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ハードボウンドは眠らない20・5

「まさか、こいつが・・・!?」と驚く照井。

いや、バレバレでしょうが・・・・・・。

キサマがドーパントと怒りをあらわにする照井に、あっさりと認めて、母親から取り返したメモリを見せる息子。

本当に評判が悪いのは母親じゃなくて、裏で、その金を使って遊び歩いている息子のほうだと説明する翔太郎。

なるほど、アキコの男版みたいなタイプ。

被害者は些細なことで彼の怒りを買って襲われたというフィリップ。

「どいつもこいつも俺の事を親のすねかじっているダメ息子だと馬鹿にしやがって、だから、こいつを手に入れて、片っ端から、ムカツク奴を凍えさせてやったんだよ。池上も、そこのてめぇもな」といって、翔太郎に突き飛ばされたことを恨みに思う息子。

それに関しては、翔太郎が悪いけど、これまた絵に描いたようなバカ息子だな・・・。こういう行動していれば、そういわれるのは無理もないような気がするけど。

面と向って、翔太郎達の問題点を描けないので、遠まわしに犯人や周囲のキャラの言動がアレで、それに関わっている翔太郎たちも同じようなものとか言っているのか、単に翔太郎たちをよく見せるために周りの人間をひどく書いているだけなのか。

翔太郎達のカッコよさを強調しているから、後者の可能性が濃厚に思えてしまうのだけど。

俺の機嫌を損ねる奴は、みんな氷付けにしてやるという息子のせりふを聞いて、片平真紀子は、という照井に、息子を庇っただけだ、という翔太郎。

「俺は危うく、別の人を・・・」

という照井。

復讐のために手を汚すといえば、聞こえはいいけど(?)、見当違いの人間を始末して、次から次へと始末していた危険性もありますしね(復讐をする人間が満足するというのは、まずありえない)。

復讐のために、相等、頭に血が上っているとはいえ、そんな奴がドーパント対策班のリーダーって、普通、事件被害者の関係者って、まっさきに捜査から外される立場だと思うのだが・・・。

こうも要素が重なると、

ドーパント事件の対策チームって、風都の警察のポーズでしかないのじゃないか?とか思えてしまうのだが。もちろん、これは風都の警察にも園咲家の手が回っているという前提での話でしかないのだが。
そうでなかったとしても、ドーパントというのは傍から見れば、得体の知れない怪物にしかみえないわけだし、人間が化けるということを知っていたとしても、未知の技術が使われているわけだし、警察が犯人を逮捕しているケースでは、犯人の持っているガイアメモリはwによって、破壊されている。
しいて言えば、5・6話でのメモリ工場の爆破で、急いで、工場を破壊して、証拠隠滅を図らないといけなかったから、その際に処理し損ねたメモリの断片でも入手していた可能性gあるのかもしれないが。
ガイアメモリのサンプルを警察が入手できる可能性というのは、あまり、ないのかもしれないし。
園咲家がもっともらしい経緯を用意して、警察に流すということをやるかもしれないけど、それをやると、メモリを市場に流して、実験するということを邪魔される恐れがあるから、やりたがらないだろうし。下手に力を持たせた上で、圧力を書ければ、自身のくびを絞める結果にもなりかねない。

とはいえ、一年以上前から、風都のあっちこっちで、ドーパントの事件が頻発しているのに、警察自体は、たいした対策を立てていない。一応、警察が犯人捕まえているということで、対策班なんてつくらなくて、大丈夫とか言う考えだったのかもしれないけど。
まあ、実際はwが倒した犯人を、後から来た警察が捕まえていただけなのだが、警察が捕まえたという面子が成り立つわけだし。

実際はアームズドーパントの一件のように派手に暴れられたら、ナス術もないわけだから、それで、どうやって逮捕してるんだ、とか言われて、本当の事を教えることなんて、できるわけもないし。

少なくとも、ミュージアムがキレ者にガイアメモリやドーパントに対する有効手段を手にするような状況を作ることは許さないと思うので、そういう状況を作らないことに腐心していると思うし。

シュラウドも実はミュージアムとグルで、警察に直接ガイアメモリを渡すのは危険だから、扱いやすそうな捜査官に個人的に接触して、ドライバーを渡して、データを手に入れて、用済みになったドーパントの始末をさせたい(事件を起こしている段階で、大抵、メモリに飲み込まれているのだし)のじゃないか、とか思えてしまうのだが(汗)

警察には、ドーパント事件に対応できるスペシャリストがいて、ドーパント事件を逮捕しているんですとか言う風にポーズをとっておいて、これまでどおり、仮面ライダー頼みで事件を解決してもらうというムシのいい二段構えとかいうのじゃないだろうなあ・・・・・。

そういう意味では、照井をドーパント対策班のリーダーにしたのは、頭に血を上らせて、見当違いのところを追いかけさせるため、なのかもしれないのだが、その頭に血が上った状態で、疑わしきを次々飛ばしていくような言動がこれまで、隠しとおせていたとは思えないのだけど。

それとも、アギトノあかつき号事件のようにこの一件には警察も、これを公表できない理由、もしくは、弱みがあって(海上保安庁が、あかつき号からの救難信号があった時に、救援に向うよりも、保安庁幹部の幼馴染である警視正を迎えにいくという事をやっていたことが問題視されていた)、それを突き止めた照井が、それをネタに、アギトで北条さんがG-3の装着員の座を氷川から奪い取ったようにドーパント対策班のリーダの座を手にしたということか?

家族をドーパントがらみの事件で失った警察官に据える事で、お涙頂戴のストーリーを演出することで、世論の警察に対する印象を良くしようとするための措置か?



そこへあらわれて、止めましょうと説得する真紀子。しかし、それに耳を貸さないで、突き飛ばす息子。

「お前、母親に向って、なにしてんだ」と怒る翔太郎。「止められてたまるか」と変身する息子。それを見て、心を痛める真紀子。そんな彼女に、「彼は俺たちが止める。あんたに、もう一人でメリーゴーランドに乗せない」という翔太郎。
「探偵さん・・・」
「木馬に乗った、あんたの切ない顔が忘れられなかった、それだけだ。いくぜ、フィリップ」とドーパントを追いかける翔太郎。大丈夫ですか、と真紀子に声をかけるアキコ。
そのやり取りを見て、「甘い、甘ったるくて・・・、耐えられん」と温いといわんばかりの言葉を口にするのだが、
「ハーフボイルドだから、あいつ」と、

「あいつがそういう性格でなければ、今ごろ、俺は・・・」と愕然とする。

間違いで、人を殺そうとした人間のセリフじゃないだろと思うのだが。まあ、そういう甘く見える奴らに、真相にたどり着かれてしまったわけだから、納得がいかないという感情のほうが強いのだろうけど。

しかし、主人公が正しくて(フィリップの検索能力があるのだから、大抵は、正しい結果にたどり着く可能性のほうが高いのだし)、ライバルのほうが、間違った結果になるというのは良くある展開なのだけど、ちょっとこれは露骨過ぎないか、と思うのだが。片平親子のやってることは許されることじゃあないとは思うが、罪を犯しているので、批判されるべきことを息子はやっているのだが、罪を犯していないとはいえ、父親が経営する事務所で、父親の留守を守ってきた従業員に対して、権利書をちらつかせて、自分の言うこと聞かせたり、勝手に所長に納まったり、独自の判断で勝手に行動して、真紀子の息子と大差のないレベルの事を十分行っていると思うのだが、作中では、それに対する悪評は、全然聞こえていないわけで、犯人のドーパントが同じ子をやった時には、さも、人としてひどいように描いているのだから、露骨な主役補正と言うほかないですよね。

新ライダーのカッコよさは強調したい、さりとて、ファングも出たばかりだし、wのカッコよさも台無しにしたくはない(wドライバーとか、売れていますしね)という意図はわからなくもないのだけど、これは強引過ぎるでしょう。やってること、一時期のアキコと変らない犯人、優秀とか言われながらも、真犯人を見落とすどころか、班員じゃない人間を殺しかける新ライダー。

wのカッコよさを台無しにしていいとは言わないけど、ビギンズナイトを劇場版にしたときと同じで、まず、Wがかっこいいありきで、話をすすめているだろ、これ(汗)

照井や事件の犯人たちの言動って、翔太郎達と比べても、彼らが大差のない言動をしていることって、決して、珍しくはないのだし、主役補正で良く見せているだけでしかないですからねえ。

ドーパントを追いかけて、ヒート&ジョーカーに変身するW。しかし、池の水を凍らせた氷弾攻撃に、トリガーのメモリでヒート&トリガーに変身して、氷弾を撃ち落すW。

埒があかなくなって、Wに襲い掛かるのだが、そこへ照井が、剣を投げて(地面に突き刺さる)、助けに入る。
アクセルに変身して、ドーパントをめった斬り。エンジンメモリをセットして、氷弾を蒸発、さらにはエレクトリックで、フッ飛ばし、マキシマムドライブを放つ。それを見ていた真紀子が心配そうな顔をする。

「絶望がお前のゴールだ」 剣からメモリを取り出すとともにドーパントが爆発して、メモリブレイクする。

息子の名前を呼ぶ母親。ことの推移を見守るW。剣を構えなおして、息子に近付いていくアクセル。
「こいつが俺の家族を・・・」

止めに入る真紀子と変身解除した翔太郎。

しかし、「行く先を変えよう。お前のゴールは刑務所だ」と手錠をかける照井。
「ハーフボイルド、とかいうらしいな、君の流儀」

いやいや、ただのコスプレ野郎です、流儀というほど、大層なもの、もっていません。

この町にいるうちは、それにあわせる、おれも仮面ライダーだからなという照井。一歩間違えてたら、犯人じゃない人間、殺していたかもしれないし、それで、復讐を果そうとしていたわけだからなあ。

真犯人を捕まえることが出来たから、その流儀に敬意を表して、なのか、それとも、真犯人を捕まえることが出来たから、とりあえず、利用価値があるから、それを守ってやるということか?


別にハーフじゃねえんだけど、という翔太郎。

息子に上着を着せて、抱きしめる真紀子。ごめんという息子(それで済ませられる問題じゃあないだろ)。

一件落着と思いきや。

しかし、息子のメモリはwではなく、Iのメモリで照井の仇ではなかった。去年の八月、俺の家族をころイs多野はお前じゃないのか、と問いただすが、メモリを手に入れたのは二週間前と答える息子。

まさかと思うが、宮内洋氏のオマージュとか言うのじゃないだろうな、照井のキャラは(汗)

設定は踏襲しているけど似ても似つかないような。

「俺の家族を殺した真犯人は別にいる・・・」と敵討ちが終わっていない事を思い知らされる照井。

「にこやかだけど、怖い人」「ガイアメモリが生み出した突然変異の化物。私に、いや、園咲の家にふさわしい」と相手を評す園咲姉妹。
「お姉さま!?」「冗談よ、彼は誰にもなびかない。今、大事なのは敵に回さないこと」とピアノを演奏している男を評する冴子。

彼の手にはwのメモリが(ウェザー?)。

また共に木馬に乗れる日が来るのだろうか、と報告書を纏める翔太郎。当たり前のように事務所でコーヒーを入れる照井に突っ込みを入れる翔太郎。君の入れるものがひどいという照井。それをおいしいと驚きのあまり固まるフィリップとアキコ。うまいとリアクションをする翔太郎。

なんなら、フィリップの相棒を変ろうか、と提案するのだが、便利な検索能力が欲しいだけだろ、お前。

フィリプの力は君には不釣合いだ、といって、事務所を出る照井に怒って、二度と来るなとクッションを投げるがかわされてしまい、逃げられてしまう。

何と言うか、主役補正が露骨すぎる話でしたね。霧彦退場のエピソードのときは、紙一重の危うさがうまく表現されていたほうだと思いますが、主役かそうでないか、で、同じことをやっていても、片や、犯罪の犯人、かたや、名探偵の娘ということで、お目こぼしという違いがあるけど、主役補正でよく見せているだけでしかない、というのがよく分かる話でしたね。
照井に関しても、復讐という動機で戦うという要素や、家族を殺されたというシチュエーションからV3を彷彿とさせていますが、そういう動機があれば、何をしてもいいとすき放題暴れる姿は、平成ライダーで、辛い過去とかを免罪符にして、好き勝手する小物ライダーのそれでしかなかったわけですし。
もし、そういう平成ライダーの姿を皮肉って、ああいう風に書いたのでは、とか見えてしまいますけど、wの悪い部分が顕著に出たとしか言いようがない話だったような。

まあ、みょうに翔太郎達の言う事にしたがっているわけだが、下手にダークライダーとして、説得力を持たせるわけにはいかないということもあるのだろうなあ。アクセルが、今回のドーパントに関して、罪を犯した人間を罰するという意味で、斬るということに拘るとしても、倒したと共に、メモリブレイクして、メモリの名前がアイスだと判明したところで、仇じゃないから殺すなということで、仇を斬ることを、照井が諦めないという風にして、wとは異なるスタイルでドーパントを倒していくダークライダーとして描く事だって可能だと思うのですが、塚田プロデューサーは、前に関わっていたゲキレンジャーで、敵の側が強くなる描写にばかり、説得力が伴ってしまい、敵キャラ、それもリオが妙に魅力的なキャラになってしまったことに対する反省で、やたら、主役をカッコよく描くことに腐心しているとかいうのではないでしょうねえ。だとしたら、その反省は極端すぎて、主役のみっともなさとか、かっこ悪さをムリヤリ隠しているわけですし、カッコよさって、そういう部分を持ち合わせて、乗り越えたり、抱え込んだ上で発揮される部分も少なからずあると思いますし。その主役はカッコよく描かれて然るべきキャラというよりかは、問題点が目立つのに、それをムリヤリ正当化して、カッコイイと褒めちぎるような連中ですし。
しかも三条氏は師匠やら、先輩キャラの死からはじまる物語が多いわけだから、ビギンズナイトを劇場版にして、しかも、そのストーリーを作中で言及しないで序盤のストーリーを描くということで、設定やスタート時の状況から、本来なら、とってもおかしくない言動を、無理やり避けていて、それフォローするために入れた演出(アキコの言動など)で話が妙な風になっている。しかも、今回は、明らかにドーパントが関わっている事件に対して、それに関わっていないようなそぶりを見せているわけで、ちょっと待て、といいたくなるような話になっているような(汗)
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by kwanp | 2010-01-31 22:02 | 特撮

お手並み拝見

だったら、強くなるぜ!! 目の前でな!!

空手部に入部を決意する半座。

その事を、空手部を支配しに来たと勘違いした(半座の言動から、そう勘違いされるのは無理もないわけですが)野田ですが、先輩に「遅い」と小突かれ、一年はとっくに掃除はじめているぞといわれてしまう。

しかし、やけに目の逝っている感が強いキャラだな(汗)

そんなことより、あいつが来るんですよといっている間に、乗り込んできた半座。空手部の一年生は、皆知っているらしく、佐田中の血龍と口々に噂する。

その理由がわからない先輩は、一度に何十人もの不良を倒すという事を説明する野田。ちなみに先輩の名は番場。

彼は一年に掃除しろと促すと、喧嘩屋が何の用だ? と問う。

いや、後輩の言うこと、鵜呑みにして、そういうことをいうのはどうよ?と思うのだが。

しかし、半座はきょろきょろして、穂波の名前を見つけて、ここで空手をやれば、強くなれるのかといって、人の話を聞いていない有様(いや、こっちもどうよ)。

まあ、半座のようなキャラは、人の話を聞かないところがあるのは珍しくはないのだけど、喧嘩が強くて、仲間からも恐れられている奴が、仲間や恋を求めるというパターンを表面的に満たしているだけということもあるのか、こういうパターンどおりの反応も、あまり好感を抱けなかったりする。

そんな半座に番場が、「俺は質問してるんだぜ」と声をかける。穂波しか見えていない半座の態度も問題だと思うけど、番場のセリフも自分が視野に入っていないということに気を悪くしたというようなニュアンスを感じてしまうのだが。

そんな番場に、俺より強いのか? と問う半座。

本人はもとより、周りの空気が凍りつく。聞きなおしても、半座はそれしか言わない。

野田が奴は、と自分の勘違いから来る推論を説明しようとするが、番場は「わかったよ、あの一年坊主が何しに来たのか」と腕を鳴らす。

まあ、いきなりやってきて、落ち着きなく、きょろきょろしていて、あげく、お前強いのか、としか言わない。そりゃ、喧嘩を売りに来たと勘違いされてもおかしくはないよな。このあたりのやり取りは、引っかかるものがあるにせよ、流れ的にはわからなくもない。

野田に審判を任せる番場。「空手というのは身を守るために使うものだ、しかし、古くは島を守るために使った時代もあった」と語るのですが、

事情を良く確かめないで、間に入るだけならともかく、知り合いを殴ろうとしている相手を問答無用で殴るのは、守るというより、過剰防衛じゃないのか?

今回の場合は、半座の態度にも問題はあるにしても、一年に掃除しろというように、そこそこ、心がまえみたいなものは教えているわけだし、喧嘩屋に用はないと、無益な喧嘩はしないというように追い払う姿勢を見せた方がいいのじゃないか?と思うのだが。

考えなしに、思い込みだけで攻撃していたら、どう贔屓目に見ても、敵を増やすだけと思いますし。

鍛えられた身体は凶器という言葉を知らないのでしょうか、この人たちは?

もしくは、半座が引き下がらなくて、暴れた挙句に、やむを得ず反撃というようなやり取りを得てから、半座とやりあうような流れでも悪くなかったのではないか、と思うのですが。

半座にグローブを投げ渡して、質問の答えの変わりに、「逆に聞こう、お前に俺が倒せるか?」とドスをきかせて、問い返す番場。

それを見て、自分はここに強くなりに来たのだぞ、なんで、いつもと同じことしなきゃ、いけないんだと合点が行かない様子。

いや、無自覚なのはともかく、喧嘩を挑まれたら、暴れ回っている時点で、変る気ゼロだし、ああも暴れ回っていたら、この学校や部活を支配しに来た乱入者というようなニュアンスで見られるのは無理もないと思うのですが。

まあ、そういうことに気がついていないからこそ、恐れられてしまうわけですが。それを勝手に入部テストと勘違いする半座。

番場の言動や半座の言動には突っ込みどころを感じるのですが、勘違いするやりとりは、先週よりかははるかにマシに思えてしまうのですが。

半座や番場の価値観では、どう解釈するか、というのはある程度、実感できても野田のような、立場では、相手の言動をどう誤解するのか、という感覚があまり、つかめないということになるのでしょうか?

もし、そうだとしたら、それって、この漫画には強者の価値観しか存在しないということになりますけどね。強者というか、力の強いものが何をやってもいい、もっと平たく言うと、作者の思想を体現するキャラに、作者補正をつけて、そいつのやることは何が何でも正しいということで、そいつに蹴散らされるキャラの考えることには見向きもしないといった類の言動ですが。

あんたを倒しゃいいんだな、と理解して、「始め」という前に、番場に襲い掛かる半座、それをこいつ流といって、一応は受け入れて、戦いに応じる番場。しかし、半座の攻撃をあっさりといなして、顔面に一撃を入れる番場、というところで、以下次号。

って、顔面殴っていいのか? まあ、空手のルール無視で襲い掛かってくるような奴には、ルール無視、相手の土俵に合わせて、迎え撃って、叩きのめすというのは効果的だから、というのはわからなくもないが・・・。

空手部に乗り込んでいって、その洗礼を受ける半座ということで、やはり、自己流では手も足もでないまま、叩きのめされるというところなのでしょうか? それとも、ただの乱暴ものではない、ということで、一矢報いるくらいはやるのかもしれませんが、いいところで、穂波が乱入してきて、半座も番場も穂波に蹴散らされるとかいう落ちでもあるのでしょうかね?

しかし空手というか、武道をやる部活というよりかは、強いということで、幅を利かせて、周囲に乱暴狼藉を働く、悪役系の運動部のノリにしか見えないのは気のせいか?第一話、第二話での穂波の言動で、穂波を野放しにしているような空手部なので、モラル面では期待していないわけですが。

私個人は、ハンザスカイという作品、学園&空手ものという風には、解釈できなかったりします。

どちらかといえば、ケンシロウやらトキやら、良心的なキャラのいない北斗の拳というほうが近いと思っています。

最終戦争で荒れ果てた大地で他の地方からやってきた乱暴者(戦いの日々に飽きている)が転がり込んできたのだが、その噂を聞きつけて、近隣の無法者たちが戦いを挑んできて、それに応戦している中で、無法者たちのとある一派にいた女に一目ぼれして、その無法者チームに入るというようなニュアンスなら、まだそこそこ、しっくり来るものがあるのだけど。

空手部は無法者に狙われた村とか、それを守る自警団ではなくて、無法者でもマシな部類の連中にしか、見えないわけですが。

PUNISHERも、皆から避けられ、迫害されていた(7巻のダイジェストで、それだけじゃあなかったみたいな事を言ってたが、あの書き方では、説明不足もいいところ)アルトがミルキィに引っ張られ、お互いに影響をあたえるような話にしたかったと思うのだけど、皆に避けられ、嫌われまいとする余り、自己主張をしないアルトを自分勝手なミルキィが、自分に都合がいいように振り回しているようにしか見えなかったし、ミルキィ自身、けちは小悪党にしか見えなかったのに、それがすごいとか、変に正当化させるというか、待ったをかけれるような相手とか、価値観はついぞ、存在しなかったわけですしね。

無敵看板娘(無印)では、腕っ節だけではどうにもならない相手(辻とか茅原先生とか)もいたから、コメディということもあって、緩和されていたけど、PUNISHERでは、完全に力の論理だけでしたし、それでいて、モラルが伴っているつもりの言動を登場人物にさせていましたからね。

穂波や番場が腕力だけの強さだけの人間ではない、心の伴った強さを表現できているとは思えないし、半座も半座で、血龍と恐れられているけど、乱暴者なだけではないとか、仲間とか、恋を渇望するような心理というのがあるようには思えないですからね。

心が伴わない強さで、強い奴が正しい、何をやってもいい、と自身が批判していた、ガッツポーズをする武道家やスポーツマンと大差ないようなキャラしか、今のところは出ていないですからね。

まさか、弱虫ペダルやナンバと被るから、恋を求めるに至るまでの心理や、喧嘩三昧な日々に飽き飽きして、カタギになろうとする心情とか、すっ飛ばして、描いたとかいうのじゃないだろうなあ。
そこは二番煎じとかいわれても、描かなきゃいけないところじゃないのかと思うのだが。

PUNISHErの時には、第一話でアルトの境遇とか、考え方も曲がりなりにも描かれていたのだけど、それ以降はまったくといって良いほどかかれていなかったし、チンピラレベルの小悪党ミルキィに流されてしまっていただけで、彼女のやることに待ったもかけられていなかった。
今度の作品は、それすらもなくて、無敵看板娘っぽいノリでやっているけど、PUNISHERののりがぬぐいきれていないというか、問題部分が解消されていないような。

血龍と呼ばれて、ブイブイ言わせてきた半座が自分の力ではどうにもならなかった壁にぶつかり、新しい世界に身を投じていく、という展開はわかるのだけど、

より強い相手にぶっ飛ばされたから、というのはギリギリだとしても、それで惚れるのが、空手家というには疑わしい人格の思い込み娘(鬼丸美輝の劣化コピーにしか見えない)で、出てくる空手家、軒並み勘違いで、攻撃してくるような奴ばっかりだし。
とてもじゃないけど、喧嘩三昧だった半座に道を説けるキャラじゃねえ(汗)
どちらかというと、自分たちが強いからって、調子に乗って、狼藉三昧の学園ドラマにでてくる悪役系の運動部といったほうが、まだ納得できるような面子にしか見えませんし。そういう連中に痛めつけられるけど、その中にいた穂波に恋して、目を覚まさせるというストーリーするつもりか?

力の強いものが正しい、何やってもいいというようなニュアンスしかないのに、さも、心の正しさを説くような展開にしかならなかったら、このままで話が進んだら、今回もPUNISHERと変らない問題を抱えて、打ち切りになりかねないような。
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by kwanp | 2010-01-28 20:48 | コミックス

ハードボウンドは眠らない19

「ビリヤード、これぞ、まさにハードボイルドな男に似合う大人の競技だ。弾けて、散らばるタマの行方を計算しつつ、辛抱強く追い込んでゆく様は探偵の仕事に通じるものがある。要するに、俺のためにあるゲームだな」
事務所が軒を借りているビリヤード上で、ビリヤードに興じる翔太郎。

ナインボールをやっているわけですが、タマを番号順に落としていって、最終的に9番を落としたものの勝ちというやつですし、探偵ものでは、よくビリヤードが小道具として使われているわけですから、ハードボイルドオタクの翔太郎が、それを意識して、ビリヤードをプレイしているというところなのでしょうけど。しかし、別に探偵に限った話じゃないと思うし、形は違えど、物事を計算して、追いかけていく様というのはどんな仕事にも通じるものがあると思うのだが、ハードボイルドに限らず、この手のマニアは意外とそれが見えない人が多いのですよね。

そもそも、何事においても、ゲーム盤の上でなく、断片的に見えるものを追いかけていくわけだから、順番どおりに追いかけるものではないのだし。

事務所の前にバイクを止める赤いつなぎの男。キューでタマをはじこうとしていた翔太郎は、手を滑らせて、キューをすっぽ抜けさせてしまうが、赤いつなぎの男がそれをキャッチする。
「俺としたことがありえないミスを」と取り繕う翔太郎。
「探偵事務所は二階だったな」
淡々と問う赤いつなぎの男。それに頷いてから、「あんたは?」と問うと、男は依頼人さ、と答えて、キューを突いて、一度で全ての玉をポケットに落とす。
それを見て、「ハードボイルドだぜ」と呟く翔太郎。いや、セリフややってることがそれっぽいだけで、ハードボイルドというのとは違うのでは(汗)?

照井と名乗ったその男は、刑事で、最近、風都で起きている奇怪な凍結事件の犯人を見つけたいという。
明らかにドーパントの仕業ね、と写真を見て、断言するアキコ。
「得意分野だろ?」という照井に、「あいにくだったな、ハードな世界に生きる探偵は、簡単に権力にはなびかねえ。とっとと帰りやがれ」という翔太郎。真倉のように、部外者は帰れというような権力ちらつかせて、自分の都合のいいときだけ、利用しようとする態度の連中には簡単になびかない(刃野も、この間の偽者事件で、態度をコロリと変えていましたしね)というポーズをとっているのでしょうけど、これも探偵のテンプレ的な反応を問っているだけという気がしてしまいますが。目の前で、キューをすっぽ抜けさせたり、ナインボールを一発で決められた相手に、依頼人で刑事だから、ということで反発しているというのもありそうですが。

いや、面倒なことは避けたり(フィリップ)、目上の人間のいうことはあっさりと受け入れたり、意外と権力の狗に向いた性格していると思うけどな。

しかし、前金を受け取ったアキコは翔太郎の耳をつねって、「今後とも、ぜひ、ごひいきに」とお茶菓子を出す始末。

いや、お金を出せば、誰でもお客さんというのはわかるけど、客だと解った途端、露骨に態度を変えるのはどうなんだ、と思うのだが。
少なくとも、翔太郎がビリヤードやっている時点で、依頼人だ、と名乗っているわけだから、前金を出してくれるのはありがたいにしても、そういうことで露骨に態度を変えるのって、お客の出すお金の額とかで、客に対する反応を変えるとかやりそうだからなあ・・・・。

「決まりだな」というと、アキコを所長と呼んで(相手を持ち上げて、というより、相手の動かし方を心得ているということか?)、左のを借りていくという照井。

照井と共に、バイクで現場に向う翔太郎。

お金を数えながら、「クールで腕利きの人って感じ、翔太郎君とは真逆の人かな」というアキコ。まあ、アキコの動かし方を心得ているという意味では、翔太郎よりも上だとは思うけど。

照井の言動に引っかかるものを感じるが、それがなんなのか、解らないから気になるフィリップ。

引っかかったのは、おそらくは得意分野云々、と左のということばで、翔太郎の苗字って、そういえば、左でしたが、左のとかいうような呼び方はあるものの、アキコの事は所長と呼んでいたのに、翔太郎は左のと呼んでいる。苗字プラスのという呼び方にしては、法則性みたいなのを感じなかったというところか?

「照井竜、なんだか、気に食わない。なんといっても、一番勘に触るのが、こいつから妙にハードボイルドな匂いがしているってことさ」と照井のバイクを追い越したら、お返しに追い越されてしまう翔太郎。
現場の場所を照井が知っているのだから、下手に追い越したら、まずいんじゃないの? と思うのだが。
しかし、ハードボイルドな匂いがするということだが、翔太郎はハードボイルドっぽく振舞っているだけのコスプレ野郎でしかないのだから、こいつがハードボイルドな匂いがするということは、ハードボイルドっぽい匂いをまとわりつかせているということで、霧彦のときのように、自分と似たような匂いがするということに反応しているのではないか、と思えてしまうのだが。

現場にやってくる照井と翔太郎。「おまちしておりました、照井警視」と迎える刃野たち。「これがわがチームの初仕事だ、気を引き締めろ」という照井。「えっ!?」と驚きつつも、犯人によって、凍らされた部屋に入り、「冷凍庫か?」という翔太郎。
被害者は芸能プロダクション社長で、部屋の中で凍結しているところを発見され、凍結事件と同一犯と説明する刃野。そうか、と頷く照井。
刃野に、「こいつ、刃野さんよりえらいの?」と訊ねる翔太郎。

照井は、風都に超常犯罪捜査課(G-3ユニットや、ゼクトみたいなものか?)を設立しに来たエリートだ、と説明する真倉。なまじ、ドーパント事件に実績があるので、組み込まれたと説明する刃野。まあ、おやっさんはスカルメモリとロストドライバーを持っていたり(仕事には使わなかったが)、劇場版ではガイアタワーで翔太郎がフィリップに、お前らがこれをばらまくせいで、というような事を言ってたので、W登場以前から、刃野は鳴海探偵事務所からドーパント事件を人知れず解決していたおこぼれをいただいていたのが、裏目に出たということか?
さらに真倉がいうには、照井はあの若さで刑事だなんて、あこがれちゃうなーという真倉。それを見て、「お前みたいな奴、出世するよ」とゴマスリみたいなことをいう真倉にあきれる刃野と翔太郎。
まあ、腰ぎんちゃくで出世するかもしれないけど、そこそこじゃないのか、という気が。しかし、おやっさんの残したもので探偵やっていけてる翔太郎と、翔太郎達の解決した事件をちゃっかり自分の手柄にしていたのに、偽者騒動の時には、掌返していた刃野が人のこと言えたギリじゃあないだろう。

現場を調べる照井は落ちていた花を見つけ、拳で床を叩く。それに気がついて、「どうした?」と声をかける翔太郎だが、「警告しておく!!」と照井に胸倉をつかまれて、「俺に質問をするな」と壁にたたきつけられる。

俺の指示に従えというより、犯人と何かしら、因縁があって、それに無暗に他人に踏み入れられたくはないということなのだろうか? 一応、一人で何とか出来るだけの力も持っているわけだし。

被害者は、という照井の質問に病院に運ばれたと答える真倉。

例の地下室につれてこられる若菜。正式に組織の仕事を任せられることになった、というより、若菜視点からすると、有無を言わせずに、組織に組み込まれてしまったということになるのか。

そういえば、と凍結事件がおきているらしいね、という園咲父。またあばれだしたのかしら、例のドーパントという冴子。「あれは中々、興味深いメモリだ、少々、危険な相手だが、調べておいてもらえるかな」という父親の言葉に、「もちろんです」と答える冴子。それを見る沈んだ顔の若菜。

病院へやってくる照井と翔太郎だが、そこに現れるドーパント。「やはりな、また池田(被害者)を狙ってきたか」と確信を深め、バイクから、剣を取り出し、地面がめり込むようなそれを引きずって、ドーパントのところへ向う照井。
「もう許してくれ」と命乞いをする被害者だが、「まだ、気が晴れない」と襲い掛かるドーパント。
「見つけたぞ」
そこへ剣を引きずって現れた照井が、ドーパントの攻撃を受け止め、戦いを挑む。しかし、剣が重くて、振り回すだけで、その攻撃は命中せずに、病院の壁に当たる始末。
翔太郎に仮面ライダーに変身しろと促す。なぜ、それをという翔太郎に、「質問を受け付けないといった」と剣を振り回して、再び、ドーパントに攻撃していく。
「あーもうっ!! こいつ、マジ、会話にならねえ」と頭を抱えながらwドライバーを取り出す翔太郎。
しかし、「ちょっと待ってもらえないかな」というフィリップ。どうやら、検索にはまっているようで、変身できるような状況ではない。そうこうしているうちに、車まで剣で切断する照井。
こんな剣、事件現場で振り回していて、よく、出世できたものだ、という気がするのだが、どうも、この事件の犯人であるドーパントとの間に、深い因縁があるようだし、それを追いかけてきたということで悲願が達成する寸前みたいな状況だから、己を抑えていた箍が外れて、ああなってしまっているということなのかな?
ドーパントに凍らされそうになるのを見て、ジョーカーメモリのボタンを押す翔太郎だが、フィリップからの反応はなし。
「あーもう、やるんだよ、早く」
いらだって、ボタンを連打する翔太郎に、しょうがないなあ、とメモリを転送して、ようやく変身できた始末。

「仮面ライダーW」

Wの名前を口にする照井。

ドーパントの攻撃をかわしつつ、攻撃を仕掛けるWだが、吹雪を吹きかけられ、右拳と左足を凍らされてしまい、身動きが出来ないところに反撃にでられてしまう。

「ヒート以外、考えられない相手だね」

ヒート&ジョーカーに変身して、懇親の一撃で相手を吹っ飛ばし、反撃にでるが、逃げられてしまう。
それを追いかけるが、ドーパントの姿を見失い、変わりに現場から逃げる女性の姿が。
それを追いかけるのだが、完全に見失ってしまい、現場に落ちていた紫の花(剣、おいていけよというのは禁句か?)。
どうしたという翔太郎に、花をハンカチで包んで拾い、「キーワードは氷と花だ」という照井が、右のほうに検索を、フィリップのことまで言及する。どこまで知ってるんだよと得体の知れなさを感じる翔太郎。

ガレージにまで乗り込んでくる照井。
ぐったりと疲れ果てたアキコがそれに気がついて、「彼、ここに入れちゃっていいの?」と面食らう。こいつが勝手に、と言っている間にも、ずかずか乗り込んでくる照井。

アキコが制止するのも構わずに照井がやってくると、そこには、犬の被り物パジャマを着たフィリップの姿が(汗) しかもガレージ内に響き渡る「いぬのおまわりさん」のうた。

アキコによると、「どうしても、セントバーナード犬を飼いたいって、聞かなくなっちゃって・・・」とのこと、若菜のラジオを聞いて、その気になっちゃったとのことで、翔太郎は、若菜のラジオは当分禁止という本人には、きつい罰を口にする翔太郎だが、まあ、ヘタすれば、変身が間に合わなくなって、照井(依頼人)が凍らされていたのだから、怒りたくなるのも無理はないか。

それに依頼人の前で、こんな姿しているのだしなあ。

しかし、簡単にドラマやアイドルに影響される中高生みたいだな。年齢的には、それくらいだったと思うけど。
生き物を飼うのって、結構大変なんだけど、あっさりとアイドルに影響されて、それにどっぷり染まるようなこと、日曜の朝に、ライダーの片割れにやらせるなよ・・・・。
最近のライダーの中では、Wドライバー、品切れが続出しているくらいで、注目度は高いのに。

照井は、「こんな調子で、よく生きてこられたな、二人とも」という。まあ、その通りなんだけど、前回の実験のセリフからすると、データ収集で生かされているという可能性が高い気もするが。
「君たちの事はこいつで調べていた」とビートルフォンが照井の元へやってくる。
それを見て、「あのときのカブトムシ」と声を上げるアキコ。

自分の過去に踏み入れられるのはいやでも、他人のプライバシーには平気で踏み込むのね(汗) というか、警察に所属している人間が、そんなことしたら、駄目だろうに。

「あんたは・・・?」と問う翔太郎。アクセルのメモリを取り出し、「俺はいずれ、仮面ライダーになる男だ」という照井。「この街の連中は、ドーパントを倒す超人を仮面ライダーとよぶんだろ? ならば、俺が変る。Wでは力不足だ」と豪語する照井。

いや、登場時にそういうセリフを口にする奴って、大抵、へたれるのですが。

「なんだと!?」と翔太郎はもとより、「不愉快な男だね、僕たちへの侮辱は許さない」と怒りの感情をあらわにするフィリップ。

いや、お前の場合は、仕方ないと思うのだけど。

それを見て、「思っていたより感情的」という照井。にらみ合った後、検索をはじめるフィリップ。
知りたい項目は犯人の居場所、キーワードは池田、氷、花。しかし、絞りきれないというフィリップに、ヤグルマギク、人工着色というキーワードを追加することで、結果がでる。

コーンフラワーグループ、風都西区にある花屋の名前で、得意先に池田のプロもアル。花には独自の技術で
着色されているということで、そこの経営者・片平真紀子の名前が浮かび上がる。
アキコに言わせると、結構有名で、Tvにもでている、「お金に汚いとかけちだとか、評判良くないけど」と説明するのだが、

前金みるなり、態度をころりと変える彼女に言われたくはないだろう・・・・・。

「Wもたいしたものだ、頭脳だけはな」という照井。

いや、知識とそれを使った検索能力がすごいだけです。翔太郎は基本的に、フィリップの能力やWドライバーの力におんぶに抱っこでしかないわけだしなあ。

そういう意味では、照井の言っていることは当たってはいるのだけどね。

花屋に向う照井と翔太郎、アキコ。真紀子の居場所を店員に尋ねる照井。そこへ現れる真紀子の息子。母が何かしたのですか、という息子に、何か知っているのか、と問い詰める照井。
「冗談は止めてください、悪く言う人は多いけど、母は仕事に厳しいだけなんです」と弁護する息子。仕事がらみのことで、汚職の嫌疑をかけられていると思ってのか、それとも時事の核心にいるのか?
話を聞きたいだけだ、と場所を聞く照井。風都園という遊園地にいると答える息子。得意先で、果断のアートディレクションを担当していると説明する店員。
それを聞いてから、おもいつめたような顔で飛び出す照井。因縁のある過去に関係しているのか?

風都園にやってくる翔太郎達。一目散に遊園地へ入るアキコ。それに頭を抱える翔太郎に、真紀子を探しておけ、と指示して、眼前に現れた女性を追いかける照井。

遊園地内で、足を棒にしながら、真紀子を探し、へとへとになる翔太郎。しかもアキコは遊んでいる始末。
いや、事務所の経営に煩く言うのなら、そういうこするなよ、オイ(汗)

遊んでなくて、ちゃんと見つけたと主張するのだが、怪我の功名って言葉知っています(汗)?

女性をシュラウドと呼ぶ照井。その彼の前に、炎に包まれたアタッシュケースが現れ、炎が静まった後にそれをあけて、「俺のドライバーが出来たんだな」と問うのだが、彼女の姿は既になく・・。

おやっさんいフィリップ救出の依頼をした人物なのか? しかし、順当に考えれば、母親だと思うが、冴子や若菜のオリジナルという可能性もありそうだけど。

メリーゴーランドに一人で乗っていた真紀子に声をかける翔太郎。「おかしい? こんなおばさんが」という真紀子に、いえ、別に、と答える翔太郎。
真紀子が言うには、「昔、子供とよく来てね。せがまれて、何度も何度も乗ったわ」とのこと。それに一人で乗っているというのは、幸せだったころの記憶に浸りたいということなのだろうか?

「ちょっと、お話良いですか?」と連続凍結事件の事を切り出す翔太郎。被害者の入院先で見かけた人がいると説明する。「あなたたち、警察?」と問う真紀子、「探偵です」という言葉を聞いて、街の野良犬か、といてとっとと消えろという。それを「感じ悪」と怒るアキコ。いや、依頼者の前で露骨に態度を変えたお前が言えた立場じゃないだろ。
しかし、「野良犬にもプライドがあるんでね。あなたが街を泣かす人間なら、かみつくしかない」と返す翔太郎。
「どうなんですか」と問い詰めるアキコ。彼女をつき飛ばして、物陰に隠れ、変身する真紀子? 直接、変身シーンがないあたり、妙に引っかかるので、別の人間が変身している可能性も出てきそうだが。
いや、今の時点では、ドーパントが消えた時に姿を見かけたというだけで、決め手にかけるのだし、
ヤグルマ菊も手がかりとしては、あからさま過ぎるから他の場合だったら、わなの可能性もある。
揺さぶりをかけて、手がかりを探すといったところだろうけど、アキコは野良犬扱いで怒っているということもあるのだろうけど、ちょっと問い詰められただけで、早合点して、馬脚を現しているのだが、ドーパントが近くにいるのが解ってて、それを庇うために、犯人の振りをしていることか?

メモリを取り出し、「変身だ」という翔太郎。いきなりヒートで行こうというフィリップ。
ヒート&ジョーカーに変身するW。池のあたりで取っ組み合いをし、ラッシュで畳み掛けるW。しかし、反撃を受け、吹っ飛ばされ、さらに冷気によって、ヒ-トの右腕が凍ってしまう。
「おそるべき、冷気だ、ヒートを凍結させるとは」
「このままじゃ、固まっちまうぞ」という翔太郎。そうなる前に倒そうと、フィリップの言葉と共に、メタルのメモリで、ヒート&メタルになるW。

メタルシャフトを振り回すが、足元を凍らされてしまい、万事休すというところで、

「ご苦労、俺が変ろう」と現れた照井が、剣を眼前の地面に突きたて、ドライバーを取り出す。
「それは!?」と驚くWをよそに、
「この日を待っていた。最強の力を得て、こいつを倒す日を!!」
ドライバーを身に付け、メモリをセットして、変身する。しかし、シンクレッダーを思い出すのは私だけか、アクセルの姿を見て?

振り切るぜ、とそれまで重そうに引きずっていた剣を軽々と持ち上げるアクセル。
ドーパントを滅多切りにして、猛攻をかけるが、吹雪を吹きかけられてしまい、「自分が砕ける音を聞きな」ととどめをさそうとするが、アクセルを吹かして、自ら熱で冷気を溶かすアクセル。

そして、エンジンのメモリを取り出し、剣にセットして、東進が炎に包まれるアクセル。その余波で、Wを凍らせていた冷気も溶ける始末。ドーパントが襲い掛かってくるが、それをものともせずに剣できりつける。

状況が不利とわかるや否や、地面を凍らせて、スケートの要領で逃げ出すドーパントだが、アクセルは、自らバイクに変形して、追いかける・・・・・って、

ディケイドのFFRかよ(汗) いや、ここはバイクマンかよ、と突っ込みを入れるべきか。

意外とジャンプネタ多くない?

なんじゃこりゃ、といってたWも、「私、きいてない」と驚いていたアキコも慌てて、追いかける。

爆発的なスピードで追いかけるアクセル。地面を凍らせて、逃げていたドーパントはジェットコースターのレールに飛び移り、さらに池を凍らせて、逃げるが、追いつかれ、エンジンの炎を吹きかけられ、体が炎に包まれて、キックするマキシマムドライブでとどめを差されてしまう。

それを見て、ハードボイルドだ、と呟くW。しかし、それは分身体で、小賢しい真似を、と追いかけるアクセル。

追いかけた先にメモリを手にした真紀子がいて、「後は警察に連行するだけか」と言っているWだが、「キサマだけは・・・、生かしておかん!!」と斬りかかるアクセル。
「変身解除した人間を攻撃するつもりか、やめろ、やめろー」と止めに入るW。
そして、刃が振り下ろされる。

アクセルを見て、エクシードラフトのシンクレッダーを思い出すのだが、それはさておき、復讐を戦いの動機にするライダーというのは、ライダーマン、ZXなど、何人かいるわけで、ライダーとしてはある意味、オーソドックスだと思うのだが、これまた、定番といえば定番ともいえる復讐心で頭が一杯の状態。
言ってみれば、仮面ライダーではない状態。仮面ライダーというのは、照井はドーパントを倒す超人とか言っているのだが、あくまで、ドーパントを倒しているという結果から、そういう風に定義付けているに過ぎない。

異形の体(力)に、正義の心を持つという戦う姿勢や、心のあり方だけが異形の怪人をヒーローたら占めるのであり、復讐心から、変身解除した女性を殺そうとするアクセルは、そういう意味では、アクセルメモリで変身するドーパントでしかない。

作中で照井がwに関していってた頭脳だけはたいしたものとか、よくこんな調子でというように、wに関しては、泳がされている感が強かったように、その中でドーパントを倒していて、悪いドーパントを倒しているという実感が、自分たちが正しい事をしていると言う感覚をもたらしていて、自分たちの罪から目をそらしている、あるいは、そういった過去が許されているかのような言動が目立っている。

風都のためとか、人類を理想的存在にするというような大義名分に酔いしれていて、自分が何を行っているか、ということを見失ってしまってた霧彦や、もろもろの事情からガイアメモリに手を出した犯罪者たちと、翔太郎達の差は、まったくといって良いほど存在していないので、少々、変ったシステムで変身するくらいであろう。

しかもアクセル登場直前に、一歩間違えれば、翔太郎達も自分が悪いドーパントを倒しているという正義の味方的行為に酔っているうちに、人や風都を守っているつもりで、逆に守るべきものを害する危険性だってあるわけで、ある意味、翔太郎達がたどっていたかもしれない未来を垣間見せている。

Wもアクセルも、その心のあり方からすると、仮面ライダーの名にふさわしくないということになる。

妙にカッコよさばかりを強調する話作りが引っかかるのは相変わらずだし、劇場版のために1クール迷走していたということもあるので、マイナスが大きくなるのが正直なところではあるが、これで、翔太郎達がヒーローになっていく過程というのをかけていたとすれば、なかなかにうまい構成ではないか、と思うのですが?
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by kwanp | 2010-01-24 09:59 | 特撮

すっ飛ばしすぎじゃあ・・・・・

俺の心に咲く一輪の花を見つけた、薔薇色の学園生活が始まったとか浮かれ騒ぐ反面、胸が苦しい半座。

色々と展開が強引過ぎやしませんか?

と思えてしょうがないのですが(汗)

そもそも、喧嘩に明け暮れる生活に嫌気がさすとか、強さを恐れられる余り、友人すらいなかったというのはともかくとして、なんで、その状況から、いきなり、恋人? と思えてしまいますが(汗)

半座のようなキャラって、

下僕はいても、友人はいないというような有様のキャラが殆どなので、友情に憧れるというケースは良く見かけるわけで、先週の話で、友情に憧れるとか、平穏な生活に憧れるとかは、まだ解るのですが、いきなり、恋ですからねえ。

まあ、学校とかで、カップルが幸せそうにやっているとか、自分の年代は恋をするものとかいうイメージだけで、そういう目標を持ってるだけかもしれませんが。

喧嘩をする生活に嫌気がさしたとか言う割には、絡まれたら、あっさりと応戦しているあたりも、本気で喧嘩三昧の生活から、足を洗う気あるのか?と疑いたくなってしまうのですが。

まあ、売られた喧嘩をあっさり買うというようなシチュエーションしかないわけだから、どうみたって、腕っ節が強いだけの乱暴モノでしかないわけだし、そういう乱暴モノが、自分のよりどころであった喧嘩で、あっさりと叩きのめされて、プライドを砕かれることで、挫折を描いているのだとは思うけど、恋する相手が自分よりも強い、その相手に叩きのめされる。
こういう要素をもったキャラがいるのはありだとは思うけど、佐渡川作品で、それをやられると、何故か、納得がいかない話に思えてしまうわけですが・・・・・。

その姿を見て、「あれが本当の半座龍之介」と口々に噂するクラスメートたち。計画があるという噂を、この学校を力で支配するつもりと、彼の言動を診ていたら、そう誤解されても無理からぬ推測をされる始末。

それにしては、あんまり怖くないといわれるのですが、クラスメートの中で、一人、半座に恐れを抱いている人間が。前回、上から目線で声をかけた野田ですが、こういう手合いは、相手の強さで態度変えますからね。

半座に「野田君」と声をかけられて、恐れ戦き、「野田で良いよ」と答えると、「話がある」と放課後、ツラを貸せと呼び出されてしまい、殺されると思い込み、クラスメートたちに同情のまなざしで見られる始末。

放課後、呼び出された野田は、「オメー、俺に言ったこと、覚えているか?」と問いただされ、即座に土下座。

その反応に半座が戸惑っていると、安田と名乗る二年生が喧嘩を吹っかけてくるものの、あっさりと返り討ちに。改めて、話を切り出そうにも、

それを見て、今度は自分だ、と思い込んだ野田が、「不当な暴力に屈して、何の空手か」と殴りかかってくる始末。

いくら、半座が血龍と恐れられて、怖がられているとはいえ、自分で相手の正体にも気がつかないで、声をかけておいて、相手の招待が解った途単に、露骨に怖がった挙句、恐怖に駆られて、思い込みだけで喧嘩を売るって、反応が極端すぎると思うのですが・・・・。
そりゃ、野田のようなタイプは、強い奴には、へいこらしたりしますし、強すぎる力に対して、人は恐れを抱くのは無理からぬ部分があると思うのですが、半座が怖がられる状況が先にありきで、話が進んでいるように思えてしまうのですが・・・・・。
相手の強さを見て、態度を変える小物でもいいとは思いますが、普通、この手の主人公に声をかけるポジションの奴って、そういう噂を聞いても、平気で声をかけたりしてくる馬鹿(誉め言葉)だったりするものですが、喧嘩三昧の生活に疲れて、というパターンは拡大解釈して、都合よく踏襲するのに、そういうパターンは無視ですか?

それをよけながら、前回の穂波の言葉を思い出して、相手の動きが止まって見える、4、5発はぶち込めるとか良いながら、なのに、自分は弱いのか、と考え込んでから、「んなワケあるか」と野田を殴ろうとして、またもや穂波に拳を叩き込まれる半座。

しかし、空手がどうこういいながら、どうして、こいつら、他人に対して、容易に手を出すのでしょうか?強ければ、強いほど、スポーツマンや武道家が己の力を余人に振るうのは凶器を他人に振るうのと大差はないと思うのですが。

それともあれですか、スポーツマンというのは、実際はこういう連中と大差がないということをいいたいのでしょうか、佐渡川氏は?

後輩が世話になっているな、覚悟しろという穂波ですが半座は、ドキドキして、手も出せない状態。
それに呆気に取られる穂波。そこへ半座の噂を吹き込む野田。

顔を真っ赤にして、その場を逃げ出す半座。わけがわからない穂波に、呆気に取られる野田。

第三者的に言えば、思い込みで一方的に殴りかかってきたわけだから、反撃されて、殴られても文句は言えないような事をしている野田に、事情もよく分からないのに、相手を殴り倒しているという穂波ということで、一方的な思い込みだけで、動いているのですよね、こいつら(汗)

間に入るのはともかく、せめて、半座の拳を受け止めるだけでも、場面としては成り立つと思いますけど。

無敵看板娘と大差のない感覚のままで描いているのでしょうかね?

食欲がわかない、夜も眠れないと恋煩いで、穂波の前では動けないとパニック状態に陥り、自分は弱いのだ、と考え込む半座。

助かりましたと礼を言う野田の頭を小突いて、肘をつけと怒鳴る穂波。あまつさえ、弱い男は嫌いだ、という場違いな言葉を口にする始末・・・・。

いや、こういう場合、ほかにいうことあるんじゃないのか?空手の技を喧嘩に使うな、と注意するとか、とか、事情を詳しく聞くとか・・・・・。
まあ、穂波自身、状況を良く見ないで、喧嘩に首を突っ込むような人物ですからねえ。

強さというのは、心というより、腕力の強さの域を出ていないような。まあ、穂波以外に、空手の世界で半座に心の強さというのを教えるキャラというのはでてくるのでしょうか? こないのだったら、余り期待できないのかも、今回も。

無敵看板娘のノリが求められているのはわかるのですが、武道家として、というようなコメントしている人がギャグとはいえ、こういう空手家の描き方しているのは、しっくりこないのですが。

近くの木に隠れていて、その言葉を聞いて、ショックを受ける半座。

穂波がさっていった後、結構頑張っているのに、とか、穂波にとっては、未だに弱いままか、と落ち込む野田。
穂波のことが好きみたいですが・・・。

半座が隠れている木に頭を打ち付けて、「弱さ実感して、どうーするんだ! 強くなンのが空手だろ!!」
己にいいきかせる野田。それを聞いて、野田に話があった事を思い出す半座。
「ま、まだいたのか!?」という野田に、自分も空手部にいれてくれよ、という半座。

それに面食らい、「何で、自分に?」と問う野田に、「気が向いたら、言ってくれ」と返し、自分の考えなしの言葉を公開する野田。
「まさか、嘘か?」と脅す半座に、「空手やって、どうすんのさ?」と問い、あたりを支配する沈黙。
フッと笑う半座。それを見て、最強の不良が空手部を目指す? と考え込んで、半座の「計画があってよぉ」と照れくさそうに話す彼の言葉に、

空手部を支配する気だと勘違いして、走り出す野田。空手部が不良の巣窟にされてしまうとか、早合点して、先輩たちに報告しに行くという野田ですが、

彼や穂波を見ていて、不良と、この作品で空手道をやっている人間の違いがわからないのですが・・・・・。

俺の計画ははじまったばかり、と、弱いのだったら、強くなってやると意気込み空手部に乗り込む半座。

PUNISHERでも、周りに虐げられたから、すさんだ性格になりました、死神になってやるとか叫んでいたミルキィが、腹が減ったから、パン泥棒、金がないから、無賃乗車みたいなことをやっていて、そういう彼女に対して、まったをかける価値観の持ち主はいなくて、八戦聖も基本的に体制側、行ってしまえば、力の論理の体言者でしたし。
そういうミルキィに好き勝手させて、特別扱いさせるようなことしかやっていなかったわけだが、思い込みで行動する割には、曲がったことは許せないというようなまっすぐ差を感じさせないばかりか、空手を暴れるための道具にしか思っていないというイメージしか伺えませんからね。

この手の喧嘩に明け暮れるのに疲れたというキャラの話では、スラムダンクのように、好きな女の子にいいところを見せるために、スポーツをはじめるというような展開になるのだが、それって、それまでの生活ではなかった新しい何かを見出して、そいつを追い求めたりしていくのだと思いますが、自分よりも強い相手に叩きのめされて、弱いといわれる。半座自身も、喧嘩に明け暮れる生活に疲れたというのはともかく、喧嘩を売られたら、あっさりと買っている様に、変ろうとする意思みたいなものがなくて、暴れまわっているだけの姿しか描かれていなくて、力の論理の域をでていない。百歩譲っても、自分のコレまでの人生には、なかったものを見出すというほど、新しい何かというようなインパクトとは思えませんでしたし。

それに半座の事を周りが恐れていたにしても半座の方は、仲間とか友達だと大事に思っていたとか考えているとか、ただの腕っ節が強いだけの乱暴モノというだけではない、と表現するという手もあると思いますが、今のところはそれもなしですし。

PUNISHErの一話では、野生の一部始終には手を出すな、という狩りの掟を破ってでも、小動物を助けるというように、最初のころは狩人としての側面を描いていた(問題だったのは、そういう側面を以降の展開で、全然、見せていなかったということ)。

無敵看板娘N以降、成長物語に拘っているようなところが見受けられるのですが、それに拘る余り、力だけ、能力だけしか、描けていないのですよね。しかも、強い奴が好き勝手をするというような無法地帯みたいな空気が無敵看板娘(無印、N)と違って、前面に出てしまっている上に、作者のやりたいことが前面に出ていte,
バランスが壊れてしまっているというべきか。

まあ、チャンピオンの場合、ヒーロー枠というものには、恋愛、ハーレムといった要素を絡ませるのが好きみたいなので、無敵看板娘っぽいノリに恋愛ものでも入れて、描いてくれとでも指示したのかもしれませんが、好きな相手が出来て、その相手にいい格好見せるために部活に入るというシチュエーションが先にありきの話になっているので、逆効果という気はしますが(汗)
穂波にしても、もっと突き抜けていたら、気にならない言動だったのかもしれないけど。
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by kwanp | 2010-01-21 21:38 | コミックス

ハードボウンドは眠らない18

「お前との決着をつけなければな」
倒れている子供、そっちのけで戦いを挑む霧彦。この時点で、子供云々・・・・、の話が怪しく思えてしまうのですが。

アームドファングと剣で切り結ぶWとナスカドーパント。跳躍するWを背後から、飛行形態で追いかけ、攻撃するナスカだが、アームドファングで受け止められてしまう。

「さっきを感じると、自然と体が動く! そして・・・」
「キサマみたいな悪党と戦うと、ものすげえパワーが、この拳に力がみなぎる!!」

二人の叫びと共にもう反撃にでるW。
ファングメモリのフィリップを守ろうとするプログラムがそれを使って、変身したことによって、闘争本能が強化されるということなのだろうか?

「調子に乗るな!!」
超高速を使うナスカであったが・・・・、体が超高速についていけなくて、地面に膝をついてしまう。
「今だ!」
チャンスとばかりに、Wが攻撃に出るのだが、紙一重のところで攻撃を止めてしまう。
「なぜ、止めた?」
「さあな、多分、アレが目に入っちまって」
ナスカの問いに風都クンを指差すW。そして、
「言ったよな、お前もこの街を愛しているって、もし、それが本当なら、子供たちに、もうあんな涙を流させるな」
トウマに呼びかける茜の姿をさすW。
変身解除する二人。「あいつを早く病院へ」といって、去っていく霧彦。

いや、だったら、最初から戦いを挑むなよ(汗) wを倒すことで頭が一杯になって、自分の根っこを忘れていたということか?

トウマを病院へ連れて行こうとする翔太郎達。メモリが壊れなかったことと、副作用との関係に考え込むフィリップ。
早く病院へ、という茜。フィリップの手を払う、彼女の手にはメモリの差込口が。
それを見て、考え込むフィリップ。

検索を行うフィリップ。出てきた本を手にとり、「やっぱり、そういうことか」と呟く。
事務所では、翔太郎が、茜に何で、家に帰りたくないか、と訪ねるが無言のまま。

「コンビニ、旅行代理店、交番、歯医者」
そこにフィリップが出てきて、トウマに襲撃された場所の名前(というか、職業)を列挙する。「どうしたの、急に?」というアキコ。
彼は、これらの襲われた場所の共通点、茜の陸上競技のライバルたち、その親が働いている場所ということを指摘する。

茜は、自分のせいで、トウマはおかしくなってしまったと告白し、フィリップは、バードは茜のメモリだったと指摘し、他の三人にはなかった成体コネクタがあると袖をまくり、茜の腕にあった生態コネクタをみせる。

そして、茜は、陸上で大会が近いのに、記録が全然伸びなくて、悩んでいたところに女性が現れ、ガイアメモリをもった女性(冴子)が、「コレを使えば、全てうまくいく」とささやきかけ、ガイアメモリを接続して、「一度、バードに変身したら、その後も体に力がみなぎるのがわかった」といい、記録も伸びたというのだが、怖くなって、トウマにも見せたら、自分も試してみるとかいって、変身し、自分にしか使えなかったと思い、驚いたといって、こんなことになるとは思わなかったといって、謝る茜。

自分の力が思うように伸びなくて、どうしようもないときに、力を与えられて、それによって、より力が強くなっていって、すべてが順調に進んでいるような感触を受けた、しかも、その力は、自分だけではなく、他の人間にも使えて、しかも仲間はずれが怖かったのか、それとも、トウマのことが好きだったか、それに気がつかないまでも、気になっていたのか、相手には嫌われたくはない、という心理が手伝って、トウマたちが過ちに手をそめるのをただ、見ているしかなかった、というように、力を手に入れても、それを制御するだけの心を身につけてはいなかったがために、それを乱用したトウマとユウイチは、副作用によって、苦しむ羽目になったわけで、自分が力を欲したがために、友人を暴走させ、苦しめる結果になってしまったのだから、自業自得な部分があるとはいえ、辛い思いを味わう結果になってしまった。
本来、自分の置かれた状況の中で、己がどうすれば良いのか、ということを考えるべきなのに、与えられたもっともらしい回答に、疑いもせずにあっさりと飛びついてしまったがために、自分だけでなく、周囲も傷ついてしまったということなのだろうが、とりあえずの答えを与えた側は、それを踏み台にして、自らは安全に最良の答えにたどり着こうとしているわけですからね。

それに対し、悪いのは、何も知らない茜達にガイアメモリを渡した奴らだ、という翔太郎。

劇場版では、フィリップは、使い方を間違える人間が悪いというようなことを言っていたが、追い詰められたり、暴走しそうな状況の中で、一部の人間しか、使い方を知らない物騒なシロモノをポンと与えて、「好きなように使え」では、道を誤る可能性の方が大きくなるのは当然ですからねえ。
作ったものに対する責任を果たさない人間が言えたせりふではないと思いますし、せめて、力を与える人間を見極めるような事をしてから言うべきでしょうからね。そういう事をしておいて、刃物を使って、犯罪を犯すほうが悪いなんていうのだから、自己正当化もはなはだしいと思うのですが。

冴子を探す霧彦。彼女が隠し部屋に消えるのを見た霧彦は、それを追いかけて、井戸のような装置がアル(劇場版で、ドラスが入っていたアレに近い外観)隠し部屋にはいる。

眠った茜を見て、「なき疲れたんだね、かわいそうに」というアキコ。バーバー風に茜が無事である事を知らせに行く翔太郎。
コレで解決かな、というアキコに、どうだろうね、と返すフィリップ。

隠し部屋に入った霧彦は、屋敷の地下にある広大な空間を見つけ、そこに現れた園咲父が、
「この場所で、我々は地球の記憶を手にし、ガイアメモリが生まれた。ようこそ、ミュージアムへ」と語り、地球の記憶は、まだまだ、謎に満ち溢れている。だから、実験が必要で、ガイアメモリを風都に流通させていると語る。ここで、フィリップ(来人?)が地球の記憶にアクセスする資格を得た何かが起きたということか?
中でも、今、興味をそそられるのは、バードのメモリで、驚く霧彦をよそに大人になり切れていない年代の子供ほど、より精度の高い、言いデータがとれる、と平然と語り、純粋無垢な精神と肉体により、バードメモリは急速な進化を遂げる。そして、やがて、限界を超えるという。

まあ、子供は、大人だったら、それまでの経験とかで、やってはいけないことをやらないようにして、慎重にして、己が身を守ったりするような場面でも、そういうことおを構いなしに力を使うという無茶を平気で行うような無茶を平気でやりますからね。
大人に渡したのでは、手に入らないようなデータを手に入れやすいということを言ってるのだと思いますが、そういうデータが欲しいために、子供に渡して、道を誤らせて、
もっともらしい理由をつけて、自分たちが珍しいデータを手に入れて、安全に使いこなすための踏み台にしたいだけでしかない。

「使用した人間が死ぬってことですか!?」と驚愕する霧彦。無駄な死ではない。それによって得たデータ
はわがミュージアムの目的に、大いに貢献することだろうと得意気に語り、相手はまだ、子供ですよと抗議する霧彦の言葉にも耳を貸さないで、だからどうしたという態度を見せる園咲父。

まあ、霧彦は、相手は子供ですよ、と怒っていたが、年齢で区別しているだけで、大人にガイアメモリを売りつけて、道を誤らせるような手伝いをしているのだから、程度が違うだけで、やってることは大差がないのですよね。

そんなことはさせないと変身する霧彦。

事務所では、起き上がった茜が、「バードのメモリが欲しい」といって、暴れだし、事務所を飛び出す。
メモリの悪影響を受けていると説明し、飛び出す彼女に発信機をつけて、翔太郎に連絡しようとするフィリップ。いつのまに、と呆気に取られるアキコ。

それを受けて、場所を確認して、連れ帰すという翔太郎は、心配そうにするマスターに、「大丈夫」と答えて、バイクで走り出す。

バードのメモリを求めて、さまよう茜。そこに現れる冴子。

剣を突きつけて、「どうすれば、彼女を助けられる?」という霧彦。「体内のバードメモリの位置を正確に特定し、破壊すれば良い」という園咲父。それを聞いて、どうするという彼に、決まっていると、自分で破壊しようとするのだが、いきなり苦しみだす。
園咲父が語るには、高速移動の力に目覚めたが、それが限界のようだという。霧彦に、君も実験台だった、ナスカメモリの謎を解くための、と語る園咲父。

・・・・・・・・・・それくらい、ちょっと考えれば、解るのでは? 

どう考えたって、地球の記憶から生み出されるガイアメモリって、人間の許容量超え兼ねないような物騒なシロモノなんだし。

子供相手に実験をしたということで怒ってはいるのだが、やっていることは霧彦も園咲家のことをいえないというか、大人相手にだって、やってはいけないことなのだから、人の事をどうこう言えるような立場ではない。組織の幹部になったことで、自分は特別、例外だとでも思ったのだろうか? 
まあ、組織の幹部に慣れるということや、ガイアメモリの第二段階に達したことなどで、自分の力に自信を持っていて、自分も実験台、踏み台にされているということに思い至っていないということか?
ガイアメモリのセールスマンでトップの成績になって、組織を運営している一家に入り婿して、そこでの失敗で、冷遇されてはいたものの、新しい力を得た訳だから、自分の力に自信を持ってたのは確かだし。
そこそこ、うまく言ってる人というのは、自分が利用することは考えても、利用される可能性には、ついぞ思い足らないものだし、シビアな理屈を得意げに語り、人を切り捨てたがる人間などは、特に。

しかし、鳴海探偵事務所を放置している理由というのも、ひょっとして、Wドライバーの能力に関するデータを手に入れるため?

まあ、こういうことを言っている園咲父も、実験台に過ぎなかったという結末が待っているのでしょうから、霧彦のことをいえないのだとは思いますが。

苦しむ霧彦に、「苦しいかね? でも、今、楽にしてあげよう」といって、変身する園咲父。「残念だよ、家族が減るのは・・・・」と霧彦を始末しようとするが、高速移動で逃げられてしまい、ミックに始末させようとする。

茜を見つけて、帰ろうと声をかける翔太郎。バードのメモリを取り出し、これでまた、飛べると変身する茜。最高にいい気分、とハイな言動を見せる茜。
「なんでだよ、なんで、こうなっちまうんだよ」と憤る翔太郎。バードメモリの支配力は未知数だ、下手に戦えば、彼女は死ぬかもしれないと忠告する。
「でも、止められるのは俺たちしかいないんだよ」
メモリを取り出しながら、戦う覚悟を決める翔太郎。それに応じて、メモリを取り出すフィリップ。
サイクロン&ジョーカーに変身して、羽手裏剣で攻撃してきてから、離脱したバードドーパントを追いかけようと、スタッグフォンを取り出し、№コードを押すW。

ミックに叩きのめされ、変身解除してしまう霧彦。それを見つけた若菜が、ミックにやめて、というが、聞く耳をもたないで、さらに霧彦を痛めつけるのを見て、「私の言うことが聞けないの!?」と、ドライバーとメモリを取り出して、変身して、ミックを追い払う。

へ垂れ込んだ霧彦に「クールな姿が見る影もないわね」と皮肉っぽく声をかける。それに礼を言う霧彦は、若菜には嫌われていると思ってたよ、という。
「そうねえ、なぜかしら」といい、何があったか、訊ねる若菜だが、「君は知らないほうがいい」と答えない霧彦。

いや、それ、何かあったとか、興味を持てとか、言ってるのと同じなんですけど(汗

案の定、父親がらみか、と勘付く若菜。

「もしも、信じていた人間に裏切られていたと知ったら、そんなとき、君ならどうする?」と問う霧彦。いや、そういう問いをしたら、それこそ、ますます、何かあったと興味を持つのは明白だろうから、巻き込むつもりがないのなら、係わり合いを持つなよと思うが。

「心に聞いてみるわ、本当の自分が何をしたいのか」と答える若菜。それを聞いて、風都クンを描いたときの事と、冒頭の翔太郎の「言ったよな、お前も風都を愛しているって・・・・」の言葉を思い出し、なにをすべきか、わかったよと、己のやるべき事をやるために、行くべき場所へと向う。

「どこに行くの?」と問う若菜に、仮面ライダーに伝えなきゃならないことがあるといい、君のラジオ、好きだったよという言葉を残して、去っていき、その後姿を止められないまま、見つめるしかない若菜。

ハードボイルダーでバードドーパントを追いかけるW。追いかけてきたリボルギャリーでハードタービュラーに換装する。空中でのドッグファイトの最中にバードドーパントの攻撃力が上がり、打つ手なしのWは反撃できなくて、撃墜され、地面にたたきつけられてしまう。

立ち上がった翔太郎は、サイクロン&トリガーに変身して、応戦するも、このままでは埒があかない、どうすれば、と切羽詰っているところへ、霧彦が現れて、「体内のバードメモリを正確に打ち抜くしかない、それが彼女の命を救う、唯一の方法だ」と教え、自分がメモリの位置を教え、Wにそこを攻撃しろという。
その行動にどういう風の吹き回しだ、と面食らうW。自分もこの街を愛しているといい、飛行形態になって、バードドーパントを空中から引き摺り下ろし、バードメモリとドライバーを共振させて、メモリの位置が光らせて、そこを打てと叫ぶ。

バットショットとトリガーマグナムを合体させて、マキシマムドライブ・トリガーバットシューティングを放ち、メモリブレイクするW。
体内から出てきて破壊されるメモリ、
「いい腕前だ」
助かった茜をお姫様抱っこする霧彦。
「無茶しやがって・・・・」
安心して、駆け寄り、茜をナスカから受け取るW。
「翔太郎お兄ちゃん?」
意識を取り戻す茜。大丈夫か? と彼女をおろしながら、問う翔太郎。それに頷いて、礼を言う茜。

「サンキュー」 「今回ばかりは僕たちだけじゃムリだった」と霧彦に礼を言う翔太郎とフィリップ。
「まさか、君たちに礼を言われる日が来るとは」
いろいろな意味で、思いもよらない状況が現実のものになっていることに、苦笑する霧彦だったが、いきなり苦しみだし、変身解除して倒れてしまう。
駆け寄り、抱え起こすW。そんな彼に、「気をつけろ、ミュージアムという組織は君らが想像している以上に底知れない闇を抱えている」という事を教えて、立ち去ろうとして、思い出したかのように、Wに風都クンキーホルダーを渡して、「この街をよろしく頼む」と今度こそ、去ろうとする。
「なんだい、それは?」とキーホルダーの事を訊ねるフィリップに、大切な宝物だ、答え、変身解除し、霧彦に声をかける翔太郎。無言で、右手を上げて、答え、消えていく霧彦。

夕日が見えるビルの屋上で、冴子を呼び出し、園咲の家を二人ででようという霧彦だったが、冴子は、霧彦が自分に必要じゃないことが良くわかった、といって、変身して、霧彦を始末する。

ナスカの高速移動に目覚めて、夫婦仲が修復しかけているから、大丈夫だとたかをくくってたのかもしれないが、冴子からしたら、メモリのレベル2に目覚めた、自分にとって、使えるこまが増えたから、大事にしようというレベルの認識でしかなかったわけだし。

父親から、組織の仕事をきっちりとこなしていくことこそが、彼女にとて、最優先事項な訳だから、

そりゃ、霧彦にとっては、大切なことが見つかったからの選択だけど、冴子からしたら、いきなり自分を全否定するような提案されて、それに従えとかいわれるのだから、そりゃ、怒るわなあ。

あるいは駄目元で止めようとしているのかもしれないけど、自分は正しい、大事なことがわかったと思うのはともかく、その目線だけで、いきなり、相手に、自分のわかったことが正しいから、お前も従ってくれ、では、説得力に欠けると思うけど。

時間がなくて、ということもあるのだろうけど、投げる言葉が一方的過ぎたので、その言葉は、結局、届かなかったわけで・・・。

「これは返してもらうわよ、ミュージアム、いえ、私の崇高なる目的のために。さよなら、あなた」
倒れた霧彦から、メモリを取り、去っていく冴子。
「風都、やっぱり、いい風が吹くなあ・・・・」
その言葉を最後に砂となって消滅する霧彦。

意識不明だったトウマとユウイチは目覚め、茜も家に戻り、元気になった、俺が依頼された事件は終わったと報告書を書いていた翔太郎は、霧彦死亡の新聞記事を見てから、

「この街を愛した人間が、また一人・・・、消えた」と風都くんのキーホルダーを見つめる。

「凄く大切なもの、託されちゃったね」というフィリップに、「ああっ」と頷く翔太郎。そこへカブトムシと声を上げるアキコ。こんな時期にカブトムシなんて、いるわけないだろうという翔太郎に。
やっぱりいるよねというフィリップ。ついに幻覚でも見るようになったかととりあわない翔太郎。
カブトムシは事務所をでて、赤い服を着た男の下へと飛んでいく。男は、「嫌な風だ、だから、嫌いなんだよ、、この街は」といい、アクセルのメモリを取り出して、ボタンを押した。

いや、フィリップが意味不明っぽいことをいうのはともかく、あのカラーリングで、アキコとかが、カブトムシと言い張るのは無理があるような・・・・。どう遠目にみたって、スタッグフォンと同じようなアイテムだと解ると思うのですが(汗)

今回の話は、翔太郎達がコスプレ野郎だからこそ、映えた話なのかもしれない。力を持つ意味を考えないで、その力に溺れ、心身ともに傷ついてしまった茜達、己の理想に目がくらんで、自分のやっていることがどういう意味か、考えず、真実を見極めないで、行動し、結果、手を組んではいけない相手、自らの心情に反する行為に手を貸してしまうというある意味、死ぬよりも辛い結果に陥ってしまった霧彦。

これまで、何度も言っているように、翔太郎は見かけをハードボイルドっぽい服装や言動で飾っているだけのコスプレ野郎でしかなく、自らの弱さをハードボイルドで武装することによって、目をそらしている。

今は、罪悪感があるのと、Wドライバーやフィリップの力があるから、何とか、街を守る正義の味方っぽいことが出来ているだけの話で、劇場版でも偽者とはいえ、仮面ライダースカルと相対したことがあったとはいえ、贖罪を行うのは二人でなければできないとか、従うのは、おやっさんではなく、おやっさんの教えだ、というようなことで、言われた事を守っているという行動の域をでていない、教えをしっかりと守るというのが必要な段階はあると思いますので、それが悪いとは言いませんが、その教えを守っている間に、教えには、一つ一つに、それに見合った意味があるはずだ、という事を考え始め、考え続けて、自らの解釈に至るわけですからね。

自らの行動をしっかりと省みて、自らを律して、自分が何を守るべきか、を見抜くような事が出来なければ、その結果、霧彦や茜達、コレまで戦ったドーパント達のような末路が待っている可能性は非常に高いということであり、風都を愛する、という翔太郎と似ていると思わせる霧彦の末路を描くことによって、翔太郎が街を守る探偵やヒーローとしてのあり方を問われるという話の持っていき方、そして、次回から登場する二号ライダーの姿勢次第では、翔太郎達のやってきたことが、たんなるヒーローごっこでしかないという現実を突きつけられるかもしれないわけですから、尚のこと、翔太郎達が風都を守るヒーロー、探偵として、自らのあり方を考えるという段階になってきたのかもしれません。
本当は、おやっさんの死で始まる物語なのだから、序盤から、これらの事を問わないといけないと思うのですし、ビギンズナイトの事を伏せておくために、1クールも、それに触れないで話を描いていくって、劇場版のために本編に支障駕でまくった結果、グダグダになっていて、ハードボイルド云々が表面上のカッコよさを演出するための手段以外のないものでもなくなっているのですから、劇場版商法もほどほどにするか、あるいは、サプライズに必要以上に拘るべきではないと思いますからね。
後、今回、コレまでの話の中で、紙一重感が一番、よく出ていたと思うので、霧彦が風都を愛しているというようなことは、もっと触れていても良かったはずだし、翔太郎がコスプレ野郎でしかないということも、もっと、触れていたほうが、今回の話は面白くなったと思うのですが。
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by kwanp | 2010-01-17 22:01 | 特撮

さて、今回は?

いつからか、捜し求めていた・・・・、俺の心に咲く、一輪の花。
だが、少なくとも、俺の歩いてきた道には・・・、そんなものは咲いちゃいなかった。

殴り倒された人の山に一人たたずむ少年。

殴り倒された男が
「てめぇ、これで勝ったと思うなよ!もっと、仲間を集めて、リベンジすっからな」と叫ぶ。

「残念だったな、そン時ゃもう、俺はこの世にはいねェ」
しかし、少年は不適に笑い、意味不明の言葉を口にする。

四月、県立御門高校

担任から、部活動見学の説明を受ける生徒たち。解散になった後、半座と呼ばれた少年、瓶底眼鏡をかけた人物に、入りたい部活はないか、と声をかける少年。
ないと答えた半座に自分と同じ部活に入れよという野田と呼ばれた少年。
空手道部、同情の先輩が二年にいると説明する野田。

遠くの中学から来た半座に自分が面倒見てやるという野田ですが、

なんでしょうか、この男からチンピラっぽいニュアンスを強く感じてしまうのは(汗)?

本人は、遠くの中学から来て、知り合いもいない人間に親切に声をかけたつもりなのでしょうけど、

見るからにおとなしいというか、気弱そうな人間に、親切の押し売りっぽく声をかけてくる態度に、親切ぶって、相手の都合などおかまいなしに一方的に好意を押し売りするような態度をとっているくせに、自分の思い通りに行かないと、すぐにキレるというか、ぶちきれる手合いが多いですからね、こういう態度の人間には。

痛そうなのはちょっと、という半座に空手をやれば、心身ともに強くなれるし、女の子にだって、モテるかもしれないという野田。

その言葉に過敏に反応して、野田のあごを掴んで、

「それで、俺の下駄箱、恋文でいっぱいになるのか?」

とドスをきかせて、問いただす。

「さあ、そこまでは・・・」
気圧される野田。

我に帰って、謝る野田。変ろうと決めたのにと気を取り直し、野田の誘いを断る。

そこへ半座龍之介という人物を探しに来た二年の横川という人物がやってくる。

人違いという半座に、そんな名前の奴が、そうそういるか、と連れて行かれる半座。案の定、人気のないところに連れて行かれる半座ですが、眼鏡を取って、整えた髪を崩して、横川の仲間を倒していく半座。

半座龍之介

数多の不良をぶっ飛ばし、その血に染まって、一人立つ、ついた通り名が佐田中の血龍(ブラッディドラゴン)と、半座の説明をする横川。相手にとって、不足なしと挑むのだが、あっさりと返り討ちにあってしまう。

次、俺の計画を邪魔したら、背骨折るぞと去っていく半座。

・・・・なかったんだよ、屍にまみれたガレキの中には・・・・。
原因は俺だ、喧嘩に明け暮れ、周りをドン引かせてた、この俺なんだ。
だから変る!!
ガレキを抜け出し、平和な野原を探すんだ。

そう、普通の恋を!!

恋を求める半座。教室に戻ってきた半座。人違いだとわかったら、解放してくれたとお茶をにごす。
心配そうに駆け寄るクラスメイトたち(心配そうに声をかける野田とか、バンソウコウを貼ってくれる女の子とか)。
そこにさらに横川の友人がやってくる。それを返り討ちにして、
「違え!! こんな血なまぐささはもういらねえんだ」と叫ぶ半座。

「一緒に帰えろって、言ってくれる女の子は、何でいねえんだ」とぼやく半座。

バンソーコーを貼ってくれた女の子も怖がって、避ける始末。

「平和に生きたいのに・・・、んでもって、恋をしたいだけなのに! なんで、あいつらは邪魔ばっかり」と叫ぶ半座。

いや、邪魔が入らなくても、結果が変らないと思うのですが。

新しい生活をするために、それまでの生活を捨てて、牙を隠しきれていないわけですから、ボロがでるのが早いか、遅いかの違いでしかないと思うのですが。

自転車置き場近くで、俺のせいか、と溜息をついていた反座。
近くで、自転車を出そうとしていた人物が、うっかりと、自転車をドミノ倒しに倒して、そのまま、逃走してしまったところへ、

「コラーっ!! こんなにしておいて、何をボーっとしておるかぁ!」
半座を犯人扱いする女子生徒。
必死に弁解する半座に、

「どっちみち、コレを見て、素通りする気か!!」
と半座を巻き込む。

チッと舌打ちする半座。
結局、自転車を元に戻すのをやらされてしまい、しかも女子生徒は、見ているだけで、「いいことした後は気持ちがいいね」

とぬけぬけという始末(汗)

でっ、あなたの自転車はドレですか? という半座に、徒歩だからといって、さっさと帰る少女。

これは半座でなくても怒るよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミルキィと大差がないようなニュアンスを感じるのは気のせいですか?

豪快で周りを巻き込んで突っ走るタイプのヒロインを描いているつもりなのでしょうけど、ただの善行積んでいるつもりのバカ女にしか見えません。
せめて、自分もやるとか、一人でも倒れた自転車を起こすようなことを黙々とやるとか、いくらでも、描き様があると思うのですが。

弟子の吉谷やしょさんのあねちっくセンセーションとかにも、この手の理不尽そうな女性キャラはいたけど、あっちはまだ、笑い飛ばせるものがあったのだけど、この少女には、そういったものあまり感じられないのですが(汗)

「決めた、俺の計画がうまくいっても・・・、あんな女だけはゲットしねえぞ」と怒る半座。

・・・・・・・うまくいったら、の話だけど、とすっかりと素性がばれてしまい、クラスメイトから避けられている現状で、呟く半座。

恋どころではない状況に、

「誰でもいい、話し掛けてくれ」と困ってしまっている半座。そこにまたもや、友人のリベンジにやってくる不良。

眼鏡を外して、「ちょっくら面かせや」と凄む半座。

喧嘩に明け暮れた中学時代の回想がはいり、共に喧嘩に明け暮れていた仲間からも恐れられていたわけですが、恐れたくなる気持ちもわからなくない。
血龍とまで呼ばれて、ブイブイ言わせていて、喧嘩の強い人間が、何の拍子に自分たちにその拳を向けてきかねないというような恐れを抱くのは無理からぬ話だし。

こいつは、自分たちの味方だ、という安心感が半座からは感じられなかったということなのでしょう。

半座が連れて行かれたところには、先客がいて、自転車置き場にいた女が不良と揉めていて、タバコを吸っているのを、見ていて不愉快だ、といって文句をつけてきたのですが、

もうちょっと、他に言い様はなかったのでしょうか?

未成年の喫煙は体に悪いとか。不愉快って、ストレートに言うのって、自分本位なものの言い方に聞こえてしまうのだが。

それが不良を怒らせたのを見て、

どうする? って、迷うまでもねえか。

どうせ、俺ぁ、一生、ガレキの中なんだ。 眼鏡を握り締めて、加勢に入ろうとするのだが、クソ女と口走ったために、けり倒される始末。

そして、藤木穂波と名乗るのですが、

クソ女といったのは確かに口が悪いと思うけど、それに対して、あっさりと手を上げるような事をするのって、武道かとして、どうなの?

この連載の話を聞いたとき、思い出すのが、PUNISHER連載時、08年の秋頃に、武道家がガッツポーズを取ることに対して、それを快く思わないかのようなコメントを巻末にしていた記憶があったわけで、トンデモ空手漫画になるにしろ、そうでないにしろ、佐渡川氏が書こうとしている要素から鑑みるに、そういう武道家の一線みたいなものは頑なに守る姿勢は描くのではないか、と予想していたのだが、武道家の一線どころか、ミルキィと中身が大差のないけど、表面上は武道家きどりの態度を取るようなキャラにしか見えないのだが。

ギャグにしたって、腕っ節が強くて、独学(?)で強くなったような美輝が気に食わない相手を殴るようなノリで、空手をやっている人間がケンカをしたり、クソ女といわれたからって、蹴るようなことをさせては駄目だろうと思うのだが。

自転車のくだりでもそうだったが、半座を犯人だと勘違いして、元に戻すように強要するくらいなら、まだしも、通りがかっただけの半座に元に戻すように強要して、自分は何もしないで、善行を行ったような気分に浸っている。

鬼丸美輝は、まだ、自分で体を張ってたから、ああいう善行とか、説教っぽいセリフも一応の説得力があったのだと思うのだけど。
リアルから手漫画にするにしても、トンデモ空手漫画にするにしても、人並み以上に曲がったことは大嫌いな性格を強調したいのなら、一人で黙々と自転車を起こすとか、自転車をドミノ倒しにした犯人を追いかけるとか(捕まっても捕まらなくても可)、出会いのシチュエーションを作るためでもやりようはあったと思うのだけど。

PUNISHER以降、悪い意味で、少年漫画的な傾向がどんどん強くなっていってるような。

まあ、佐渡川氏の次回作に関して、無敵看板娘のようなノリを再びというような声が強かったのも確かだけど、そういうようなやり取りを期待する声が強いのはわかるのですが、ああいうコメントをしておいて、クソ女といわれたから、蹴り飛ばすようなヒロインにすることはないでしょうに。

ミルキィが前向きというか、まっすぐそうな事を口走ってはいるけど、中身はたいして変っていないというような嫌な予感を禁じえないのですが。

そもそも、喧嘩に躊躇なく、拳を使うのって、武道家にはご法度じゃないのかと思うけど。

半座はまっくらで何も見えない、鼻の置くが錆臭いとパニックを起こして(おそらくは、自分よりも強い相手に殴られたことがないため)、一拍置いてから、穂波に殴りかかるものの返り討ちに。

半座を叩きのめしてから、「コレに懲りたら、言葉づかいには気をつけるように」と言う。

冗談じゃねえ、と立ち上がった半座は、

「諦めちまったんだ。欲しかった恋も捨てて、元の血なまぐさい場所に戻っちまったんだ。ケンカだけが俺の居場所なんだ、負けるわけにはいかねーんだよ」と叫ぶのですが、その叫びを、あんた弱いから、という一言で一蹴。その一言に衝撃を受けて、穂波に恋する半座。

じゃっ、と去っていく穂波の姿を見ながらへたり込む半座。

捜し求めていた一輪の花、それが野原ではなく、ガレキの中に咲いていようとは、まったく気付かなんだとナレーション。

って、それはないだろ(汗)

まあ、佐渡川氏の描こうとしている要素にヒーロー(特撮番組にあらず)というものがあるのだが、PUNISHER連載時、PUNISHERのほかに、マイティハート、悪徒とヒーローモノをにおわせる要素の作品が三つほどあったわけだが、PUNISHERを除くに作品は、いずれも、恋愛&ハーレム要素の強い作品で、ヒーローを描くのは二の次、三の次になっていた印象が強く、見ている人間も、そっちの方を喜んでいたわけですからね。

PUNISHErの場合は、二人旅に拘っていた部分などもあるから、エルの探検時の姿などでお色気要素をとっていたつもりなのかもしれないが、そういった要素は前面に出なかったわけだが、今回の連載をするに当たって、無敵看板娘的なノリと、恋愛要素もしくは、ハーレム要素を入れるように、とでもいわれたのでしょうかね?

一話を見た限りでは、穂波は、描いている側としては、曲がったことは嫌いで、思い込んだら、後先考えないで、己の信じるままに突っ走るキャラということで、鬼丸美輝に近いものがあるキャラのようだが、

美輝やミルキィのマイナス部分までもしっかりと受け継いでいるキャラでもあるようで。

美輝は、出前を放り出して、人に親切にするような事をしばしば、行ったりする反面、気に入らない奴を陥れたり、ライバル店に毒を盛ったりしようといsたりするわけで、己の感情の赴くまま、心の信じた方向に突っ走るような側面があるわけだし、ミルキィも腹が減ったらパン泥棒、お金がもったいないから無賃乗車と、思い立ったら、突っ走るという側面があり、そこに一線は存在しない。

だからこそ、善行も悪行も同時に行えるのであり、無敵看板娘のころには、美輝より強くて、美輝より良心的なおかみさんがいて、美輝が道を踏み外さないように首根っこを抑えていたが、

PUNISHERには、そういう存在は、ついぞでていなかった。

八戦聖には一目置かれていたが、一部を除いて、八戦聖は強力な力を己の欲望を満たすためにしか使ってこなかった人間の集まりでしかなかった。

世界から嫌われる二人、英雄視されているが、その実、弱い心の持ち主であった人たちと関わっていくことで、そういった中でも、それに負けない心を身につけ、死神に克ち勝つ力を手に入れて、世界へ帰還する物語がPUNISHErだったと思うのだが、迫害する世界をも、受け止めるような懐の大きさというものが提示されなかったというのも、PUNISHERの魅力を損なっていた一因だったと思うのだが、

前述の武道家のガッツポーズに関しても、強いだけではただの乱暴ものと同じですし、武道にしても、スポーツにしても、こういう行いは礼がないとされている(日本だけじゃなくね)。まあ、ヒールであれば、そういう行いで、己の立ち位置を強調するというようなことをやるのもアリかもしれないが、ヒールであるからには、一層実力、強さというものが求められるわけですしね。

武道家の心構えというか、礼の話は、言ってみれば、何事にも一線が存在する話であるわけで(最近は、ヒールじ見たキャラで、そういうものを持たないで、好き勝手するだけのキャラや作品も増えてしまっているのも事実だが)、美輝や穂波といったキャラとは相反する話であり、一話を見た限りでは、穂波がそういった武道家の心構えを象徴するキャラとは思えない。
おかみさんのように、そういう良心的なストッパーがいれば、話は別だが、そういう存在がいなくて、穂波もそれを象徴するキャラだというなら、さすがに勘弁して欲しい。
それでは、より強いだけの相手に負けて、そいつに惚れたという、力の論理を抜け切れない(PUNISHErもそうだったが)話になるわけで、そこまで、魅力のあるキャラにはみえないというのが、正直な実感だ。

そういった力の論理に負けない、強い心、純粋さか、あるいは狂気とでも呼ばれる感情というものが、PUNISHEr以降の作品、あるいはそれと似通ったタイプの作品には強く求められるのだと思うが、それを満たしきれていないかr、どことなく不愉快な感情を感じてしまうのかもしれないが。

別に恋愛要素入れなくても良かったのじゃないかと思えてしまうのだが・・・・・。
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by kwanp | 2010-01-14 22:45 | コミックス

ハードボウンドは眠らない17

いきなり、ナスカドーパントと戦いを繰り広げるW(サイクロン&ジョーカー)。

話は30分前に遡る。

行きつけの床屋、バーバー風にやってくる翔太郎。風向きの悪い日は自然と足が向くという。
何か言いかけた店長の言葉をさえぎり、隣の席で、同じく、タオルで顔を覆っていた客が自分と同じだという。
いうまでもなく霧彦なのだが、お互い、タオルで顔を覆っているので気がつかない(ホンマかいな)。

フィリップに関しても、いきなり、深刻そうな設定を持ち出すというような事を何度かやっているのだが、行きつけの床屋が同じというのは、これまでにも、何度か、鉢合わせしていそうだと思うのは、私だけか?

ましてや、風向きの悪い日は自然と足が向くという部分も同じ訳ですし。そういう行動原理が同じなら、かなりの率で、顔を合わせる機会は増えると思うので、顔見知りになっている可能性は高いのじゃないかと思うのですけど。

そんな霧彦を風都通という翔太郎だが、風都くんは自分が考えたという霧彦。
激レアの風都くんキーホルダーをプレゼントしようといい、ぜひという翔太郎。

こいつら、ただの風都オタクじゃないのか、と思えてしょうがないやり取りですね。

風都を愛するという言葉には嘘はないと思うのですが、風都を愛するあまり、風都に関するグッズとかの収集とかに走るタイプの愛好家になってしまうタイプでしょうかね。

タオルを取った二人は、お互いの顔を見て、表に出ろと叫ぶ。

「まさかねえ、まさか、こんな場所で会えるとは思わなかったよ、仮面ライダーくん」
人気のない神社にやってきて、驚きを禁じえない? 霧彦。しかし、霧彦はともかく、園咲家は既に居場所くらいは掴んでいてもおかしくはないと思うのは、私だけか?
「お前、一体誰だよ」
「園咲霧彦。ああっ、君には、こっちの方が馴染み深いかな?」
翔太郎に問われて、ドライバーとメモリを取り出し、変身する霧彦。そういうことか、と納得する翔太郎。
「人間をすばらしい存在へと進化させるガイアメモリ。それを流通させるのが、私の仕事でもあり、喜びだよ」と語る霧彦。
「ふざけるな、てめぇらがばら撒いているのは、この街を泣かせている悪魔の道具だ」といって、ドライバーとメモリを取り出す翔太郎。
霧彦は、ある程度本気で、その言葉を信じているにしても、ミュージアムは地球の記憶から作り出したメモリを人間に使ったら、どういう結果になるのか、というような事を実験しているというところでしょうね。
どうせ、変身するなら、とファングジョーカーにと要求する霧彦だが、フィリップが言うには、ファングメモリがないと事務所をひっくり返しながら答え、サイクロンジョーカーに変身する。
それを見て、「いつものスタイルか、なら、君たちの敗北は決まった」と嘯き、戦いをはじめる霧彦。

っていうか、神社で戦うなよ、お前ら(汗)

パワーアップしたナスカに追い詰められ、サイクロン&メタルに変身して、応戦する翔太郎。

「運命のいたずら、この偶然の出会いは、決して、忘れられない別れの始まりだった」と語る翔太郎。


ナスカが以前より、強くなっていると指摘するフィリップ。一番強い形でないのが不本意だが、倒させてもらうと息巻く霧彦。

「まけねえぜ、この街を泣かせる、てめぇみてぇな、最低のゲス野郎にはな!!」
ヒート&メタルに変身する翔太郎。
「あいにくだが、私もこの街を愛している、心のそこからな!!」
ヒート&メタルの攻撃をかわしながら、叫ぶ霧彦。
そこへ、翔太郎を探しにやってくるマスター。

マスターを戦いには巻き込めないということで、勝負はお預けに。翔太郎に娘を探してくれないか、と依頼するマスター。娘が帰ってこないという彼に、娘の年を聞いて(中学三年)、心配しなくても、直帰ってくるんじゃないか、という翔太郎。「娘はそんな子じゃない」と言は張るマスターの言葉に納得して、依頼を引き受ける翔太郎。

園咲家

食事を終え、仕事に向おうとする若菜に、彼女が捨てたクレイドールのメモリを見せる父親。
「落とした事を言い出せなかったのだね」と見透かしたように訊ねる父親。ずっと探していて、と取り繕う若菜。
「これは家族の絆だからね」といって、持たせる父親。動揺しながら、仕事に向う若菜。
「おとうさま、あのコちょっと・・・」と口を挟もうとする冴子に、新しいメモリの一件を訊ねる父親。来人を取り戻せなかったと答える冴子。

ダミーのメモリ(記憶を再現させた上で、その本人になりきることが出来る)では、フィリップになりきって、星の本棚にアクセスすることは、かなり早い段階で試したと思うのですが、おそらくは、それは失敗に終わったようですが、スカルのロストドライバーやおやっさんが持っていたWドライバー、ロストドライバーは、Wドライバーを半分にしたような、それも、Wドライバーで言えばフィリップサイドだけのベルトですし。
劇場版では、フィリップを解放してくれと願う依頼人の存在に関しては語られず終い。

園咲家は風都を支配しているかのような言動が度々描かれているわけですし、本当に、来人がミュージアムにとって、必要なのであれば、直ぐに取り戻そうと本腰入れて、探すことを優先するのではないでしょうか?

まあ、来人がいなくなったあとで、謎の半分コ怪人が現れて、流通させたメモリで変身したドーパントを次々と倒していくわけで、これで、気がつかないわけはないと思うのですが。
まあ、スイーツドーパントの時にも、園咲家に潜んでいた彼女のことには気がつかなかったということがあったので、アル程度、気にしていないということもありそうですが。

園咲家というかミュージアムは、フィリップの地球の記憶によって、引き出した情報で作り出したメモリを握っていることが最大の武器なわけですから、フィリップがいなくなるということはその最大の武器がなくなるに等しいことですから、それを取り戻すのに、躍起になるのは当然の流れでしょう。

ひょっとすると、父親は、新しい来人を生み出しているのか、それとも、地球の記憶へアクセスする方法を見つけているのか?


取り繕うように霧彦がナスカの高速移動(父親曰く、レベル2)に目覚めたことを報告するが、これも、今のところはと、さほど、父親のご機嫌をとったことにはならなかったみたいで。

翔太郎が帰ってきて見ると家の中は派手に散らかっていて、翔太郎自身も、アキコが仕掛けたネズミ捕りやハエトリ紙に掛かってしまう始末。

って、ハエトリ紙なんて、今時の子供にわかるのか(汗)

ファングを探すために虫取り網片手に家中をひっくり返して探すフィリップ。検索を頼める状態じゃあなさそうだな、という翔太郎。依頼と聞いて、ファングを探すことを後回しにするアキコ。でも、というフィリップに、若菜のラジオでごまかそうとするアキコ。

どこのオバタリアンだ、お前は(汗)

ラジオでは、鳥人間を見たという話題が出てきて、興味深いというフィリップ。ナスカのことだと思いきや、シルエットは別のドーパント。


女子高生コンビがプリクラに、情報を求める翔太郎。さらに、アキコも割り込んで来る始末。
同じ学校の仲間とつるんでいるのを見かけた、ヤバゲな雰囲気ということばを聞いて、「まだ、中学生だぜ」という翔太郎。

それと大差ない年齢で、考えなしにメモリを次から次へと作って、風都に流していた人間が身近にいるだろ、お前。
まあ、フィリップの例は極端すぎるから、参考にはならないだろうけど。

場所を聞いて、そこへ向う翔太郎たち。

顔をあわせるなり、寒いシャレと顔芸をする翔太郎。それにあわせて、スリッパで突っ込みを入れるアキコ。バッカじゃないの、と鼻で笑う茜。昔はこれで笑ってくれたのに、茜が変ってしまったKとを嘆く翔太郎。グレてなくても、この反応は無理もないと思う。

まあ、最近は影を潜めているけど、悪い意味での関西人描写とか、平成ライダーのギャグセンスというのも、微妙な場合が多いからなあ。
こういう微妙なギャグをやってるケースって、意外と、やって言い事と悪いことの区別がしっかりしていないという側面もあったりするので(カブトなどで顕著だったが、問題のある行動をさも、正しいように描いていたりしていたことが珍しくなかった)。
笑わせるためなら、何をやってもいいというような考え方の持ち主がやるギャグというのは、一時的だったり、一部の人には受けるけど、一般受けはしないというようなことが珍しくはなかったりするし。


お父さんが心配しているから、うちに帰れという翔太郎に、帰れないと叫ぶ茜。そこへ茜の仲間であるトーマとユーイチが現れ、「茜に何のよう? ていうか、おばさんたち誰?」と乱暴な態度を取る二人。さらにアキコをおばさん扱いするのだが、中学生から見たら、あきらかにおばさん扱いだよな、20代は。
探偵と名乗る翔太郎に、「探偵、面倒くせえな」とガイアメモリを取り出すユウイチ。
それを見て、「それがどういうものか知っているのか?」という翔太郎。まあ、劇場版やら、ところどころで翔太郎が、風都で流通しているガイアメモリに関して、怒りを燃やしているというような描写は見かけるわけですが、「この街は俺の街だ、この街で人がなくなんてことはあってはいけない」なんていってる割には、何かのトラブルで苦しんでいる人たちに対して、どこかしら、他人事というか、助けてやっているというような態度が露骨にあらわれているので、目の前で苦しんでいる人は見過ごしては置けない、というような言動から乖離しているものを感じてしまうのですが。
「オレラは面白おかしくやってるだけだ」というトーマ。いきなり強力な力を手に入れて、それを振り回して、楽しんでいるだけ、あるいは、そういう力を手に入れて、自分が特別な存在になったかのような錯覚に陥っているというところなのでしょうけど、ある日、突然、力を手に入れて、というのは、よくあるシチュエーションですが、たいていの場合は、戦いに巻き込まれて、そういう力の使い方が、目の前の敵(それも悪い奴)を倒すことという風に、ある意味、わかりやすい状況が提示されているわけですが、そういう状況でなかったり、或は、力を手に入れた人間が、曲がったことが嫌いな人間という風に、悪事に走りにくい性格ということだったりすれば、まだしも、力を手に入れたことで、大きく歪んでしまうというようなことは決して、珍しいわけではないようですし。

まあ、翔太郎の場合は、おやっさんの死もあるわけですが、おやっさんの死を自らが導いたということによる罪悪感と、wになって、悪いドーパントをやっつけていることで自分が正しい存在になったと、心のどこかで思っているのか、おやっさんの意思をついで、人や街を守っている、その心構えに嘘はないのだとは思うのだが、作中において、Wドライバー無しで、翔太郎の戦う姿勢というのが、示されたことがない(現段階で)ために、おやっさんが亡くなったところへ、タブードーパントが現れて、その状況を切り抜けるために「悪魔と相乗りする」ことで、生き延びたというなりゆきでしかないわけですから。

そして、その成り行きで変身して、己を省みうことなく、悪いドーパントを倒しているというような結果だけで、自分の正しさによってしまっていたり、ハードボイルド小説を経費で落としていたように、翔太郎はハードボイルド探偵に形から入っているのはともかく、何が、自分にとってのハードボイルドであるのか、ということを模索せずに、ハードボイルド探偵の言動を真似しているだけのコスプレ野郎に、いつしかなってしまっているということなのでしょうね。

すくなくとも、ハードボイルド小説を経費で落とす翔太郎に、自らを省みるような部分があったとは思えない。

そういう意味では、トーマたちと大差がなかったりするのですが、一歩間違えれば、というような部分には言及しないで、翔太郎たちは正しい、ドーパントになる人間は間違っているというような断言のしかたをやってのけるのが気に掛かるのではあるのだけど。

どうやら、お仕置きするしかないようだな、とWドライバーを取り出す翔太郎。フィリップに呼びかけると、「ファング捕獲用の罠にカブトムシ(ビートルフォン)が捕まったという、声だけ聞いているから、「何を言ってる」と突っ込みを入れたくなるような事を言ってくるフィリップ。

子供が変身しているドーパント相手に、自分も変身するて、どうなのよ、と思えなくもないのだけど、バードドーパントが空中から翔太郎を落としたところで変身して、着地するというので、まあ、ギリギリなところでしょうかね・・・。

まあ、考えなしに、人を空中から、突き落とすことを何の疑問もなしに行っているわけだが、意外と、ブームになったから、興味を持って、特撮を見ている人って、これと変らない人間、多かったりするのだよな。

電王の時には、モモタロス達のやっている事を、イマジンコントとかいって、彼らのやっている事を、考えなしに面白がっていた、モモタロスたちの精神レベルは怪人というか、化物と大差がないのだが、主人公と一緒にいることや、やり取りのコミカルさで、結構ごまかされていたのか、それを面白いとか言ってたにわかファンが多かったし、響鬼の時には、明日夢が響鬼の弟子になれば言いというようなことを作中や、ファンが、言ってたのを良く見かけていたけど、強化装甲服のライダーならまだしも、自らの体を鍛えて、異形の力を手にする
響鬼で、明日夢が響鬼の弟子になれば言い、というような願望を口にしているのを見ていると、それが何を意味しているのか、わかっているのかな、と思うことがしばしばあったし。

そうでなくても、何をもって、そのキャラをヒーローとするのか、というようなことを考えないで、変身して、強化服を着ているからとかで、ヒーローを彷彿とさせる設定を持っているからということで、無条件で、そのキャラをヒーロー扱いする人も少なくはないようだし。
ましてや、平成ライダーは原点回帰とかいいながら、昭和のライダーを彷彿とさせる設定を持っているから、ということで、原点回帰したとかアピールするようなことをしていますし、電王の主人公は、不幸っぽい設定を持っているだけで、それを利用して、周りから、自分に対して、優しくしてもらっているだけだったり、翔太郎は、ハードボイルドっぽい記号を纏っているだけだったりと、シチュエーションや設定だけで、それっぽいキャラになっていると、表面的に思わせていることも少なくはないですから、意外と、気がつかないで、トーマ達みたいになっている人って、すくなくないのかもしれませんね。

変身したことで意識を失い倒れるフィリップ。それによって、かごが開いて、逃げ出すビートルフォン。

ルナジョーカーでバードドーパントを引き摺り下ろし、メタルでお尻ペンペンをする翔太郎。その戦いを影で観察する霧彦。

しかも、Wに痛めつけられて、あっさりと、降参するユウイチ。考えなしに力を振るうタイプには、良くある傾向ですけどね。

メモリを取り上げようとしたwだが、トーマがパスだ、と叫んで、それを受け取り、変身するトーマ。彼らはメモリを使い回ししていたようだ。

まあ、5・6話では、同じタイプのメモリを複数の人間が使っていたけど、ひとつのメモリを使いまわしていたわけではないですしね。

コネクタ手術が必要で、ガイアメモリ自体、購入者に合わせた、ある種オーダーメイドなシロモノな訳ですから、ひとつのメモリを、そういう適性お構い無しに使い回しをすることが出来ない、というのは、十分、納得できる話です。

ので、一つのメモリを使い回ししていたユウイチは、メモリをセットする部分が焼け爛れて、急に苦しみだす。
心配そうに駆け寄る茜達。

ガイアメモリの副作用だ、と指摘するフィリップ。

冴子に、この一件を報告する霧彦。それは良くないという冴子。
「ガイアメモリ販売の目的は、人間を理想的生命へと進化させるため、薄汚い大人を犠牲にするのは納得できる。だが、このケースはルール違反だ」と抗議する霧彦。

って、言っていることが、ビィトのフラニウスだろ、これは。絶対、変態扱いされてるぞ(汗)

それはさておき、霧彦は、大人はいいけど、子供を巻き込むのは許さない、というのは、大人=汚い、子供=純真とか考えていると思うのだが、霧彦も絶対、自分も、その汚い大人ということを棚に上げているよな、この発言は。



それとも、人類を理想的生命へと進化させるという目的のために行動している、ということで、自分は、汚い大人とは違うというようなことを自負しているということなのだろうか?

そういう意味では、霧彦も翔太郎も、人類を理想的生命へ進化させる、この街で誰も泣かしてはいけないというような掲げている看板は異なるものの、実際のところは結構、似たもの同士なのかもしれない。

まあ、敵味方がよく似た条件の力や、生き方をしていて、紙一重の差で、生き方が大きく異なってしまい、それが最終的に勝負の明暗を分けたというようなことを描くという話の持っていき方もあるので、そういう方向へWと霧彦の対決を持っていくというような心積もりなのだろうか?

ただまあ、最近は、こういうシチュエーションに持っていこうというのは解るのだが、主役の側だから、正しいというような作り手の意識がやたら漂っていて、二人の紙一重感というものが、全然表現できていないというようなケースも珍しくはなかったりするのだが。

しかし、高額なシロモノという話なのに、中学生でも買える額なの? と突っ込みを入れたいところだけど、
あれだけ、風都に出回っていて、あっちこっちで、それによって、変身して、暴れている人間がいるわけだから、メモリを手に入れた人間がそれをコピーして、ばら撒いているということなのか?

劣化コピーのメモリだから、中学生でも手に入るとか? あるいは、ひょんなことから、落ちているのを拾ったとか?

一つのメモリを複数の人間で使い回しするのも、中学生だったら、金がないとかで、適性なんて事を考えないで、安いメモリを、複数の人間で出し合って、使い回しするというような表現もある程度、納得は出来るわけですしね。

成績の悪い売人が、点数稼ぎのために子供に売ったというようなこともありえそうですが、クビになった売人がいくつか、メモリをくすねて、劣化コピーして、ばら撒いているのか、とも思ったけど、一個人で、コピーできるシロモノではないわけですから、ミュージアムに敵対する組織か、あるいは、二号ライダーのアクセルが刑事だという話ですから、メモリを警察なりが手に入れて、ワームをコピーしたゼクト製ライダーのように、メモリを手に入れて、それをコピーするような事をしていて、それを不心得モノが横流ししたとかいう嫌な意味で、リアルな話とかじゃないだろうなあ(汗)

あるいは、コピーのメモリを手に入れた人間が、それでコピーしたガイアメモリをばら撒いて、小遣い稼ぎ(名簿とかで、買った人間がわかるから、コピーしたメモリで得た利益を懐に入れて、私腹を肥やしているとか?)

ダミーメモリのこともあるから、メモリの力でフィリップの力を再現しようとしたのでは、と思えるような節もあるので、その手のコピー系のメモリが存在している可能性は高そうですし。

あるいは、警察等にミュージアムというか、園咲家が別の人間をたてて、警察に接近して、メモリの技術を供給しようとしている(ドーパントが暴れていることに対して、それに立ち向かうがわにメモリを渡して、市場を広げるため)?

調査することを約束する冴子。体の調子を尋ねる冴子。絶好調さ、という霧彦。ひょっとして、高速移動が体に大きなダメージを与えて、ということか?

ますます、どっかのミスターブシドー(汗)


病院で治療を受け、一命を取り留めるユウイチ。どうして、中学生がメモリを使っていたと問いただすという翔太郎。

トウマがメモリを手に入れて、かわるがわるバードになってたのだが、トウマが有意義に使うとか言い出して、あっちこっちを襲うような事をはじめたという(茜は反対していたらしい)。

遊び感覚だったのね、というアキコ。

トウマは、これからもどこか襲うつもりなのか、という翔太郎。明日も襲うって、と答える茜。

風麺を食べる刃野と真倉。刃野が、

「超仕事が出来て、超イケメンらしい」と、

すごい新人が入ると話していて(アクセルのことか?)、脈絡もなく、マスターの娘さんの話を振る刃野。

自分も娘がいれば、と言っているところへやってきて、逃げて、と叫ぶ茜。そこへ現れるバードトウマ。やめて、と叫ぶ茜の声にも耳を貸さずに、襲い掛かるトウマ。
そこへ駆けつけて、ハードボイルダーで体当たりして、ふっとバス翔太郎。

翔太郎を、「翔太郎おにいちゃん」と呼んで、トウマを助けて、と懇願する茜。刃野たちに茜やマスターを任せて、「遊びは終わりだ。メモリを渡せ、トウマ。そいつはお前ら、子供が持つようなシロモノじゃないんだ」と説得する翔太郎。

うるせえ、と襲い掛かるトウマに、その攻撃を、受け流して、キックでカウンターにして、トウマをふっとばし、「口で言っても解らないようだな」と変身しようとする翔太郎だが、

リボルギャリーで現れたフィリップ(とアキコ)に面食らう(って、リボルギャリーのエンジン音くらい気がつけよ)。どうやら、ファングは、フィリップのピンチに反応して現れるということで、自らを危険にさらすことで、ファングをおびき寄せようとする。
その意図が当たり、バードドーパントの攻撃から、フィリップを守るようにして、現れるファング。

ファングジョーカーに変身する二人。倒れる体をキャッチしようとして、フィリップをキャッチするつもりだったので、翔太郎が倒れるのをキャッチ出来なかったアキコ。

ファングジョーカーに恐れをなして、逃げ出そうとするバード、それを追いかけて、捕まえ、ショルダーファングで叩きのめすファングジョーカー。

メモリブレイクで倒し、変身が解けたトウマに駆け寄る茜。しかし、メモリブレイクしたのに、メモリが壊れていないことを、フィリップがいぶかしんでいると、苦しみだすトウマ。

そこに霧彦が現れて、一つを使いまわしたせいだ、という。

他人事みたいにいいやがって、と食って掛かるWに、我々は、過去に未成年者にメモリを売った記憶はないというが、記憶はいくらでも、でっち上げることが出来るし、どこの組織にも、不心得モノはいるだろうからなあ(そういう人間は、記録をかいくぐって、悪さをするのを頭がいいと勘違いしている奴が多いし)。
霧彦自体は、ガイアメモリを売ることに理想めいたものを持っているかもしれないが、霧彦は、あくまで、ガイアメモリで力を得ることた人間であり、自分はできたので、理想的生命へと進化するということで、進化して、それに適応できなかった人間を弱いと、切り捨ててしまっているだけでしかないのだし。

第三者から見れば、人の弱みに付け込んで、人を怪物化させるようなシロモノを売りつけて、己の利益を上げている連中でしかないので、霧彦がどういおうと、子供相手に売るような連中も、霧彦もどちらも大差はないというのが正直なところ。

それが本当なら、どうして、こうなったと問いただすw。

今確かめているという霧彦は、ファングジョーカーとの決着をもとめ、戦いを挑むのだが、どういう理由であれ、子供を巻き込まないというのであれば、目の前で苦しんでるトウマを助けろよ。

それとも霧彦の一方的なルールでは、ガイアメモリに手を出した子供には助ける価値もないということなのか?

子供を助けるよりも、ファングジョーカーとの決着を選ぶあたり、霧彦の主義主張も、ガイアメモリを売りつけて、人を化物かさせていることに対して、己をごまかしているだけでしかないのでは? という気がしてしまうのだが・・・・・?
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by kwanp | 2010-01-12 18:23 | 特撮

ハードボウンドは眠らない16

来人(ライト)という自分の名前をいきなり突きつけられるフィリップ。

しかも運命の子、彼を手にしたものが地球の勝者となれるとかいう冴子。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その名前で、頭脳労働担当って、駄目キャラとしか思えないのですけど。

それはさておき、地球の記憶を持っている、地球が抱えている情報全てを引き出せるから、そこから情報を引き出して、それぞれの力を再現したのが、ガイアメモリでしょうしね。

ただ、大ショッカーやスーパーショッカーのような組織にミュージアムが関連していれば、いくつもの世界を征服する力を手に入れられるわけですし、ディケイドライバーのように、複数超常能力を一つの変身ベルトで再現することも可能になるとは思うのですが。

帰りましょ、という冴子だが、僕はものじゃない、といい、「あなたが誰か、わからない。その冷たい目で、敵と判断するには十分だ」と拒むフィリップ。
冷たい目をした人間が味方になる必要が生じる時だって、あると思うので、誤解を生みそうな表現だとは思うけど、依頼人のパートナーにガイアメモリを渡して、道を踏み外させて(元々踏み外していたけど、それをさらに踏み外させたことをさせている)、自分たちをおびき寄せ、追い詰めるために、たくさんの人を巻き込むような真似を平気でする相手というような事を強調するようなキャラでもないと思いますね、フィリップは。

基本的に、自分の興味が赴く事には、とことん、追求するけど、それ以外のことには見向きもしないというタイプで、劇場版では、ガイアメモリを作ることに夢中で、それが何を引き起こすのか、というようなことにまで考えが及ばないようなそぶりを見せていたわけですし、翔太郎達と一緒にいることで、多少は何かを学んだとは思うけど、基本的には、一年前と何も変わってはいないのが今のフィリップだと思いますし。

冷たい目をした云々は、若菜の過去話を鑑みるに、冴子は、自分の思い通りに行かないこと、面白くないことがあると、若菜に八つ当たりしていて、その若菜を彼女らの弟が励ましていたというようなことがありましたし、自分たちを罠にはめて、仲間達や依頼人が追い詰められ、捕まってしまい、自分ひとりだけになってしまったということもあるので、すぐ上の姉をいじめる一番上の姉の目、自分たちをいじめる、大嫌いな人間のイメージを無意識のうちに思い出したということなのでしょうね。

それを踏まえたうえでも、「なかなかに、よく出来た作戦だったよ。でも、あなたの手を取るのは、ボクの好奇心が刺激されなくて、面白くはない、それに、なぜだか、無償にあなたの目は気に食わない」

みたいな台詞回しに猛一味加えれば、中々、面白いやり取りになったのではないかと思うのだけど。

都合の悪い記憶は消してやるみたいな事を言って、変身する冴子。記憶を消す前にも、こういったやり取りをして、冴子や父親に反発するようなことがあったのでしょうか? 場合によっては、父親や組織のやることに反発していて、非協力的な態度をとっていて、記憶を消されて、協力させられていたとかいうことになりそうですが(汗)

冴子の変身した姿を見て、ビギンズナイトのときの幹部の姿に驚きながらも、追い詰められるフィリップ。

その彼の前に現れるファングメモリ。その姿を見た途端、ビギンズナイトの時の記憶(暴れている姿)が蘇り、「くるな、僕に近付くな!! お前の力なんて、僕に必要ない」とファングメモリを突っぱねるような事を言うフィリップ。
そして、スタッグフォンでリボルギャリーを動かす。

動き出したリボルギャリーを見て、薄情者となじるアキコ。いや、この状況で、追い詰められたフィリップ一人で、どうにかできる技量って、ないだろうから、とりあえず、フィリップだけでも、逃げるのは間違いじゃあないからなあ。

いいんだ、とフィリップに逃げろという翔太郎。その翔太郎を殴り、ゲームはこれからさと嘯くドーパント。
駆けつけたリボルギャリーに乗って、離脱するフィリップ。変身を解除して、人質もいる、シャワーでも浴びて、待ってましょうという冴子。

ドーパントに向って、マスカレードたちに取り押さえられながらも、自分たちは泥棒だったが、こんなひどいことする悪党じゃなかっただろ、と訴える冬美。しかしケンジは一度、これで暴れてみろよ、止められないのが解るからよ」と笑い飛ばす。

まあ、義賊といても、所詮は泥棒ですからね。そういう悪党からしか盗まないというような事を言っても、それが本当に、法では裁けぬ悪を、悪には悪を持って、立ち向かわざるをえないという状況だからか、それとも、悪党からしか盗まないというような免罪符で、自分のやっている事をごまかして、目をそらしているだけなのか、という心がまえで、大きく違ってきますからね。

たまたま、力を持って、悪い事をしている連中をぶっ飛ばして、正義の味方気取りが出来ている、状況や運に恵まれているから、正義の味方の真似事が出来ているだけでしかないのかもしれませんし。

ケンジの心は、すくなくとも、ガイアメモリの力に打ち勝つほど、義賊としての心は強くはなかったわけですが、翔太郎達にも、いや、全てのヒーローに大しても、常に付きまとう問題であるのですからねえ、こういう問題は。

状況的に、正義の味方っぽいことが出来ているだけ、あるいは運が良くて、それっぽく見えているだけということを理解していないで、自分のやっていることは本当に正しいとか思い込んで、先走っているだけというのも決して珍しくないですからね。

悪い奴とか、問題のありそうな要素を取り除いたら、意外と、そいつ自身も問題のあるというか、ロクでもない奴でしかなくて、取り除いた要素に比べたら、ややマシでしかなかったというのは、よくある話ですし。状況に助けられているだけなのだけど、そういうことに関しては、自覚がなくて、自分は正しいと思っているから、その言動には胡散臭さというか、ある種の偽者臭さがさりげなく、ついて回るのだが、たいていの人は、そのさりげない偽者くささというものに関して、それにいち早く気付ける人は、意外と少なかったりする。

検事の心が弱くて、翔太郎の心が強いのではなく、誰だって、一歩間違えれば、検事のようになってしまう危険性は潜んでいる、翔太郎達や、おやっさんにも、である。

ところが、この1クールの間のWのストーリーには、そういう危うい要素がごっそりと欠如しているわけで、他人事のように事件に接していた部分が結構、目に付いていたりすることが多かったわけで、劇場版にビギンズナイトをもってきた代償は、決して、小さくはないといわざるを得ない。

冬美に消えろといって、突き飛ばすケンジ。
脱出するリボルギャリーの中で、「ボクは捕まるわけには行かない、でも、アレを使うのも、絶対にイヤだ」と呟き、意識を失うフィリップ。

ガレージの中で意識を取り戻すフィリップ。スタッグフォンから聞こえてくるアキコの声。無事かい、というフィリップに、無事じゃないというアキコ。
アキコを押しのけ、戻ってこいよ、というケンジ。ツバサ町の廃工場と場所を指定し、特別残酷なゲームが始まると告げるが、フィリップに来るなといい、忠告を無視した報いだという翔太郎だが、

それだったら、アキコも何とか逃げしてから、そういうことをいえよ。

そもそも、自分の名を語った偽者が悪事を働いているのに、頭に来て、手ごろな手がかりが見つかったら、考えなしに突っ走って、ものの見事に罠にはまってしまったわけで、ええかっこしいで突っ走った挙句の自滅でしかないのだし。しかも、結果的に依頼人は開放されたけど、危険に巻き込んでしまっていることには変わりない。依頼人を危険に巻き込むのは、相変わらずということだし。
フィリップまで捕まったら最後だというような計算もあるのだと思うが、この発言だって、心配しているのはともかくとして、フィリップ一人で、この状況を何とかできるとは思えないというように、フィリップの事を信用していないといううがった感情も感じ取れたりするわけですし。

来るなって、言ったって、こんな状況で仲間見捨てて、自分だけ助かったところで、晴れやかな気持ちになれるわけないし、何とかして、助けたいと思うのは当然ですからね。
助かって欲しいという感情もあるのだろうけど、それでも、自分の手落ちで、こういう状況を導いてしまって、結果、仲間はもちろんのこと、依頼人までも着込んでしまって、えらい目にあわせてしまったということで、面子が立たないというような保身の感情のほうが強いのじゃないか、と思うけどなあ。

もし、来たら、自分たちの仲もそこまでだと思え、という翔太郎。だったら、せめて、隙を見て、自分やアキコが助かる道を模索するくらいのあがきは見せてこそ、そういうセリフはカッコよく見えるのだと思うのだが。
でなければ、かっこいいセリフを口にはしているけど、自分が倒れたら、残されたアキコ一人、どうなるのだ、というようなことになるわけですし、おやっさんが死んで、その娘のアキコまで守れなかったっていうのは、死んだおやっさんに申し訳が立たないことになるのではないか、と思うのですが。

かっこいいセリフを口にしているけど、言ってることは、結局のところ、責任放棄でしかないのでは、と思える発言だよな、これは。

翔太郎をいたぶり、「死んだら、絶交もクソもないよな」といい、後で、といって、電話を切るケンジ。

フィリップのことで悩んでいる若菜に、恋煩いといって、相談に乗ってあげようかという冴子。珍しく、ご機嫌ねという若菜に、なくしていた宝が戻りそうなのと答える冴子、それを無言で見つめる霧彦。

「見捨てるわけには行かない・・・、でも」と頭を抱えるフィリップの前に現れるファングメモリ。手にしていたカップや座布団を投げつけたところに、怒鳴り込んできた真倉に命中してしまう。さらにサンタや情報屋。
口々に、「翔太郎は?」という彼らに、翔太郎はいなくて、「僕一人だ」と答えるフィリップ。真倉は冬美を見かけたという情報を得て、聞き込みに来たといい、「解放されたのか?」と呟くフィリップ。

ご丁寧にぐるぐる巻きやがって、とぼやく翔太郎。「これって、やっぱもう駄目かな」と弱音を吐くアキコ。ここ、しばらく、そうなのだが、序盤の不愉快な言動が影をひそめたのは悪くはないのだが、不愉快な言動をしていたころに描こうとしていた状況を打破する、翔太郎やフィリップのそれぞれの者の見方では見落としてしまいそうなものに目をつけ、そこから状況を切り開くきっかけを生み出すという役割も影をひそめてしまっているように思えるわけで、不愉快な言動でお茶をにごすような事をしなければ、まだ、気にならないのに、いきなり、それが影をひそめた途端、行動的な要素まで、一緒になって影を潜めてしまうあたり、極端というか、話の都合みたいなものを露骨に感じてしまうような。
散々、こういう時に動きそうなキャラをアピールしていたのに、こういうときだけ、話の都合です、とばかり、変にしおらしいのですが、不愉快な言動を撒き散らしていた描写がなかったら、違和感感じなかったのでしょうけどね。

「ファングがあればな」という翔太郎。W第七のメモリで、自分の意思で動き回ると説明され、ピンとこないアキコ。しかし、現れたとしても、フィリップが使いたがらないといい、敵の基地から、脱出するとき変身したが、「ファングは二度と使わない、あれ以上、戦ったら、僕がボクでなくなる」といって、ふさぎこむフィリップの回想シーン。
「只でさえ、検索にはまったら、暴走するだろ、あいつ? ファングはフィリップの中の何かを失わせる」と語る翔太郎。そういうことだから、逃げろといったのだと思うが、それだったら、こんな話を悠長にやっていないで、何とか、脱出する計画を立てた方がいいのでは? と思えるのだが。そういう事をしないで、「逃げろ、来るんじゃねえ」とか言われても、相手は、そういう選択を割り切って選べる人間なんて、なかなかいないのだから、残された相手に重い後悔を背負わせるだけでしかない。本人としては、相手の事を気遣ったつもりなのだろうけど、逆に相手に、「~~するな」という行動を取らせることを促すだけでしかないのだしね。

「暴走するんだ・・・・・」と返すアキコに、そうなったらもうwじゃねえと言う翔太郎。

腕や肩の刃はアマゾンで、デザイン自体はアルティメットフォームといったところか?

しかし、このシーン、映画を見ていることが前提になっているわけで、TVしか見ていない人には、中途半端にポツリと話すか話さないか悩んでいたのに、いつのまにか、話したことになっているかのようなやり取りをいきなり見せ付けられてしまうわけだから、ビギンズナイトを劇場版でやるという事を知らなければ、どうなっているの、と首をかしげ兼ねないシーンになると思うので、せめて、Tv版でも、アキコに父親の死を隠していたことがばれた劇場版に触れるようなセリフがあれば、と思いますが。
劇場版で、そのあたりのくだりをやるということを知っていて当たり前、みたいなやり取りを何の配慮もなしに入れるような事をしているのは、さすがに、見ている人間に対して、配慮が足りない(それをいったら、平成ライダー自体、そういうことが多すぎるのだけどね)と思うのだけどなあ・・・・・。

しかも、いきなり、フィリップがファングを使うことを恐れるような設定がでてくるし、ビギンズナイトを劇場版にした弊害でまくりじゃないか。

警察の追跡から、冬美を助けるフィリップ。人気のないところで、「今あなたに、警察に捕まられたらこまる。倉田ケンジの情報が欲しいんだ。どんなことでもいい。何とか、あいつの弱点を突き止めないと」と訊ねるフィリップ。
しかし、もう自分の知っているケンジじゃない、といわれ、打つ手なしか、というフィリップ。でも、何とか、もう一度あってみるという彼女に、「無謀なことは止めたまえ、もう、彼はガイアメモリの力に飲まれている」と忠告するフィリップ。

それだったら、なおのこと、冬美からケンジの情報聞き出す意味がないのでは? と思えてしまうのだが。
「そんなのわかっている、でも、じっとしてられないんだよ」と言い返す冬美。無意味な危険をなぜ冒す? と理解しかねるフィリップに、「理由なんてない、相棒だから、私たちは二人で一人だったんだ」という彼女に、仮面ライダーは、自分とフィリップ、二人で一人という前回のセリフが蘇る。

言いたい事はわかるのだが、これまでの積み重ねで、翔太郎の理屈を無視した捜査スタイルで、己のスタイルにないものを感じるというようなシーンのインパクトが弱いので、話を重ねたエピソードで、理由なんてないというようなせりふを聞かされて、目からうろこが落ちるような衝撃を受けて、目を覚ますと言われるのも、イマイチ説得力が弱いような・・・・・。

そもそも、その理屈を無視した翔太郎の行動が、この現状を作り出しているわけですから、前回のあのセリフを、このシーンで持ってきても、説得力に乏しいような(汗)

冬実のせりふを聞いて、「ありがとう、一つ結論がでた」と走り出すフィリップ。彼の目の前に現れたファングメモリを見て、アル決意をする。
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by kwanp | 2010-01-06 14:44 | 特撮

ハードボウンドは眠らない16・5

一方、ツバサ町の廃工場では、ロープでつるした翔太郎をアキコに引っ張らせ、アキコが力尽きて、ロープを外すと、その下にある刃物やタケ槍の剣山で串刺しにされるという悪趣味な趣向のゲームを見て、ドーパントが笑い転げているわけで(ケンジ役の人はアバレッドの人だったりするのだが、アバレッドの人の人間性を聞く限りでは、こういう訳を割り振られるのも、納得できてしまうような人らしい)、それを見て、「素敵な趣味だこと」と軽蔑するような目で見る冴子。いや、あんたも人のこと言えないような。

アキコにもういい、それを話せという翔太郎。

本人、かっこいいこといってるつもりなんだろうな・・・・。ロープを放したら、それこそ、自分が手を離したばかりに、翔太郎をヘタしたら死なせてしまったという事実が出来上がってしまうわけで、アキコの心にでかい傷を作ることになるということ、解っていってるのかな?
自分が考えなしに行動した挙句に、仲間を巻き込み、ヘタしたら、自分のせいで、仲間が死んだという重い十字架を背負わせる、一年前の自分みたいな人間を作り出してしまうというようなことが解っているのかな?

「おれ、お前にあえて、よかった」という翔太郎に、「いうな、そういうこと、それ死ぬ人のセリフだから」と手に力をこめるアキコ。

いや、仲間を見捨てないというようなアキコのセリフと、彼女を楽にさせてあげよう、自分の不始末にこれ以上、アキコを巻き込むわけには行かない(こうなっている時点で、十分な思い上がりでしかないのだけど)という心情はわかるのだけど、このシーンでは、もう少し、アキコのセリフにドスをきかせても良かったのではないか、と思えてしまうのだが。
というか、ここまでのシーンでピンチを強調するためとはいえ、あっさりと、ナス術もなく、ドーパントによって、危機的状況に陥れられる問い事を、ほぼ、無抵抗でされているというような描写に疑問を感じてしまうのは、私だけか?

力及ばず、ロープから手を離してしまうアキコ。落下する翔太郎。剣山に刺さる帽子。翔太郎死すか、と思いきや、ファングメモリが翔太郎のロープを加えて、支えていた。

そして、ハードボイルダーで駆けつけるフィリップ。

「絶交でもなんでもしたまえ、させないけどね」と翔太郎に声をかけるフィリップ。「後悔するなよ倉田ケンジ。僕はもう知らないよ」というフィリップに、ファングを使うことに気がついて、何か策があるんだろうなと問う翔太郎だが、「対策なんか、動いてから立てればいい。僕も、君や麻生冬美のように、理屈でなく動いてみることにした。


地獄のそこまで、悪魔と相乗りしてもらおう、翔太郎!! こい、ファング!!」

フィリップの掛け声と共に、翔太郎をアキコの元に放り投げ、フィリップの手元にやってきたファングメモリを変形させる。

それを見て、「あのガジェットはまさか!?」と驚く冴子。

フィリップのベルトに転送されたジョーカーメモリを見て、「止せ!!」と叫ぶ翔太郎。しかし、フィリップはファングメモリをベルトにセットして、変身してしまう。

「フィリップ君の体の方がwになっちゃった」と驚くアキコ。まあ、劇場版では、回想シーンにしか出ていないわけだからなあ・・・・。

マスカレード相手に暴れ回るファングジョーカー。それを見て、
「なんだ、あのwは!?」と驚くドーパント。

「私聞いていない」と翔太郎の体を安全なところに隠そうとするアキコ。

マスカレードに取り押さえられながらも、それを振り払ったり、柱を真っ二つにしたりするW。

アームファングを構成して、マスカレードやドーパントを追い詰めていくW。

それを見て、「そうか、あのファングというメモリは来人を守るためにあるんだわ。来人を守るためなら、手段を選ばず、あらゆる敵を排除する精神。Wに変える存在」

という冴子。

フィリップに呼びかえるも、理性を失ったフィリップには、翔太郎の言葉は届かない。これがフィリップが恐れていた状態、と今更ながらに理解する翔太郎。

吹っ飛ばされたドーパントは、近くにいたアキコを人質にして、牽制しようとするのだが・・・、

って、この状況だからといって、おとなしく、捕まるようなタマとして描いてこなかったのに、こういうときだけ、捕まるというのって、ムシガ良すぎないか?

理性を失っているフィリップは、それでもドーパントめがけて、攻撃しようとする。翔太郎がよせと呼びかけたり、「フィリップ君、ストップ」と叫ぶアキコだが、アームファングがアキコめがけて、振り下ろされる。

「よせ、相棒!!」

叫んだ瞬間、燃え盛る星の本棚ではなく、フィリップの意識の中に入る翔太郎。全てが燃え上がっている恐怖に襲われている中で、フィリップを探し、そして、彼を見つける翔太郎。

探し続けて、ようやく、フィリップを見つける翔太郎。信じていたよというフィリップ。翔太郎の「俺たちは何だ」という言葉に、「そうだね、僕達は」と頷き、「「二人で一人の仮面ライダーだ」」と叫んだ瞬間、あたりを燃やしていた炎は消える。

間一髪のところでアームファングを止めるW。「アキちゃん、もう大丈夫だよ」というフィリップ・・・って、
お前が済ました顔で言ッていいセリフじゃないだろ・・・・・。

アキコを引き離して、ドーパントに攻撃するW。

「さあ、お前の罪を数えろ」といい、ショルダーファングをブーメランにして、投げるw。

「麻生冬実の依頼を今、達成しよう」と、冬実が駆けつけたのを見て、いうフィリップ。「メモリブレイクするには、左右の呼吸をあわせねえとな」とファングスライサーと、名前を提案する翔太郎。
名前は君の好きにして、いいよというフィリップが、マキシマムドライブを発動させ、ライダーキックよろしく、ケンジのメモリを破壊する。
ケンジに駆け寄る冬美。冬実の名を呟き、意識を失うケンジ。

逃げ出す冴子に気付くフィリップ。しかし、力を使いすぎて、体が動かないフィリップ。選手交替ということで、サイクロン&ジョーカーに変身するのに、アキコに体をもってこさせる翔太郎。

人使い荒いというアキコだが、これまでのアキコの言動見ていたら、「こういうときくらいは・・・」と思えてしまうというか、あまり、同情する気にはなれないよな・・・・・・。

後は任せろ、とサイクロン&ジョーカーに変身して、ハードボイルダーで追いかけるのだが、タブードーパントに変身して、飛行して逃げる冴子。ルナ&トリガーでトリガーフルバーストでしとめようとするのだが、タブーの攻撃と、割って入ってきたナスカの邪魔によって、逃げられてしまう。

ナスカドーパントの新しい力、高速移動に覚醒したのね、という冴子。冴子のために訓練を重ねていたと答える霧彦。

一方wの方は、現場が崩壊し、ガレキが子供に落ちてくるのを、ヒート&メタルに変身して、子供を助けるW。
それをみて、やっぱり正義の味方だったのか、とか、自分は信じていたとか調子のいい事を言う刃野に、フィリップがケンジが倒れている場所を教えて、去っていき、自分の名前を知っていたライダーに、自分が有名だと勘違いする刃野。

まあ、このあたりの刃野の態度は民衆の身勝手さを表現しているのだろうなあ。

ケンジが逮捕され、冬実も自首して、その顔は晴れやかだった。ファングが姿を現したのは、恐ろしい何かが起こる前兆なのか、と考え込んでいる翔太郎。
そこへ、アキコが悲鳴をあげたので、何事かと思ったら、太ったフィリップの姿を見て、「なんじゃそりゃーーーー」と松田優作張りに驚く翔太郎。
減量のあとで、あたらしい知識にはまったのがいけなかったといい、大皿一杯に乗ったもちの数々を食べるフィリップを見て、
「ちったあ、反省しろ」と突っ込みを入れるフィリップ。

そして、タイプライターの前に現れたファングと、カブトムシ型のガジェットが現れて・・・・?


しかし、今回の話もダンスのときやメイドのときと同じく、やりたいシチュエーションが先にあって、それにあわせて、勢いだけで話を作ったと思えてしまうような内容でしたね。
そもそも、これまでの話で、理屈以外で、状況をクリアしていく翔太郎というシーンを強いインパクトで見せたことなんて、なかったのに、いきなり、そういうことを言われても、素直に頷けないのですけど・・・・・。

そもそも、今回のエピソードって、どうみたって、翔太郎が自分のプライドに拘った挙句、仲間や依頼人を危険にさらしてしまい、その尻拭いをフィリップが行わざるを得なくなった以外の何者でもないのに、いつのまにか、フィリップがファングの力に苦しむ→それを乗り越えるというエピソードになるというようなことになっているわけで、家族というキーワードといい、フィリップには、唐突に彼が苦悩するような設定が急浮上してしまうこと何度かあったわけですが、振り返ってみると、

翔太郎の弱さを隠すして、カッコよく見せるため以外の何者でもない。

3・4話では、家族という単語に翻弄されるフィリップを助けるために、フィリップの代わりに賭けを行っていたわけだが、直情型の翔太郎では、手を読まれてしまい、手も足もでない有様で、Wドライバーを使ったイカサマで勝つわけで、ギャンブルだから、イカサマで勝つと言うのはありなのかもしれないが、このイカサマが、
翔太郎だからこそ、思いついたという代物だと言えるのであろうか?
あの状況だから、フィリップに思いつくような余裕はなかったといえば、そこまでだが、むしろ、フィリップが思いついても、おかしくはないアイディアであったわけだし。
まあ、話が進むにつれて、浮かび上がってくる翔太郎の弱さ、ハーフボイルドに良くある熱血キャラではなくて、電王の主人公と同じく、自分を何がしかの属性で演出しているだけのコスプレ野郎でしかないということが明らかになってくるわけですから、こういう土壇場で、己の直感にかける直情型の強みを発揮できるキャラじゃあないというのは納得できるわけですが。
劇場版で明らかになる翔太郎の罪(勝手な判断で、おやっさんを死に追いやった)などで語られるように、翔太郎は、ハードボイルドな人間であろうとすることで、己の心を磨くのではなく、ハードボイルドで己の弱さから目をそむけているような節がある。
これまでのエピソードでも、5・6話や11・12話のように、子供の夢を守ることや、姉を殺されかけたり、自分を裏切った恋人や、自分を殺した人間に対する復讐といった動機でドーパントの力を振るって、罪を犯す人間に対しての態度など、どこかしら、他人事というか、相手の心情を慮ってというようなニュアンスは感じられずに、己がいいと思うような展開優先で行動してしまい、自己満足に浸るというような行動が目立つ。
しかも熱血っぽく見える行動は、話が進むにつれて、これも熱血というより、感情的なだけではないか、と思えるようなところがあるし(というか、ガオガイガー以降、熱血に関して、大きく勘違いしているような人間増えたからねえ)。
しかも今回、翔太郎の先走りによって、仲間や依頼人を危険にさらしてしまったわけだが、翔太郎自身には、その事を悔いるようなそぶりはないし、フィリップは逃げおおせたし、依頼人は解放された。しかし、アキコは翔太郎と捕まったままであったのに、アキコだけでも逃がそうとするようなそぶりも見せていないで、ファングについて、説明していたり、アキコを楽にするつもりで、手を離せといって、一歩間違えれば、アキコに自分と同じ重荷を背負わせようとしたように、自分の引き起こした事態を直視せずに、さらに周りに重荷を背負わせるような行動が目立っている。
一見、萌えるような展開にもかかわらず、どこか物足りないのは、翔太郎が熱血漢的なポジションを強調しているのに、その役割を果たそうとしていないからだろう。
新メモリに新フォームの登場は悪くはないと思う。しかし、話的には、翔太郎の弱さが甘さが、相手の策略を見抜けずに、引き起こした危機なわけだし、それによって、フィリップが一人で助けに行かないといけないというのは、悪くはないと思うが、パワーアップっぽい展開にしようと、とってつけた苦悩を持ってきたり(本当にそういう設定に説得力をもたせたかったら、せめて、ファングの影をこれまでの話でちらつかせるくらいはしても良かったのでは?)、それによって、翔太郎のポカがかすんでしまったりしているわけで、フィリップ主体のメモリだから、翔太郎に活躍させるわけにはいかないという理由なのかもしれないが、翔太郎が一人、奮戦することで、二人で一人の探偵OR仮面ライダーになったときには、もっと強くなることを想像させたり、その翔太郎がいないことで、フィリップが一人で、状況を打破しないといけないというよう危機が強調され、これにファングの設定の前ふりがなされていれば、もっと、話が映えていたのではないだろうか?

さらにいうなら、一年前に使ったときにもう使わないとフィリップが言い張ったファングといった要素は、本来、劇場版で語っても良かったのではないだろうか?
今にして思えば、翔太郎が、自分のミスでおやっさんを死に追いやったということに罪悪感を感じているということは強調されていたが、フィリップがメモリ製造に手をそめていたという設定(それっぽいことは作中でも断片的に語られていたが)、そのことに関して、何も考えないで、高性能が作れればいいというような事を行っていたことなど、作中でも断片的には出ていたけど、それを踏まえても、フィリップの罪というのは、翔太郎の罪に比べると重みが伴わないというところがある。
TV本編でも、家族という単語に反応して、我を失うというようなことなどがいきなり出てきた(作中では、一年という時間が流れているのに、その間に出てこなかったのかと突っ込みを入れたくなるような描写であった)など、唐突過ぎる設定がいきなり出てくるとか、その割には、興味のあることには、何度も過度に突っ走るというようなことに関して、一線を超えていないような物足りなさもともなっている(探偵でのバディものにおいて、頭脳労働担当の相方は、事実を突き止めるためなら、どんなタブーも物ともしないで、事実を追い求めるといった姿勢を見せるキャラが少なくはない)。
そういった一線を越えていない部分が、フィリップの設定に説得力を損なわせていて、彼の罪にも説得力が伴わないという印象をもたせているのだとは思うのだが。
おやっさんを死に追いやったという翔太郎の罪、そして、フィリプのつみやファングの暴走におびえるフィリップなど、それらを乗り越えて、おやっさんとファングジョーカーで対峙して打ち勝つというコンセプトだって、考えられたはずである。
にもかかわらず、スカルは偽モノ、ファングジョーカーは過去の回想にしか登場しない。

つまり、何らかの形で、スカルはTVに登場して、活躍させねばいけないというようなことが決まっているのではないか?と思えてしまうのだが。

だから、ファングは劇場版では、過去の回想にしか登場せず、今回のような取ってつけた苦悩設定をつけて、年末年始の前後編にだしたのではないだろうか?


まあ、翔太郎がコスプレ野郎自体なのは構わないのだが、そういう部分を明らかにしない、あるいは、明言を避けて、カッコよさを強引に強調して、かっこ悪さや無様さを描かないというのは、成長ドラマもきちんとかけないと思うのだが、カッコよく見せることだけしないと、見ている人間は喜ばないとでも思っているのでしょうかね、スタッフは?

結局のところ、ビギンズナイトを劇場版にしたツケが現在進行形でストーリーに響いてきている上に、前述の弱さや無様さを描こうとし無い作劇が話の魅力を損なっているわけで、今のところは、大きく目立ってはいないものの、このまま、話が進んだら、ディケイド並か、それ以上にぶち壊しになってしまう可能性も出てくるのですけど・・・・・・。
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by kwanp | 2010-01-04 14:20 | 特撮