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ハードボウンドは眠らない24

自分の合格が嘘だったと思い知らされ、ショックを受けるジミー。
ジミーに駆け寄ろうとする女性。ドーパントが近くにいるので、制止しようとするWだが、赤い仮面ライダーが敵だという嘘を投げつけられて、アクセルを攻撃するW。

って、翔太郎がアクセルを仮面ライダーと認識していなかったら、その嘘で操られない可能性もあったので、結構、危うい嘘だったのでは(汗)

相手の思う壺だよ、と怒るアキコはスリッパを取り出して、ドーパントに挑むが、タヌキの置物がドーパントだという嘘を投げつけられて、タヌキの置物に突っ込みを入れる有様。

って、やっぱ、スタッフや監督のやり方に何か、鬱憤たまってませんか、三条氏(汗)

ジミーに駆け寄る女性だが、事実を知らされて、ショック受けたジミーは、二度と顔をみたくもないという言葉を彼女にぶつけてしまう。その言葉に打ちのめされる女性。

そのジミーの涙を神で掬い取って、いい色だ、青春、挫折の色と言い放つドーパント。
楽しそうな夢に溺れる若者の涙が見たくて、生きていると放言するドーパント。
ジミーをもう一度だけ、勝たせて、と訴えるのだが、それを愉快そうに突っぱねて、消えるドーパント。正気に戻るwとアキコ。
変身解除した翔太郎は、ジミーに声をかけるのだが、自分は信じられないほど、才能がない、これで満足だろ、とやけになって、叫んで、走り去っていく。

その姿に声をかけられない女性。

Wのメモリの持ち主に、君の体を見せてくれないか、といわれる冴子。いきなりの言葉に戸惑う冴子だが、「そのつもりできたんだろ?」と平然と呟くWのメモリの持ち主。

事務所で事情を尋ねる翔太郎達。
何の楽しみもない、殺風景な自分の人生に楽しみをくれたのがジミーだった、と語る女性。
雪の中でうたっていたジミーが返してくれた笑顔がきっかけということで、ジミーに入れ込むようになったということで、そのあたりのきっかけはありえるだろうし、銀魂で新八が寺門通に入れ込むきっかけになったこともあるので、わからなくもない。

だから、何とか彼を喜ばせてあげたかったという彼女。

それで、あのドーパントに不正合格を・・・・、訊ねるアキコ。

ある日、突然、接触してきたとこたえてから、「私、何か間違ったことをしたのかな?」と叫ぶのだが、やってることが、ひとりでそいつの本やアルバムを買ったりして、売上を支えているファンの縮図みたいなものですからねえ。
興味のない第三者からすれば、「?」と首を傾げたくなるような内容に熱を上げて、それを応援しているわけですし。
ただ、ドーパントに不正を頼んでいなければ、熱心なファンであったわけですが、なまじっか、彼のことを知っていたがために、誘惑に負けてしまって、不正に手を貸してしまったということなのでしょうけど。

ジミーはあんたのオモチャじゃない、一人の人間だ、という翔太郎の科白も、こういう熱心なファンの情熱というのは、えてして、その人物や、作品などに注がれるよりも、自分の願望を満たしてくれるイメージに対して、いつのまにか、注がれてしまって、意外とその対象を見ていないということは、よくある話ですから、オタクや腐女子に対する批判とも取れなくはないですし。

Wという作品自体、目先のカッコよさというか、一般受けを意識して、表面上はお約束を取り入れているけど、その実、その場その場でカッコよさそうなシチュエーションを描いているだけで、全然、ハードボイルドもヒーロー然とした事もやっていないというコスプレ野郎でしかない上に、脚本家が得意としている師匠や憧れの先達の死のショックから這い上がり、その遺志を受け継ぐ主役たちというシチュエーションは、ビギニングナイトや、プロデューサーの主役をカッコよく見せるという意図によって、ずたずたにされてしまったのが、現状です。

そして、その科白は、そのまんま、翔太郎にも跳ね返ってくると思いますし。というのも、Wドライバーやフィリップの力で、彼は自分が正義の味方になったような感覚に酔っているのではないか、と思えるような言動がチラホラ見受けられるわけで、ドーパントになった人間に対する言動が、かないr上から目線なものの見方であることが多くて、罪を犯すまでに追い込まれた相手に対する、ささやかな思いやりみたいなものが、かいま見えないわけですからね。
これからの展開で、こういった言動が翔太郎に跳ね返ってきて、結果、それがきっかけで翔太郎が悩むようなことは・・・・、

ゲキレンジャーやデカレンジャー見る限りないだろうなあ・・・・。
塚田Pが関わっていた京都迷宮案内の第一シーズンの最終回もかなりひどかったし。

ライヤーに二つの嘘を刺されたという照井。
そんな剣じゃ傷付けられないという嘘、とメモリがバラバラというウソ。
しかも残されたのが酢コンブって、

なんか、今回、銀魂元ネタにしていません? ジミーに入れこむ女性もメガネかけてるし(汗)

ジミーに入れ込むきっかけになるイベントって、まんま、新八がお通のファンになるきっかけ、そのものだし。

戦闘力は差ほどでもないが、予想以上に厄介な敵、そのうえ、屈折した愉快犯というフィリップ。
大概、アニメや漫画とかの主役キャラの能力って、火力が高いキャラか、身体能力の高いキャラが多いですし、こういう幻術&ハッタリ系というと違って、力押しで押せば、その強さを表現しやすいということにありますからねえ。
少年漫画だと、第一回にデカブツを吹っ飛ばして、ナンボという意見もありますし。

一方、タブードーパントに変身した冴子をうっとりした顔で診察し(ドーパント専門のドクターということだが、その能力を万全のコンディションで震えるように調整できる存在ということか?)、父親への反逆心を見抜かれてしまう。
冴子の力になりたいというWのメモリの持ち主。

数日後、フーティックアイドルの収録日。

さよなら、ボクの青春、とギターを海辺に突き刺し、去っていこうとするジミー。
「それ、カッコイイつもりか?」
声を開ける翔太郎。
「こないで、ボクのことなんて、ほっといてくれ!!」
彼の顔を見て、逃げ出すジミー。
「何が哀しくて、男同士で、砂浜でおっかけっこしてるんだ、俺たち。しかも、この白いギター、鳥が飛んで恥ずかしい、恥ずかしすぎる~~!!」
顔を真っ赤にして、追いかける翔太郎が、ジミーを捕まえる。

どうして、ここが? と問うジミーに、
「おまえ、カタチから入るタイプだろ? そういうヤツはな、挫折したら、さざなみ海岸だ、オレも昔、よくここに来た」
というのですが、

オイオイオイ、何、ちゃっかり過去形で語っているんですか、現在進行形でカッコから入っていますけど、この人。
すくなくとも、さっきの独白は格好を気にしていなかったら、言わないだろうし。
ジミーにギターを渡して、最期のと挑戦だろという翔太郎。
しかし、もう音楽を止めるというジミーに、なぜだ、と問う翔太郎。
「ファンに裏切られたからですよ、天才だとか、新しいとか、持ち上げるだけ、持ち上げておいて、でも、合格自体が彼女のインチキだった。何もかも、うそばっかりだ」
と叫ぶジミー。

って、三条氏、かなり本音、入っていません、これ?

ネットだと特に、こういう持ち上げと、失望したときのガッカリ感という反動はでかいわけですしね。
とはいえ、ジミーも、その言葉を鵜呑みにして、自分の姿を見ようとはしていなかったわけですから、彼女のせいばかりとはいえないと思うのですが・・・・・。
「ジミー、イチバンのウソツキは、彼女でも、ドーパントでもない。ジミー、お前だ。お前は自分にウソをついている。お前は自分が弱いと知ったくせに彼女のせいにして、逃げているだ。なあ、ジミー、へたくそなくせに、お前がここまでやってこれたのはなぜだ?」
ジミーに問う翔太郎。彼女に支えられた思い出が頭の中をよぎる。
どうすれば、というジミーに、
「自分で決めろ。男の仕事の八割は決断、後はおまけみてぇな、ものだ。俺の人生の師匠の教えだ」
ジミーの心に問い掛ける言葉を投げつけて、さっていく翔太郎。
まあ、こういう科白を投げる蹴る時点で、立ち上がれといってるようなものなんですが。

こういう場合、えてして、作り手も受けても、結局、同レベルでしかないというか、共犯でしかないので、どっちかが、極端に悪いというようなことは無いわけですよね。
どっちの側も、それでお互いがお互いをダメにしているという現状を認めた上で、それでも、支えあうというなら、たいていの場合は、どちらも、自分が騙された被害者とか、裏切られたというような感情ばっかり、肥大させて、相手をせめるだけの場合が殆どですし、その批判に自らがやてきたことを振り返った上での反省が伴っている人って、そうそういなかったりしますから。

それを踏まえたうえでも、翔太郎は相変わらず、自分のことは棚に上げているわけですよね。
劇場版では、ダミードーパントが化けた仮面ライダースカルにやられて、探偵を辞めるとか、やけになっていたわけですし。
自分にもそういう経験があるから、似たようなジミーを力づけたいというようなことかもしれませんねえ。
翔太郎のこれまでの言動って、自分も一歩間違えれば、ドーパントになって、街を脅かしていた、あるいは筋違いの正義を振り回して、結局、怪物と変らない存在になっていたかもしれないわけですし。
風都を守る正義のヒーローと呼ばれていられるのも、そういうちょっとした歯車の違いがなかったという、ある種の運の良さがあるからですし。
もっとも、うまくいっているときには、そういう運のよさに助けられているということなど、気付きもしないというのは良くあることですし、ずり落ちてから、自分が恵まれていたということに気がつくものですからねえ。

同類だから、見過ごせないというか、手を差し伸べやすいというKと尾もあるのでしょうけど、一歩間違えたら、自分がうまく行ってるから、ウマくいっていない相手に手を差し伸べて、自分の優位さを実感したいというような感情につながりかねないのですけどね。

まあ、こういう感情事態は、きっかけとしてはあると思うし、行動しているうちに、本当に相手のことを思うようになるというこおtもあるので、全否定はしないのですが、うまくいってるやつ、強いやつの立場からの発言の域を出ないのですよね。
90年代も、こういうのが多かったけど、ゼロ年代に、ベタとか王道ヲヨシとする空気が、逆にこういう主人公やその仲間たちを大量生産しているようなとことありますし。

メモリがわかっているのに、こんなにてこずるとは珍しい。
キーワードが抽象的というアキコ。具体的なキーワードをくれてやろうと、和紙というキーワードを追加する照井。

それによって、検索結果が絞り込まれ、一冊の本位たどり着く。

ジミーの涙を拭った紙に、独特の模様があるのを思い出したという照井。

検索の結果、ストリートにいて、若者に目をつけられる、本の題名は詩人、ライヤーの正体は路上ポエム作家のサワダだと判明する。

しかし、一歩遅く、沢田には逃げられてしまう。

頭に来るというアキコ。
「人をコケにしやがって、何がハートがフルフルだ」
と怒る照井。
その言葉に聞き覚えがあるフィリップ。若菜がよくラジオで使うフレーズだというフィリップ。

wのメモリの男に心を見抜かれて、「あの人は、今までの男とは違う・・・」とかいうのですが、
見るからに、ダメ男フラグが(汗)

それを面白そうに見ている若菜だが、そこにフィリップから電話がかかってくる。

若菜に折り入ってお願いがあるというフィリップ。

当分、休業だ、とほくそえむ沢田。若菜のラジオを聞いていると、電波塔の道化師に合うことになったという言葉に、目を丸くする本物。

電波等の道化師に会うという話をして、若菜の追っかけをあおる男。「ふてぇ野郎だ」と怒るファンのひとり。
煽った男が若菜の姿が見えたといって、若菜のいるところに殺到する追っかけたち。
それを見て、ライヤードーパントに変身して、追いかけようとする沢田。

ビルの中にある劇場まで追いかけてきたドーパント。ステージに現れた自称電波塔の道化師を名乗る志村けんさんがしそうな扮装の人物があらわれて、「適えたい夢は何かな? 教えてよ~。ポエムを書いてあげるよ、イマイチ、町のみんなには評判悪いんだけどね。詩集も出てるんだ、全然、売れないだけどね」
沢田をおちょくるような言動を繰り返して、挑発する偽者。
それに怒って、姿を現し、若菜に自分をアピールしようとするドーパントだが、それを見て、正体を現す翔太郎たち。
罠だと気がつくドーパントであったが、既に遅く、若菜に裏切られたと思って、詰め寄ると、若菜は変装したフィリップで、若菜に協力を求めたのは、ラジオで、話をしてもらうことまで、だということ。

合点が行ったアキコだが、「それ、私の役目でしょ」と抗議をする。翔太郎は、アキコにやらせてくれ、といったと、フォローを入れるのだが、照井に無理だと、断言されてしまい、ショックを受けるアキコ。
まあ、すぐにぼろが出るからなあ、アキコだと(汗)

許さん、と怒るドーパントに、「許せねえのは、こっちのほうだ。少しは騙されるほうの気持ちも知りやがれ」
と怒りをあらわにする翔太郎。

変身する翔太郎達。どうせなら、変装したまま、変身するか、あるいは、変装を完全にといてから、変身したほうがよかったのでは、という気がするけど。

意識を失ったフィリップをキャッチして、「お姫様みたい」といって、ショックを受けるアキコ。

一方、フーティックプリンセスのステージでは、姿を現さないで、騒然となるスタジオ。
「何で、きちゃったんだろ」とジミーを待つ女性。
スタジオを去ろうとするのだが、そこに現れるジミー。
愛をこめて歌います、僕を信じてくれた、たった一人のために、と歌い始める。

ビルの屋上でドーパントを追い詰めるWとアクセル。
アクセルが剣で切りかかり、追い詰めている間に、サイクロン&メタルに変身するW。
メタルシャフトとスパイダーショックを合体させて、風の力を使った、くもの糸攻撃でドーパントの口をがんじがらめにして、ウソを飛ばす攻撃を封じる。

「ジミーの怒りの分もたたきつけてやる」
反撃に出るW。

スタジオで歌うジミー。それを見守る女性。

追い詰められたドーパント、とっておきの必殺技だといったのを受けて、身構えるのだが、うそだよーんといわれて、拍子抜けしたところに、不意打ちを食らう二人。
アクセルは交わすが、Wはメタルシャフトで裁いているうちに、ビルの屋上から、吹っ飛ばされてしまう。

バイクになって、落ちていくWをキャッチし、自分に乗せるアクセル。

って、おもいっきり、腐女子受け狙っている設定ですよね、これ(汗)

助けてもらったついでだ、と、トリガーメモリをセットして、チェンジするW。ビルの壁を失踪するアクセル。
疾走した勢いで、空へ舞い上がったところで、トリガーマグナムで攻撃して、牽制し、サイクロン&ジョーカーに変身して、アキシマムドライブを放ち、ドーパントを倒すW。
メモリを壊され、涙す沢田。

その涙が自分が若者の拭い取ってきた和紙に落ちるという皮肉な最期に。

審査員に酷評されるジミーだが、それでも、ハートはあったといわれ、気持ちのある若者を見捨てないという水木さん。

ステージを去るジミーに声をかける女性。はじめて気付いた、これはラブソングなのねという女性。遅いな、と苦笑するジミー。
寄り添う二人。

報告書を纏める翔太郎。ジミーが女性と一緒の工場で働き始めたらしい、歌を続けているかはわからないが、元気だそうだと纏める翔太郎。
そこへ、CDデビューしたと自慢しにやってくる女子高生コンビ。番組関係者が口利きしてくれたと喜ぶのだが、アキコはまだ、ショックから抜け出せていなくて、半紙に「女の子だもん」と書いて、ささやかな自己主張をする。

だが、彼女らは、雑誌で扱いが自分たちよりも、仮面シンガーの方がでかいとして、納得行かなくて、翔太郎に詰め寄る。って、若菜が気がついたのに、だれも気がついていないのか(汗)

まさか、それに気がついた若菜の恋のなせる技とかいうのじゃないでしょうね(汗)

さらにガレージから、仮面シンガーの格好をしたフィリップが、「もう一度やろう、翔太郎! 実は今、演歌というものについて検索中だが・・・」と詰め寄る。
さらに書き上げた色紙で、無言の抗議をするアキコ。
みなに詰め寄られて、「オレは探偵一筋だ」と叫ぶ翔太郎だが、「センスないクセに」とあきれられて、その言葉にダメージを受けてしまう翔太郎であった・・・・。
翔太郎はもとより、アキコにも探偵のセンスはないのだけどね。少なくとも、公衆の面前で、犯人じゃない人間を犯人扱いしてしまったことがあったし。
あくまで、コスプレ野郎でしかないのだし。

そもそも、この作品、犯人に対して、翔太郎たちが言ってることが、そのまま、そっくり跳ね返っているのに、自分たちは正しいんです、みたいな態度でものを言ってることが多いけど、今回は特に、当てはまっていますからねえ・・・・。


しかし、今回、自虐とも皮肉とも取れる内容だったけど、まさか、そう思わせておいて、「こういう風になっちゃったから、うわべだけのかっこよさを描くだけの話なので、それ以上のできのよさや、ちゃんとしたドラマを追求するのは勘弁してください」というような免罪符にしてくれ、とかいうのだったら、いやだけど。
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by kwanp | 2010-02-28 13:03 | 特撮

そんなところだけ、周到に計算されてもねえ・・・・・

無抵抗のまま、不良たちの拳を受ける半座。
それを受けて、
「痛てぇ~~」「ははは・・、なるほど、俺ぁ・・・、こんな拳と殺気をばら撒いて生きてきたのか、

孤独なわけだぜ・・・」

自分のやってきたことを振り返り、自分が避けられ続けてきた理由を理解するのですが、

ちょっとご都合主義過ぎないか?

そりゃ、半座でも殴られ続ければ、痛いだろうけど、血龍とか言われて、ひとりで多数の人間を殴り続けて、叩きのめしてきたわけで、いくら数が多いとはいえ、そんな連中の放つ殺気を受けて、
自分のやってきたことを振り返って、孤独に成るわけだ、なんて、すぐに納得できるのでしょうかね?

大体、番場をはじめ、空手部の連中の殆どは、半座のことを人を殴るのを楽しむ喧嘩屋だと思っているわけで、そんな連中に、喧嘩屋にはわからないとか、そういう類のことを言われたからって、喧嘩を生きがいにしている連中に、空手と喧嘩の違いを知りたいから、抵抗しないので、殴ってこいといったぐらいで、自分のやってきたことが、なぜ、人に受け入れられない、と悟れるのでしょうかね?

大体、無敵看板娘では、勘九郎が、不良たちに殴られても、「バカにしているのか」とぴんぴんしていたし、不良を数多く倒してきた半座が、穂波には手も足も出ない。その半座のペースに引っ掻き回されて、三十分で息切れする番場が県のベスト4。

ご都合主義で強さの基準が変っているのでは? と思えるような書き方に見えてしまうのですが(汗)

ベンチに腰かけ、退屈だ、と暇を持て余す番場。

「だれがあきらめつくかよ!」「無理かどうかは、俺が決めンだよ!」
ハンザの言葉を思い出し、その懐かしさの理由を思い出す番場であったが、

不良たちが暴れているのを見て、さらに、それが一年生だということを聞いて、不良たちをかきわけて、覗いてみれば、そこには半座が血まみれになっていた。

それを見て、そこがお前の居場所だよ、と見下すような発言をするのですが、その見下している相手のペースに引っ掻き回された原因が、その感情にあるのは棚上げですか?

しかし、喧嘩屋、不良とか、相手を露骨に見下したような発言を連発しているけど、武道にしろ、スポーツにしろ、そういう人間は、そこそこ、強くはなっても一流にはなれないですからね。

すくなくとも、彼我の差が圧倒的な対戦で、実力があるほうが、実力の無い相手を軽んじるような言動をすれば、そのスポーツに関して、詳しくない身からしても、強い方が立派だとは思わないし、そんなヤツラが礼とかいっても説得力は無いわけですが、

実を言うと、読み返していて、ストーリーの内容に関して、気がついたことがあるのですが、それに関しては後述することにします。

まあ、無敵看板娘でも、勘九郎が、美輝への挑戦権をめぐって、不良達と対決することになるけど、不良たちが、鍛えているうちにラグビー部に入ってしまい、美輝への挑戦なんて、どうでもよくなったという話があったわけですが、その不良達は、勘九郎に対して、とっとと、定職につけみたいな見下した発言をしていたわけですが、あれは一話完結で、ギャグだったから、ある程度は、あの発言に対して、「そりゃ、ねえだろ」と思いながらも、勘九郎が納得のいかない思いをするということで、ネタの一つとしてはありかもな、と思ったわけですが、その感覚を物語のメインキャラの多くが持っているどころか、それを頑なに守りすぎているというべきか。

PUNISHERでアルトが狩猟に対して、あの作品内で差別感情を描くのは、描かないと、アルトというキャラを表現できないし、それを土台として描いた上で、ミルキィと世界をはかりにかける描写に説得力の理由の一つをもたせることが出来たわけですから。
とはいえ、結局、第一話以外、それは描かれなかったわけですけど。

「去るものは追わず、来るものは拒まず」という理屈で、番場の退部を引き止めなかった青柳ですが、

「野生の一部始終には介入するな」という父親の言葉を守って、小動物を助けたシーンがあるわけですが、

序盤のエピソード以外は、「野生の一部始終には介入」しなかったがために話も全然、動かなかったわけですからね。

ところが七巻の最期で、その後のストーリーでは、幼馴染の存在が明らかにされ、しかも辛いばかりではなかったみたいなことが描かれているわけで、

自分が不幸だと思い込んで、それに酔ってるだけじゃないか、

と突っ込みいれたくなるキャラになってしまいますしね。

野田にしたって、半座に対して、上から目線で近付いていって、正体がわかった途端、過剰反応して、襲い掛かってきたあげく、半座を敵対視するような態度を取り続けているわけですし。

まあ、半座の友人になって、彼と空手部の間を取り持つような行動を見せるのが、読み手の贅沢なのかもしれませんが、襲い掛かった展開で、返り討ちに合って、負けたやつは、強いやつに従え、みたいな態度で、渋々、半座の言うことを聞かざるを得ないということでも構わないですが、キャラ同士や、キャラとそのエピソードが関わるように話の流れが動かないというか、
TRPGのルールブックやリプレイなどを販売しているFEARのルールブックには、シナリオを盛り上げないような行為、「自分のキャラはこういうキャラだから、それには関われない」というようなたぐいの言動を戒めるような文章がそこかしこに書かれているのですが、佐渡川氏の描く話って、登場人物全てが、そういう言動で、動いているわけです。
無敵看板娘の時は、一話完結のギャグマンガで、キャラクターが変らないからこそ、続けられる話だったわけですが、シリアス、それも、少しずつ、関係性が変っていくことを重視した話では、それが裏目に出ているわけですからね。

状況を変えるための要素が無かったり、そのくせ、登場人物への逆境がやたら、強烈過ぎたり(アルトや半座に対する風当たり)。

半座の孤独や、受け入れられない逆境などは、空手を学ぶことで、礼を身につけていき、成長するという過程を描く上で、それを強調するいいアクセントになると思うのですが、強調しすぎる上に、ガチガチにキャラクターの内面が固定しているし、しかも空手部の面々の言動に納得が出来ないわ、で、空手部の価値観に染まって、増長していくだけでは?

と思えるのですが・・・・。

しかも、

それにしても、なんと弱いのだ、己のいたらなさ故に年下に不覚を取り、あまつさえ、そいつへの強さへの思いに、見てみぬ振りか、こんな男、見るに堪えん!!

学ランをぬいで、不良相手に立ち回るわけですが、

それ、自分のこといってるのですよね? 周りの不良どものことじゃあないですよね?

道場破りを返り討ちにしてやろうとしたら、ルール上は、何本もポイントを取りはしたけど、相手のペースに引きずられて、挙句、寸止めを身につけられてしまったということなのだろうけど、ヘタに相手の流儀を認めるわ、しかも試合時間三分なのに、なぜか、三十分も戦い続けるわ、という妙な試合内容だったわけで、不良を空手のルールでやりこめるにしては、やり方がまずすぎると思える内容でしたしねえ・・・・。

そもそも、形式上は番場のほうがポイントを稼いでいて、半座がようやく一本入れて、反撃はこれからだ、というところで、ストップがかかったというのが近いわけですし。

空手でそこそこ強くなって、自信を持ったのはいいけど、道場に殴りこんできた不良を軽くひねってやろうと思ったら、いいように振り回されていて、いい気になってた自分が無様に思えたというところなのかもしれませんが、不良と見下しているような性根をしているから(でも、この作品の武道家って、こういう考え方強そうだけど)、不覚をとったのでは?

おまけに退部しているから、暴れても問題なしとかいうのじゃないでしょうね(汗)
しかし、退部しても、空手経験者として、身につけた技量はそのまま、残っているわけですし、それを振るって喧嘩をしても、結局、空手をやっている連中が、その力にモノを言わせて、暴れているということになると思うのですが(汗)

空手をやっている人間がそんなやつバッカリというレッテルを張られるって、空手部に対してのイメージダウンって、結構、大きいと思うのですけど。

しかも、そいつが後で空手部にもどったら、それこそ、空手部に所属している人間がけんかをしたという問題が、空手部には降りかかるはずですし。

義はあった、じゃないでしょう。しかも自分がやった行為で、周りにかかる迷惑に対して、考えが及ぶとか、それに対する葛藤とか、全然でてこないし。
半座にしても、自分のやってきたことがどれだけ、問題があるかどうかも、自分で、相手に殴られるだけ、という展開ですからねえ。


気迫だけで、追いかえすとか、警察官が大挙してやってきて、うやむやになるうちに逃げるとか、手があったのではないかと思いますが。

番場の拳を、小難しくて、メンドくせえという半座。でも悪くないって、いうのですが、

ただ、無抵抗に殴られていただけでしょう、あんたは。

空手を学びたい、そのためには、今までの喧嘩ばっかりやっている生きかただけではダメだ、ということで、ケンカで相手を倒すようなことはご法度、というのはわかるけど、半座の心情はともかく、ケンカ屋とは違う何かを知りたいからって、ただ、無抵抗に殴られていただけですし、しかも、そう思った原因が、

状況を確かめもせずに、人を殴りつける暴力女の「礼儀作法を知らないやつは嫌いだよ」ということばですからねえ。

パターンとしては間違ってはいないけど、その詳細には納得がいかない言動がおおいですからね。

ほれた相手に嫌われたくはないというのは無理もないかもしれないですが、ケンカ屋と空手家の違い、同じように拳を振るって、戦っているのに、自分たちは恐れられ、嫌われるのがわからなくて、それを知りたいからって、複数の人間に自分から袋叩きにされるわけですが、ひとりで多数の人間を叩きのめせるようなやつが無抵抗に殴られているからって、それで痛めつけられる人間や、自分を避ける人間の気持ちを理解できるのでしょうかね?

というか、第一話では、高校デビューで、俺は変るんだ、とか言っておきながら、結局、ケンカに明け暮れているわけで、その性分はそう関単に変われていない。
しかも、ケンカ屋とは違うとか言われたからって、それを知りたいからって、殴られているとはいえ、無意識に体が殴り返そうとしていたり、殴り続けられているうちに怒りで頭が一杯になって、反撃しようとして、「ケンカ屋とは違う」というたぐいの発言を思い出して、思いとどまろうとするような葛藤もないわけですからねえ。

変ろうと、自分と戦うというような葛藤が全然描かれていないというか、変ろうとしているとしても、スイッチがあっさりと切り替わりすぎというか・・・・。

それにその拳を振るっているか、無抵抗なのか、という違いがあるとはいえ、基本的には、自分のためだけに拳を振るっているということには変わりないわけですし。はたして、それで、すぐに殴られるやつや、自分を恐れるヤツラの気持ちがわかるのか? と思いますからねえ。

同じ無抵抗で、殴られるにしても、誰かのためとか、あるいは、空手部に入ってから、抵抗すれば、部に迷惑がかかるというようなことで、無抵抗に殴られるというのでも遅くは無かったのではないか、と思いますが。

番場に頭を下げて(それを、前回、なぜ、やらない?)、教えてくれという半座。
たしかに、はいめて、頭を下げるという科白は効果的だとは思いますが、じゃあ、前回は、そこまで本気になって、頼んでいなかったのか、ということになるのですが。
その上で、自分が負かした人間に対して、ものを教えてくれと頼み込む・・・・、

思いっきり、失礼極まりない言動じゃないか・・・・・・。

それで、ケンカ屋と空手家の違いがわからなくて、無抵抗で殴り続けられてから、本気で頼み込む。
考え込んでわからなくなっているところへ、ただ、喧嘩をするだけではなくて、同じ拳を振るうことでも、力の使い方次第でも人の見方が変るというのがわかるというなら、ともかく、考えてわからないから、とりあえず、殴られてみるというようなニュアンスですし、そもそも、第一話では、変るとか言っておきながら、不良に絡まれて、

あっさりと拳を振るっているわけで、

結局、ケンカしかないと開き直るにしても、散々、変ろうと努力したけど、結局、手を出してしまって、ダメだったという過程があれば、その上で、手を出せない、もしくは、出すのを堪えるという過程があれば、まだしも、ただ、手を出さなければ、いいというようなシチュエーションだけ描いているわけですから、しかも、半座を殴っていた不良たちを空手部員が何の葛藤も為しに、拳を振るって、撃退するって、現時点では、空手部引退しているから、理屈上では、問題ないのかもしれないとはいえ、納得できませんが、

半座に

「手は・・・・、こう、指先で三角を作るかんじだ。腰は曲げても、背筋は伸びる、膝の感覚は拳が一つ入る程度だ、指先は、・・・、親指の上に親指を乗せて・・・・、座礼は 礼儀作法の中でも、基本中の基本だ」
と礼を教える。しかも、武道場でおしえてやるって、

まさか、これで来週から、空手部に復帰する気満々じゃないですか・・・・。

空手経験者がその拳を素人に振るっておいて、復帰する気満々? まあ、今週ので、空手部員が言う礼儀作法というのは、

心というより、ただの知識や、礼儀作法を知って、力だけではない心を身につけたと勘違いしていて、その意味を理解していない連中でしかないというのは、よく分かりました。

って、無敵看板娘Nで太田がいってた、ヒーローオタクでしかないじゃないですかっ(汗)!!

せめて、けじめをつけるために、個人的に、空手を半座に教える程度にとどめておくとかいうのであれば、ともかく。

空手部に復帰しても、問題行動であることには変わりないわけですし。

半座を見て、空手を習い始めた自分を思い出すというのは悪くないシチュエーションですが、納得できないです、これは(汗)

でまあ、半座に強くなりたい動機を尋ねる番場ですが、(穂波もいないのに)鼻血を出して、関係ないとかいうのですが(穂波を連想するだけで、そうなるということか?)、穂波に「弱い男は嫌いだ」といわれただけとはぐらかすのですが、穂波のことがすきなのか、と看破されてしまいます。

ひょっとして、というかやはり、そういうやつで構成されているのか、空手部というか、空手道場(汗)

喧嘩の虚しさを悟る半座に、空手を学ぼうとする半座の熱意に、大事な何かを思い出す番場、というのはわかるけど、

これ、野田必要なくないか?

というか、野田に誘われるとかいうようなシチュエーションなし、話成立するわけですし。

空手部での番場対半座で審判するのは、青柳でも、十分代用きくと思います。まあ、番場が敏行に似ているという指摘もあるわけですから、勘九郎には敏行がいて、コンビを組むというこtなのでしょうけど、

それだったら、声をかけてくる同級生を番場にしても良かったのでは、素性がばれた後でも、半座の真意を問うということで、その本気を確かめて、半座の空手部入りに協力するという選択も合ったのでは? と思いますし。

どう贔屓目に見ても、野田いらないし、読者の感情を代弁する存在にもなっていないでしょうに・・・・・。

無敵看板娘やNと違って、PUNISHEr以降は、登場人物の言動に納得できない話で、主人公たちが好き勝手に暴れているという印象を受けるのですが(世界観から、やりたいことはある程度予想できたが、話の描写には納得できない、というのが個人的な意見)、ギャグとシリアスの境目があいまいというか、状況によって、ご都合主義で、同じシチュエーションでも、ぴんぴんしていたり、重症を負ったりと、基準がはっきりしないわけで、無敵看板娘の場合は、その境目がある程度、はっきりしていたから、ギャグとして成り立っていたし、PUNISHERの時には、作品でやろうとしていることに目を向けていた人が少なかったこともあって(狩猟をやっていたアルトに対する迫害に対する描写から予測しやすい)、それを表現するやり方が説明不足というか、わかってもらおうとする努力が乏しかったとはいえ、ファンタジーという世界観である程度、ごまかすことが出来ていた。

ところがハンザスカイで、ギャグマンガとしてのぶっ飛び具合も、佐渡川氏がやりたかったファンタジー世界のわかりにくさも、なく、学園もので、しかも空手経験者が描く空手モノということで、学園ものや現代モノの強みでもある、世界観に対して、説明する必要が多くなくてすむというメリットがあるのだが、

何度も指摘してきた登場人物の問題ある言動で、空手をやっている人間が乱暴物の集まりにしか見えず、しかも過去の言動を見れば、武道家としての礼に拘っているのにモラルがあるとは思えない言動の数々(特に穂波)。
いいたいことはわかるんのですけど、それに対して、納得は出来ない描写が多い。

ただまあ、一話から読み返していて、気がついたのが、

ハンザスカイのストーリーって、まんま、無敵看板娘のテッコツ堂のメンバーの物語を思わせる要素が多いわけで。

よくよく考えてみれば、

無敵看板娘Nから、このかた、成長物語、それも心を持たない乱暴者が、チカラと、それに伴った心をもつように成長する物語というコンセプトは同じ訳で(もっとも、これらのストーリーを多くの読者は求めていないという事実もあるのですが)、やりたいことと読者の要望(無敵看板娘のノリの方が面白い)の折り合いをつけるという意味では、佐渡川氏がやりやすい形なのかもしれませんが。

半座が穂波に惚れて、それを追いかけて、空手部に入るのだって、勘九郎がカンナがナンパをしてきた相手を痛めつけているところに出くわして、ひとを痛めつけて、楽しんでいるのを注意しようとしたら、逆に返り討ちに合ったのがきっかけで、素性を隠して、テッコツ堂の社員になって、彼女のお目付け役みたいになるわけですし。

勘九郎はあの時点で、鬼丸美輝に振り回され続けて、その復讐のために鍛えていて、機会があれば、勝負を挑んでいるのものの、いつも返り討ちに当ってましたが、そrでもただの復讐鬼ではなくて、鬼丸美輝に関わっていなければ、好青年として、生きていけたのではないか、と思えるようなやつでしたし。

勘九郎がそこそこ、分別があったのにくらべて、楽しいとか言って、人を叩きのめすカンナ。

美輝も善行はしますが、あれは、欲望のままに行動するという意味では、ベクトルが即座に善を向いたり、悪を向く、というように、極端から極端に行ってるだけでしかありません。

そういう美輝がいたからこそ、結果として、青鮫イコールヒーローという描き方が出来たのでしょうね。

カンナに限らず、テッコツ堂の面々は、成長物語を用意していた節がありますし、しかも、07年になるまでは、カンナと青鮫(勘九郎)の関係は間接的に描かれていただけなのに、07年の正月辺りから、二人の師弟関係みたいなものが強調されだすわ、ヒーローショーの話で、青鮫のヒーロー性が強調されるわ(この辺りの要素は理解されていないとにらんだから、PUNISHERでは超人ワンダーがそのものズバリな格好になったのだと思いますし)、正体がばれる話も書かれていたわけですが、06年内のスピードだと、これだけの話をもっとゆっくりというか、もし、もっと連載が続いていたら、遅いスピードで描かれていたでしょうから。

余談ですが、弟子の吉谷やしょさんの「あねちっくセンセーション」では、07年はじめごろから、番長がレギュラー化し、さらには、春には、生活指導の只野ななみこと凡(先生)もでてきて、番長と生活指導のコンビで、主役であるさくらにことあるごとに勝負を挑むという構図が、最終巻である三巻収録分のまんがタイムきららH19年5月~H20年6月までのエピソードで、急に佐渡川色が強くなる展開になったわけで、しかも結果として、

無敵看板娘Nでやろうとしていた、成長ドラマを本家より(あくまで、本家に比べて、という話である)もうまく纏めていたわけですからね。

まあ、意外と吉谷やしょさんの作品って、師匠のやっていることを見て、まずいと思った部分に関しては、反面教師にしているところが強いわけで、美輝やミルキィみたいなキャラの一方的なやりたい放題にならないように気をつけている部分が合ったりするのですよね。

穂波の言動(空手経験者が、事情も確かめないで、素人を平然と殴りつける)に対して、周囲が何も言わないというのも、カンナがテッコツ堂のオーナーの孫なので、監視のために店において、生暖かく見守っているのと同じようなことをしているのですが、カンナの場合は、それでも天然っぽいところはあったしとはいえ、花見町の人たちと関わっている中で、成長したというのが、ある程度納得は出来たと思うのですが、
穂波の場合は、問題ある部分はそのままに、空手家としての肩書きを持たせて、正しい存在として描いてるようなキャラですからね。

まあ、カンナがヘタに道理をかじって、小賢しくなって、いい部分が影をひそめて、こましゃくれてしまった河合下のない性格というのであれば、ピンと来る人もいるでしょうか(汗)?

ミルキィも、世間に対して体面をとりつくろう部分を取り去って、好き勝手やっているキャラだったし。

危なっかしいから、周囲が見守るというような空気が全然、描かれていない、もしくは納得できるものではない(無敵看板娘Nでは、カンナ初登場時では、そういう背景は納得できるものであった)。

青鮫がらみでも、最初のころは、カンナや甲斐隆之が青鮫の正体を見ようとしたエピソードが合ったわけですしね。

そう考えると、半座は勘九郎だとしても、テッコツ堂に入社しようとしたけど、Nと違って、カンナの祖父のような手助けはないから、入社しようと乗り込んでいったら、店に嫌がらせしようしたクレーマー等と間違われて、店員とけんかになってしまった・・・。

って、まさか、青柳が、カンナの祖父ポジションとかいうのじゃないでしょうねえ(汗

そりゃ、店を守ろうとしても、店員がケンカしちゃったら、辞職願いを出すし、ペナルティを課しますよね、クビニならなくても。

空手を題材にして、やろうとした力だけではない強さというテーマと、テッコツ堂、とりわけ、カンナでやろうとした成長物語を、共通性(乱暴者が心を学んで成長する物語)があるからと、スリあわせをロクにやらないまま、話を描いたら、こうなってしまったから、こうなってしまったのでしょうか?

しかし、半座だけならともかく、男性メンバーの多くが穂波い惚れているとか言う設定は勘弁して欲しいところですが。そこまで魅力のあるキャラとは、思えませんし、

話が進むにつれて、魅力が明らかになるとかいっても、前作のミルキィだって、それで失敗していたわけですし、にじみ出る、セコさとか、卑しさみたいなものが多少の印象操作でどうにかなるようなレベルを通り越していますので。
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by kwanp | 2010-02-25 22:33 | コミックス

ハードボウンドは眠らない23

事務所にやってきて、「事件よ」と、食事中の翔太郎達に依頼をする女子高生コンビ。
「ドーパント?」と訊ねるアキコに、彼女が持っていた食べ物を食べて、「ドーパントじゃなくて、フーティックアイドル」と答える女子高生コンビ。
フーティックアイドルを知らない翔太郎に驚く、女子高生。
「フーティックアイドルは、視聴者参加型の歌謡番組だ。毎回の挑戦者を退け、三回勝ち残れば、無条件でCdデビューできる」
と説明するフィリップ。

彼女らは二週目まで勝ち残れたのだが、三週目で敗れたというのだが、審査員に「クズだね」「あなたたちレベルは佩いて捨てるほどいる」そして、水木一郎さんに「その程度のシャウトで人の心は揺さぶれない」とシャウトされる。

それだけならば、納得できるという彼女たち。しかし、彼女らに勝ったジミー中田という相手が「チョード下手」という事で納得がいかなくて、自分たちの名誉のために審査に不正がなかったか、調べてくれという。

それって、ジミー中田がうまかっただけでは、と反論する翔太郎に、一度聞いてみな、死ぬからと口をそろえる女子高生コンビ。

大道芸人達がいるストリートにやってくる翔太郎とアキコ。
ジミーを見て、イケメンじゃんというアキコ。それを聞いて、彼らの後ろに居た眼鏡の女性が顔をしかめる。

「今日も愛をこめて歌います。僕を取り巻く、全ての世界に」
というや否や、耳を抑えるどころか、近くで色紙を書いていた人は耳栓をした上に、ヘルメットを被るわ、逃げ出す人多数。シャッターを閉める人が現れ、彼が歌いだすと、その歌の下手さ・・、いや、壊滅振りで、倒れる人続出。空を飛んでいた鳥は落ち、アキコはおなかが痛いとか、翔太郎は、息が出来なくなってしまう(汗)

「確かに、この殺人ソングを合格にしたのだとしたら、どんなやつだって、まず番組の不正を疑うのが自然だ」
身をもって、納得する翔太郎達。

それ以前の問題だろ、これ(汗)

番組でも、これと同じ惨状がくりひろげられてたら、普通は放送中止レベルじゃないのか(汗)
生放送にしたって、歌を聴いて、別の意味で倒れる人続出って、どう見ても、放送事故レベルで問題になると思うし。

これで、ニュースにならない方が不思議・・・・、まあ、ニュースにしたら、その放送シーンを何度も流して、解説する必要があるから、あえて、触れようとしなかったという心情だったら、理解できるけど(汗)
でも、翔太郎が聞いているラジオだったら、話題として取り上げるには、十分、可能なんじゃないの?
と思えてしまうので、こんな大惨事を知らないという方が妙だろ(汗)

まあ、探偵の能力があって、仕事しているというより、ハードボイルドとして、取り上げられる要素だから、探偵やっているというような方が近いのではないか、と思いますしね。
おやっさんの娘であるアキコでさえ、探偵の娘だというのに、自分の力で父親の行方不明に関して、翔太郎が隠しとおしていることに関して、自力で調べて、事実にたどり着くどころか、何も気がつかないわけですから、翔太郎にそういう芸当を求めるのは酷なのかもしれませんが。
探偵ものとヒーローものの融和性は高いのだけど、探偵ものの推理要素を必要以上につきつめて、見ている人間が楽しめないというような作品にしないためということもあるのでしょうけど。
それを踏まえたにしても、アキコが自分の父親が留守にしている事を気にしなさすぎなのは妙でしょう。
ともあれ、依頼をより好みするような運営の仕方をしてて、その理由がハードボイルドじゃないから、とい風に、ハードボイルドなイメージかどうかだけで、決めているようなところがあるわけで、お約束のカタチは知っているが、それを突き詰めるとか、あるいは、そこから思考を展開するとか言うような事をしていないわけですからね。
だから、前回でも、九条の約束を信じて、警察署に入っていこうとしただけで、納得してしまった。

刑事ドラマとか、探偵ものでも、真相を掴んだ主役の刑事や探偵が自主を進めて、それに従って、警察署に出頭して、というような結末が数多くありますからね。

だから、パッと見のシチュエーションに当てはめて、九条が自首したと安心して、カラオケに行っちゃった。
先日なくなられた藤田まことさんのはぐれ刑事でも、事件解決の後は、ママのスナックでお酒を飲んでいるシーンでしめるのが、パターンの一つでしたしね。
まあ、仮面ライダーW自体、そういうお約束を表面上だけなぞっている作品ですから、思いっきり自分で自分の首をしめているヤバイ行為でもあるのですが。

お約束というか、自分の信じるものに囚われすぎていて、真実を見抜けないという霧彦が陥った落とし穴にはまりかけてしまい、一歩まちがえれば、刃野が死んでいたかもしれないという恐れもあったわけですし。
表面だけ、お約束をなぞるというやり方のおかげで、一番とばっちりを受けているのがアキコで、序盤の名探偵志願の押しかけ所長とか、最近の守銭奴キャラとか、父親に会いに来たら、留守になっていて、助手や居候が陣取っていて、しかも経営が心配なレベルで、父親が帰ってくるまで、父親の事務所は娘の自分が守るという点では、選択としては間違ってはいないのではないか、と思えるのだが、

作中では、権利書を盾に好き放題しまくる、しかもその言動が不愉快というか、失敗したエセ関西人キャラと、やたら、お金に拘る中途半端な守銭奴キャラにしかなっていないわけで、スタッフが悪い意味で、弄ってしまったことで、キャラがああなってしまったのでは、疑いたくなってしまうのだが(汗)

序盤で描かなければいけなかったことをはしょってしまったがために、キャラの肉付けが中途半端なコスプレレベルになったのでしょうし。

「ジミー中田 本名中田次郎十九歳。こいつの歌は噂以上だった。もちろん、悪い意味でだ」
語る翔太郎。握手をしているジミーに、今の歌はなんだったんだ、ジャンルがわからんと訊ねる翔太郎。

・・・・・背後で、歌のダメージを受けている人々に比べると、回復早いな(汗)

スピック、スピニングトゥフォーク フォークをベースに、ロックやラップなどの昂揚感をブレンドしていると説明していて、ますますわからなくなる翔太郎。

センスが古いというジミー。彼の追っかけの女性は、ロックとかは、最初は理解されていなかったというのですが、

イヤイヤイヤ、それ以前の問題です、別の意味で(汗)

騒音公害レベルどころの話じゃないでしょ、これ。よく、米軍とか、殺し屋集団とかから、お誘いがかからないものだと思いますけど(汗)

まさか、鬼になりそこねた元猛士のメンバーってことはないですよね(汗)

彼の音楽をもっと勉強して、と冊子を渡すのを診て、「こんな音痴にもファンが居た」と驚くのですが、
イケメンとか、かわいかったりすれば、歌唱力とか演技力問わないファンなんて、珍しくないのでは?

イケメンキャラとか、美少女キャラとかが出ていれば、ストーリーなんて、どうでもいい、とか言う人も多いですし、

Wだって、表面上はハードボイルドとかヒーローっぽい事を言っているけど、突き詰めて考えれば、全然そうなってはいないコスプレ野郎が自分のやっている行動に陶酔しているだけの怪人でしかないですし、現時点では。

自虐ギャグのきいた科白ですね、本当。

サインを求める眼鏡の女性。

それを見ていて、なんか、気に食わないと思ったら、自分に似ているとかいう翔太郎ですが、

いや、破壊的なオンチという特性上、キャラのインパクトはジミーのほうが上だと思うぞ。

翔太郎の場合は、主役な上に、主役として、カッコよく描かないといけない上に、その制約から描かれたストーリー構成自体が、翔太郎を単なるコスプレ野郎にしているという皮肉なキャラですが、ハーフボイルドに限らず、ハードボイルドでも、一定レベルを突き抜けてしまえば、ちゃんとハードボイルドしていても、ギャグになっちゃいますからね。
翔太郎の場合は、ハーフボイルドや、熱血キャラではなく、

熱血者にハマって、その内容に被れているだけのコスプレ野郎でしかない(まあ、ゼロ年代のベタな作品とか、王道とか騒がれている作品にも、そういうの、結構多いのだけどね)。

出かける冴子に声をかける園咲父。Wのメモリの持ち主のところに行くといい、父親が口を挟みかけても、全て自分にお任せください、といって、出かけていってしまう。

「随分、魅力のある人物のようだね」
肩をすくめる園咲父。
若菜はお近づきにはなりたくは無いタイプという。
「新しい恋か、随分早いな。まあ、冴子も大人だ、自分で判断するだろう」というのですが、

いやいやいや、霧彦が居なくなって、まだ、一ヶ月ちょっとしか経ってませんがな。それに一応、あんたら、風都では名士で、しかも企業とかも運営しているのでしょうに、旦那が死んで、間もないのに、もう、次の木を見つけて、いそいそと、その相手のところに出かけていくってことが明るみになったら、企業イメージって、十分にダウンすると思うのですが。

まして、最近は描かれていませんが、序盤の頃など、つかえない部下に対して、厳格な基準ですぐに切り捨てていたわけですし、それだったら、自分もきびしく律してくださいよと思うのだが。

まあ、冴子が目をつけた男性は、ことごとく、ヘタレ化、あるいは早死にするというようなことにでもなったら、それはそれで、企業イメージとかに傷がつくと思うけど。

「大人なんだから、自分で判断するだろう」じゃねえだろ、おい(汗)

そのセリフだけで、wのメモリの持ち主がヘタレ化しそうな予感しかしてこないんですけど。

霧彦だって、最初は腕利きのガイアメモリのセールスマンだったわけですからねえ(汗)

まあ、Wのメモリの男がその実、たいしたことの無い男で、そんな人間に家族を殺されたのか、と照井が悩む展開があったにしても、すごいのは能力であって、人格ではないですし、どんな理由や、人格的に優れていたにしても、ああいう凍結事件で人を殺していい理由にはならないですからね。

若菜はフーティックアイドルの時間が始まるといって、TVを見るのを、「それに引き換え、お前は本当に子供だね」とあきれる園咲父。面白いといって、反論する若菜。
Wのメモリの男に入れ込む冴子よりかは、マダマシという気がしますが(汗)

というか、急に、ハイソっぽい雰囲気から、よくあるホームドラマみたいなやり取りになってるような(汗)
まあ、若菜の場合、ミュージアムの仕事を任されて、Wのメモリの持ち主みたいなのと引き合わされるというように、ミュージアムの暗部を見せられて、面食らっているというようなところもある(とはいえ、彼女自身も、メモリの力を持っていて、恩恵にあずかっているわけだから、まったくの無実というわけではないのでしょうけど)ので、こういう番組を楽しむとかで、精神的なバランスをとっているというようなとこ尾rがあるのかもしれませんが。

フーティックアイドルの審査に問題が無いかを確かめに行く、翔太郎達。観客はのっけからブーイングをしているのに、審査員たちは褒めちぎる。

・・・・・・・あるよな、内容的に賞賛できるわけじゃないけど、やたら、周りが持ち上げる作品って・・・。

Wだって、ビギンズナイトとか、それっぽい話で盛り上げているけど、話やキャラの積み重ねはされておらず、その場その場のシチュエーションで、それっぽく演出しているだけでしかないわけですし。

スピックが絶賛されているのに驚くアキコ。客は正気だ、と指摘する翔太郎。

そこへ、
「ヒッドイ歌だな」
と耳を抑えてやってくる真倉と照井。電波等の道化師を探しに来たようだが・・・・?
何かあるとしたら、審査員という翔太郎に、間近で見てみようと言い出すフィリップ。そのとき、飛び入り挑戦者バトルで、水木さんが挑戦者を選ぶというルールで、フィリップが選ばれるわけだが、その理由が赤い双植物を公飼う率で指名するということだが、

その理屈で、選ばれようとしている奴がどうして、ほかに出てこないんだ?

この手の選抜理由って、絶対に研究していて、気がついている奴が一人や二人は居ると思うのだけど(汗)

行くよといって、翔太郎も引っ張り出そうとするフィリップ。「まさか」という翔太郎に、「僕達は、二人でひとりの仮面シンガーさ」といって、翔太郎の分のマスクまで取り出すフィリップ。
係員にステージに案内される二人。

その様子を天井裏から見ていたドーパント。
「誰がきても勝てないよ。ジミー中田は天才だ」
と豪語しているところへ、
「電波等の道化師とか言う、悪党はお前か」
現れた照井が質問を投げつけ、ダレだというドーパントの問いに、「質問をしているのはオレだ」とアクセルに変身する。

歌おうとする翔太郎たちに、ジミーが、素人の癖に僕をバカにしに来たんですか、とつっかかってくる。
違うんだ、と弁解しようとした翔太郎だが、君のカラオケの18番は検索済みさ(いや、検索するまでも無いだろ、それは)という言葉と共に、曲が始まり、
「こうなりゃ、ヤケだ」
と歌い始める翔太郎たち。

それを見て、
「探偵、なにしてんの?」
と驚く真倉。
「私、完璧に聞いてない。でも・・・・」
辺りを見回して、会場で受けてるのを見て、気を良くするアキコ。

いや、ジミーに対する反感が、翔太郎達への支持にまわった部分もあるんじゃないですか、これ?

会場の様子を見て、「沸いている」ということにショックを受けるジミー。

歌ってる最中でに翔太郎のマスクが取れ、それを見ていた若菜は、もう片方がフィリップだとわかる。

まあ、どう見ても、正体バレバレだろ、と突っ込みいれたくなるようなマスクでも、マスクを被っていれば、正体不明というのはお約束ではありますからねえ。

しかし、今回の園咲家の描写は、やけに庶民っぽくないか(汗)

ドーパントを追い詰めるアクセル。「君、強いな。足がフルフルするよ」とおどけた態度をとるドーパント。ふざけるなといって、ドーパントの飛び道具攻撃にもびくともせずに近付いていくアクセル。
エンジンブレードを振り下ろし、外までふっとばすアクセル。

降りてきて、ドーパントを滅多切りにしてから、「お前のメモリはなんだ」と問いただすアクセル。「LOVE。愛紳士だよ。そんな剣じゃ、傷付けられないぜ」と挑発するドーパント。
「試してみるか?」
マキシマムドライブを放つアクセル。
爆発の中、
「私のメモリがバラバラに・・・」
といいながら、アクセルに何かを投げつけるドーパント。それを拳で、砕くアクセル。
「本体は逃げたのか、一体、何者だったのだ?」
破壊されたメモリを見つけるが、本人には逃げられてしまう。
変身解除して、
「これでもう、悪事は出来んがな」と破壊されたメモリをハンカチでくるんで、回収する照井。

スタジオのほうでは、ジミーに軍配が上がり、なっとくがいかない観客。

というか、あの歌で、ダメージ受けてないのか、こいつら?そっちのほうが不思議だ・・・(汗)

ジミーは、「探偵さん、意外とやりますね。でも、これでわかったでしょ、スピックがキテるって?」
負け惜しみ(試合には勝ってるけどね)を投げつける。

「はっきり言うぞ、お前の歌で勝ち残れるはずが無い。何か不正があるんだ」
単刀直入に事実をぶつける翔太郎。
しかし、ジミーがやらせているという確証も無いのに、そういう言葉をぶつけるのは、どうかと思うけど。
「負け惜しみはみっともないですよ」
ある意味、その通りの言葉をぶつけて、ステージ中央に出て、
「みんなありがとう、これからもボクのスピックに期待してくれ!」
といって、観客の怒りを逆に煽る結果に。
「ダメだ、こりゃ」と頭を抱える翔太郎。

まあ、負け惜しみはお互い様だろうけど。

「電波等の道化師?」
「ああっ、正体不明の詐欺師だ、ひどい目にあっている被害者が何人も居る。あの辺りに出没すると聞いて、調査していた」
電波等の道化師のことを照井から聞かされる翔太郎。
「はーん、そいつがドーパントだったってわけだ」
結論を言う翔太郎。
「ジミーくんの合格にも絡んでいたって、わけね」
しきりに頷くアキコ。
「おそらく、審査員を操ってたんだが、一体、どうやってたんだ」
首をかしげるフィリップに、
「どのみち、二度ともう出来ん。奴のメモリは砕いた。見ろ」
ビニール袋に入れたメモリを見せる照井だが、
「それの、どこがメモリだ?」
覗き込んだ翔太郎に、微妙な顔をされる。見てみると、目盛りではなく、酢コンブの箱。
「おそらく、君は何かの暗示をかけられたんだ。ドーパントは無事だ」
フィリップが照井に説明するのだけど、火に油を注いでいるだけだろ、それ(汗)。
ふざけたマネを、と拳を震わせて、怒り、酢コンブの箱を投げ捨てる照井。
「ざまーねーな、エリートさん♪」
照井のミスを茶化す翔太郎。
「オレをからかうとはいい度胸だ」
耳を引っ張る照井。取っ組み合いになりそうになるが、アキコが仲裁をする。
気を取り直して、メモリの特定をフィリップに頼む照井。「いいだろう」と頷くフィリップ。
ガレージを出ようとする翔太郎。「どこいくの」と問うアキコに、
「ジミーを探し出す。あのバカ、妙にほっとけないんだよ、小さいくせにカッコばかりつけやがって」というのだが、アキコにその言葉、いってて、自分にグサっとこないの? というアキコ。

まあ、Wドライバーやフィリップの力におんぶに抱っこ、事務所や人脈はおやっさんの残したもので、翔太郎の探偵としての実力よりも、おやっさんの遺産やWの力によるものが大きくて、翔太郎自身で掴んだものは少ないわけですし。親の七光りだけで、所長気取っているアキコも、翔太郎の子と言えないと思うのだけどなあ・・・。

ストリートで、サンタにジミーの居所を尋ねる翔太郎だが、彼の居所はつかめず終い。そこに、色紙を書いていた親父が声をかけてくる。
サンタが言うには詩人で、ストリートのみんなの兄貴分なのだそうな。
ジミーの事を、「夢だけはでかくて、無理だよな」といいながら、翔太郎には「半人前でもいいじゃない」、アキコには「お金なくてもいいじゃない」と書いた色紙を渡して、お近づきの印だ、という。
クスっと笑うサンタ。良くないと声を荒げるアキコ。

翔太郎は、ジミーのファンの女性のことを思い出し、彼女なら何か知っているのではないか、という。

彼女の職場、工場にやってくる翔太郎達。シフトを入れすぎと、工場の人が心配(?)して、声をかけるが、「いいの」と言い張る彼女。

まあ、こういう心配している声のニュアンスがそういう風に聞こえないというのもあるけど、心配しているというより、何かあった時に、自分にとばっちりが来るのが嫌なだけじゃないのかと思えてしまうが。
無理なシフトを入れた彼女にも責任はあると思うが、実際、こういう奴も居るだろうし。

無理がたたったのか、倒れる彼女。

検索をはじめるフィリップ、キーワードは道化師、針、暗示である程度までは絞り込めず、他のキーワードを訊ねるフィリップ。
「つかみ所の無い奴、口の軽い、ふざけたドーパントだった」と語る照井。
口をキーワードにくわえるフィリップ。

医者に大丈夫だといわれても薬を買うお金も、寝てる暇もないと突っぱねる女性。
「先生の話聞いているのか? 体壊しちゃ、元も子もないだろう」という翔太郎だが、
「もう、こんな時間」と彼の言葉も聞こえていないで飛び出していこうとする。
彼女の肩を掴んで、ジミーを高額させたのはアンタか? と問いただす翔太郎。
「何、言ってるの?」と突っぱね、ジミーは天才だという彼女に、あいつのためになると思ってるのか、と反論する翔太郎。しかし、彼のためじゃなく、自分のためといいきり、ほかに楽しいことが無い、自分の人生にジミーが必要といって、飛び出していく。
それでも、追いかけてくる翔太郎達に「ついてこないで、あっち言って」と怒鳴るのだが、
「そうはいかない、真実を話してくれ」と食い下がる翔太郎。そこに現れるドーパント。
彼女は、ドーパントにお金を渡して、ジミーの合格を頼んでいたことがわかるのだが、彼女のお金を叩き落して、全然足りないと女性に怒鳴りつける。
お金は必ず、持ってきますから、という彼女の懇願に、人生舐めるなというドーパント(こいつのような奴が一番舐めていると思うが)。ただ、会場だけならともかく、ジミーの演奏の場合、被害もでかいと思うので、放送結果が無効にならないように、会場だけでなく、上層部とか、ラジオとかでも手をまわしていたなら、多少は同情の余地はでてくるかも、この件に関しては、の条件付だが。
「お前こそ、舐めるな」
上からつるされていた鎖に乗って、ドーパントを蹴る翔太郎。

メモリを取り出し、返信しようとする翔太郎に、「いいことおをしえてやろう、私はお前のご主人様だ」という吹き出しを投げるドーパントだが、翔太郎に当たる直前に、それをキャッチし、握りつぶす照井。メモリの正体はライヤーだといい、自分の嘘を相手に信じ込ませると説明する。
審査員に、ジミーは最高だ、という嘘を信じ込ませていたのか、と合点が行く翔太郎。
「やな雲行きだな」と悪びれない態度のドーパント。
サイクロン&ジョーカーに変身し、ドーパントに立ち向かっていくW。アクセルも加わり、追い詰められていくドーパント。
剣にメモリをセットして、
「オレをバカにした報いだ」
とエレクトリックの力で斬りかかるアクセル。
奴の能力は厄介だ、というフィリップ、針に当たらなければ、いいだけだ、とルナ&トリガーに変身して、ホーミング弾で後一歩というところまで、追い詰めて、メモリブレイクをしようとするのだが、
「まって、その人を倒さないで、その人を倒したら、ジミー君が合格できない!!」
マキシマムドライブを止めようとする女性。「何言ってるの?」
と呆気に取られる。
「そうだ、こんな奴、とっとと倒して、ジミーには、また、ちゃんと挑戦させればいい」と説得しようとする翔太郎だが、
「無理に決まってるでしょ。どれだけ、彼を見ていると思ってるの? あの子は、あの子は、信じられないくらい、才能が無いんだから」
と抗議する女性だが、
ギターが落ちた音を聞いて、「ヘッヘッヘ」とほくそえむドーパント。
なぜか、その場に現れたジミーが、女性の言葉を聞いて、ショックを受けていた。

一方、先ほどの医者のところに来訪者がやってきて、「もう診察は終わりましたよ」というのだが、冴子が、「裏の診察はこれからでしょ」とウェザーのメモリを持った彼に言葉を返す冴子。

「なぜ、ここにジミー君が?」
と驚く女性に、ドーパントがバツだと悪びれなく言い張るドーパント。
事実を知り、「そんなの嘘だ!!」と取り乱すジミー。
「悪いな、嘘はお前の合格の方なんだよ」とジミーの傷に塩を塗りこむような事をし、高笑いをするドーパント。
ショックを受けているジミーを心配そうに見る翔太郎・・・・、

って、今のうちにドーパント倒せよ(汗)

しかし、ジミーはまんま、主役の立場だと、翔太郎のキャラを動かしきれないので(ゲキレンジャーの反省か、主役を強調したがってるみたいだし)、そういう制約を離れると、翔太郎がああなるというようなニュアンスで描かれたキャラだとしか思えないのだが、そろそろ、コスプレやろうとしての性根が、白日の元にさらされるということかもしれませんが(私は翔太郎を熱血キャラとは見ていない)、

デカレンジャー、ゲキレンジャーとパワーアップにまつわるドラマは微妙だったからなあ・・・・・。

しかも、今回の被害者って、どう見ても、イケメン役者に入れ込む女性ファンをイメージしたと思えるようなキャラだし。

ストレスたまってるのでしょうかね、三条氏?
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by kwanp | 2010-02-21 15:00 | 特撮

さすがに、これは・・・・

「礼儀作法って、どういう技なんだ?」
空手部を止めた番場に礼儀作法を教えろ、と詰め寄る半座。
まあ、高校生にもなって、礼儀作法という言葉一つ知らないのか、とも思うけど、

その言葉を口にしたのが穂波だからなあ。

最初の出会いは、他人が倒した自転車を半座に強制的に直させて、自分は何もしないで、いい事をした後は気持ちが言いというたわごとを口走る(半座にいい印象を抱かせないためとはいえ、ほかにやり方はなかったのだろうか、と思うが)。

次が不良がタバコをすっているのに文句をいってくる。この辺りも不愉快だという言い方はどうかと思うが、曲がったことは許せないということを表現したいというのはわかる。あげく、乱入してきた半座がクソ女といったことに腹をたて、顔を蹴るというようなことをしているわけで、

確かに空手を題材にしているとはいえ、だれかれ構わずにその力を振るうとか、住民が皆、常人離れしているような世界観とかなら、ありかもしれないが、無敵看板娘Nのラスト辺りから、力だけではない強さを見につけ、成長していく、というストーリーに拘っているような内容が目立つわけだし、PUNISHERでも、それは変らなかったが、その割には、力を手にしている登場人物の言動に首を傾げたくなるような描写が目立ってたわけですし。

空手を題材にするという時点で、PUNISHErと同じ事をしようとしていることは明らかですが(第一回感想でも書いたが、巻末コメントで、それを連想させる発言を過去にしていた)、その描き方が無頓着すぎて、アミバやモヒカンに道理を語らせるような、いや、彼らが自分に都合のいいように作ったルールを、正義や筋が通っているような正当化を無理やり行うような書き方というほうが近いか。

まあ、空手家としての道理を、言動で現すにしても第一回からこれでは、ギャグだと思われても無理もない書き方なわけだからなあ・・・・。これで力だけではない強さを語られても、納得出来ないですかねえ。

しかも弱いとか言って、相手の存在、全否定。

まあ、この時点では、半座の方も、喧嘩を売られたから、暴れるということしかやっていないわけですから、そこから、力だけではない強さを描く物語なんて、佐渡川氏に関して、予備知識も無い人が全て、それを読み取って、納得できるよりも、まあ、ギャグでやってると思いますよね。

少なくとも、私はこれまでの作品を見てきた限りでは、ギャグよりも、そっちのほうを書きたがっているのでは、と思えるので、空手で学園ものと聞いても、無敵看板娘ののりでやるよりも、PUNISHERよりの物語になる可能性が高いとしか思えませんでしたが、それを知らなければ、ギャグとしてうつるでしょうからね(といっても、ある一定レベルの真面目な人間が真面目に行動することでギャグとうつってしまうような筋金入りまでには至っていないのですが)。

無敵看板娘的なノリが期待されていて、第一話でこれは、確かに、好意的に解釈すれば、ギャグっぽく読み取れるのかもしれませんね。

第二話では、野田が勘違いしているとはいえ、その空手で鍛えた力を、道場以外で振るって、半座に襲い掛かったのに、真偽を確かめずに、どてっぱらに殴っている。

第三話では、出番なし(半座のイメージのみ)
第四話では、出番があったが、半座と直接、顔をあわせていない(後輩をいびるとか、問題発言ばかりだけし)

第五話は、番場と話しているところに覗き込んできて、半座はそれでいっぱいいっぱいになって、逃げ出そうとしたが、思いとどまって戻ってきて、話をしようとしたら、殴られて、

礼儀作法を知らない奴は大嫌いだよ!!

という、私個人は、少なくとも共感できない、運動部とかでは、後輩に対して威張り散らす人間が、礼儀作法を教えてやるとか言って、後輩をいびるとか、不祥事を起こす運動部レベルか、それ以下のモラルしか持ちあわせていない連中が口にする道理にしか思えないことおW口にしているとしか思えないのですが。

どう贔屓目に見ても、心と力が伴った武道をやっている人間というよりも、何かというと人を殴る、あるいは、自分の言う事を聞かせて、人をこき使う、狂犬みたいな人間なわけで、

恋というフィルターという言葉を使うのも、もったいないと思うのですが、

好き勝手に暴れている人間が、

俺がルールだ、俺の言ってることが全て正しいとわめいているのと違わないような(汗)

ましてや、半座は喧嘩に明け暮れていた人間ですし、タバコを吸っている連中に喧嘩を討っているのを見ても、曲がったことが嫌いとか道理云々よりも、自分が気に入らないだけでしかないということで判断していた可能性はありそうです。

第一話で半座を弱いとか言って、人格否定しているわけですし、空手部に入れば、強くなれると思い込んでいるのだし、その上で、不良の来るところじゃない、礼儀作法も知らない奴は嫌いだよ、と言われるわけだから、

そういう意味では、礼儀作法イコール技と判断するのも不思議ではないかも。
まあ、半座も穂波も強さに物言わせて、好き勝手やってきた人間半にしか見えませんから、半座が見た穂波の言動のどこを見たら、礼儀作法が心がまえという答えと結びつくとはお世辞にも思えないのですよね。

半座が穂波にほれたのも、自分を依り強い奴に叩きのめされたということで、その相手に自分を認めさせたいという心情で、しかも空手部に乗り込んだ時点では、空手は穂波に自分を認めさせるための手段でしかない。

半座は基本的に空手のことに関しては無知。

顔をあわせるたびに自分を殴ってくるような相手の言う礼儀が、世間一般の礼儀と一致するわけが無いし。それに半座の家族構成がどうなっているのか知らないけど、ハンザよりも弱かったとしたら、自分よりも喧嘩が強くて、しかも、乱暴者の家族に、あれこれ、文句を言えるような人間、そう居ないと思うのですが。
ナンバだって、家族は筋金入りのヤンキー家族でしたし。

穂波は礼儀作法も知らない弱い奴は嫌いだといっているわけで、強くなるための手段の一つとしての礼儀作法というコツがあると認識した可能性は高そうですしね。
前述しましたが、半座はどう見ても、力だけで暴れまわってきた連中で、結局、ケンカにしかよりどころを求められなかった人間ですし、人格が良くても弱ければ、意味が無いという考え方をしている側でしょう。
出会い頭に、人を殴るような女の礼儀作法。十分に技だと思われるだけ言動を、穂波はやってきているので、半座の誤解は無理も無いでしょう。

半座が、穂波の言ってた礼儀作法を技と勘違いするのは、十分にありうるかも。描写が足りないというのもたしかではあるけど。

ただ、一話では好意的な解釈も可能だったとはいえ、二話では野田が、喧嘩が強いとはいえ、素人相手に襲い掛かったりしているわけですから、こういった問題描写の数々から、理屈で考えれば、ありかもしれないけど、感情的に納得できない、すんなりと受け入れられない描写だと思われるのも不思議では二ので、納得させられていないという時点で、書き手の責任は大きいでしょうね。

礼儀作法が技と聞いて、唖然とし、こんな奴に不覚を取ったのか、というのですが、

何を今更・・・・・。

そもそも、礼儀も何もあったもんじゃないのに、
「これがこいつ流なんだよ」みたいなこと言って、カッコつけていたのは、どこのドイツですか?

まあ、こういう言動は、本当に器がでかいか、自分を大物に見せたいだけの小物が好き好んで、この手の発言をするか、のどちらかになり、大抵は、後者でしかないのですけどね。

自分で考えろとかはき捨てるわけですが、

それでまた、勘違いで先走って、教師や生活指導とかに捕まって、下手にバカ正直に事情を話したら、場合によっては空手部に迷惑かかった挙句、番場の名前も出る可能性が高くて、事と次第によっては、空手部員に、やめていっただけじゃなく、じぶんたちに迷惑までかけていって、とうらまれる可能性だって、出てくると思うのですが。
只でさえ、半座の中学時代の話が明るみに出ていて、しかも計画があるということを学校を支配しに来たとか勘違いして、それが事実のように思われているわけで、半座の行動を周囲の人間が警戒しているわけですから、半座にそのつもりが無くても、彼の行動に過剰反応した周囲が事をややこしくする可能性は大いにあると思うのですけどね。

まあ、自分の空手道は潰えたとかいって、部を止めてショックで頭が一杯だから、そこまで考えが回らないにしても、いや、だからこそ、不用意な発言が出てくるのかもしれませんが。

番場を呼び止め、空手部に入りたいと言い張る半座。

それをはじめて知って、仰天する番場。半座のような奴に対する反応としては無理もないかも。野田や穂波の言動がなければ、こういうすれ違いも、作品を面白くするエッセンスになるわけですが、全編、佐渡川氏の感覚だけで突っ走られているわけですしね。

そもそも、半座のこれまでの言動で、白い目で見られるのは、無理も無いにしても、相手をハナから、ケンカ屋呼ばわりして、けんか吹っかけるようなことばかりしている人間が、半座の動機をどうこう言えるような立場だと思えませんが。

せめて、穏便にことを治めようとして、結果、戦わざるを得なくなったという流れであれば、強くなるための手段としか思っていない半座が、腕っ節だけじゃなくて、心も大切に思っている人間からみれば、そういう安易な動機で、やってきて、結果、そういう人間に負けてしまって・・・・・、

なまじっか、空手をやっていれば、真剣に空手やってる人間よりも、半座のような奴が空手で強くなっていって、好きな女に空手で認められるストーリー、そりゃ、描いていて、面白くは無いですよね。

ましてや、そういう漫画読んで、もてるために空手はじめる奴とか、本当に出てきたら(人気のある作品は、本当にそういう奴が現れる)、それは面白くは無いかもしれないが。

そういう意味では、編集部が提案してきたストーリーじゃないか、と本気で思えてしまいますし。PUNISHER連載時のヒーロー路線の作品って、どれも、萌えやハーレムで見ている人間の興味惹こうというのがあからさまだったわけですし。

もっとも、それでああいうキャラしかかけないというのであれば、それこそ、空手に対して、冒涜めいたことやってるという気もしますが。

「は? いつ、そんなこといったよ?」
首をかしげる半座。

いきなり、アンタ、俺より強いか、というようなことをいってましたし、しかも入学初日から、喧嘩ばかりしていたわけですしね。もっとも、穂波も気に入らない相手に喧嘩を売るようなことばかりやってた上に、空手部の連中は、素人に拳を振るうことを平然とやってしまうわけで、下手をすれば、勘違いできるような余地がどこにあるのか、わからない連中なのですが。

穂波にやられた不良がお礼参りに来たにしても、穂波のあの性格だったら、無敵看板娘の美輝が暴れるのと大差ないくらい日常茶飯事のはずで、やられた連中が空手部に殴りこんでくることくらい、あってもおかしくないのですよね。そう考えると、半座の評判があるとはいえ、空手部の連中、大騒ぎしすぎなんじゃないのか?と思えてきたのだが。

まあ、半座が恐れられているということを強調したい意図が強くて、考えが回っていなかったというところなのだろうけど。

道場破りと勘違いされるにしても、空手部側の反応がしっくりこないということも確かなような(汗)

少なくとも、半座が言葉が足りないことも、確かではありますし。野田と穂波の描写の仕方が話をまずくしていることは、それ以上に事実ですしね。

書き方次第では、番場の半座に対する態度もありといえば、ありにできた可能性はあったのかもしれませんね、理論上は。

やっぱり、穂波が話をマズくしている張本人じゃないですか!!

「俺ァ空手をやる。んでもって、強くなる」

礼儀作法を教えてくれと頼む半座。

「なぜ、空手が空の手と書くか、しってるか?」
と話を切り出す番場。

「あらゆる色に変る空の如く、自らを虚しくして、他を入れる心――、これは禅の道にも通じるものだ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これまでの話で、この言葉を納得させる描写がどこにあったのですか?

しかもケンカ屋には無縁の世界とか、偉そうに言っているし。

なるほど、そのケンカ屋の真意も見抜けなかった上に、言いように翻弄された人にも無縁な世界ということになるから、空手部を止めるというのは、奥ゆかしい態度かもしれませんね。

番場にやめておけといわれて、

「そんなゴタクならべられて、誰が諦めつくかよ!!」
というのですが、

まあ、止めた人間が、これから入部しようとしている人間にとやかく言えるようなことではないですよね。自分でも、止めた人間だといっているわけですし。

しかし、半座の最期の顔面への突きだけは認めるわけですが、技術面を評価しただけで、精神面は認めていないということでしょうけど、空手部の面々が、精神面が伴っているとは思えないので、単なる負け惜しみにみられかねないのですが(汗)

どうみても、空手部の連中も、技術だけの奴の集まりに見えてしまうし。

半座は誉められたとかいってるけど、皮肉か、負け惜しみの方が近いんじゃ。というか、入部しようとして、誤解されるような言動しかしないだけじゃなく、それで下手に突っ走れるだけの力を持っている人間、放置して、空手部が厄介ごとに巻き込まれる危険性に気がつかないとは。
勝手に一人相撲とって、勝手に止めただけでしかないとはいえ、空手部を止めたショックがでかいというのはあると思うけど、少しは空手部のことも考えるとかはしないのだろうか? こいつを野放しにしておいたら、空手部がヤバイとか危機感を感じて、礼儀作法を教えるとか考えないのだろうか。

変な意味で、思い切りが良すぎるのも、PUNISHER以降のおおきな問題点の一つなんですよね。

半座も半座でカッコよさそうな事を言ってるけど、自分のために強くなるというようなことを、自分が負かした奴に得意げに言っていて、しかも、そのために礼儀作法という技を教えてくれと、頭も下げないで言っているわけで、そういう意味では、説得力が無いこといってるのは別にしても、「あらゆる色が~」みたいなことを教える番場は、かなり、人がいい部類に入るのかも。

これって、空手家描写がちゃんとしていたら、面倒見のいい先輩というイメージを持たせられたのじゃないか、と思えてしまうのですが(描いているほうは、そのつもりかもしれませんが)。

ここは、野田が教えるというのが、物語的には妥当かもしれませんが、そういう意味で、番場にものを尋ねるというのは、悪い選択ではないのかもしれません(描写さえ、しっかりしていれば、の話ですが)。

半座のここでの言動から、第三者的には無理だといわれるのも、そういう点からすれば、当たりまえの話ですし。描写さえ、納得させることが出来ていれば、の話ですが。

普通、こんな奴に素直に教える気になるのは難しいでしょう。

道場で練習をする穂波。

黙っていれば、なんとやらという言葉がこれ以上に合うキャラもほかに居ないでしょうね。

というか、喋れば、不快なことしか言わないからなあ。

いっそ、元女子高で、もろもろの理由で、共学にしたけど、女子の立場が強くて、男子が虐げられているとかいうような設定だったら、穂波の言動も、なんとかごまかせたんじゃないのかと思えてしまうが(汗)

番場が退部したという話を聞く野田。何で止めなかったんですか、と問いただすわけですが、

野田も審判の役割果たせていなかったとしか思えなくて、その結果、三十分もズルズルやって、あげくに、半座に一本取られたところに、相手が顔を抑えて、戦える状況じゃないのに、半座が攻撃加えていたわけですしね。

野田も野田だが、審判の役割もろくに果たせない人間に強引に審判やらせた番場の自業自得か、結局。

「お前は貴重な戦力だから、残ってくれ」? 俺は嫌いだね、そういう身勝手な言い分は。
そういう事情もあるのでしょうけど、ほかに止める理由は出てこないのですか?
その程度で潰えるような空手をやってきたのか、とか、諦めない限りは負けじゃない、とか、結局、番場の自業自得な先走りを諭すことも、力だけではない強さにはならないのでしょうかね?

去るものは追わず、来るものは拒まず、とかいってるけど、無責任と相手の意思を尊重するのとは違うのと思うのですが。

PUNISHERの時も、この考え方で登場人物が中々動かなくて、しかも牽引するキャラも居ないので、はっぱ人間のエピソードでを台無しにしてしまいましたし。

まさか、穂波と一緒になって、一年をいびるような事をやってたわけですから、問題を起こす前に追い出す、うまい口実が出来たとか考えてるのじゃないでしょうね(汗)

穂波に、「来るものは~」の意味を尋ねているけど、半座のことを遠回しに言っているだけじゃなくて、穂波に遠まわしに、都合が悪くなったら、口実つけて、お前も追い出すぞ、と脅しをかけているようにも見えてしまいますね。

穂波や番場の制御もろくに出来ていないどころか、その筆頭格にしか見えないような言動しているわけですから、自分の言う事を都合よく聞くような、それでいて、そこそこ強い人間が従っていればいい、とか考えているだけじゃないのか、と思えてしまうのですが。

強豪とかだったら、そりゃ、こんなところでも我慢しようとか思うかもしれませんが、強くも無いのに、そんなところ、誰も来たがらないですしね。

少なくとも、半座との試合は、番場の戦い方がまずかったのが原因なのだから、その事を教えて、自分に有利な戦い方をすればいい、と指摘して、それを納得させれば、何とかなるのでは、と思うのですが、そういう指導も出来ないのでしょうか?
まあ、穂波を野放しにしているとしか思えないような状況ですから、最上級生としての指導すら、放り出していても、さほど、驚きませんが。

自販機で飲み物を買って、
「まいったな、やることがない」とかいってるわけですが、
そりゃ、自分の空手は潰えたとかいってるわけですし、すぐに次が見つかるわけは無いですからね。しかし、空手道は潰えたとかいってるけど、書き方次第じゃ、力なき正義は無力とかいうような言い回しのほうが、退部した理由させれたんじゃないのか、と思うのは気のせいでしょうか?

すくなくとも、ああも、派手に不良が暴れている学校で、不良あいてに粘られて、結局、ルールを覚えられたのですから、自分のやってきた空手は無意味だったと思い込んで、止めるのもひとつの選択としてはあり菜わけで、自分の空手道は潰えたなんて理屈だけで、全てわかれというのもムチャといえば、ムチャなのだよな。
只でさえ、書き手の感覚だけで、読み手にわかってもらおうということに手間隙足りていないわけですし。
その上で、察しろ見たいな言い方していれば、それでやめるか、と理解できない人も出てくるのは無理もないだろうし。
間違った意味でのプライドというか、そくにいうちっぽけなプライドという奴でしかないのは変らないと思いますが。

自販機の上から、番場を覗き込んで、自分の突きが見事だって言われたことに調子を良くした半座が、「どのへんが? 教えてくれよ」というのですが、

只でさえ、言動が誤解されやすいのに、この言い方じゃあ、相手の傷口に塩や辛子を塗りたくるのと、変わりないのでは?
人に者を教えてもらう態度じゃねえ・・・・。
やってることはそれこそ、ガッツポーズを取る武道家や、スポーツマンと同じじゃないのか?


知るか、とそっぽを向く番場。すぐ調子に乗るということには同感ですが、武道は無理だ、というのは番場も同じではないかと・・・。まあ、自分の傷口に塩や辛子を塗りたくる奴に物を教えるって言うのも、この作品でそれができる奴がいるとは思えないし、そうせざるを得ないような葛藤とか話の流れが出てこないのだから、一方通行同士のままなんですが。

「勝手なこと言うな、無理かどうかは、俺が決める」とかいうのですが、問題は、半座がやろうとしていることを周りに納得させないといけない、ということのほうが大事だと思うのですが。
勘違いコメディゆえの感覚の違いということを差し引いても、周りに自分の事をわかってもらおうという意味では、一般性との振りをしていたときのほうが、根っこが変らないとはいえ、まだ、そういう努力をしようとしている姿勢があるだけ、マシだったのかも。

少なくとも、この時点での番場に対する態度は無理といわれるだけのことを十分にやっているといわれると思うのですが。

とにかく、俺のいう事は同じだ、とさっていく番場。彼の言っていることが理解できない半座は、同じ拳じゃないか、ということで首をひねるわけですが、

自称空手家と称しているだけで、半座とどこが違うのか、と想いたくなるような連中ですからね、この作品の空手部は。

不良たちに囲まれる半座。

番場の

「自らを虚しくして、他を入れる心)という言葉に関して、頭をひねり、不良たちに、
「なんで、人を殴って、誉められねーかな」と訊ねるわけですが、
そりゃ、強いだけで、その強さを気分次第で、自分たちに向けるような奴は警戒されるのはむりもないでしょう。

まあ、この作品の空手部の場合、武道家という立場を持っているだけで、実質的には暴れている半座と大差ないわけですから、何で違うのだ、と悩んでも不思議ではないのかもしれませんね。

こうやって振り返ってみると、よく、問題にならないのか不思議に思えてきますが、穂波のやっていることが。

教えてくれよ、殴らないから、といって、不良たちに殴られ続けて、痛いとかいってるのですが、まさか、腕っ節だけの半座が心に目覚めるエピソードというのじゃないでしょうねえ(汗)

武道家になるというよりも、不良に殴られても、穂波に殴られたのとは、何か違う、不良に殴られても痛いだけだけど、穂波に殴られて、殴られるのは嫌じゃない、

別の方向性に目覚める可能性のほうが高いような気がするんですが・・・・・・。

そもそも、今の時点では、自分より強い相手のご機嫌を取るために、穂波の言う礼儀を身につけようとしているという、解釈すれば、兄貴分のご機嫌を取ろうとしているチンピラと大差のない行動をとっているに過ぎないのだよな、今回の話って。やってることがケンカから空手に変りかけてて、空手を学ぼうとして、あれやこれや、学ぼうとしているだけで、周囲の人間から恐れられている中身は自覚もしていないままで行動して、かけらも変っていないわけですからねえ。穂波を振り向かせるために空手部に入ろうとして、頭も下げずにモノを教えろといって、無理だといわれて、頭抱えていて、そのタイミングでやってきた不良に無抵抗に殴られているだけでしかないわけですし。
好きな人に振り向いてもらうという目的のためにやっているだけのことでしかなく、しかも自分の事を顧みてもいないで、自分のやっていることが理解されない、とかいって、頭抱えて、殴られてて、痛いとか自分に酔っているだけでしかないわけですからね。
喧嘩が強い奴が、自分のためだけに先走っているだけのことを、さも成長ドラマとして、きれいに見せようとしているに過ぎないのですよね。これで納得しろといわれてもなあ・・・・。
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by kwanp | 2010-02-18 23:24 | コミックス

ハードボウンドは眠らない22

正体を現した九条。
「いつから気付いていたの?」
と照井に問う。
フィリップが右足の怪我を指摘したときから、というのだが、そのとき居なかっただろ、お前(汗)
それとも、フィリップが指摘したことで怪しいと思ったのだろうか?
でも、あなたは見逃してくれた、阿久津に復讐するのを、という九条。

オイ、官憲が復讐を奨励するなや。

まあ、官憲の立場に居る復讐者だというのはわかるのだけど、そういうことを平然と行うなよ。阿久津や氷室の行っていることは許される行為じゃないけど、だからといって、殺していいわけじゃあないし。
こういう復讐を許容する考え方ってのは、自分が復讐される側になるって事を考慮しない場合が殆どですからねえ。

平成ライダーのように強力な力を自分のためにしか使わない小物ライダーも、そういう視点が欠如しているキャラが多いわけですし。そういう意味では、カッコよく描かれているだけで、これまでの平成ライダーと大差はないし、そもそも、仮面ライダーはスペックじゃなくて、その心意気なわけだから、バイクに変形するドーパントでしかないわけだし、翔太郎とフィリップも、六つのフォームに変身するドーパントでしかないわけだからなあ。

俺にメモリを渡せって、それが一番、信用できないよ(汗)

というか、これがドーパント対策班のリーダーなのだから、実質、ドーパントから風都を守る警察側の頼みの綱なんですからねえ。
しかし、九条は溝口を死に追いやった本当の敵はほかに居るという。
翔太郎は、組織だと思うわけだが・・・。
私は復讐する、このメモリの力を使って、というのを聞いて、斬りかかる照井。

・・・・・・・真紀子の息子を殺さなかったのは、確実を期したかっただけか、やっぱり。

復讐を見逃したというのであれば、最後まで復讐を見逃しておけという気になるし(自分の復讐の相手を横取りされるのが嫌なだけ?)、今回は犯人がわかっているからということなのかもしれないが、罪を犯したのを斬るというのも、自分が正しいか、間違っているかを決めるというのはともかく、復讐という感情溺れて、それが正しいというようなことを思い込んだまま、相手の命を考えもなしに奪うのはなあ。

まあ、歴代ライダーも、怪人の命を奪っているわけだが、それがそれしか、相手を止める手段が無いからやむを得ず、というところがあるし、照井のそれとはまったく話が違う。

サイクロン&メタルになって、それを止めに入る翔太郎。変身解除した人間を攻撃したら、どうなると思ってるんだ、という彼に対して、「彼女のためだ」という照井。
単なる自己満足だろ、それ。
それに、復讐を忘れていない人間が、同じ穴の狢を殺すのを、相手のためだ、と言えるような資格があるとは思えないし。
その心情がわかるというなら、最後まで、仇を討たせるという選択肢もあるわけだし、心情がわかるからこそ、彼女を亡き者にするというなら、フィリップが指摘した時点で、彼女を止めるチャンスは何度か合ったわけだからなあ。
論破して、彼女の正体を暴いて、ということは出来たはずだから(その能力が無いとは言わせない)、それをやらずに、彼女に肩入れした時点で、自身の勝手な基準で、相手を殺すしかないというようなことを論じる資格は、照井には無いと思いますしね。彼女の復讐を見過ごした時点で、彼女の復讐を、彼女のためだといって、止める資格はなくなったわけですし。只の自己満足という意味では、翔太郎とフィリップと同じでしょう。
自分の復讐を諦めてもいない人間がメモリを渡せというのは、信用できないというしかありませんし。

好意的に解釈すれば、照井が、風都と園咲家のつながりに気がついていたという可能性があるという見方もできるわけで、前に指摘したように、園咲家は風都を実験場だと見ている。
では、ドーパント犯罪を未然に防ぐというような敏腕刑事はもちろんNGなわけで、起きた事件に後手に回って対応し、何人か、被害者を出してから、逮捕するという段階だと、ガイアメモリに飲み込まれているわけで。
その時点ではデータも取れて、用済みになっている場合が多いと思うし。
そう考えれば、一年以上もドーパントが暴れているのに、何の対策も立てなかったということや、超常犯罪捜査課を設立してはみたものの、それっぽい部署を設立しただけで、クウガやアギトのように、怪人対策の装備なども開発されていない。
クウガやアギトのように、グロンギや、アンノウン、カブトだとワームが暴れても、それに対応できる組織を一年以上も設立しない、というのが、どれだけとんでもないことを意味しているか、というのはお分かりいただけると思う。
また、ドーパント犯罪に刃野が実績があったと本人たちは語っていたが、通常の捜査をして、情報を集めていたに城、最終的には、タレコミによって、倒された犯人をしょっ引いて、美味しい所を取っていくケースばかり。
刃野や真倉を配属するというのは、外に対してのポーズでしかないのではないか、と思えてしまう。
つまいr、警察は、ドーパントに対して、対策はとっていますよ、というアピールをして入るけど、警察が早い段階で事件を解決したり、未然に防いだりするのをされては困るのだから、そういう意味では、復讐のために頭に血が上っていると見えるような照井や、復讐のために手段は選ばないという九条などは、うってつけということである。

照井あたりは、ひょっとしたら、そういった警察の思惑に気がついていて、ああいう極端なそぶりを見せていて、上層部などを欺いていると考えることもできるが、特定の組織で、生き残ることだけを最優先にした結果、世間の常識からかけ離れた価値観を持つことになるケースは珍しくは無いわけで、復讐のために力を得る事を優先に立ち回った結果、そっち方面では超常犯罪捜査課のリーダーの立場になることが出来たが、力を得たこともあって、実際のドーパント犯罪では、復讐心などで、目が曇っていたということになるのだろうか?

「俺に質問するな」というのも、質問に答えることで、どこから、捜査の意図が漏れてしまわないか、という警戒心の現れなのかも。

まあ、復讐に燃えるダークライダーというのは、良くある設定ではあるのだが、風都の流儀にあわせるとか言うような事を言ってたりするように、変に物分りがいいような態度を見せたりと、Wよりカッコよく描くのを、あえて、避けているかのような印象を受けますしね。

争っている間に、九条に逃げられてしまう。

変身解除する二人、照井に、何考えてやがるという翔太郎。俺に質問するなといって、その場を立ち去る照井。「だー!! ったくぅ」と舌打ちする翔太郎。

事務所に乗り込んでくる真倉。昨日から九条と連絡が取れない、殴られて、何も覚えていないということで、翔太郎に、何かしらないか、と問いただす。

アキコが事務所に入れないようにして、追いかえす。

「ったく、まいるぜ、どいつもこいつも」
とぼやく翔太郎。

「今回は照井竜の判断が正しい」というフィリップ。照井を止めたことで、危険な猛獣を再び街に解き放ってしまったというのですが、

いや、怪我の事を指摘した時点で、彼女の正体を暴かなかったという点では、現状、照井と同罪なのですけど、フィリップは。すくなくとも、ドーパントが足を怪我していたことを覚えていて、目の前の九条も足を怪我しているということで、タイミングを見計らって、翔太郎に告げるなり、それとなく、アドバイスするなり、打てる手を打った上で、翔太郎が、彼女を逃がして、全てをだめにしたというのなら、わかりますが、フィリップは画面上では、そういう手段をうったという描写がまったくされていなくて、九条の怪我を指摘しただけ、に留まっている。一番、真犯人に気がつきやすい立場に居ながら、犯行を見過ごした時点で、翔太郎の事をどうこう言えるような立場ではない。
前に、姉の仇を討とうとした人間を、狙われているのは価値の無い人間だから、と見過ごそうとしたこともあるから、そういうことを行ってもおかしくは無いのだけど、基本的に、ビギンズナイトから変っていないような、フィリップは。
翔太郎もそうだけど、フィリップも、罪を償うって、口だけで、償っているような気配、全然、ないんですけど。

「君だって、ドーパントがどんな存在か、知ってるだろ?ガイアメモリのドス黒い力に飲み込まれてしまった人間を」
とフィリップが言うのだが、それだったら、なおさら、さっさとメモリブレイクしておけ、と言う気が。というか、それにしたって、照井が殺すのを見過ごしていい、という理由にはならないので、いつぞやの姉弟の復讐の一件から、そういう部分は変っていないという気が
ガイアメモリを使った人間を最終的にメモリブレイクしないといけないというようなことまでは明言されていないからなあ。どういうレベルで、翔太郎が、ドーパントと戦うのを嫌がるのか、ということがはっきりしないから、相手によって、戦うのを嫌がるとか、そういうニュアンスが判りにくいときがあるのですよね。

「彼女の場合は違う」
とフィリップの言葉を否定する翔太郎。
「違う、何が?」
「彼女は強い意志で、悪の組織と戦う決意を話した。きっと、ガイアメモリの力に打ち勝てる」
九条を信じようとする翔太郎。阿久津と氷室だけが仇じゃないというようなことをいっただけで、翔太郎の言葉を肯定したわけじゃないのですけどね。
「ハーフボイルド」
フィリップが冷ややかに言う。
「何だと?」
フィリップの言葉に感情的に反応する翔太郎。フィリップがこの言葉を口にするときって、大抵、翔太郎の痛いところを突くときなのだけど・・・・・。
「君は忘れてないかい? 既に九条綾は、本来、法で裁くべき人間の命を二人までも奪った。僕達には、彼女を止める責任がある」
席からたって、翔太郎の所に歩いていきながら、自分たちの果たすべき責任を説くフィリップ。

うん、その通りですけどね、九条の怪我を指摘しておきながら、彼女がドーパントと同一人物である可能性にも言及せずに、結果、彼女に殺された人間が一人出たという事を除けば。
自分の責任、棚上げして、翔太郎が見逃したことだけを責めているというか、責任逃れしようととしているようにしか見えないのだが。

フィリップ自身も、法で裁くべき人間でしかないし、彼女の論法で言ったら、フィリップ自身もターゲットになってしまうので(ガイアメモリの製作者)、

阿久津と氷室が溝口の仇→阿久津と氷室は組織に情報を渡して、金を貰っていた→溝口に告発されそうになって、あわてて、阿久津と氷室が彼を消した。阿久津と溝口は始末した、次は組織だ。
今は組織を離れているとはいえ、組織はフィリップが作りだしたメモリを使って商売をしているわけだから、その事を突き止めたら、フィリップに矛先が向くのは明らか。

他人がターゲットになっているうちは見逃すけど、自分にも矛先が向きそうだから、翔太郎をけしかけて、九条を取り押さえようとさせたという風な解釈もできるんだけど、ここまでの描写では。


それに、自首しなかったからって、照井が九条を殺していい理由にはならないしなあ。メモリブレイクしないと、人格がガイアメモリに蝕まれたままとかいうのであれば、それこそ、メモリブレイクして、ガイアメモリへの悪影響を無くさないといけない訳ですから、法で裁くのは、それからでも遅くは無いのかも。

そもそも、翔太郎たちも照井も、ドーパントになって、暴れる人間を一段高いところから見下ろしたような言動で、事件に取り掛かっているような節がありますからねえ。

フィリップの言葉を聞いた翔太郎は、外に出て行こうとする。どこへいくの、と問うアキコに、
照井よりも先に九条を探し出す、と答える翔太郎。場所はわかるの、と問うアキコに、
「一箇所、思い当たる場所がある」といって、飛び出していく。

「調べ物ですか?」
パソコンで調べ物をしている照井に声をかける刃野。そこにうつっていたのを見て、
「また、風吹岬。ここて溝口刑事が飛び降りた場所ですよね」
「またとはどういう意味だ?」
刃野の言葉を問いただす照井。
「さっきも翔太郎に呼び出されて、この場所を教えたところなんです」
答える刃野。それを聞いて、風吹岬に向かう照井。警察を出ながら、九条とのやり取り(「理解できるの、彼の気持ちが」という復讐するモノの気持ちがわかるかというやり取り)を思い出す照井。

そこへWのメモリの持ち主と思しき人間から電話がかかってきて、家族の悲鳴はなかなかよかったとか、特に妹は、兄を最後まで照井を呼んでいたと挑発するようなことをいい、Wのメモリの持ち主のところに向かう。
指定された工事現場へ向かう照井だが、頭上から鉄骨が降り注ぐ。

風吹岬。九条が口笛を吹きながら、花を持って、そこに立っているところへ、翔太郎がやってくる。
「いい曲ですね、今の口笛」と声をかける翔太郎。
よく、ここが分かったわね、という九条に、きっと、ここにいるような気がして、と答える翔太郎。
中々の名探偵ね、という九条に、自主を進める翔太郎。
「あなたは応援してくれるのと思ってた」
面食らうかのようなことをいう九条に、「ハーフボイルドだって、相棒に言われて、目がさめました」という翔太郎に、
「ああっ、あのフィリップって子?」という九条。
「綾さんが考えている以上にガイアメモリは危険です。その力で破滅した人間をオレは何人も見てきました。
あんたには、そんな風になって欲しくは無い。今なら、まだ間に合います」
翔太郎は、九条にガイアメモリの危険性を訴える。
「間に合う? 私は全て、なくしてしまった。だから、生きるための答えが必要なの」
自分がこれをやらねばならない、と主張する九条。
「えっ?」
「明日の朝まで時間を頂戴。もう少しで、敵組織の幹部に迫れそうなの」
猶予をくれと頼み、突き止めたら、後は翔太郎達に任せると約束する九条。

その言葉を信じて、待つことにする翔太郎。

ドーパントに変身して、冴子のところに襲撃をかける九条。変身しようとするまえに取り押さえられる冴子。
彼女を人質にとって、若菜の動きを封じる九条。
憎しみに満ちた力の凄さを自慢げに語る九条。
冴子を倒すかと思いきや、彼女は冴子との取引を持ち出し、阿久津や氷室がやってきたことを今度は、自分が引き継ぐと言い出したのだ。

幹部扱いで頼む、とか、あの探偵事務所の三人を始末すれば、自分の正体は誰も知らない、とかいうのですが、このセリフからすると、照井を襲撃したのは、彼女か?

まあ、復讐者は自分の痛みは強調するけど、他人の痛みは考慮に入れないで行動して、自分の欲望を満たすことだけが全てになってしまいますからね。
よっぽど、気をつけていないと、自分の欲望のために、平気で他人を踏みつけにしてしまいかねないようなところがありますし。

それを聞いて、笑い出し、若菜に、「この仕事も、なかなか、面白いでしょ」といってから、九条の提案をのんで、取引を了承し、刃野を始末する事を条件に(一応、ドーパント事件で犯人を捕まえている実績があるのだが、Wがドーパントを倒した後の犯人を捕まえるだけ、というのは知っていると思うので、とりあえず、九条の力が見たい、ということかな?

簡単なこと、と目を光らせて、引き受ける九条。その姿を冷ややかに見る冴子。警察署の前で、九条が来るのを見張っている翔太郎とアキコ。
自首することを信じる翔太郎。そこに現れたのを見て、彼女が自首したと思い込み、うまいものを食いに行くか、という翔太郎。一生、ついてくるか、というアキコ。
さらに女子高生コンビに会って、カラオケに行くこおtに。
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by kwanp | 2010-02-16 18:27 | 特撮

ハードボウンドは眠らない22・5

人が復讐のために罪を犯して、道を誤った結果、罪に服した後で歌ってる場合とかいうアキコだが、
人が自首した後で、飯を食いに行こうとはしゃぐのも、大して、変わりが無いと思うぞ。

酒を飲むというのは、まだ許容できてしまうんだが。

フィリップのところに、ビートルフォンがやってきて、それを開くと、物陰から、九条の画像が移されているのを見て、なにかに気がつくフィリップ。
翔太郎にたちに電話をかけるが、でないので、仕方ないと腹をくくるフィリップ。

クロスワードを解いている刃野と、九条ばかりか、照井にまで連絡が取れないとかいって、悩む真倉。
その事を刃野に訊ねても、「そんなこと俺が知るかよ」と取り合ってくれない。

刃野はお茶が切れているといって、買って来いというのだが、反応がなく、何度もしつこく言うことでようやく、気がついて、コンビニに買いに走りにいくのだが、エレベーターで行こうとして、こないので、階段を降りていくのですが、そのエレベーターに九条が乗っていて、入れ違いになってしまうという皮肉。

クロスワードで、いけにえを英語で言うと、という問題で悩んでいると、忍び寄ってきた九条が、サクリファイスという答えを教える。
声に気がつき、振り向くと、「どこにいたんだ?」と問う刃野。

超常犯罪捜査課に行きたいというフィリップだが、門前払いを食わされてしまい、中に入れない。って、警察署で、門前払いを食わされるって、免許の更新とか落し物の届出といったことを口実にして、中に入って、というような事をしないで、バカ正直に、超常犯罪捜査課に行きたいというから、警戒されたのでしょうかね?

そこを出てきた真倉が「探偵の相棒が、なんでここに?」と驚く。まあ、普段、引きこもってる人間が、外歩いていたら、驚くわな。

メモリを持った九条に、「メモリを渡すんだ」と呼びかける刃野だが、彼女にけりをいれられたところに、駆けつけるフィリップと真倉。

「綾さん、一体、なにしてるんですか?」と目の前で起きていることに驚く真倉。
「この男を始末するのよ」
平然と語り、トリケラトプスのメモリを太ももに差し込み、変身する九条(って、恐竜メモリは女性ばっかりだな、敵キャラでは)。
九条がドーパントであることに驚く真倉。投げ飛ばされた刃野ともども、気を失う。

「翔太郎は君を信じようとした。僕はもう遅いって、忠告したのに」
というフィリップですが、今回の言動は、わが身可愛さと解釈されてもおかしくはないような要素がそろっているので、メモリの使用者の状態が手遅れだから、翔太郎が信じようとする行動は裏切られるというようなニュアンスで言っても説得力がないと思うのですが(汗)
というか、九条が既に手遅れの状態だというようなことは、まったくといっていいほど、発言していなくて、ガイアメモリの使用者がこれまでどうなってきたか、という一般論を語ったに過ぎなかったわけですし。
あのいいようじゃあ、どう見ても、九条がメモリに浸食されて、手遅れだ、と言うようには聞こえなくて、まだ、助かる余地はあるかも、という解釈も出来てしまいますし(そういって、翔太郎を動かすための方便なのかもしれませんが)。

今回は、かなり早い段階で、フィリップが気がついていたような言動をしていたのだから、変に隠し立てしていなかったら、まだ何とかなったかもしれない、と思われるような余地も出来てしまうのですからね(メモリの浸食がどのくらいのレベルで行われてしまうか、というような基準がはっきりしないので)。
「あなた、本当に鋭いのね、でも、それが命取りよ」
と鼻で笑うように言って、フィリップを襲うドーパント。その攻撃を現れたファングメモリが盾になってかばう。

なんだかんだいいつつ、しっかりと歌っているアキコ(汗) そこにかかってくるフィリップからの電話で、ベルトを装着する翔太郎。

ファング&ジョーカーに変身するフィリップ。そして、変身すると、翔太郎の眼前にはドーパントと、彼女に襲われ、荒らされた部屋の光栄が。
九条の仕業だ、と語るフィリップ。
「これが生きるための答えか!?」と問いただす翔太郎。

「阿久津を始末したときに気がついたの、私が本当に復讐するべき相手は、こんな虫けらじゃない、風都という街そのものだっていうことに」
復讐が阿久津と氷室を殺しただけでは収まりきらないということを語る九条。

「風都? 街に復讐するって?」
九条の復讐心の大きさに戸惑う翔太郎。

「溝口は心から、この風都を愛し、守ろうとした。でも、この街は彼を守ってくれなかった。それどころか、彼の誇りをずたずたにし、蔑んだ」
風都への憎しみを語る九条。

それだったら、先に阿久津や氷室が所属する警察、さらに、溝口が汚職をしたということを名の疑いもなく、ニュースで流したということでマスメディアという風に、矛先を優先的に向けないといけない相手って、いくつかあると思うけど。

「そんな・・・」
唖然とする翔太郎。

「許せない、絶対に許せない、こんな街、なくなってしまえばいいのよ」
風都への憎しみを爆発させ、絶叫する九条。

冴子に九条を幹部にするつもりと問う若菜。平然と、彼女が勝てたら、といいながら、でももう無理と断言しだいぶ混じっていたから、と語る冴子。姉の言った言葉に、呆気に取られる若菜。
「ガイアメモリの強烈な毒素は、怒りや憎しみといったマイナス感情と反応し、使用した人間を暴走させる。こころまで、完全な化物に変貌させてしまう」
と説明する冴子。

wに襲い掛かるドーパント、止めろと呼びかける翔太郎だが、
「邪魔者は消してやる、お前らも竜の様に!」
wをふっとばすドーパント。照井の名前を聞いて、奴に何かしたのか、と問うW。
「だまし討ちにしてやったわ。奴の家族を皆殺しにした敵に成りすまして。そしたら、簡単に引っかかった。あんなに警戒心の強かった男が、絶対に死にそうも無い男が」
勝ち誇る九条。しかし、
「よくわかってるじゃないか」
と照井がその場に現れ、
「俺は死なない、まだ、やらなきゃ成らないことがあるからな。復讐に飲まれた悲しい女、俺が救ってやる」
アクセルドライバーを取り出すが、

人のこと言えないだろ。すくなくとも、人を凍結させるドーパントの正体らしいということで、班員じゃない人間を切ろうという態度は復讐に飲まれては居ないなんて、いえないと思いますが・・・・。

アクセルに変身する照井。今度こそ消し去ってやると襲い掛かるドーパント。
ドーパントと激しく刃を交えるアクセル。
「ムチャだ」と加勢しようとするフィリップに、「これは照井の戦いだ」と加勢を止めようとする翔太郎。

しかし、怪我を追ったままで戦っているために押されてしまい、
風都タワーを破壊するところを見せつけようとするといって、巨大化して、風都タワーを壊しに向かう。九条。
「愛した男との思い出まで壊すつもりか!?」
バイクに変形して追いかけるアクセルだが、ドーパントに吹っ飛ばされ、わき腹を抑えて、手も足も出なくて、攻撃されたところに、彼をかばう新たなメカ。

体当たりして、ドーパントをフッ飛ばす。

「こいつが俺の新しい力か」

バイクに変形して、車体後部と合体して(この合体方法はどうにかならなかったのだろうか?)、ドーパントに回り込み、「振り切るぜ」と武器のキャノン砲をぶっ飛ばして、ドーパントを倒す。

爆発の中から現れた九条に
「お前の心は俺が背負って生きる」
と照井が言ったのを聞きとどけたかのように倒れて、意識を失う照井。メモリは破壊されていた。

カラオケで意識を取り戻し、歌いだす翔太郎。

「こんな仕事をしていると、やりきれない事件にぶつかることがある。人の悪意を見せ付けられるような、そんな事件だ」
報告書で纏める翔太郎。
九条の写真を片手に、もっと、彼女と仕事したかったよとぼやく真倉。彼女、美人だったからねとからかうフィリップ。
「そうじゃなくて、彼女、ガイアメモリなんか手にしなければ、きっと、すごくいい刑事だったと思うんだ」
九条の良心を信じる真倉。

まあ、ちょっと運命の歯車が違ったことで、大きく運命を狂わせてしまうかもしれない、今、当たり前に過ごしている日常が、そういった運命の歯車の違いというか、ちょっとしたことで失われてしまうということは、誰の身にも降りかかってくることですし、なまじ、力を手にしたことで、彼女は暴走してしまったのですが、

刑事としての心と、復讐に燃える心との板ばさみというのをすがすがしいまでにやっていないですよね、前のエピソードの真紀子の息子のケースは、そういった葛藤を直接は書いていなくて、しかも、翔太郎たちや真紀子の視点からの照井といった描写をしていて、照井が巻きこの息子を殺すか、と思わせて、殺さないというような、ひっかけ的なシーンをやることのほうが優先s慣れていて、彼の心情にはまったく触れていない。そういう板ばさみで、どっちを優先するか、という葛藤の中から、復讐を選ぶにしろ、刑事としての職業を選ぶにしろ
そういう葛藤を得て、選んだ結果なら、ある程度は納得できるのですが、あっさりとそういう葛藤乗り越えて、真紀子の息子を殺さなかった利とか、復讐を優先したり、とか行っていることもあってか、余り説説得力を感じないのですよね、復讐云々の言動も。

真倉は「綾さんの分まで、いい刑事になれるように」と決意を語る真倉に、請求書を渡すアキコだが、3割増に必要経費で、かなりの額を請求されたということですが、

明らかに吹っかけてるだろ、こいつ?

事務所の経営を心配することでキャラが固まってきたのはともかく、明らかに、客を見て、3割増とか吹っかけている辺りとか、守銭奴キャラで、序盤のような不快な演出で迷走しだしているのではないかと思えてしまうのですが(平成ライダーのこの手のギャグセンスは、笑えないどころか、あきれてしまうものが多い)・・・。

客に対して、明らかに規定の料金を大幅に越えるような額を請求するボッタクリ探偵事務所って、どうかと思うのですけどね・・・・・・。アキコの関西人ネタもそうだけど(というか、最近、関西=お笑いというイメージに逆に振り回されている関西人って、けっこういるのだよな)、また、スタッフがワルノリしだしたと思えてしまうのだが。

「けど、この仕事は多くの人の善意とも出会う。だから、俺はこの仕事を続けようと思う。この風都の仲間たちと」

とかいってるけど、アキコの守銭奴体質なんとかしないと、客によって、態度をコロコロ変えたり、客に対して、料金吹っかけるような探偵事務所、誰も近寄らなくなると思うのですけどねえ。
まあ、アキコの守銭奴体質の原因は、明らかに、翔太郎の事務所の運営の仕方にもあるわけですけど。

しかし、照井登場あたりから、wのメモリの持ち主が引き起こした凍結事件に関しての説明を素直に解釈すれば、Wが既に活動している時期に、凍結事件は起こっているのに、なぜか、それに対しては、ノーリアクションだったり、今回のエピソードでも、照井はもちろん、フィリップでさえ、阿久津が犠牲になるのを、あえて、見過ごしたような傲慢な態度が目に付くわけで、風都を守るヒーローというイメージから遠ざかっている印象を受けてしまうのだが。
1クール目や、照井が現れるまでは、それでもぼろがそこかしこに出ていたわけだが、塚田Pがゲキレンジャーの反省を踏まえた主人公をカッコよく見せるという姿勢が引き起こしている弊害が、照井登場のエピソードで、ますます大きくなってしまうのではないか、という危惧を抱いてしまうのだが(汗)
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by kwanp | 2010-02-14 10:01 | 特撮

それはギャグで言ってるのか?

最短距離を至近距離でぶち込む!!

番場の顔に一撃を入れる半座。

踏み込む、突く等の行動の単位「挙動」
その一挙動で相手に攻撃が届く範囲。

「コイツ、いつの間に一足一拳の間合いを」
驚く野田。
一足一拳の間合い、その人の攻撃範囲ということらしいですね。

半座は
「まだだ、俺が何発入れられたと思ってんだ! 逆転するまで納得しねえぞ」
とさらに殴りかかる。

まあ、番場より多く攻撃を決めないと合格できないと思い込んでいるのだから、そういう発想自体は、彼の立場からは当然のように出てくるでしょうね。
しかし、顔を押さえ込んで、攻撃できない相手に殴りかかるのは、どうかと思うが。半座は空手家というか、武道家じゃないけど、どういう世界でも、ひとかどの地位に立つには能力だけじゃなくて、人格というか、筋を通す部分ももたないとのし上がれないと思うのだけど、相手が攻撃できないところを攻撃するというのは、番場がいってた喧嘩屋や不良でしかないことを、自ら実証するようなものだと思うのだが。

まあ、審判やってる野田が、ここで待ったをかけてもいいはずなんだが、コイツの場合は、半座の強さにビビっているどころか、勘違いで襲うような奴だからな、そんな気概を求めれるような相手じゃないというか。

その半座ののど元にけりを寸止めで入れて、まったを駆ける青柳。番場は喧嘩でもベスト4とかいって、半座をすごいとか誉めるのですが、

穂波の強さを半座を叩きのめすことで強調しておいて、その半座と30分やりあって、息切れしかけるような描写入れて(まあ、空手と多対一の喧嘩では体力の使い方も違うのは解るけど)おいて、後から、県でベスト4とかいうようなことをいっても、説得力ないのですが。

というか、人ののど下に、いきなりけりで寸止めするって、どこが武道家だ、とおもうのだけど、この場合は、半座も頭に血が上っているから、実力行使で止めようという発想もありなのかもしれないけど、これまでがこれまでだから、相手の行動を止めるための措置だったにしても、必要以上にマイナス印象を持ってしまうのも、また事実なのですけどね。

しかも、青柳、ウォーゼルポジションで描きたいのだろうけど、目にもとまらない早業で、半座のあご元にけりを寸止めで入れるようなことをしているし、穂波の強さとあわせて、空手部には、強い奴が多いというニュアンスもわからなくもないのですが、

番場の強さに説得力がないと思うのですが。

よく確かめもしないで、勝手に早合点して、不良とか、喧嘩屋相手に勝負を挑んで、半座の流儀にあわせて、延々とやりあうような選択を自分からしておいて、息切れして、一本入れられていて、それで空手云々で後輩に対して威張っているわけですしね。

寸止めが伝統派空手のやり方なのだそうだが、寸止めでも拳圧で殴られたかと思ったような迫力を出すとか表現のしようはあるはずだと思うのですが)、しかも穂波といっしょに一年をいびるとか言うようなことをやっているので、そこそこ強いけど、穂波ほどじゃないうえに、これらの言動から、穂波の腰ぎんちゃくとか、虎の威を刈る狐にしか、見えないのですが。

まあ、半座に主人公としての見せ場を作らないといけないというのは解るのですが、穂波や青柳との強さを半座よりも上のように描いておきながら、番場だけは人並み程度に強い、それもルールに従うことでの強さみたいに見えてしまう、おまけに、ルールに従っているとは思えない、穂波や青柳の強さはしっかりと強調されているわけで、番場のこれまでの言動が、大して強くないのに、威張り散らしている小物にしか見えないのですが。

野田は半座に対して、
「何してくれてんだよ、番場さん、うちのスタメンだぞ!!」
と怒鳴るわけですが、野田が待てと制止して、寸止めだったということが明らかに。

「本当だったら、俺の顔は血だるまになってたんだ。それを何回も止められた。俺だけ殴るんじゃ、カッコ悪りーや」

オイ、顔を抑えこんで、攻撃できない相手になぐりかかるのはカッコいいというのか、お前は?

今回の描き方では、一発入ったかどうかわからないけど、前回のラストでは、一発入ったように見えても不思議じゃないものだったと思いますが。
まあ、半座は入部テストだと思い込んでいるわけですから、攻撃を受けているうちに、どう攻撃すればいいのか、ということを試合の中で学習するくらいは、受かるために必死なのだと思うので、身につけるとは思いますが。

しかし、「血が見たくて、戦ったんじゃねーんだよ」
というのは、説得力無いような。
先ほども言ったように、顔を抑えている相手を攻撃しているわけですから、そう思われてもしかたありません。

しかも、野田に怒っていますが、
勝負を挑んできた上に、半座の流儀を認めたのは番場ですし、審判をやっていたのは野田なのですから、空手のかの字も知らない素人相手に勝負を挑んだあげく、顔を殴られたから、といって、うちのスタメンどうしてくれると怒るのは、明らかに逆恨みでしょう。

というか、お前も、いきなり、相手に向って、殴りかかっていったわけだけど、スタメンじゃなければ、何をやってもいいというのか?

野田たちからすれば、血龍とかよばれて、恐れられている不良が喧嘩を売ってきたという勘違いをしているわけですから、正当防衛のつもりかもしれませんが、半座の言動も誤解を招いたとはいえ、勝負に引きずり込んだのは番場の側ですから、勘違いで、勝負を挑んだとはいえ、明らかに野田や、番場の方に非があって、半座に怒る資格は無いと思いますけどね。

「じゃ、何が見たいのかな」
と半座を覗き込む穂波。それに気が付いて、顔を真っ赤にして、出口まで逃げ出す半座だが、「ここで逃げたら、また花が遠ざかっちまう」と何とか、踏みとどまる。

「いうんだ、この部に入りたいと! あんたのところで強くなりたいと! あわよくば、この想いを・・・!」
意を決して、M話し掛けようとするのだが、

怒りに燃える穂波に殴られる半座。しかも、
「帰れ、ここはお前みたいな不良の来るところじゃない! 礼儀作法も知らない奴は大嫌いだよ!」
と怒鳴りつける。

真偽も確かめずに人を殴ることのどこが礼儀作法だ? というか、穂波の正しさもおもいっきりひとりよがりで、共感できないものだし、描いている身としては、思い込んだら突っ走るというか、天然っぽいキャラを描いているのだと思うけど、はっきりいって、天然というか、突きぬけっぷりが中途半端で、「これはこれで一つの正しさかも」と頷けるものが無いのですよね。

佐渡川氏の特徴にダークさというのが指摘されているわけですが、ダークなものを只、ダークと強調して、そのダークな存在に作者的に正しいことを言わせてしまって、さらにそれをムリヤリ正当化しているというところなのですけど。

穂波のようなキャラも、自分の言動を正しいと思い込んで突っ走るというのはアリといえば、アリですが、たいていの場合、この手のキャラというのはギャグキャラ扱いというか、常人には理解できない志向で突っ走るという、突っ込みどころ満載のキャラである場合が殆どで、そのキャラに突っ込みを入れるキャラ、もしくは価値観が必要なのですが、PUNISHERでも、この作品でも、そういう価値観はまったくといっていいほど、存在していないですから。

しかも、自分が描きたいことを優先して、この作品なら、喧嘩に明け暮れた生活に嫌気がさした不良とか、一目ぼれした女の子にいいところを見せたくて、入部するという展開を、とりあえず、流れだけはなぞっているだけでしかない。
読んでいる側から、どう受け止められているか、ということを、PUNISHErのとき以上に、考慮していないというか。
無敵看板娘の時は、コメディという要素で助けられていた部分なのに、コメディを切り捨てて、しかし、基本的なやり方(腕っ節の強いヒロインが自分の欲望のままに暴れ回る)はそのまんまで、その姿をムリヤリ正当化して、それ以外の観点を描いていないわけですからね。
これで、心の伴った武道家といわれても、納得できません。

穂波の言葉を受けて、「ちくしょ^」と逃げ帰る半座。

「ないて逃げていった・・・、あの血龍が」
呆気に取られる野田。その彼に半座の事を尋ねて、元気だなという青柳。
ウォーゼルポジションで後輩を導くキャラのつもりなのでしょうけど、

後輩達が強いのをいいことに、好き放題やっているのを野放しにしているのに、それに対して、止めるようなこととか、指導するようなこととかしていないどころか、その好き勝手やってる筆頭格でしかないのでは?

と疑いたくなるのですけどね。

ないて、逃げ帰る半座(何かを心に誓ってる?)。

退部届を出す番場。呆気に取られる青柳。

「俺は強くなるためにこの道を選んできたつもりです。しかし、昨日、一介の不良に不覚を取りました」

いやいやいや、はじるのは不覚を取ったことじゃなくて、一介の不良あいてに、ルールもろくに教えないで、勝負を一方的に挑んだりしたことで、はじる部分を根本的に間違えているとしか思えないのだが。

まあ、不良とはいえ、ずぶの素人あいてに後れを取った挙句、ズブの素人に寸止めを学習されて、一本取られたわけだから、面目が立たないということの方が本音に見えてしまうけど。
強い奴は好き勝手していいというような風潮の空手部にしか見えないから、不良に負けたことで、自分の立場悪くして、部にいられないという、どうみても自業自得な結果でしかないのですけどね。

まさか、素人と喧嘩したことで、部に迷惑がかかるのを恐れたからということをいうのでしょうかね? それなら、尚のこと 喧嘩挑むなよ、というか、挑むなら、勘違いからでた行動とはいえ、退部覚悟みたいな言動を描写してから(半座が気がつかないように)の方が、まだ、納得できた(空手部側からすれば、空手部に乗り込んできて、支配しに来たと思い込んでいるから、番場が空手部を守ろうとして、勝負を挑むにしても、もうちょっと描写をしても良かったのではないかと思うのだが)。

青柳達が止めるのも聞かないで、退部して、道場を出て行く番場。
その彼の前に半座が現れるのだが、
「一晩中、考えてもわからねえ」と首をひねる半座。

あきらかに、穂波や空手部のやってることは心の伴った強さじゃないだろ。番場におしえてくれというけど、

礼儀作法なんて、たいそうなものじゃなくて、弱肉強食みたいなルールしか知らないのじゃないか?としか思えないのだけど。
まあ、こういう礼儀作法は、中途半端に強い連中は、自分の言動を正当化するための方便で使いたがるからなあ。体育会系の悪いイメージを凝縮したような連中だし。
というか、番場じゃなくて、野田の役目だろ、こういう半座に対するアドバイスは。
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by kwanp | 2010-02-10 20:04 | コミックス

ハードボウンドは眠らない21

夜の倉庫街、黒服の男に今月分といって、リストを渡す人物。リストと引き換えにお金を貰う。
そこへ現れる照井と真倉。
ガイアメモリ流通組織に警察の情報を渡す内通者がいるとわかり、リストを渡した刑事、氷室をマークしていたという。

まあ、園咲家が風都をナワバリにしているから、いても不思議じゃあないと思いますが。ただ、一年以上前から、ガイアメモリが流通していて、ドーパントが暴れていることが語られてますし、一年も超常犯罪捜査課みたいなドーパント犯罪に対する対策がとられていないなど、妙な部分もある。
氷室は近くにあった資材を倒し、逃げ出し、周囲に複数の黒服の男たちが現れて、戦闘員へと変身する。

慌てふためいた真倉は資材に足を滑らせて、気絶してしまう。照井は「これで、心置きなく暴れられる」とアクセルドライバーを取り出し、変身。戦闘員達に立ち向かう。

逃げた氷室の耳に、口笛が聞こえてきて、心当たりがある氷室は「まさか」と顔を青ざめさせる。
「久しぶりだな」と現れたドーパントに、「溝口君、いや、お前、お前、死んだはずじゃ」と取り乱す。

剣にエンジンメモリをセットして、Aを描いて、「絶望がお前たちのゴールだ」とセリフを決めるアクセル。

戦闘員を片付けたアクセルが氷室を追いかけると、ドーパントが彼を始末して、「まずは一人」と呟く姿が。
「口封じにけしたのか!?」というアクセル。貴様に用は無いというドーパントに、「あいにく、こっちにはある」と斬りかかるアクセル。しかし、逆に吹っ飛ばされ、逃げられてしまう。

元の場所に戻ってきた照井、真倉を起こすのだが、真倉が「後ろ」と声を上げると、背後から、照井を狙っている戦闘員、それを倒したのは九条綾、超常犯罪捜査課に今日付けで配属されたという。

オレに力を貸してくれ、とやたらに翔太郎を持ち上げる真倉。捜査協力をして欲しいというのだが・・?

「悪いな、オレは警察みたいな権力にはなびかなねえ、それがハードボイルド探偵の鉄則」と真倉に鼻フックをする翔太郎。
刃野に情報とかをもらったりしているのはなびいてるといわないか?

距離をとった付き合いのつもりなんだろうけど、警察から事件の情報を流してもらっているって、十分、なびいていることになると思うし(犯人を引き渡しているから、プラマイゼロというつもりだろうか?)、主義主張というより、ハードボイルド探偵は警察と馴れ合わないというようなルールがあるから、そういうことを言ってるのでは、という気がするのですが。

そもそも翔太郎が独立独歩でやっているなら、そういうのも経営姿勢の一つとしてなら、ありなのだが、鳴海探偵事務所の看板で所長をやっていて、おやっさんの残した人脈、評判を引き継いで、なので、それで警察にはなびかないと豪語するのは、いいすぎじゃないか、と思うけど。

それに普段、張り合っている真倉が頼み事をしても、ここぞとばかりにデカイ態度をとっているだけなのは明らかですし。

おまけにアキコは、三割増しという事を言い出すし。普段が普段だから、そういう態度を取られても、無理はない、といいたいところだけど、真倉は正太郎達を良く見せるために、翔太郎達が事件が首を突っ込むことに、めくじら立てたりしているのだが、事件に関係者以外が首を突っ込むのを警察が良く思わないのは無理もないわけだからなあ。
刃野が事件の情報を流しているのだって、翔太郎たちがドーパントがらみの事件で、刃野から見たら、仮面ライダーとつなぎをとって、犯人を引き渡してくれるという旨みがあり、Wドライバーやフィリップの力が無ければ、只のハードボイルド気取りの若造でしかないのだから、翔太郎単体では、真倉と大差のない人間だと思いますしね。
アキコも風都では有名な探偵の娘でしかなく、権利書を持っているから、探偵事務所の所長に納まってふんぞり返っていられるのだが(やっていることは、捜査の足を引っ張っている)。気に食わない相手にふっかけたくなる感情は否定しないが、それにしたって、相手を見て、吹っかけるような真似は、相手の怒りを買うことだってあるし、少なくとも、吹っかけるのと自分を高く売るのは別だと思うのだけど。なにせ、実際にやって、それで依頼人の満足する結果が出なくて、恨みを抱かれる事も考えられる。守銭奴キャラにしても、うまいやり方ではない。

翔太郎が、アキコにまた勝手に、とかいってるけど、両方とも相手によって、態度をころりと変えるという意味では、どっちもアウトでしょう。事務所の収入が増えるとしても一時的でしかないわけだし。

フィリップは、真倉が翔太郎に頭を下げるなんて、よほどの事情があるに違いない、と話を聞いてみるべきだ、という。

真倉がいうには、超常犯罪捜査課にロス市警がえりの女性刑事が配属されて、と語りだし、照井と九条が訓練で、組み手をやっているのを見て、「照井課長と互角にやり合っている」と訓練を適当にやりすごして、評価する刃野。
「美しいなー」と見とれる真倉。

照井と組み手をしながら、氷室は窓口に過ぎなくて、本当の内通者はほかにいるという九条。「心当たりは?」と問う照井に、「あります」と答える九条。
九条から離れて、「なr、あすぐ証拠を固めて、そいつをあげるぞ」という照井。照井を竜とよぶ九条。それを聞いて、彼女のほうを振り向く照井。時々いますからねえ、馴れ馴れしい態度で、相手の領域に土足で踏み込んできて、無神経にも相手の踏み入れて欲しくない領域に踏み込むタイプ。
まあ、外国じゃあともかく、日本じゃあ、親しくも無い相手を名前では呼ばないですし、外国かぶれな英語の使い方(今時いるのか、ああいうステレオタイプな外国かぶれ?)で、相手が外国にいた習慣から、人を名前で呼ぶという見当はつけやすいと思うのですが。

しかし、情報収集とはいえ、ビートルフォンを鳴海探偵事務所にもぐりこませて、調べていたような事をしているわけだから、自分のそれに踏み入るなという照井の言葉はどうかと思いますしね。

名前で呼んでいいですか、という九条に、好きにしろという照井。それを見て、アメリカがエリは違うねえ、と自分も、ミキオなんて呼んでくれないかな、という刃野。
そこまでいって、真倉の態度にどうしたという刃野。別に、と答える真倉。

そこへ、相手を殴っていたリーゼントの警官(?)がサボってるんじゃないと真倉を投げ飛ばす(サボっているのは刃野も同罪だと思うが)。

そこまで聞いて、真倉が照井を出し抜いて、九条にいいところを見せたいだけ、でしょ、と真倉の意図をかいつまんで説明するアキコ。つまらない事情だ、と切り捨てるフィリップ(いや、若菜の時のことはどうした?)。

しかし、アキコも3割増とか言ってる割には、真倉の依頼理由を聞いて、あきれているわけだが、商売になると思えば、相手の行動理由で露骨に態度を変えるというのはどうかと思うけどなあ。お金に拘る割には、態度が中途半端に見えてしまうのは私だけか?

翔太郎は、「いや、わかるぜ、俺にはわかる。照井には、一度がつんと思い知らせておく必要がある」といって、真倉の依頼を引き受ける。要は真倉よりも、照井のほうが気に食わないから、一時的に手を組むということですね。
しかし、鳴海探偵事務所の面々も、真倉もどちらも身勝手ではあるのですが、鳴海探偵事務所の面々に関しては、身勝手をムリヤリ、正しいことのように描こうとしているからなあ。

情報屋に警察の内通者ということを聞くのだが、さすがにそこまで、ディープな情報は知らないという。しかし、きなくさい噂の刑事とか知らないか、と切り口を変える翔太郎。それなら、知らないことも無いともったいぶる情報屋に詰め寄る真倉。それじゃあ喋れないでしょと突っ込みを入れるアキコ。


いや、そのものズバリな情報なんて、そうそう転がっていないと思うのだが(汗) まあ、もったいぶってというか、商品である情報を売るための前ふりみたいなものかもしれないけど。

阿久津という刑事の周りで失業中の人間が何人も行方不明になっているという情報を耳にして、彼の後をつけて見ると、サンタに声をかけているところを目撃してしまう。

そりゃまあ、サンタは季節モノといえば季節モノだけど、普段のサンタのキャラって、結構作っていると解釈できてしまうわけですが、その二人の向こうに車の中から様子をうかがっている照井と九条の姿があるので、照井&九条が阿久津を捕まえるために仕組んだ司馬懿という可能性もあるので、このサンタのセリフが完全に本気か、断言しきれないのですが。

九条がいると知って、いいところをみせようと、阿久津を捕まえに走る真倉。いいとK路尾w見せようと先走るのはともかく、あくまで、情報屋から手に入れた情報で、その裏を取って、事実を確かめていないわけだから、アレを見た段階で捕まえるのって、マズくないか?

もっとも、真倉というキャラは、特に序盤は、主人公補正のとばっちりを受けて、三下扱いされていたきゃらですし、主人公補正で正しいように描かれていた鳴海探偵事務所の面々、特にアキコなどは、つくり手が豪快で正しいつもりで描いた描写が、空回りしていたことや、それをカッコよく強調していたということもあって、そのとばっちりをもろに受けているキャラでもあるので、鳴海探偵事務所の面々や照井達を引き立たせるためのかませ犬として、こういう先走り行為を作り手によって、させられた気もしますが。

真倉が逮捕しようとしたので、逃げ出す阿久津。いや、完全に証拠掴んだわけじゃないのだから、すっとぼけるとかいうことも出来たのでは?
あわてて、車から降りて、「勝手なことしないで」と真倉を怒鳴る九条。阿久津を追いかける照井。先回りして、阿久津を捕まえる。
「おめえも刑事か、見かけねえツラだが、どこの部署だ」と問う阿久津に、俺に質問するなと返す照井。小僧が、カッコつけてんじゃねえぞと毒づき殴りかかる阿久津だが、逆に殴り返されてしまう。その際に何かの鍵を落としてしまう。

不意に周囲から聞こえてくる口笛。阿久津も聞き覚えがあるのか、口笛をしているドーパントを見て、あわてふためく。

アクセルドライバーを装着し、変身しようとするのだが、その前に襲い掛かってきて、したのフロアに照井を投げ飛ばすドーパント。そして、「久しぶりだな」と阿久津の胸倉を掴む。
ありえない、奴は死んだはずだ、と何かを否定しようとする阿久津に、地獄から戻ってきたのさと答え、投げ飛ばすドーパント。

そこに駆けつけて、Wドライバーを装着し変身する翔太郎。
「たとえ、悪人でも、やらせるわけにはいかねえ」と翔太郎。ドーパントと取っ組み合いをしているところに、階段を上がってきた照井が逃げ出す阿久津を見て、追いかけようとするのだが、ドーパントに放り投げられたWとぶつかってしまう。
wは「悪いな」といって、戦いを再開するのだが、照井は阿久津が落としたと思しき鍵を拾ってしまう。

ドーパントの硬い装甲に手も足も出ないで地下の駐車場に追い詰められるW。こんなときには、とヒート&メタルに変身して、反撃に出て、相手の右足にダメージを与えるw。このままでは分が悪いと悟ったのか、攻撃を目くらましに使って、脱出するMドーパント。

変身解除する翔太郎。そこへ照井や真倉、アキコが追いつくが、九条だけは別の通路から追いかけてきて、合流する。逃げられたと聞いて、悔しがる九条。せっかく掴んだ敵組織につながる糸口が、と、悔しがる。

まだ糸はつながっている、と拾った鍵を取り出す。鍵についていたプレートにはキャサリンという文字がついている。「ホステスの名か?」という翔太郎。スケベとスリッパで叩くアキコ。

アクセルとwのメモリの男の間には因縁があるらしい、とアクセルのデータを見ながら、冴子が言う。

若菜がミックを連れてきた事をとがめて(いやがらせか)、遊びじゃないのよ、と頬を叩く冴子。「あなたは何もわかっていない、ガイアメモリを持つその力も、恐ろしさも」と。

そこへ助けを求める阿久津からの電話が。

照井と九条をつれて、事務所に戻ってくる翔太郎達。フィリップに握手を求める九条。
握手を求める九条に、右足を怪我している事を指摘するフィリップ。ドーパントの右足にダメージを与えたので、カマをかけているということか?
九条のほうを振り向く照井(彼は、Wがドーパントの足にダメージを与えたときには、その場に居合わせなかったので、知らなかったはずでは?)。あわてて、この子、変わり者なので、とフォローするアキコ。

確かめたいことがあると、阿久津はあのドーパントを溝口と呼んだ、という照井。溝口の名をどこかで聞いたような、という真倉。
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by kwanp | 2010-02-08 20:37 | 特撮

ハードボウンドは眠らない21・5



「溝口マサキ、風都署捜査一課刑事、私の同僚でした」と語る九条。それを聞いて、「半年前、裏金を巡る汚職事件で懲戒免職になった男だ、世間やマスコミに追い詰められ、最後は崖から飛び降りた。もう、最低の刑事ですよ」と得意げに言う。
まあ、主役補正のとばっちりを受けることが多いけど、真倉もこういう軽率なところがあるのも、確かではあるので、この部分は、補正関係なしに、真倉がいいそうなことではアル。しかし、気になっている相手が、重い顔で言っていることくらいは気がついてもいいような。

それに対して、NOといい、溝口はとても優秀な刑事だった、私は彼を尊敬し、目標にしていた。ロス市警に行きたいという私の望みを後押ししてくれたのは、彼だった。今の私があるのは彼のおかげ、という九条。


そんな立派な刑事が、どうして、汚職なんて?という翔太郎に、濡れ衣で、彼は警察官であることに誇りを持っていたと答える九条。

「溝口刑事は無実の罪を着せられ、消されたと?」
「おそらく、氷室と阿久津の二人に」
照井の推測に頷く九条。ひどいというアキコ。
溝口は実は生きていて、自分を罠にはめた奴に復讐をはじめたと推論を口にする翔太郎。

いや、刑事として、優秀な能力があるのと、汚職に手をそめないというのは、違うような。なまじっか、優秀だと、汚職に手をそめざるを得ない状況で、手をそめてしまいかねない、というような状況は、今週のドラマ相棒でも語られていたわけですしね。
九条が溝口に関して語ることって、言う内容の優先順位が違っているような。


「やっぱり、最低だ!」と声を荒げる真倉。立派な警察官であるなら、犯人を逮捕し、裁きは法にゆだねるべきだ、それをドーパントになって、復讐をはじめるなんて、と怒る真倉。

真倉のいうことは、ある意味では正しい、それが若さ来る真っ直ぐさであったとしても、そういう考え方を持っていることは間違いではないのだし、ドーパント犯罪に間接的とはいえ、関わってきたわけだから、ドーパント犯罪の犯人たちの末路も、ある意味では、翔太郎達よりも見てきているといえるわけだし。

もっとも、ヘタすれば、警察もグルかもしれない話ではあるし、調べれば、溝口が氷室と阿久津と揉めていたということもわかると思うのだけど、金をもらって、組織に便宜をはかっていた人間が彼らだけではなかった可能性があるというか、そっちのほうが高そうですし。溝口に汚職の汚名を着せてでも事実を黙っておいたほうが都合がいい人間が、氷室と阿久津以外にもいるからこそ、出来た犯罪である可能性も考えられるし。
なまじっか、優秀だから、そういう現実に絶望して、手っ取り早い解決方法を求めて、力を、というのも十分にありえると思うし。

「お前に何がわかる」と真倉を殴る照井。

そりゃ、復讐者の側だから、ドーパントに肩入れしたくもなるでしょうね。

家族を殺された哀しい過去だけど、その復讐を果たすために、手っ取り早く、力を求めたという点でも同じですし、しかもそれで、間違いで人を殺しかけたわけですから、溝口や苦情のフォローをしたのではなく、自分の痛いところをつつかれて、それで頭に血が上ったというほうが近いような。犯人と思しき人間を、問答無用で切り殺そうとしていたわけですから、己の感情優先で行動する性格という意味では、凍結事件で家族を殺されていなければ、その感情の持って行き先を、警察官としての正しい行動ということに注いでいたと思うので、真倉と大差のないようなこといってたでしょうけど。

そもそも、真紀子の息子が犯人だとわかって、マキシマムドライブでドーパントを倒して、息子に近付いてくるときに、アクセルに変身していたのですし、しかも真紀子や翔太郎が制止しようとする姿は描かれても、変身解除して、手錠をかけるまでのアクセル、もしくは照井の姿は描かれていないわけですしね。

真紀子の息子を殺さなかったことで仮面ライダーになったという意見があるのだが、アレに関しては、そんないいものではないと思います。

復讐を昇華して、犯人を捕まえるというような感情になるのであれば、殺すか殺さないか、の葛藤は当然、描かれるべきでしょうに、それがない。

怒りと、復讐を果たすための力を手に入れて、有頂天になって、その力を振り回していて、真実に気がつかなかったわけで、復讐のために相手を殺そうとするのが、ダメだと気がついたのではなく、自分が怒りの感情などで頭が一杯になっていた、犯人と思しき人間を殺そうとした、そのやり方がまずかった斗いうような結論に至った可能性があるから、翔太郎の流儀にあわせている、真犯人を捕まえるために、有効なやり方であるなら、そっちを見習うべきだ、という、なまじっか、優秀であるために、自分の目的を確実に果たす方向の学習をした可能性のほうが強いわけで。

まだ、仮面ライダーになりきれていない、ということでしょうね。

第二話でも翔太郎がフィリップを殴ったときだって、ハーフボイルド扱いされて、あっさりと殴っている。
本当に何かに拘っている、己がそれを克服しようとしている人間は、自分がいたいところを突かれたからって、いや、だからこそ、殴りたくなるような衝動に駆られても、それを必死で抑えようとするものですからね。

しかもその後の話の展開を見れば、翔太郎はハーフボイルドだからではなく、その言葉の裏に己の弱さを指摘されたことが殴った原因ではないか、とおもえてしまうような描写がチラホラと見受けられるわけですし。

真倉は、何か間違った事をいました、ということばに、フィリプが正論は時として、暴論より、相手を怒らせるというけど、真犯人がほかにいる事を別にしても、照井の復讐心はちっとも昇華されていないということでしょう。


鍵を渡し、検索を頼むといい、外に出る照井。「私のために殴ったの?」と問う九条。真倉のほっぺにハエが止まっていたとはぐらかす照井。「あなたでも、そんなジョーク言うんだ」と苦笑する九条。
「恋人だったのか?」と照井。
よく、一緒に風都タワーをみていたといい、きまって口笛を吹いていたと、溝口との思い出を語る九条。

回想・夕日のなか、風都タワーを見ていた溝口と九条、
「それ何の曲?」と九条が聞いても、何の曲だろと、溝口自身が首をかしげるが、この曲が、この街にあっているという溝口。

自分はこの曲も、彼の笑顔も好きだったという九条。

九条を庇ったのではなく、真倉を殴ったのは、あくまで自分のためだけでしょうし。本当に復讐心を抑えて、その力を正しい方向へ使おうと変る事を望んでいるのなら、真倉のいうことに、異議を唱えるにしても、勘定を剥き出しにして、人を殴るようなことはしないというか、抑えるように心がけるくらいはするでしょうし。

今回の脚本は長谷川氏ですが、これまでの長谷川氏は三条氏の脚本を踏まえたうえの話作りをしてきたわけですから、照井が真倉を殴ったのは、第二話で翔太郎がフィリップを殴ったことに対応していると思いますし。

それに、ドーパントの正体をよく確かめもしないで、それらしき人間を殺そうとしていたけど、ガイアメモリ開発を手がけていたっていうのは、立派な敵の関係者だと思うので、ターゲットにロックオンされる理由は十分だとおもうのだが、もし、前回のエピソードの時点で、フィリップがメモリ開発に携わっていたという事を知っていたとしたら、仇と思しき人間は即効で切り殺そうとしていて、利用価値がありそうなフィリップは利用する。
自分の損得だけで、斬るか斬らないか、の判別をつけているということになってしまうわけだからなあ。

知らなかったにしても、フィリップのことを意識していたけど、翔太郎も、その能力を便利だと利用しているようなところがあるけど、復讐を果たすために便利だから、という理由で、利用しようとしているだけかも。

あのころとは変ってしまった、復讐という強い感情によって、と照井。「理解できるの、彼の気持ちが?」という九条。自分にも復讐するべき相手がいるからな、と答え、wのメモリの持ち主の事を話す。

九条や、溝口のためじゃあなく、自分のために怒っているだけですし、そもそも、現職の警察官が、心情的には理解できるようなところがあったとしても、復讐を認める側に立つような発言を人前ですること自体、マズイでしょう。

検索を行うフィリップ。キーワードは阿久津ケン、風都署捜査一課刑事、失業者の連続失踪事件で検索した結果、阿久津の潜伏している場所がわかったという。「何丁目のスナックだ」あくまで水商売に拘る発言をする翔太郎。スリッパで突っ込みを入れるアキコ。
キャサリンは阿久津が所有するクルーザーの名前であり、ヨットやクルーザーにはよく女性の名前がつけられるって、聞いたことがアル、というアキコ。

港にやってきて、キャサリンという名前のクルーザーを見つける翔太郎達。

九条と真倉、照井と翔太郎に別れて(自分に命令するな、と反発する翔太郎)、捜索するのだが、クルーザーに乗り込んだ、翔太郎たちは、別々の入り口に分かれて、中に入ろうとして、翔太郎の入ろうとドアの中から、阿久津が銃を構えて、現れ、翔太郎を牽制するが、照井が阿久津を蹴り飛ばし、逃げた阿久津を追いかける。

真倉は九条に復讐はけして、正しいことじゃないと、訴えかけるのだが(こういう行為自体が、gy区効果だと思うのだけど)、「今、そこを人影が横切った」と九条が追いかけていって、悲鳴が上がり、真倉もあわてて、追いかけるのだが、意識を失ってしまう。

阿久津を取り押さえ、連れて行かれた人たちの行方を問いただす照井。
ガイアメモリの実験台にされたと悪びれもせずに語る阿久津。「いい商売だった、行方不明になっても誰も探さない人間なんて、警察にいれば、いくらでもみつくろえる」と嘯く。それを溝口に気付かれてしまい、口封じのために殺したというのだが、正義感ぶりやがって、と阿久津は言うのだが、自分たちのやっている事をとがめられたというより、溝口の正しい行いをしようとしている姿自体が、手を汚していた彼らの痛いところをつかれたということもあるのではないか、と思うのだが。

あそこから落ちて、生きているはずが無い、なのに氷室がやられて、こんどはオレまで、と信じられない顔をする阿久津。

「お前の命は刑務所で守ってもらえ」と言い放つ翔太郎だが、「いや、俺を守るのは、あの化物だ」とミックが現れ、正太郎達を襲う。
アクセルに変身する照井、wに変身する翔太郎。彼らがミックに立ち向かっている間に逃げる阿久津。

ミックから距離をとり、
「こいつは敵の幹部だ、強いよ」
アドバイスするフィリップ。
「なんだろうとドーパントは倒すのみだ」と斬りかかるアクセル。
高速移動でWとアクセルを吹っ飛ばすミック。
立ち上がり、エンジンメモリを剣にセットするアクセル、ジェットで炎を飛ばし、ミックに命中させる。
ルナ&トリガーに変身して、攻撃するが全てかわされてしまい、アクセルがスチームの力で上空に舞い上がり、一気に落下して、斬りかかりダメージを与える。
しかし、その隙に阿久津にクルーザーで逃げられるのだが、ドーパントの攻撃で、クル-ザーが破壊される。
溝口というW。しかし、溝口じゃなく、九条だとアクセルが指摘すると、「やっぱり気付いていたのね・・・」と変身を説いて、現れた正体は、九条であった・・・・・・。

今回の話だと、復讐者の末路を照井に見せる展開になると思いますが、翔太郎に関しても、Wや正太郎達をカッコよく見せるということに腐心していたりするものの、霧彦のエピソードで、一応、一歩間違っていたら、翔太郎もそうなっていたかもしれないというような、似て非なるキャラを持ち出しているのですが、wをカッコよく書こうと腐心しているためか、翔太郎たちは正しい、カッコイイみたいなことばかり強調されているので、どこまで効果を発揮できているのか、疑問ですが。
照井も、前回の話で復讐を昇華したような描かれ方をされているので、このエピソードで復讐者の末路を描くにしても、どこまで、照井に他人事ではない、と思わせることができるのでしょうかね?
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by kwanp | 2010-02-07 14:45 | 特撮

一見すると・・

番場の一撃を顔面に食らう半座。
しかし、思いのほか痛くない一撃に呆気に取られてしまう。

すきだらけだった、相手の攻撃に反応できなかった、それはわかる。だからこそ、歯ぐらい折られるかと思ったのに、と腑に落ちない半座。

野田が番場が一本取った事を宣告する。それを聞いて、「人の戦いに口を挟むな」という半座。
「しょうがねえだろ、審判なんだから」と説明する野田。

こいつの書き方一つで、この話、もう少しマシになったのじゃないか、と思えてしまうのは私だけか?半座と空手部の面々の間を取り持つとか、友達になろうと声をかけてきたこいつが、喧嘩に巻き込まれて、それを助けることで、仲良くなるとか、書き様はあったと思うのですが。
半座の正体がわかった途単に、その強さにビビって、あげく勘違いで襲い掛かるような描き方していたわけですし。完全に空手部寄りで腰ぎんちゃくみたいな描き方しかされていないのですしね。

「大体、なんだよ、「有効」って!? 俺には全然、効いていないぞ」と反論する半座。
いや、ルールとして、有効であって、空手に関わっていない半座に有効かどうかなんて、関係ないと思うのですが。

「なら、続けるがいいさ」と挑発する番場。
「なめんなぁぁぁぁ」と襲い掛かる半座。それをかわされ、腹に攻撃されて、中段突き、上段突き、中段蹴りと次々と攻撃を入れられてしまう半座。

「なんでぇ、さっきから!? カユイのをポンポンポンポン・・・・。おちょくってんのか!?」と抗議する半座。

って、勘違いしているとはいえ、入部テストだということ忘れていないか? とはいえ、強くなるために入部しようというのに、カユイのをポンポン当てられて、本当に強いか、と疑問を感じるのは無理もないか、

最初に空手の世界へいざなったのは野田であるが、空手をやっている穂波に叩きのめされたのだから、あれが空手、強い人間という認識をもっていても不思議じゃないし。

「おちょくってなっかいないさ。ただ、俺らの戦いは血を見ることが目的じゃない。お前ら、不良と違ってな」

ルール無用で、相手を倒す、場合によって潰す事を目的にする半座がやってきた喧嘩と、ルールに基づいて、試合をして、勝ち負けを決めるスポーツとでは、勝ち負けを決める基準が異なるのは当たり前ですけど、半座からみた空手をする人=穂波のイメージになるわけですから、しっくり来ないのはむりもないでしょうけど。

もっとも、それを考慮しても、半座と番場のやっていることが全然違わないように見えるのですが?番場は半座の喧嘩を売っているとしか思えないようなセリフに早合点して、勝負にでちゃったわけだし。穂波は穂波で空手をやってて、そこそこに強いにもかかわらず、その力を振るって、喧嘩をしたり、真偽を確かめないで、空手部の後輩というか、子分と争っている相手に攻撃を加えています。

喧嘩ばっかりしてきた暴れん坊に、武道家の心構えがともなった、強さだけではない力というものに直面して、何かが変り始めるというシチュエーションをやりたいのだと思いますが、

穂波に好き放題暴れさせて、それに関して、誰も何も言わないどころか、それと大差ない行動を行っているとしか見えない、心を伴った強さというイメージをもてないというのが今までの話を見ての正直な実感です。

野田の描き方にしても、半座が喧嘩の強さで恐れられているということを強調したいがために、声をかけてきた人間にすら恐れられている事を表現したかったのかもしれませんが、いくら、相手(半座)が強いらって、武道の経験者(野田)が人を襲うのはやりすぎです。

こんな連中がルールを伴ったスポーツをやったところで、自分たちに都合の良いようにルールの抜け穴をかいくぐって、好き放題暴れ回るラフプレイ集団になってしまうのが関の山だと思うのですけど。
それをたなにあげて、相手を喧嘩屋とか、ただの不良とは違うとかいって、力と心が伴っているように言ってるわけですから、ちぐはぐな印象を受けてしまうわけですので、もうちょっと、ただの喧嘩屋とは違うやり方で、半座の目的を問いただして、穏便に話を進めてください。素人目から見ても、身体を鍛えた乱暴物の集団にしか見えません。

しかも半座にきいていないとか言われているところで、負け惜しみにしか聞こえません(早くも小物臭が)。

一方、穂波は青柳と呼ばれる先輩(居残り補習といわれるように成績は良くないらしい)と会っていて、新人の登録名簿を渡されて、「今年はいいの入りそうか」と聞かれて、男子が四人と答える。
団体戦は5人制で足りないとかいうのですが、新人戦なのでしょうかね?

しかも穂波は20kも走れないとか、番場とちょっといびっただけで萎縮するとかいって、元気がないとか言い出す始末。

ちょっとまて、血龍とか言われて喧嘩では最強クラス扱いされるようなのを弱いとか言うような奴が、同級生と一緒になっていびるって、手加減できるのか、この女?というか、イビるって表現を平然と使うなよ・・・・。

なんというか、最近のスポーツ漫画とかで、時代遅れ扱いされる、根性、精神論しかないスポーツ指導にしか見えないのですが。先輩には敬礼するけど、後輩には威張りまくる。しかも、事情を確かめないで、後輩と争っている相手を殴ったり、自分がいいと思っていることを近くにいた人間を巻き込んで、そいつに全部やらせて、いいことをした後は気持ちがいいとか抜かす根性。

クラブ活動とかでやたらに威張りまくったり、後輩に対して、やたら暴力をふるって、煙たがれる小煩い先輩というイメージにしか、見えないのですが。

青柳はやりすぎとかいってるわけですが、この女を野放しにしている時点で、対して、ストッパーとしては機能していないような。

もしかして、半座が乱暴モノ揃いの空手部に入り、その中で成長して、そいつらの性根をたたきなおすという話ということですか?でも、連載開始前には喧嘩ばっかりしていた半座が恋をして、空手をはじめるというようなイメージばっかり強調されていたわけですから、スラムダンクとまではいかなくても、喧嘩ばかりやってた奴が飛び込んだその世界において、技術はもとより、人格も伴っているというイメージを連想してしまったわけですが・・・。

青柳は「ウチの部は特に有名って、わけじゃない、推薦でくるような期待の星とかいるわきゃねーか」とぼやくわけですが、

こない原因は明らかに穂波をはじめとする空手家を名乗る乱暴モノ集団だと思いますが・・・。

特に有名じゃないってことは、有名なところは、もっと強い&ロクデナシがでてきて、穂波や番場がマシに見えてしまうようなのがでてくるということでしょうか?

これで、穂波よりもマシな連中がわんさと出てきたら、技術や強さはたいしたことがなくて、しかも武道家としてのモラルにも問題があるただの暴力女でしかないわけですけどね。

上段蹴り一本を取られる半座。
攻撃が見えない、こっちの攻撃が当たらない、なのに、軽いのはポンポン当たりやがると心の中で呟く半座。
一方の番場は汗がだらだら流れていて、疲労困憊の状況。野田にどのくらいやっていると尋ねて、30分です、というような答えが返ってくる。

そこへ、まだまだ、と襲い掛かる半座。その言葉に驚く番場と野田。伝統派空手(全日本
空手道連盟に入っている流派・団体を指す)の試合時間は男子で三分。それを10回以上続けていることになるといい、つーか、カッコつけないで、ちゃんとルール言っときゃよかったのに、と心の中で突っ込みを入れる野田。

って、それは野田が審判しているわけだし、三分経ったところで、試合終了を宣告すればよかっただけじゃないのか?

半座の流儀を認めたが、一応は、空手をやっているわけだし。審判の権限を持って、空手のルールではこうなんだ、ということを主張して、譲らないという風な書き方も出来たのでは?

まさか、片方が先輩、片方が、血龍と呼ばれている同級生だから、口出しできないというのであれば、審判の意味はないでしょう。

伝統派空手のルールに従って、試合時間が三分ということを野田が主張しても、半座が引き下がらずに(勝てなかったら、入部できないかも、という危機感?)、それを番場も受け入れて、勝負は続行、その上で三十分たったということにすれば、空手部に入部しようとして、入部テストだと誤解した半座、審判を任され、空手のルールに則って、ジャッジの役割を果たそうとする野田、空手部にやってきた喧嘩屋を迎え撃つつもりの番場という三者のキャラが描けたのではないか、と思いますが。


ルールの上で戦っているから、半座よりもへばるのが早い番場が半座に次々と一本決めることが出来るわけですしね。半座は、空手部に入れば、強くなれると思っているのに、カユイのでポンポン叩かれるだけでポイントを決められる&さっさと勝負ありにされてしまって、納得できない&入部テストが失敗に終わって、入部できないという風に焦る可能性は高いわけだから、強くなって、穂波に認めさせる第一歩としても、くらいつかざるをえない。そこから、三十分も延々、番場から一本とろうとして、食らいついていくという展開に持っていこうということも出来たはずなのに、そういうことを書かないで、延々、三十分も続けているという展開を書いているわけですからね。

番場がへばっている原因は、審判の役割を果たせていない野田にあるかのようになっているわけですよね、作中に書かれているシーンだと。


しかし、wikiの伝統派空手の項目にある、

礼節や哲学を重視する。

という部分、穂波や番場のやっている空手と同一のものとは思えないんですけど。

疲労困憊の番場と平気な半座。
また、よけられた。何が違うんだ、コイツと俺、と自問自答する半座。

「不良を何十人もか、ハッタリじゃなさそうだな。いいだろう、たまにはこっちからいくぞ」と番場。
スタミナ切れで、切羽詰っているのに、カッコつけても説得力ないような。

踏み込んでくる番場に、「あれ、こいつ、こんなに近かったっけ?」と呆気に取られる。

青柳と穂波が道場にやってきて、組み手の練習は5時からなのに、おかしいといっていると、番場が、新入生相手に一撃を入れた場面に出くわす。

それをみて、「やんちゃ君」とか言う穂波。

えーっと、血龍とか言われて、喧嘩では負け知らずの人間を、やんちゃの一言で済ますのですか?

一発当てられ、速ええという半座。それをうけて、解ったぞ、というのですが、
「勢いつけようとして、走って振りかぶるから、バレバレなんだ」

・・・・・・・・・・・・・・・・いや、それ、喧嘩でもバレバレで攻撃当たらないんじゃないですか?

それとも、神坂一の小説にあった

小学生10人Vsアーノルドシュワルトネッガーの理論で勝っていたのでしょうか?

念のため言っておくと、その言葉が出てきたエピソードで、主人公が「数の暴力って知っているか?」というセリフに、敵のボスがそのせりふを言ってたわけです。

そりゃまあ、ある程度の常人離れした身体能力があれば、戦い方なんて関係無しに蹴散らすことは、物語では良くも悪くも、かかれる描写ですからね。

穂波はあいつ、性懲りもなく、と事実関係を確かめもせずに半座が喧嘩を売ってきたとチンピラじみた結論を出して、止めようとするのですが、青柳はそれを止めます。

って、それは役周りが逆じゃないですか?

ヒロインのほうが、大抵は主人公の事を先入観なしに接したり、こういう状況で、続けさせてくださいというものじゃないでしょうか?

まあ、佐渡川作品、とりわけPUNISHEr以降のヒロインは、スレているのしかいないのではないかと。
無敵看板娘やNでは、若菜とか茅原とか、まだ、純粋さやら常識担当のキャラがいたのですが、PUNISHERでは、そういうキャラはいないわけですし。
作品を重ねるごとにかわいげがどんどん無くなってしまって、それでいて、腕力的な強さはあって、作者補正で正しい存在を言うお墨付きを持っているけど、やっていることは、自分の欲望のままに突っ走るという無敵看板娘の時から変らないスタイル。かといって、逆境に置かれても、優しい心を見失わないというような心の芯の強さみたいなものは持ち合わせていないわけで、逆境に置かれたから、ひねくれました、だから、好き放題やっています、というような言動ばかり取る。
これで、思うままに突っ走っていたら、そりゃ、ミルキィや穂波みたいなキャラになっちゃいますよね。

まあ、佐渡川氏だけじゃなくて、似たような壮大な話とかをやりたがる人には良く見受けられる兆候ですが。

手を伸ばすだけでパンチが届く、こんな感じか、と頭の中で、動きをイメージしながら、番場に向って踏み出す半座。

そして、最短距離を、至近距離で、ブチ込む、と番場の顔に一撃を入れる半座。

って、野田の描き方を気をつけるだけでも、ここまでの展開、大分、違ってたんじゃないのか、とか、もう2~3号掛かっても、もう1シーン入れなければいけなかったのでは、とか、色々とはしょりすぎというか、説明不足だったのではないかと思いますが、現代(?)を舞台にした学園モノというのはなまじ、見ている人間に対して、その作品の世界観、一から丁寧に説明しなくても言いという利点があるので、PUNISHErの後で現代が舞台で、学園&空手がモチーフのこの話になったのは解るのですが、今度は逆に、その利点にあぐらをかいているかのような印象を受けるのですけどね。
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by kwanp | 2010-02-04 21:57