2008年 09月 20日 ( 2 )

ハッピーチャイルド

ハヤテで、世界一の金持ちである三千院家が、不景気で、没落した橘家の跡取を、どういう扱いでアレ、後継ぎの許婚にしているわけだが、こういう場合、なりあがりだったら名誉が欲しいとか思うわけだが、何でもお見通しだとか、金で何でもできるとか、場合によっては、自分のことを神のような存在とか、本気で考えかねないような相手が、どう考えているのでアレ、自分の後継ぎにするのに、そんな相手をわざわざ選ぶというのは、ちょっとやそっとの名誉で、帳尻が合うとは思わないし、ワタルに何かを見出したとか、妹萌えに拘っていたから、メイドさんがらみで、何か思うところがあって、うらやましいとか思ったか?
そもそも、使用人どもだって、ハヤテを見て、貧相な顔とか、見かけで人を決め付けるような、好き勝手を口にしているわけで、雇い主のそこが知れるような言動を連発していたわけだが、要するに、自分のことを神だと考え兼ねなくて、しかも、相手を、ぱっと見で、損か得か、見極めて、しかも、それに対する態度は露骨。

他人のためにあれこれやってやる義理は無いとか考える相手が、橘家にちょっとやそっとのメリットで、後継ぎの許婚にするか? と思うのだが。

橘グループの取引先とか、商いのノウハウとかいっても、映像部門以外はがたがたになっているわけだし、建て直しには時間が掛かる。こういった事態の対処次第では、かつての栄光をとり戻すことすら、至難の業になってくるわけだし、実力で奪う事だって、色々なしがらみとか制約とかあるだろうけど、不可能ではないだろうから。
三千院家が成り上がりで、代々のお金持ちがもっているような信用を手にして、とかいう理由もあるだろうけど、自分が神に等しいと思うような人間が、大事な後継ぎを許婚にしてまで、繋ぎ止めようとするものとは思えないし、ある程度の難は(それでも、常人からすれば、かなりハードルは高いだろうけど)、先を読める能力で、どうにかしそうではある。そもそも、人の人生を、気分次第で、左右するような一族のトップが、後継ぎを差し出してまで、つなぎとめようとしているのには、何かしらの理由が、そこにあると考えてしまうものだし。
それに商売上のかかわりや、ノウハウを手に入れるにしても、人の人生をその場の感情で左右するような一族が、やり方に拘るとは到底思えないので、いくらでも、懐の痛まない方法で、手に入れる術を思いつくのではないだろうか?

まあ、後継ぎだって、お嬢の母親以外は、意外とどうにでもなるとか、替えがきくとか、考えかねないところあるし、あのじいさん。

咲夜が、メイドの子の家に援助をして、というような傾向から、血のつながりから、逆に考えると、商売上の理由は、むしろ、口実でしかないだろう。そう考えれば、やはり、王族の庭城、あるいはお嬢の母親がらみの理由なら、そこまでするに足る理由としては、十分ではないだろうか?

完全ではないにしろ、世間から隔離された空間で、一人の人間が閉じ込められている(子供でなくても構わないようだし)。しかも、時間の流れは、普通の数倍であるにしろ(まあ、SFなどでは、こういうのは、本人の時間間隔が大きく関係しているとかいうねたも見かけるのだが)、姿はさほど変わっていない。おまけに、骸骨みたいなものに取り憑かれたら、その後は出入りが出来なくなった、どう考えても、禍とか、良くないものを棺おけに封じているとしか思えないのだが、ああいう隔絶された空間に、そういったものを封じ込めているというのは、見方を変えれば、ヒナ流しのように、依り代(この場合、アテネのような人間ね)に、それを移して、良くないものを遠ざけるということと大差は無いと思うのだが、アテネが、その身に宿して、しかも、現世に帰ってきたということは、見方を変えれば、遠ざけようとした禍が戻ってきた。
霊能モノで言えば、返しを喰らったともいえるわけだからなあ。相手にかけようとしたものが、何倍にもなって帰ってくるとか、手痛いしっぺ返しが待ち構えている。
過去編は、本編から10年以上前で、ハヤテが幼稚園の頃といえば、90年代前半。

良くないエネルギーが、アテネとともに、世界に解き放たれたということになりかねない、下手すれば、何倍にもなって。

そうである場合、一番痛い目にあうのは、いうまでもなく、その術を行った人間、その関係者。

ここまで言えば、言いたいことに気が付いている人間も多いだろうが、あの不景気のアオリを喰らって、財閥ががたがたになった一族が、この作品には、存在していて、その跡取、橘ワタルが、この作品には登場している。

つまり、橘家か、あるいは、ワタルは、王族の庭城になんらかの関係がある、あるいは、あそこで行われていたことに関して、それを行うことに必要な知識や技術、あるいは資格を持っている可能性があり、帝のじいさんは、それを欲しているということではないだろうか?

桂姉妹の両親も、この時期に受けたダメージがでかいという可能性が高いわけだが、もしかして、かつて、橘家関連の会社に勤めていて、脱サラして、店を持ったとか、あるいは、世をしのぶ仮の姿で、橘家のエージェントみたいなことをしていたとか、橘家に関係があったということなのか?

ヘタすれば、痴話げんかの挙句に、世界に禍を撒き散らしているんだよなあ、あの二人。なんてはた迷惑な(まあ、半分は、王族の庭城作った奴の責任だけどさ)。
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by kwanp | 2008-09-20 15:21 | コミックス

これはいかんだろ・・・

昨日発売の「俺様ティーチャー」3巻のオビに「少女漫画を越えた少女漫画」とか書いていたが、
最近、文庫化された三浦しをんさんの「乙女なげやり」でも、この手のあおり文句に三浦さんが怒っていたくだりがあったのだが、私としても同感というか、

ンナ売り方しないと、自分ところのマンガも売れんのか・・・・・・・・・・・。

まあ、椿いずみさんの作品は、前作「親指からロマンス」でも、珍妙マッサージ漫画で、基本はギャグマンガという体裁のマンガだったし、三巻では、闇マッサージ大会とかいう珍妙マッサージバトルもあったが、あくまで、それは一側面だけであるし、三巻以降は、マッサージの専門学校の見学や、陽介が過去を受け入れ、それを乗り越えるくだりとか、ともだちの幸せを願うあやめとか、やはり、少女漫画としても十分に面白いわけだし、「俺様」は、埼玉を統一したものの、一人逃げ遅れたために、警察につかまり、学校を退学になったスケ番黒崎真冬が、金さえ払えば、入れてくれる不良&金持ちの坊ちゃん、嬢ちゃん学校で、彼女をヤンキーの道に引きずり込んだ年上の幼馴染と、筋を通す不良として、見過ごせない厄介ごとに、変なうさぎのお面や、男装という風に、最近は、田中メカさんも、第一作のお迎えです以降、おざなりにしているお馬鹿な扮装で、自ら飛び込んでいく姿を描いている作品だが、3巻は、料理が作るのが面倒くさくて、週末を利用して実家に帰った(真冬は一人暮らしをしている)真冬が、母親と喧嘩して、家を飛び出したら、女の子が、不良に絡まれているのを助けた(真冬は、男の舎弟は山ほどいるが、女の子の友達がいないので、あわよくば、仲良くなろうという下心)と思ったら、実は、付近を二分している西高(真冬たちがいたのは東高)の罠で、しかも、真冬を含めて、埼玉でも、トップランクに強いとされる三人が三人とも、罠に引っかかって(一人は、Mな自分の欲求を満足させるために)、とっつかまってしまう。

しかも、すぐ後に、東高と西高の大喧嘩が控えているという話を聞いて、そこから脱出をすることになるのだが、かつての舎弟たちは、真冬が喧嘩に加勢するのを断って、自分たちだけで戦うことを選んだわけで、真冬は、もう、ここに、自分甥場所がないと、落ち込んでしまうというような話であるのだが、久しぶりに訪れたかつていた場所に来て見れば、自分がいなくなった後の、残された人たちは、残された人たちなりに、自分の進む道を、自分で進もうとしていて、自分の出る幕は無い。真冬の方も、かつての仲間たちの戦い振りを見て、自分の出る幕は無いと、心の整理をつけて、安心し、今の学校に戻っていくわけだが、変化は何らかの形で、必ず訪れるけど、それでも、残るものは、何かがある。

面白いのは同感だが、少女漫画を超えたではなく、オーソドックスな少女漫画としての面白さでも、十分だと思うのだが(まあ、椿いずみさんの作品は、表面上、風変わりな持ち味が目立つから、そう思いたくなる気持ちもわかるのだが)。
それに、少女漫画でも、里中満智子さんや、庄司陽子さん、大和和記さんとかを引き合いに出さなくても、ここ数年でも、白泉社からは、オコジョさんの番外編「オコジョ番長」とか、ああ、いとしの番長さま」とかがあるしなあ。まあ、真冬がいまどき珍しいくらい、ベタなスケ番設定をしているから、目立つのは分かるのだが、それにしたって、あんたのところは、スケ番刑事なんて、名作があるわけだから、いまどき珍しい、くらいベタなヤンキー設定をしているキャラが新しい学校で、普通の女の子になろうとして、結局、あれこれ首を突っ込んで、そっちでもなりあがってしまうとかいう、設定の話をしているからって、安易に、少女漫画を超えた少女漫画とかアオリ文句をつけてどうする。

三浦しをんさんが怒ってから、何年も経っているわけだから、その間、全然、状況は変わらず、考えようによっては、悪化しているわけだから、シャレにならんな・・・・。ひょっとしたら、チェック入れているのかもしれないが、根本的な問題が解決していないような・・・。

こういうあおり方をする人間は、むしろ、その作品のよさを絶対にいかせルことは出来ないと思うのだが。自分が取り扱っている作品をすごいと思いたくなるのは無理もないかもしれないが、作品を取り扱うプロが、その作品を語るのに、そういう箔をつけるような物言いしか出来なくて、どうするよ・・・・。

雑誌が売れなくなっているとか言うけど、むしろ、本を売るにしても、こういうアオリ文句しか思いつけない人間が多くなったから、売れなくなってしまったんじゃないのか、と思えてしょうがないのだけどなあ・・・・・・・。
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by kwanp | 2008-09-20 09:49 | コミックス