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戦う交通安全!! 1

平和で穏やかな惑星ハザードが宇宙の暴走族ボーゾックに襲われた。

戦火の中を逃げるハザードの少年。
炎に包まれたハザードを見つめ、ペンダントを握り締め、ママとつぶやく少年。

惑星ハザードの宝はすべてもらったというボーゾックのメンバー。
この星にもう用はない、行け!という別のメンバー。

花火にされる惑星ハザード。

ボーゾックのサロンにやってくる美女ゾンネット。
テーブルに腰掛けて、いっしょに飲もうよとよってくるボーゾックのメンバー。

ピアノを弾くメンバーの一人。

おうおうっ、ゾンネット。次はどの星だ、と先ほどのボーゾックのメンバーが聞く。

チーキュと袋みたいなメンバーがいう。
チーキュ?と花火になる地球を想像して、とってもステキというゾンネットをなめようとして、ガイナモ!と呼び止められる。

なんだ、ゼルモダ?と先ほどのボーゾックのメンバーに取り繕うガイナモ。
とぼけんなゾンネットの尻、舐めてる場合じゃねえぞ!と指差した先には、惑星ハザードを花火にしたボーゾックのモニターに地球が映ったかと思うと、そこに赤、緑、ピンク、黄、青の五つの星の輝きが現れる。
なんだ、ありゃ?!とおどろくガイナモ。

このいつつの光こそ、まさしく惑星ハザードに長く伝わる星座伝説・激走戦隊カーレンジャーの輝きというフード姿の人物。

激走戦隊カーレンジャー? とガイナモ。

この宇宙が邪悪におそわれたとき、車をかたどった五つの星座が輝きを持つ五人の若者にクルマジックパワーを与えて、激走戦隊カーレンジャーに変身させる。
変身した激走戦隊カーレンジャーが邪悪を倒し、宇宙の平和を守る。



カーレンジャーになるべき若者は地球にいたのか、というフード姿の人物の態度に、
地球? テメェ、ボーゾックじゃねえな!?というガイナモ。
何者だ!とゼルモダ。やっちまえ!と遅いかかるメンバー。

つまり、何度か、歴代のカーレンジャーが誕生して、宇宙を邪悪から護ってきたということになるわけで。
まあ、この当時でも、バラノイア撃退したばかりだし、20余年も内外からの侵略者を倒し続けているわけだから、そりゃ、地球の若者だったら、大丈夫だろうということになったと思うが。

それをかわし、フードを取った、その正体は先ほどのハザードの少年ダップ。

お前たちに花火にされた惑星ハザードの戦士ダップと名乗るダップ。

なにい、とガイナモ。

車をかたどる五つの星座よ! われにクルマジックパワーを与えたまえ!とサケブや否や、五つの車の星座から放たれた光がダップに降り注ぎ、光の球となって、地球へ向かうダップ。

まあ、長谷川裕一氏のすごかがでは、ハザードやポリス星は同じ文化圏で、能天気な気質の割りに戦闘能力はすごく強いということになっていて、ボーゾックも同じ文化圏の暴走族なのだそうだ。

ダップがクルマジックパワーを操る役割を持っているのは、おそらくは、ギンガマンでは自在剣で、星獣を銀星獣にするときのパワーが強すぎて、星獣が
危険だととめるくらいだったのだけど、ハザード星人だったら、体が丈夫だから、ということなのだろうか?

その頃、おれたち、と自動車会社ペガサス。

オーライと車を誘導する上杉実。
車から出てくる陣内恭介。
工具を運ぶ志乃原菜花摘。
二階から降りてくる八神洋子。
PCで仕事する土門直樹。

やっぱり、オレたち、社長にだまされてるって、といいだし、俺たち、車の修理しにこの会社入ったわけじゃないよなという恭介の言葉にうなずく実たち。
自分たちの好きなように夢の車作らせてくれるっていうから。でも、作らせてくれたのは、この夢の車の模型だけだし、と五つの車の模型を指差し、こんな会社辞めてやる!と手袋を叩きつける恭介。

いや、会社の規模見たら、そんな難しいくらいわかりそうなものじゃん(汗) 

その時、夢の車の模型が光り、ダップ、とダップが現れる。


夢の車の模型が、五つの車の星座と同じ形をしていて、恭介達にも、いつつの光が宿る。

キミたちが激走戦隊カーレンジャーダップ?と恭介を見るダップ。

ペガサスの社内をまじまじと見るダップに、行けよ、と実たちに促され、オレたち宇宙の平和を守る激走戦隊カーレンジャー?という恭介の問いに、そうとうなずくダップ。

ちょっと待ってよという恭介に、待てない!宇宙の暴走族ボーゾックがすぐそこまで来ているとダップ。

まあ、まだ配信されていないデンジマンだと、アイシーがデンジマンの面々の前にいきなり現れて、お前たちがデンジマンだ、と任命して、デンジランドに5人が集っているし、バイオマンは完全に拉致。
まだ、配信されていないマスクマンでは、チームが結成した状態で話が始まるのですが、

姿長官が真夜中に奇襲をかけてきて、メンバーを選抜していたのが途中で明らかになっておりました。

マスクマンはゲストや登場人物が、いろいろな意味でアグレッシブ(汗

それにくらべたら、まだ穏便なほうだよなー、ダップは。
とはいえ、レンタル屋に特撮のビデオもちらほら、並んでいるとはいえ、今みたいに、すべての戦隊の映像ディスクが充実していたとはお世辞にもいえない状況。

それに、同年のダグオンは
通りがかりの高校生に、ダグオンになって戦え、と装備と変身アイテムを押し付け、さらには、OVAでは、大道寺炎の家は、宇宙の警察によって、
跡形もなく消滅させられてしまいます。

おまけに、シャンゼリオンも同年放送で、ダップだけがムチャなことを言ってるようなわけではなく、しかも、チェンジマンの伊吹長官のように星を奪われたものが、別の星に逃げ延び、星を護るための戦いを始めるというスタンスにかなり近く、まあ、伊吹長官が宇宙人ということはクライマックスで明かされるので、それを最初から明らかにして描いているとも言えるわけです。

96年は、あと、ビーファイターカブト、ガイファードがあったわけですが、カーレンジャーやシャンゼリオンに比べると、高校生戦士のビーファイターもえらくまじめに見えてしまう。
キャラから言うと、正式な訓練をつんでビーファイターになったふたりと、運動神経抜群とはいえ、ズブの素人の高校生で、はっちゃけてても不思議じゃないくらいだけど。

まあ、それを抜きにしても、

バトルフィーバーJ 国防省の職員
デンジマン アイシーがデンジマンの前に現れて、使命を告げる。
サンバルカン 地球平和守備隊の軍人が召集される。
ゴーグルV、本郷博士が襲われたのを居合わせた赤間と、
コンピューターボーイズナンドガールズに選ばれた面々。
ダイナマン 夢野博士に選ばれた5人が収集される途中で、ジャシンカの作戦に遭遇して追いかける。
バイオマン 拉致
チェンジマン 地球守備隊の兵士で、訓練途中から1話が始まり、鬼軍曹である伊吹軍曹の訓練に反発して、脱走中にゴズマの部隊に襲われる。
フラッシュマン メスにさらわれた子供達が、フラッシュ星人に助けられ、訓練を受けて育ったが、地球の危機を知って、
フラッシュ星から、装備を奪って飛び出してしまう。

マスクマン 物語開始時には、世を忍ぶ仮の姿として、レーシングチームを結成している。
ライブマン、大教授ビアスの元に走った友人3人に、友人が殺され、戦う準備をしていた。それを知って、かげながら、三人のマシンをロボットに合体できるように改造した星博士


ターボレンジャー 小さい頃に妖精の声を聞いた5人が、変身して戦う。
ファイブマン 20年前に、荒れ果てた星を再生しようとしていた科学者夫婦の子供達5人が、20年間戦う準備をしていた。

ジェットマン 正式に選ばれた5人がバードニクウェーブを全員浴びる前にバイラムの襲撃を受け、レッドホークの竜以外は、全員偶然バードニクウェーブを浴びた一般人。
ジュウレンジャー 一億七千万年前にバンドーラを封じた戦士であり、復活に供えて眠っていた。それを知り、ドラゴンレンジャーとなるブライも、眠りにつく。

ダイレンジャー 前の戦いでゴーマに寝返った張遼の息子の亮とリン以外は、見込みのありそうな若者をスカウトしていたが、詳しくは語られていない。

カクレンジャー 数百年前に封印の扉で、妖怪を封印した5人の忍者の子孫

オーレンジャー国連空軍の軍人、レッド以外の4人が変身の力を得る前に、バラノイアと戦い、追われている状況。

といった感じでいきなり、敵と何の因縁のない一般人の前に現れて、戦えというようなシチュエーションはほぼ初めてで、バードニックウェーブをアクシデントによって、浴びたジェットマンですら、数話をかけて、メンバーを集めるといった展開であり、中には、バイラムから直接的な被害を受けた
メンバーもいる。

デンジピンクの桃井あきらも、一度は夢のために拒否するが、ベーダー怪人に襲われたことで、その被害を痛感し、戦う決意を固めたといえるわけだし。

この時点では、カーレンジャーの五人はボーゾックやハザードとは
何の関係もない完全な一般市民であり、戦う必要性は存在していない。

戦えといわれて、はいとあっさり受け入れるようなシチュエーションとは無関係な一般目線の5人といえるわけで、そういう意味じゃあ、なんで、おれ達が?という恭介たちの反応は当たり前といえば、当たり前なんだけど。

地球に迫るバリバリアン。

あれは?と尋ねるダップに、バランシングマシンと答える恭介。ダップ! クルマジックパワーであのマシンの奥を激走戦隊カーレンジャーの秘密基地にするぅといいだすダップ。

わけのわからないことをいいやがってという恭介。
クルクル、クルマジック!とクルマジックパワーでペガサス敷地内に一瞬で秘密基地を作るダップ。

驚く恭介たちが勝手にそういうことするな、と怒鳴る。
ダップップとドアを開けて手招きするダップ。

後ずさりする恭介たちをクルクルクルマジック!とクルマジックパワーで強引に基地に招き・・・、連行する。

プッププ、おいでというダップ。

クルクル、クルマジックとクルマジックパワーで、カーレンジャーのマシンを作り出し、エヘンといってからこれがキミたちのスピーダーマシンだと得意げに言うダップ。

ええー、とスピーダーマシンを覗き込む恭介達。

クルクル、クルマジックと恭介たちの腕にブレスをつけるダップ。

なんだこれは?と驚く恭介に、アクセルチェンジャー、ダップと変身ポーズをまねて説明するダップ。

「「「「「アクセルチェンジャー?」」」」」

声をそろえていう五人。

そこに警報が鳴り響き、とまどう五人。ついに来たかとつぶやくダップ。

東京上空に現れるバリバリアン。
つぼの中から出現して、人々を襲う兵士。

人に墨を吹きかけたり、エアロビスタジオを襲う兵士。

埋立地に現れる総長ガイナモ。
露天商を襲う兵士。

人間たちに飼いならされ、戦うことを忘れたチーキュの車たち。
今こそ目覚めよお前たちは兵器だ、!というガイナモ。

兵器だ、兵器だ、というボーゾックのメンバー。

兵器となって、人間たちを支配せよ!というガイナモ。

ひとりでに動き出し、消防士たちをおおす消防車。
ひとりでに動き出し警官を襲うパトカー。
子どもの三輪車がETとびをする。

激走戦隊カーレンジャー出動ー!というダップだが、恭介たちの姿が見えない。

隠れても無駄ダップと隠れている恭介たちの姿を見つけてほくそえみ、よしとクルマジックパワーで引っ張り出すダップ。


いたみで苦しむ恭介たち。

人々を襲うボーゾックと車。そこへ恭介達を引っ張って、現れるダップ。


チェンジマンでも、イマドキの若者(当時)のカラーを前面に押し出していて、機関銃ぶっ放して、尻をたたいたともいえるので、それを目先を変えてやっているといえなくもない。

なんだ、お前たち?というゼルモダ。

ご紹介しまーす! 宇宙の平和を守る激走戦隊カーレンジャーです!と恭介達を押し出すダップ。

恭介達を見るガイナモ。

冗談じゃないっていうの、どうして、オレたちがあんな会社で働きながら、激走戦隊カーレンジャーにならなきゃいけないんだよ! 給料税込みで19万3千円で、どうして、宇宙の平和まで守らなきゃいけないわけ!?という恭介。

私のお給料は20万ちょっと!と洋子。
私は20万2千円と菜摘。
オレなんか、17万8千円やでと実。
21万でございますと直樹。

いや、昨今の基準から言えば、優遇されているほうに見えてしまう。
まあ、
この数年前に放送が開始したクレヨンしんちゃんの野原一家も、放映開始当時には、普通の家族を描いていたのに、いまや、野原ひろしは勝ち組とまで言われるくらいに、妻子もち、いえもちがすごいことになってしまいましたし。

前述したように、この時点では星ひとつを滅ぼした
ボーゾックの脅威が地球に伝わっていないわけで、こういう反応
もムリないけど、
ボーゾックに地球滅ぼされたら、その安月給の仕事どころじゃなくなっちゃうのだけどね。ちなみに、この中で一番年下は
直樹。

給料のことなんか、どうでもいいの!とダップ。
よくない!と恭介。

ダップも、口が回れば、ボーゾックがハザード星を花火にしてしまったことを話して、給料が保障された仕事どころじゃなくなるみたいな理屈で攻める手もあるけど、さすがにそこまでやっちゃうとね。

よくないよくない、それが一番よくないというボーゾックのメンバー。

もういい、キミたちにはもう頼まない!ボーゾックはやはり、私が倒す!というダップ。

生意気なとゼルモダ。

光となってぶつかり合うダップとゼルモダ。

その戦いの行方を見守る恭介たち。

しかし、破れてしまうダップ。

決まったなあ、というゼルモダ。
ダップの名を叫び、駆け寄る恭介たち。

仲間たちのところへ凱旋するゼルモダ、

ママはあいつらに殺された・・・、母親を探し、瓦礫の下敷きになっていた母親を見つけるダップ。
ダップと抱き合い、惑星ハザードが滅びても、宇宙の平和は星座伝説の激走戦隊カーレンジャーが守ってくれるでしょうと、タイヤの形をした五色の球がはめ込まれたペンダントを渡し、我が息子ダップよ、と話しかける母親。
ハイとうなずくダップ。
クルマジックパワーの使い手となって、激走戦隊カーレンジャーを探すのですとこときれる母親。

ママ・・・・、ママーとダップの泣き声がこだまする。

恭介の手を握って、陣内恭介、と呼びかけるダップ。
うなずく恭介。
土門直樹、と呼びかけるダップに返事をする直樹。
上杉実と呼びかけて、それにうんと答える実。
志乃原菜花摘というダップに、うなずく菜摘。
八神洋子・・・、とダップに、なきながら、名前を呼ぶ洋子。

私は、信じ・・・る、キミたちがハザードに伝わる星座伝説の激走戦隊カーレンジャーであることを、といって、倒れるダップ。

ダップー!と叫ぶ恭介。

手から、アクセルチェンジャーのキーがこぼれる。

このとき、オレたちの心の何かが変わった。

目の前で、人が死んだら、そりゃ、死んだ人間の頼みを断ることはできる人って、そうそういないからねえ。
安月給で、
なんで平和まで護らないといけないという相手には、目の前で、変身して戦わないといけないというような状況を作り出して戦わせるという手が一番ではあるからなあ。

まあ、ボーゾックに大規模破壊をさせて、戦わざるを得ない状況を作り出すような手を使われるよりかは、
ダップ一人が死んだ振りで恭介たちをだまして、後で怒られる程度で済ませられたほうが、平和ではあるしね。



立ち上がる五人。


オレたちは激走戦隊カーレンジャーになる決意をした。

「激走!アクセルチェンジャー!」
アクセルチェンジャーにキーをセットする恭介達。

それぞれの星座の車が走り、カーレンジャーに変わる恭介達。

強化スーツをまとう変身シーンがないとか言われるカーレンジャー。強化スーツをまとっているように感じているけど、
変身アイテムが
後のゴーカイジャーと同じ鍵だから、
初代カーレンジャーになった5人の宇宙人や、
その力を受け継いだ者達の記憶や力と同化しているのではないか?と思うのだが。

変身している瞬間は、初代から受け継がれているカーレンジャーのメンバー、たとえばレッドなら、歴代レッドレーサーと同化しているということではないだろうか。

ゴーカイジャーでも、34のスーパー戦隊が変身不能になったが、あれはおそらくは、地球が持っているオリジナルの記憶を代価にザンギャックを一時的に追い払ったのではないだろうか。
だから、一部で言われているように、ファンタジー系以外の戦隊でも、新しくスーツを作り直せばいいというわけではないと思うが、

そんなことがすべての視聴者に即座に理解されるように作るのって、かなり難しい
わけで、もっともらしくぼかしていたのって、それができなかったからじゃないか(すくなくとも、
荒川氏や宇都宮氏にそれができるとは思えない)とかんぐりたくなるのだが。


最初にカーレンジャーになった5人の宇宙人がいて、その意思をうけついだ者達が、その力を得るために、5人の宇宙人と同化して、戦っていたのではないか?

ダプ-と目を開け、やったーと喜ぶダップ。

最初から素直に変身してくれれば、こんなオシバイいなくてすんだのにーというダップに、オレたちを騙したなというレッドレーサー。

おっと、キミたちの戦う相手は私じゃない。宇宙の暴走族、ボーゾックだ!とガイナモたちを指差すが、そこには誰もいない。
あれぇー? ボーゾックがいないというダップの言葉にずっこけるカーレンジャー。

みずをまきちらし、人を襲う消防車。
愉快愉快騒ぐボーゾックの前に、スピーダーマシンに乗って、現れるカーレンジャー。

なんだ、いきなり、と驚くボーゾックに、スピーダーマシンの武器で攻撃するレッドレーサー。

な、な、何だ、あれは1?とガイナモ。
スピーダーマシンをとめて、降りる五人。

レッド「レッドレーサー!」
ブルー「ブルーレーサー」
グリーン「グリーンレーサー」
イエロー「イエローレーサー」
ピンク「ピンクレーサー」

「「「「「戦う交通安全!! 激走戦隊カ~~レンジャー!!」」」」」

どよめくボーゾック。

アンゼンジャー?とゼルモダ。

消防車のキーを抜き取り、襲われている人たちを助けるレッドレーサー。

3厘車を押さえるイエローレーサーに、早く逃げてというピンクレーサー。
バイブレードを手に兵士と戦うカーレンジャー。

発砲してくる兵士の攻撃をかわしt、オートブラスターで攻撃するカーレンジャー。

たこみたいになって倒れる兵士。

カモンと消防車を族車に変えるガイナモ。
消防車がとブルーレーサー。

街を襲う消防車。

ジャンプして消防車に飛びつくが振り落とされてしまうカーレンジャー。
レッドレーサーなどは、車のフロントガラスを割って、落下してしまう。

消防車の攻撃に吹っ飛ばされるカーレンジャー。

オートブラスターをシフトアップさせ、オートパニッシャーで攻撃する。

ガイナモの攻撃をかわし、バイブレードで切りかかるレッドレーサー。
柄のレバーを引いて、パワーを倍増させる。

びっくりしたなあもうというグラッチェ。
やるじゃんというゼルモダ。

レッドレーサーを殴り飛ばすガイナモ。大丈夫か、と駆け寄るブルーレーサーたち。

カーレンジャーと対峙して、消防車を破壊する攻撃を放つガイナモたち。

ガイナモたちに向かって剣を構えるカーレンジャーだが、退け、とっとと退けと退却するガイナモたち。

唖然と、それを見送るカーレンジャー。
そこへ、みんなーと駆け寄ってくるダップ。
きみたち、なかなか、やるダップというダップ。
こうして、オレたちは激走戦隊カーレンジャーとなった。
親指を立てるレッドレーサー。

ここところ、浦沢づくしと言われるくらい、バッテンロボ丸やシュシュトリアン、と浦沢脚本のラインナップが続いたので、もしかしたら、と思っていたが、本当に配信されたカーレンジャー。
まあ、クレヨンしんちゃんの劇場版も書いているしね。


社長にだまされたといって、会社に対する不満を呟くペガサスの社員たち。
まあ、デンジマンの時点で、自らの夢と戦いをはかりにかける
姿が描かれていたし、ダイナマンにいたっては、自らの夢を持ち続けながら、戦い続けていたけど、それを一般目線で描いたということかな?

ちなみに、このころはお約束をひっくり返すというタイプの作品が流行っていて、スレイヤーズなどは、その代表格なのだが、そういうタイプを気取る後追い作品のほとんどって、タダ単にお約束を否定すればいいというものでしかないが、お約束をひっくり返すのには、お約束を熟知していないといけないものであり、それなくして、パターンのひっくり返しはできない。
まあ、熟知していても、それにとらわれやすいってことにとらわれやすい弊害もあるけど。
高寺
プロデューサーは後のギンガマンで、ロボット戦をなくそうとしていたということは有名な話だが、その気持ちもわからなくはない(この頃、俗に言うスーパー合体はパターンがある程度で尽くしていたので、マンネリ化していた感があり、95年のゴルドランでは、2号ロボの上半身を丸々武器にするという形で処理していた)。
しかし、年に複数回DX合体のロボットを出すというのは、この頃既に定着していた商売形式なわけで、ロボット戦をなくすのであれば、それに変わる金儲けの機会を提供しないといけない。
メタルヒーローシリーズは、メタルダーでロボットをなくすのに成功しているが、元々、
ロボット戦はメインでなかったという部分が大きかったからねえ・・・・・。

つまり、ちょっとやそっとの斬新な新アイディアやお約束返しでは、新たな定番パターンの基礎にはなりえないわけで、戦隊のパターンを熟知しているという意味では、異色作という意味では、ある意味、
最低限の条件を
持っているのだけど、意外とこういう条件
わかっていない人、少なくないからなあ。
いや、わかっていたとしても、後発だと、なにかしら、インパクトを出さないと、と焦ってしまいやすいから、ムチャなやり方に手をだしてしまうのかもしれないが。
by kwanp | 2013-07-01 20:35 | 特撮
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