍を、同じように踏んできているんじゃ、と龍騎のイケメンブームのころから、思っていましたが(平成ライダーのやってることは、90年代のアニメでやってたことと近いものがアル)、最近の劇場版商法などは、一昔前のOVA商法と大差ないような気がします。
OVA最終巻発売に際して、本当の最終回なんて、言葉を平然と使う監督さんも昔はいたようですし。
まあ、先細りしそうではなく、すでに先細りしだしているようなものですけどね。というのも、ディケイドのメイン商品のガンバライド自体、こどもよりも、コアなファン相手に向けているようなものですし(子供の小遣いでコンプリートで着る商品じゃあありませんよ、あれは)、ディケイドの最終回だって、いつものやり方だから、ファンもわかってくれるさという悪い意味でのなれが、新しく、ディケイドに注目して、見ていたファンの事を考えないで、作ったら、ああいう結果を招いたという一面もあったと思いますしね。

そもそもディケイドを作った理由が、平成ライダーでも、9作も重ねていると、記憶に埋もれているライダーもあり、新規のファン層にも、歴代平成ライダー(電王とかでファンになったミーハー女性ファンなどは、電王しか見ていない人も多いそうですし)をアピールするためだそうですが、それだったら、歴代平成ライダーや、昭和のライダーの再放送も視野に入れればいいものを、と思うのですが(時間枠的に難しいということでしょうけど)。


平成ライダーの劇場版はパラレルというパターンもあるので、Tvでやらないとは断言できませんが、W誕生から、今現在に至るまでの一年間の時間の流れを、翔太郎やフィリップから感じない、話の大まかな筋を考えると、3・4話と7・8話は一つのエピソードで語ると言うやり方も出来ますしね。フィリップが家族という単語に反応して、意識を失うというのと、興味を持ち出したら、止まらないという行動パターン。
どう贔屓目に見ても、家族という単語に触れる機会は格段に多くなる可能性が高いですから。
そういう話の流れを感じさせる言動が、殆どないですからね。今の状況なら、無理にやって欲しくないという気持ちがありますので、せめて、間接的に語るので止めて欲しいですね。
ブレイドだって、ブレイド誕生秘話は語られなかったですが、後半、それでもちゃんと剣崎はヒーローやっていたわけですしね(レンゲルの誕生エピソードはありましたが)。
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by kwanp | 2009-11-11 23:12 | 特撮