守られてるからといって

ルルーシュにとて、一番避けたい相手と闘わないといけなくなったわけだが、今更、ナナリー相手だからといって、後には引けず、ナナリー相手を糾弾する言動を取るルルーシュ。でも、ナナリーに言ったことって、手を汚さず、とか、ルルーシュにも、まんま当てはまるのだけどね。

せめて、第一期のラストで、それをやっていれば、まだ、良かったのにねえ・・・。

そういうことがわかっただけでも、進歩というのかもしれないが、今更、遅すぎるし。まあ、第一期のラストでああいう選択をした時点で、あれよりも良くなることは至難の業だと思っていたので、第二期は、そういうやつだと割り切って見れましたけどね。

消えていったあまたの命とかいうけど、多分、シャーリーや、ロロとかのことを言うのだろうから、それまで、ルルーシュがゼロとして、行ってきたことによって、犠牲になった人たちの事をさすのではないでしょうし。

帝都をフレイヤで消滅させたシュナイゼル。ナナリーには避難は済んでいるとか言って、ごまかしているのだが、本当にナナリーを騙したと思っているのか、あるいは、ナナリーが自分のウソをわかった上で、そのウソを信じた振りをしているのを確信してのことなのか、で、話はだいぶ違ってくるわけですからね。

まあ、シュナイゼルも、ルルーシュやスザクと同じく、ウソをついているわけですが、いずれは発覚するようなうそなのだから、むしろ、ばれた後に、ナナリーがどう出るのかを期待して、言ったことも考えられるということだおるなあ・・。
なにしろ、シュナイゼルは、相手をその気にさせながらも、考えてみれば、相手の資質を引き出すこともやっていたわけだから、ナナリーの資質を引き出すためにやったとか、嘯きそうではあるよなあ・・・・。

避難させたとしても、その食料は、住居は、ライフラインは、という諸問題があるわけで、ルルーシュの行動を予測できていたにしても、一ヶ月で、そこまで用意するのは難しいだろうしね。
そもそも、ブリタニアの主だった指揮系統はルルーシュのギアスによって、掌握されているはずだから、シュナイゼルの手のものが、避難誘導するのをスムーズに行うのは、不可能に近いと思いますからね。

まあ、シュナイゼルのやっていることは、実務で補佐して、場合によっては、ドロを引っかぶり、錦の御旗を守るという、№2の行動パターンからは、外れていないとはいえ、それを悪役っぽく見せるために、帝都を丸々ぶっ飛ばさせるようなことまでやらかしているように、極端なことをやらかしているからなあ。

まさか、フレイヤで帝都を壊滅させたのは、ルルーシュの戦力をそぐのと同様、古いブリタニアの政治中枢を一掃して、新しいブリタニア、たとえば、やさしい世界を実行することをスムーズに行える体制を作りやすくするために、行ったとか言うのじゃないだろうなあ。

フレイヤに関するデータは、ニーナこそ、ルルーシュに抑えられたが、開発者の頭脳だけあれば、それで、すぐに作れるというものではないだろうし、フレイヤをつくるための設備とか、材料を手に入れるためのルートとか、そういうものを抑えておかないといけないわけだから、フレイヤを独占して、そのアドバンテージで、各国ににらみをきかせて、平和を実現するというやり方だけど、シュナイゼルの言ってることは、自称現実主義者がよく口にする、人間の欲望を強調し、それによって、差別や戦争をなくせないという言い分で、力やシステムで、平和を実現するって、ギアスをつかってなくても、やっていることは、ルルーシュと同じですからね。

作中で、ルルーシュのギアスに操られた人間が、どんなに攻撃を受けても、闘うのを止めないで、撃墜されてしまうのを見て、藤堂が、その力に操られ、それによって、人の意思を無視して、自分が思ったとおりの行動をとってしまう力に操られる人間を哀れむのだが、

藤堂、人のこと言えないだろう。

いや藤堂がルルーシュと同類というわけではなくて、彼は、かつては奇跡の藤堂と呼ばれて、ブリタニアに抵抗する勢力からは、希望の星のように思われていた人間なのですが、8年前の戦いで、ナイトメアフレームのアドバンテージを持つブリタニア相手に引けを取らない戦いを繰り広げていたことで、同胞に希望を与えて、戦場において、その士気を挙げるというのは、形や使い方こそ、ことなっても、ある意味、ギアスと同じですからね。
自覚あるなしに限らず、そういった力を行使していた彼が、ギアスに操られていた人間を見て、その力に戦慄するわけですが、こういった力を行使する人間とか、たとえば、シュナイゼルがいうような、「人と言う生き物は・・・・」というような言い分を口にする人というのは、たいていの場合、力を行使する側であって、己が力を行使される側に立つということを考えたことが無かったり、あるいは、力を行使されても、その痛みを引きずっているだけで、そのことを己の痛みだけにとどめるという場合も多いですからね。
そして、力に頼るものは、さらに大きな力に飲み込まれるわけで、藤堂は、ゼロに丸め込まれて、黒の騎士団の一員になってしまいましたし。

しかも、トップと、その下の戦闘手段が、敵味方がそっくり入れ替わってしまったわけですが、両方とも、トップは、人を、道具や駒のように扱う人間であって、その結びつきは、信頼によって、成り立つものではないのですしね。

でまあ、ニーナを抑えているルルーシュも、自分がユフィの敵であるという事実を考慮して、ニーナを信頼しきれないでいるわけですが、これは自分とナナリー以外の人間は、同じ相手だと思わなかったことによるものだと思いますが、確かにニーナは、ゼロを憎んでいて、そのためにフレイヤを開発したわけですが、己のやったことを思い知る羽目になったわけですし(威力が強力な爆弾程度の認識しかなかったのだそうですが、開発者が、自分の作ったものがどういうものかわからないというのは、どうよ、という気もするけど、このあたりに、シュナイゼルや、その命令を受けた人間がそう思い込むように誘導していた、と見たほうがよさそうで)、しかも、自分がああ言うことをやったあとで、冷たく当たった親友が、以前と変わらずにかくまってくれたり、その親友に頼まれて、自分の面倒見ていると思っていた相手が、自分のことをともだちだから、見捨てられるか、とかいって、守ろうとしている姿を見せられているわけで、怒りに駆られて、フレイヤを作り出したこと事態は、、ある意味、ゼロと大差は無いのだけど、それを乗り越えて、フレイヤをどうにかする手段とあるアイテムを完成させるのであれば、あるいは、ルルーシュの目を覚ます言葉を、彼に言うことが出来るのかもしれませんが。

しかし、ロイドが味方についたのは、趣味が合わなかったからか・・・・。

しかし、個々までやりたい放題やっていて、それで、最後に改心しましたとかいうのも、ムシがいいような気がするけど・・・。

咲世子が、ルルーシュのところにやってきたのは、長いこと、ルルーシュやナナリーの世話を見てきたからか、あるいは、咲世子がルルーシュの元へ駆け込むこと自体、ルルーシュの動揺を誘うための罠なのか? まあ、自分が面倒見てきた人間と、そいつを都合が悪いからって切り捨てるような奴らに、協力する気になるか、といわれれば、普通、自分が面倒見てきた人間を手伝おうか、という選択するのは無理ないと思うけど。

気になるのはディートハルトで、シュナイゼルに鞍替えしたわけですが、この手の人間というのは、何かしら、見放すような致命的な行動をしない限り、その相手を見限るようなことはそうそう、しないことが多いのですし、それこそ、ルルーシュの正体も、ギアスの力も、本性もある程度、承知のうえで突き当ていて、あの態度ですし、今回の話では、シュナイゼルとの会話の際には、意味ありげに、視線を合わせるかのようなシーンがあったので、まだ、何かありそうに思えてしまう・・・。

シュナイゼルは、№2にはうってつけな人物ではあるのだから、その分、えげつない策も取れる思い切りがあるのかもしれないし。ルルーシュの場合は、錦の御旗と、参謀役を一緒くたにやら無いといけないわけだし、この二つを並立させるのは、難しいですからね。
シュナイゼルがああも思い切れるのは、№2の立場ゆえ、手を汚しても錦の御旗は無事なのですからね。

シュナイゼルを倒そうとしているだけでは、ルルーシュの負けとかシュナイゼルが言ってたのは、ルルーシュの罪を背負って、そのうえ、シュナイゼルのやろうとしていることも止めた上で、ラスボス化して、フレイヤとダモクレスの力を抑止力として、優しい世界を作ろうと言うところまで、見越した上での発言かな? シュナイゼルを倒すために、力を使い果たしたら、無理を承知で、ルルーシュの首を取ろうと、せめて来る相手が出てくると、思うし、ナナリーが生きていたら、それこそ、その下に、反ルルーシュの勢力が集結するくらいのことは、起こりそうではあると考えもしたけど、ルルーシュがブリタニアを手に入れたのは、目的のための方便に過ぎないのだから、シュナイゼルを倒せば、それで十分とか思っているような節もあるし。

ナナリーに対しても自分優位にものをみているわけですが、彼女の心理描写は、それこそ、殆ど、作中では語られなかったわけですし、母親を殺されて、目が見えなくなって、足が不自由になってしまって、日本に人質に出されてしまって、ブリタニアとの戦いでなくなったことにされてしまったわけですからね。
その後も、人にお世話にならないと生きてはいけない体ですし、ルルーシュやら、周りの人間に守られて生きてきたわけですが、守られる側が無力というのは、守っている側が、一方的に抱く幻想のようなところはあるわけですし、守っている側がその幻想で守っている側に依存しているなんてことは、よくある話ですからね(それが、即悪いということにはつながらない)。
ナナリーは、フレイヤの発射ボタンを渡されたわけですが、アレがダミーで、発射のタイミングをそれに合わせて、打っているだけと言うことも考えられるし(いざというとき、撃つのをためらう危険性もあるので)。
ルルーシュがどういいつくろおうと、口実にされる妹の側からすれば、兄妹で支えあって生きてきたのに、その兄に、勝手な理屈で捨てられて、その上でやろうとしているのは、人をギアスで洗脳して、無理やり言うことをきかせて、世界征服ですから、怒るな、というほうが無理な注文ですしね。
おまけに、世話をしてくれた咲世子まで、ルルーシュのところに言ってしまうし(こういう心の支えになりやすい、身近な人間を引き離すのもシュナイゼルの狙いか?)、来週あたりには、シュナイゼルの本音が明らかになって、兄が妹を、自分の都合で利用するというような光景を何度も見せられるわけで、ルルーシュに都合の言い終わり方になって、すべてを受け入れて許すなんて、展開になりかねない気もするけど、ふざけるなと怒っても無理もないわけで、ラスボスになるほどまでに追い詰められる条件、そろっているからなあ・・・・。

シュナイゼルを止めようとして、撃たれたコーネリアですが、今更、アレくらいで、あの女が死ぬか?と思うので、かなり高い確率で、生きているのでしょうけど、ユフィにシュナイゼルの言ったことを告げて、戦いを止めさせようとするのでしょうか?
真実を知ったナナリーが、逆上して、おそらくはマリアンヌ似の性格を前面に出して、ウソばかり、つく周りの人間に絶望して、世界を自分の手で変えるとか言い出すのだろうか?
ナナリーを前にしたルルーシュが仮面をかぶって、ナナリーを切り捨てる発言をしたわけだが、ルルーシュが、ゼロとなって、色々とやらかしてきたのは、自分のためであると思っていた彼女が、不利とはいえ、ルルーシュに、お前のためじゃあないとか、お前は、ブリタニアの貴族そのものだな、とか、すき放題言われるというのは、結構なショックだと思うのだが、一応、二人きりの兄妹なわけだし、意外と、これまでの兄のウソも見破っていて、ルルーシュの前述の発言すら、本当にそう思っていっているのではないと看破した上で、兄の罪を背負うとか言ってるのではないか、と思うのだが。意外と、守られている方が、肝が座っているとか、しっかりとしているとかいうのは、良くあることだし。男性向けの作品だと守られる助けられる=無力、弱い人間とかいうシナリオに持っていく傾向が強い場合が多いからなあ。
さらに言えば、一番の被害者が、一番の強敵になるというには、彼女は、条件を、十分に満たしているわけだからなあ、本編でも、彼女の心情描写は、ほとんどといっていいほど、していなかったわけだけど、彼女の設定というか、控えめな態度を納得させるだけの状況設定がそろっていたから、十分、真理的な明細の役割は果たしていたのですし。

カノンも、シュナイゼルに何か吹き込んでいるかのような節があるので、怪しいといえば、怪しいですけど。シュナイゼルの開き直り同然の考え方も(テイルズオブディスティニーの天上人レベルだし)、こいつが何か吹き込んだ可能性が高そうに思えてきたからなあ。

でも、いくら、目的のためとはいえ、すき放題やっているルルーシュたちを見ると、今更、ナナリーが失われたり(王の力は孤独にするという様なことをいっていたが、孤独になっているのは自業自得)、敵に回ったくらいで、帳尻がつくのか、という気がするのだけどなあ?

目的があれば、何をやってもいいみたいなことで終わるような終わり方だけはして欲しくはないのですが・・・・。

しかし・・・、ピンクのランスロットって、またか(ガンダムSEEDでも、ピンクのストライクガンダムであるストライクルージュがでたのだが、最初は、ラクスが乗る予定だったとか)!? これって金型流用の都合か(ランスロットは、4度もキット化されている)、あるいは、CCが乗るということで、何だかんだいっても、ルルーシュたちがやってきたことは、キラやラクスと大差は無いという自虐の意味合いを込めたねたなのだろうか?
けど、コードギアスといい、鉄腕バーディの大野木氏といい、SEEDの手法を好んで、流用しているような感がうけるのだけど・・・・。
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by kwanp | 2008-09-15 14:50 | アニメ
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