ついに、ブラボー対カズキ、決着のときです。まあ、結論から言うと、己の負けを認め、一樹が元に戻る可能性に彼も賭ける事になったのですが、カズキの最後の一撃で、横っ面を思いっきり叩かれたのではなかったかと思うのです。これまで、再三、書いてたように、彼、防人護は、昔はもうちょっと、カズキ寄りの人間で、カズキの様に、僅かな可能性にかけた行動によって、七年前の犠牲を出してしまった。
その過去から、彼は戦うスタイルを変えてしまった。 しかし、経験による学習によって、慎重なやり方を身に付けるというのではなく、おそらくは、極端な反動で、そのやり方を己のものにしたのだと思われますので、結局、それは不自然な状態なわけです。 人間なんて、20数年間培ってきた息方をばっさり切り捨てるなんてことは出来ないわけですし、そんなことをしたって、全力疾走で生きてきた人間が、一歩一歩、スローペースで歩き続けたままでい続けられるというのは、無理な相談です。 それは何故か? 自分のやり方では、より多くの人たちの命を守れなかった。また、同じ過ちを犯すわけには行かない。よって、より確実に、より、多くの人間を守れるやり方を選ぶ。 人間・防人護ならば、また、同じ過ちを犯す恐れがある。だからこそ、その名前を、その名前の人間が、生まれてから、今までの人生で得てきた生き方、そして、それによって、得た信条、戦い方、を名前とともに捨てて、常に、より多くの人間を救うためにブラボーな道を選び続ける戦士ブラボーとなる(キャプテンは戦士長に昇格した時につけたものだと思われる)。 それは生まれ変わったように見えても、結局は、人間防人護という人間を殻で覆い尽くし、その失踪を妨げるための空でしかありません。もっとも、これまた、再三言ってたように、彼をこういう風にしてしまったのは、戦いの中で、ホムンクルス仁食われた一般の人たちの命、そして、ともに戦い、その中で倒れていった人たちの命だと思われます。 確かに、少ない可能性にかけて、なおかつ、より多くの命を救えるとしたら、これほど、すばらしいことはありません。しかし、現実はそんなに甘くなく、一歩間違えれば、より多くの命が失われることもしばしばなのも確か。 だからこそ、シルバースキンに身を包み、己の名を捨て、非情に徹し、その果てに、己が育てた若き戦士すら、おのが手にかけようとした。 しかし、己の体を極限まで鍛え上げ、陽の当たる場所で、怪物を倒したことによって、人々から賞賛されることもなしに、怪物から人々を守り続ける。戦うことに快楽を見出さない限り、何かしら、ホムンクルスを憎むような理由があったりデモしない限り、そういった行動を、一生涯繰り返し続ける、その行動の原点は、人を守るため。 まあ、言ってみれば、大ばか者の行動ですな(ほめ言葉)。 そして、防人護はその中でも、筋金入りの大ばか者。おそらくはそういう生き方しか出来ないはずです。 そんな男が、過去の過ちが理由とはいえ、意に添わぬ生き方を続け、己の手を血で染め上げた挙句、最愛の教え子を、そうせねばならないという理由があるとはいえ、手にかける。 大ばか者が、己の生き方を無理やり切り捨てて、利口な生き方を一足飛びに身に付けて、それを七年間続けてきた。少し考えただけでも、この生き方が、どれだけ、大変かは、想像に難くありません。 おそらく、彼の心は限界だったのではないか? そして、全てを精算させるというよりかは、解放のために、己の命に終止符を打つのではなかったか? と思うのだ。 こういう場合、生きて責任をとるのが筋で、ある程度、割り切った方が、いいのかもしれない。 だが、彼は多分、まじめすぎたのだろう、良くも悪くも。 だから、一人で、何もかも背負い込んで、犠牲になった命にも、真正面から、どっぷりと目をそむけずに、向き合い続けたのだと思う。つまりは、過去の方を向いて、生きてきたわけで、命の重みを知って、まじめに向かい合おうとする人間が、はまりやすい、落とし穴だと思うのですよ。 そして、本来、防人護も、現在と未来を切り開くために、生きてきた人間のはずだと思いますから、それは不自然な状態が長く続いているわけです。 対してカズキは、現在と未来を生きようと必死で、前を進んでいきます。そして、その前に立ちはだかろうとする、ブラボ―をそのために、乗り越えようとするわけです。過去を向いて、立ち止まっているブラボーが、いつまでも優位に立てる相手ではありません。 最後まで生きることを諦めなかったカズキの懇親の一撃が、ずっと、らしくない生き方をしていた、ブラボーの横っ面を叩いて、人間・防人護の目を覚まさしたのではないかと思います。 まあ、作者の和月氏も言ってたように、ブラボーはカズキが超えなければいけない相手。それをなしてしまえば、その先に待っているのは別れだと思ってましたが、それはとんでもない間違いだったと、気がつきました。 過去を向いたままだとは言え、彼は苦い過去を知っている。そして、それを二度と誰に味合わせたくないと思っているわけで、つまりは防人護の生き方、カズキと同じ、現在と未来への道を切り開くために、前に進む生き方を貫き、なおかつ、より多くの命を助ける。 彼が過去に失われた命の責任をとるのには、そのやり方が、適していると、私は思いますから。 そして、自分が躓いて、立ち上がった人間だから、カズキ達に、同じ過ちに陥らないように、その助けができるわけで、別れるには、逝くには、まだまだ、早すぎるわけで、むしろ、これから、といえるでしょう。 そして、防人護の名を取り戻したであろう彼の前には、おそらくは、七年前の一件で、剛速球のストレートから、変化球を投げる男へと変貌を遂げた火渡が立ちはだかります。 おそらく、来週は、カズキたちを先に行かせて、復活の大ばか者、つまりはブラボーと火渡の一対一のバトルになるのではないでしょうか? 「不条理に対抗するには同じ不条理しかない」と言った彼の信条も、おそらくは七年前の一件が大きく影響しているわけで、そのやり方は、対処療法の域を出てません。不条理に対して、力のある常識と言うか正論で、真っ向からぶつかって、その不条理を砕くこともできるわけで、かつての経験から、火渡は、からめ手には、からめ手で対抗するようになっていったのだと思われます。防人ほどではないにしても、気にならないわけが無いのでしょう、彼らが負った過去の傷は。 だとしたら、かつての仲間として、(意図しているか、していないかはともかくとして、)カズキが自分にしたのと同じようにブラボーが、火渡の横っ面を叩こうとする可能性が強いわけで、カズキたちを先に行かせて、防人対火渡、そして、火渡にやられそうな防人、そこへ、防人のことが気になって戻ってきたカズキが、間に入って、選手交代という流れになりそうな気がしますが、どうなることやら。 ▲
by kwanp
| 2005-02-21 18:30
| コミックス
http://blog4.fc2.com/wooser/
響鬼ポコ突き団さんのポコ突きコラムで、これからの展開を予測するという趣旨のコラムが書かれていたが、実を言うと、響鬼には、とある伝奇小説と似たようなにおいを感じるのだが、これは、主人公が、鬼なのに、あっけらかんと明るい、歴戦の強者とか、猛士のシステムとか、彼と関わる少年が受験生とか、今のところ、状況設定が似ているということだけで、しかも似たようなシステムを使っている伝奇小説は他にもあるので、あくまで、私の個人的な推測に過ぎないので、置いておくとして。 ただ、敵に関しては、ある程度は推測ができる。というのも、魔化魍は自然発生するモノノケの類らしいが、今までの展開を見ていると、最近の出現状況は、尋常ではないらしい。そして、魔化魍と戦う鬼たちは、十余人。このシフトでは、最近の状況に対応するのはきついらしい、というのは、つまり、十年単位のサイクルでの異常発生とかは、まずありえない。百年単位でも、魔化魍が異常発生して、鬼たちがフル回転で戦う羽目になったのなら、記録に残っているし、鬼とそれを支えるものたちの間で、語り草になって、誇張して伝えられるはずだ。 つまり、下手をすれば、鬼とそれを支える猛士たちが、存在する以前に眠りに突かされた存在が絡んでくる可能性がある。それも、魔化魍を、やたら、活性化させるくらい強力なのが。 ここまでいうと、日本神話に詳しい人たちは、ぴんときた人もいるのではないだろうか。 天香香背男(あまのかがせお)、天津甕星(あまつみかほし)、この国の星神なのだが、実は、神話に名高い天岩戸の事件を引き起こしたともされる神様でもあり、なかなかのはねっかえりものらしい。これが、スサノオと差し替えられて、スサノオがいろいろと複雑な神様になってしまったが、それはさておき。 この天岩戸、太陽神・天照大御神が隠れてしまって、日が差さなくなったわけだが、つまりは世界が闇一色に塗り替えられた。しかも、それを引き起こしたのは、高天原一のはねっ帰りの神様。それに、今回の作品で魔化魍とよばれているが、妖怪というのは、土着の神様などが、時の政府などに都合が悪いとされて、化け物とかにされてしまったもので、土蜘蛛などはその典型である。魔化魍のバックにつくのには、うってつけの存在とも言える。 もちろん、そうだとしても、番組中では、それをストレートには書かないであろうし、別の名前、別の設定が用意されているはずだ(あくまで、モデルというか、イメージソースね)。 このラスボスなら、一部の鬼、つまりは今度のライダーたちが寝返る展開が出てきても、おかしくは無いが、この記事を見る限り、ライダー同士の戦いで引っ張るという手法を多用することは無いと思う。ブレイドも、人を守るために戦うという、職業的なライダーの設定が、あっさりと覆され、物語序盤は、自分の都合でしか動かない、戦わないというライダーが好き勝手に暴れ回ってた一面もあるが、これによって、お子様たちにそっぽを向かれて、商品の売れ残りが山積みになっていたのだ。一番の売りであるラウズカードも、あっちこっちで、売れ残っていたのだ、夏の終わりごろまでは。 つまり、安易なライダーバトルは高くつく、ということは製作者も、スポンサーも良く知っているので、少しは工夫するはずであるが、さてはて、どうなることやら。 響鬼のパワーアップについても、ある程度は予測がつく。物語中盤で、ライダーたちの清めのメロディーが通用しなくなるという敵が現われ、それに対抗するための新たな清めの音楽をてにすることで、響鬼自身が自己進化するという方法だ。 なにしろ、鬼や、それをサポートするもの立ちの経験では、最近の自体は、これまでありえなかったような異常事態のようだから、予測もし得ない存在。経験をつんだ強者のやり方が、全く通用しない、未知の敵が登場するのも、容易に想像できる。 また、女性の鬼の存在もうんうん言われているが、これは鬼をモチーフにするなら出さねばならないだろう。なにしろ、物語の中で、男の鬼は最初から鬼だが、女性の鬼は物語の中で、鬼へと変化するパターンが多く、その多くは、強い怨念や、何かしらの思いが転じたものである。つまりは、最強の悪のライダーとして登場するとしたら、女性の鬼で、作中で、その力に目覚めて、異形の力をえたことで、戸惑っているところを魔化魍に取り込まれるというパターンも想像しやすく、物語中盤の鍵を握るキャラとなりえる可能性もあるのである。あくまで、製作者側が、鬼についての知識があれば、の話であるが。 つまり、鬼というモチーフを持ち出してきた以上、どうアレンジするかは製作者のセンスにかかっているわけだが、それはさておき、前面に力いっぱい押し出すことは無くても、鬼や妖怪、それにまつわる知識というのが、必要不可欠になってくるのだが、それをどこまで、身につけて、さらに、一年の物語の中で、どう取り入れていくのか、それが物語の成否を握る鍵のひとつになるのではないだろうか? ▲
by kwanp
| 2005-02-20 09:44
| 特撮
所詮、マスコミはヤクザもんということを証明しているような気がしますね。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20050217100003/16506.html ちなみに、ライブドアと同じようなことを現在進行形で、フジテレビもやってるそうなので、完全な被害者というわけではありません。要は、あいつが気に食わないから叩いてやれ、という子供じみた感情です。向きになって反発しているフジの会長さんも、堀江社長と似たようなタイプの人間で、単なる同族嫌悪というのが実際のところのようです。 それに、どちらの番組も内容に問題なければ、むしろ、放映した方が、フジテレビのフェアさをアピールできると思うのですよね。堀江社長が番組に口出しして作ったとか、自分を持ち上げさせるために創ったとか、そういう代物でなければ。 新聞に、堀江社長に「社会の綱紀をもつ自覚はあるのか」とありましたが、どっちもどっちです、というか、今回の例をあげるまでもなく、マスコミの方が自覚がないのは今更言うまでもありません。 会長本人、としては、堀江社長が自分とこの放送局、買収しようが、人間的に好きじゃなくても、番組内容に問題がなければ、放送してもいいわけです。一出演者に過ぎないわけですし。むしろ、度量の大きさをアピールできますから。ところがマスコミというのは、本人たちがいてるように、真実を伝える職業でもなければ、社会の木鐸でもありません。単に、視聴率や新聞の売上をアップさせるために、より受ける記事のためなら、なんでもするし、モラルなんてものはありはしません、大部分のマスコミは。新潟の地震のときに、ヘリを無神経に飛ばせたり、ホテルを占拠したりというようなことをやっていたのがいい証拠ですし、自分たちをヤクザもん呼ばわりした検事を、発言の一部だけ、あげつらって、バッシングしたり、受けるためなら、何なんでも平気でやるし、金で頬ビラ叩いて、好き放題やってる人間にも、視聴率や、売上が稼げるなら、頭を下げるなら、なんでもします。 大体、「フィギュア萌え族」報道に限らず、オタクのことを偏見もたれるような報道を好き勝手にやって、他人の名誉は、どうなろうと、謝らないし、仮に違ったとしても、好き勝手いわれた側の信用は、そう簡単に元には戻りませんが、それに対しても、何のフォローもしてないことも珍しくありません・ 受ければ、何でもやってるくせに、自分たちが何かされたら、公共の電波使って、その人物に対して、感情的な対応を見せて、抗議する。いい大人のやることじゃありません。 結局は、自分たちが気に食わない奴を放送電波という公共物を使って、感情的に、悪者にして、攻撃しているだけのことでして、結局、どっかの検事が言った、「やくざもん」であることを自分で証明している結果になるだけでしょうね、今回の騒動は。 けっきょくは、どっちもどっちということですよ。 ▲
by kwanp
| 2005-02-19 06:36
相も変わらず全滅プレイ中で、すでに、熟練度は、三つ駄目にしているわけですが(笑)
最終面まで行こうとしたら、全滅プレイのチャンスは2~3回ほどしかないわけですが、それはさておき、今回は、クスハ・ミズハをお題に取り上げてみようかと思います。 とはいえ、クスハたんはぁはぁ、とか乳ゆれに関しては、他のあまたあるクスハのファンサイトが取り上げてくれてるでしょうから、ウチではスルーするとして(笑) 今回は、オリジェネ設定の、リュウセイの幼馴染設定に関して、ねたにしてみようかと思います。 彼女の初出は1999年、スーパーヒーロー作戦で、オペレーターをやってまして、他にも、リョウト、ブリット、レオナが、オペレーターとして出演。一番セーブ回数が多いキャラが、主人公イングラム(またはヴィレッタ)と恋愛、もしくは友情イベントが発生してました。 つまり、このときは、イングラム×クスハというカップリングも成立してたわけです。 翌年の「α」では、8人いる主人公の一人で、ここでは、ブリットと恋愛関係にあり、さらには、主人公の中では一番人気を誇り、翌年に出た全四巻のCDドラマでは、リュウセイの幼馴染として、出てくるわけです。 このCDドラマが、オリジナルジェネレーションの元となった話なのは、余談ですが。 さらに、翌年のオリジナルジェネレーションの発売となって、このリュウセイの幼馴染設定は健在だったわけですが、前作劇中では、前半、同じ戦艦ハガネに乗ったクスハとリュウセイの仲を後押ししようと、ファッションコーディネートしたら、ラトゥーニが化けてしまったという敵に塩を送る結果になり、おまけに、リュウセイのようなタイプは、クスハを保護する相手としてしか見ていないこともあいまて、何度もやり取りがすれ違ったあげく、クスハがグルンガスト弐式のテストパイロットに選ばれた一件で、最高潮に達し、フラグは消滅してしまうわけです。 しかし、考えてみれば、このリュウセイという男、スパロボオタクなわけで、しかも、やたら鈍いわけでして、17年一緒にいるクスハの気持ちには、全く機がつかなかくて、結局、戦いのさなかであった、ブリットと恋仲になるわけです。 しかし、スパロボオタクなことを除けば、正義感は強いし、困ってる人を見捨てて置けない性格です。「α」では、レビ、「Og」では、ラトゥーニのために力になろうとしていた描写も見受けられます(ロリコンなんじゃないかという味方も否定は出来ませんが)。 案外、クスハがいじめられてるのをかばってたりしてたんじゃないか、と想像できたりもします。つまり、スパロボオタクという一面は、リュウセイを恋人としてゲットするなら、格好の虫除けになるわけですから、むしろ、この設定でいくなら、クスハのほうが奨励してい可能性があるわけです。 なにしろ、幼馴染キャラというのは、その相手といつも一緒にいるのが当たり前、ヘタすれば、公認カップル扱いされてるケースが少なくないわけです、マンガや小説、ゲーム等では。 まあ、高飛車あつかいされる「ときめきメモリアル」の藤崎詩織のように、主人公が、オールマイティな完璧超人にならないと、見向きもしないのは例外ですが、「SNOW」の雪月澄乃のように、主人公が、いとこから、旅館の経営権を強引に委譲され(その理由が交際中の男性と結婚するためなんですが)、その唐突な自体に混乱している主人公の隙をついて、ちゃっかり、主人公の奥さんの座をゲットしたりとか、「ときめきメモリアル2」の陽の下光のように、通常の三倍以上、好感度が上がりまくり、彼女の好感度を抑えないことには、他のヒロインでのクリアはおぼつかないとか、このブログでは、再三、とりあげている「特ダネ三面キャプターズ」の小田とみかのように、幼馴染の風間慎汰を自転車に乗れないと思い込ませて、自分のそばに囲っておくとか、虎視眈々と、好意を抱いている身近な男をゲットするチャンスを逃さないものですが、彼女の言動を見るに、そういった気配は微塵も感じられません。 よくよく考えると、怪しい、栄養ドリンクの実験台として、スケープゴートにされたんじゃないのかという疑惑のほうが濃厚です(笑) なにしろ、通販マニアで、あれこれと健康グッズを買い揃えていたわけですし、栄養のあるもので、栄養ドリンクを造るわけで、味や見た目は、とことん度外視して、体に効く栄養価の高いものを作るわけですから、生まれて17年の人間に、その味が理解できるかといえば、答えはNOでしょう(笑) そりゃまあ、タスクの例もあるように、かわいい子が作った料理なら、どれだけまずくても、50点増しということばもありますが、彼女の栄養ドリンクは、そんなレベルを超越しているわけで、好きな相手でもなければ、絶えられない代物であることには変わりありません(笑) そして、恋人でさえ、口に入れたら倒れるような代物を、友達レベルか、それ以下の人間が、体を張って、日常的に口に入れるなんてのは、よほどのお人よしか、正義感の強い人間くらいでしょう。つまり、性格的に、クスハの栄養ドリンクから逃げられなかった可能性も無きにしも非ずなんですよね、彼は。 もし、恋仲になったり、その結果、結婚なんて、運びになったら、この栄養ドリンクからは逃げられないわけで、そう考えると、リュウセイの本能的自衛が働いて、フラグを成立させなかった、とも取れるような気がしますが、はてさて、真相はわかりませんが。 ▲
by kwanp
| 2005-02-15 23:46
| ゲーム
各地で話題送全になっている「第三次α」、やはり、スポンサーがバンダイ系列ということで、やらざるをえないのか、「SEED」も参加するわけだが、αの世界観で、アレを登場させるのは、無茶という気もするが、ガオガイガーに至っては、タカラから、サンライズがバンダイの子会社だからといって、取り上げた作品をぬけぬけとやっているわけだから、自社が後押ししているSEEDを登場させるのは、それほど、無茶ではないかもしれませんね・・・。
まあ、いろいろと叩かれているあの作品で、個人的には、本編よりも外伝の方が好きなので、勘弁してくれよ、という気がする参戦作品なのですが、スパロボおなじみのストーリー補正(フラグの成立によって、本編では悲劇的になる結末が回避される)がありますから、やってみないことにはわからないでしょうけど。 しかし、第三作でけりのつけるなら、ジャイアントロボを入れて欲しいものです・・・・。最初のαで、ストーリー投げっぱなしのまんまですから(笑) まあ、OVA本編のジャイアントロボも、全七巻ですが、これも、全体の一エピソードという体裁をとっていて、しかも、バベルの篭城という総力戦が、その後に控えているわけですが、 指パッチンで、グルンガスト参式を破壊する奴らがうじゃうじゃいる集団とスーパーロボット軍団との総力戦というのも、十分、燃える筈ですし、何より、今川「鉄人」では、鉄人に搭載されていたのが、核兵器を上回る「バギューム」と呼ばれる、最終兵器だったわけで、暴走したブラックオックス軍団を止めるために、バギュームの力でパワーアップした鉄人を、溶鉱炉の中で溶かさないとならなかった結末など、ジャイアントロボで出来なかった最終エピソードを投影させていた節があるクライマックスでしたから、こっちも登場させるのも、面白かったかもしれませんね。 最新版の鉄人は、アニメもコミックスも、昭和三十年代を舞台にした作品では、歴史につじつまを合わせるかのように、歴史の闇に消えさせざるをえなかったのですが、スパロボ乃世界ならもっとやばいエネルギーが幅を利かせて、存在しているわけですから、存在するのを許されても良いんじゃないかと思うのですが。どうもFXはなかったことにされてるっぽいですし(笑) まてよ、そうなると、大塚署長は二人出てくることになるのか、それは(笑) それはそれで、面白いことになりそうだが(苦笑) ▲
by kwanp
| 2005-02-14 23:22
| ゲーム
「OG」、とりあえず、キョウスケをインファイト+9、アタッカー、SP(精神ポイント)回復、集中力などをつけたあたりで切り上げて、現在、11話。ようやく、ジガンスクード登場です。・・・・またも、全滅プレイ中です(笑)
このゲーム、SRXとか、アルトアイゼン、ヴァイスリッター、ゴスロリオンといった主役級の期待が目白押しなので、印象的が地味なのは避けられませんが、どうしてどうして、この機体、 作品世界では20年程前に作られた、旧式の特機ながら、 ゼンガーの乗るグルンガスト零式と、引き分けていて、しかも、斬艦刀に日々をも入れているのです 今の時点で、こんな芸当のできる機体は、ジガンスクード一機のみです。この機体、地球圏の番人という異名を持ち、ゼンガーの機体の斬艦刀と比べられて、盾とたとえられることもある機体ですが、それでも、ココまで出来た機体は他にはないはずです、多分。 とはいえ、「Og」世界ではホープ事件という、地球連邦のコロニーの住人に対する圧政に反対した、テロリストが、この期待を乗っ取り、大参事を引き起こしたことからも、コロニー市民には、いい印象をもたれておらず、OGでは、妻子を無くしたDcの軍人、テンペスト・ホーカーの恨みの対象になるなどされております。そして、地球圏を追われるように、宇宙戦艦ヒリュウの外宇宙の際に、ヒリュウに搭載されて、エアロゲイターに袋叩きに合うなど、運の悪い機体でもあります しかし、ビアン・ゾルダーク率いるDcが、「人類に逃げ場なし」と演説し、Dc戦争を引き起こした際に、ヒリュウ改に搭載されていた、ジガンスクードは、最新型の飛行システム・テスラドライブを搭載し、操縦席をPT(パーソナルトルーパー)仕様に変更して、ヒリュウの数少ない戦力として、前線に立つことになります。 主なメインパイロットはタスク・ジングウジ。元、ヒリュウ改の整備士で、パイロット希望だったのが、運動御地が禍して、整備しに回された、という経歴の元主。最初の「α」では、変な性格主人公として、登場し、OGでもレオナとは恋人同士という間柄ですが、飲んだら倒れるような味噌汁をしょっちゅう、食べさせられているようで、恋人のお手製とはいえ、そんなレオナの料理を食べ続ける彼の根性には、頭が下がります(笑) ちなみに、OGのモンシアこと、カチーナ・タラスク中尉には、(違う意味で)よくかわいがられていたりもします(笑) ジガンの主な戦法は、ただひたすら、殴るというシンプルなもので、一応は、射撃武器のギガワイドブラスターもありますが、プレイヤーが、稼いだPP(パイロットポイント)で、数値を自由に伸ばせる最近のOgでは、格闘値と射撃をともに、一撃で敵を倒せるほどにあげることなど、少ないために、あまり、使っていない人間も少なくないと思われますので、回を重ねるごとに、ウェイトは小さくなるのではないでしょうか? それはさておき、今回の「2」では、両腕に装備されていたシールドがなくなり、シザーアンカーユニットが装備され、攻撃力もアップし、気力130にならないと使えなかったマップ兵器Gサークルブラスターも120で仕えるようになっているのがありがたいです。なにしろ、前作では、サイバスター、ヴァルシオーネというおなじみの機体を除けば、ジガンだけが、味方も攻撃するとはいえ、マップ兵器を装備しており、資金、経験地、PP稼ぎに重宝したものです。 特に、前作OGの25話では、この機体を出撃時に8番目に配置して、ねじり鉢巻とメガブースターを装備させて、出撃させれば、他の期待の順番も関係しますが、上の方の敵(左の方にも固まっているが、これはサイバスターに任せる)は、すべて、ジガンを狙って、攻撃してきて、次のターンには、気力130で、マップ兵器使用可能状態になり、一網打尽に一機を残して、壊滅状態にさせられるという全滅プレイで、簡単に稼げたりします。ひとにも寄ると思いますが2~3 日で、1000万は手堅く稼げます、この全滅プレイ。 まあ、それを抜きにしても、無骨なフォルム、高い防御力に、殴るのみ、というシンプルな攻撃スタイルは、ゼンガー機や、他の機体ほどの派手さはないですが、これはこれで、結構味がある期待だといても過言ではありません。特に防御値MAXにしたら、装甲の厚さとあいまって、どんな攻撃にも、文字通り、びくともしません(経験済み)。 全機体の中でも、トップクラスを誇る、防御力に、鍛え上げた(改造して、格闘値を上げた)拳のみを便りにして戦う、キャプテンブラボーのような機体といっても過言ではないです。試したことのない人は、ぜひ一度お試しアレ。 ▲
by kwanp
| 2005-02-13 23:00
| ゲーム
昨日買った某雑誌で、某小説家さんが、ホモマンガについて、熱く語るエッセイが合って、私はそれを毎回、楽しみに読んでいたりするのだ。別にホモマンガを愛好しているわけではないが、お題に持ってくる作品と、それに絡めたテーマにちなんで、語るのであるが、これがまた、ホモマンガということを抜きにしても、二次とはいえ、話を書く上で勉強になるし、自分とは、別の好みを持ってる人の話というのは、それだけで、興味深かったりするのだ。
まあ、隣の芝生は青いだけかもしれないが。 でまあ、今回のエッセイで、少女漫画(と、そこから派生したホモまんが)は、少年漫画の主人公中心に書かれる話とは違い、人間関係を書くこと、関連性を追及すること、と書かれていて、それに絡めて、大河ドラマ「新撰組!」や、ホモマンガにおける三角関係について語ってたのだが、うまくはいえないが、そのニュアンス、私も、ある程度はわかるような気がするのだ。 ギャルゲやs、たいていの少年向けの場合、なんだkんだ、どたばたはありながらも、主人公中心に話は回り、ヒロインは、たいていのキャラは、主人公を好いていて、主人公のために存在する、というような状況で、主人公の1挙手一等速に一喜一憂して、それに対するリアクションが、いくつも絡まりあい、話を形成していくパターンであるが、少女向けの場合は、すべてが、とはいわないが、別にその状況の中におかれた、人間の一人に過ぎず、他の人間も、主人公を引き立てるためにのみ、存在しているようなキャラではなく、主人公と同じような、いや、それ以上の個性を持つ伽羅も少なくなく、逆に主人公が振り回されるケースも少なくない。わかりやすくいうと、少年向けを、主人公天動説的な作品、少女向けを、地動説的な作品という風にたとえれば、いいだろうか? でま、この話を聞いて、思い浮かんだのが、最近、話題の「おとボク」こと、「処女はお姉さまに恋している」というゲームなのだが、これは、主人公地動説的な作品を少女向けの作品は、話題作のみを読むというケースが多い、男のオタクが飛びつきやすいように、「マリ見て」のパロディっぽい設定で肉付けしたのではないか、と思ったからだったりする。 というのも、少し個人的な感情が入ったりする話だが、面白いと思う少女漫画や、少女小説を進めても、「いや、少女~~だから」という理由で断られるケースが多く、以前にも紹介した、「少女漫画(小説)の買い方」に関してレクチャーする記事が、反響を呼ぶなど、アニメ化したり、話題に名r作品以外は、及び腰になるケースが少なくない。しかも、そういってた連中が、進めた作品を鼻で笑ってたが、アニメ化されたり、ブームになったら、手のひら返したように、骨のずいまではまってたというケースも、珍しくはない。 ましてや、普通に少女向け小説や、マンガのような持ち味の作品をつくっても、素直に飛びつく人は少なかったのではないだろうか? そこで、ワンクッションおいて、男のオタクにも人気が高い「マリ見て」のパクリみたいな設定を打ち出して、興味を引かせて(話の種にやってみようと思う人は少なくなかったはず)、プレイしているうちに徐々に、作品にはまらせていくという手法をとったのではないか、と、私は思うのだ。最近のゲームは、一部の話題作や、同人ゲームを除いては、これといって面白いゲームも、出にくくなっているわけだ。 これに関しては、ギャルゲというのは、基本的に、主人公が、特定のキャラを追いかけて、それに沿った選択肢を追っていけば、その伽羅のシナリオに入り、更には、主人公の活躍で、ヒロインが、窮地を脱する、主人公中心主義的なつくりになっていて、そのタイプの作品が、雨後のたけのこのように出ているなかで、少女向け作品の面白さを持ち合わせた作品を見せられれば、一部の話題作以外は、免疫がないわけだから、骨のずいまで、どっぷりはまってしまうのも、道理といえるだろう。だが、このタイプの作品というのは、表面上、まねた作品は、数多く出るだろうが、ゲーム業界というのは、他の業界と同じく、基本的には、男社会であり、話を作るためのノウハウ、つまりは見てきた作品というのは、基本的に、少年向け、つまりは、知ってる作品は、主人公至上主義の作品であり、少女向けの作品のノウハウに乏しいからだ。まあ、短期間のうちに理解して、そのノウハウを己のものにできる人間もいるだろうが、、あくまで少数派。ほとんどの人間は、それを物にする前に、ブームが終わって、見向きもしなくなる可能性が高いのだ。おそらくは、「おとボク」の二匹目の土壌を狙う作品がいくつか、出てくるが、その中で生き残るのは、これまで以上に少ない本数になる可能性が高いだろう。 ちなみに、これは余談だが、東鳩2の環シナリオが、よく、普通であるといわれる理由も、これと似たような部分に理由が潜んでいると、私はにらんでいるが、それに関しては、環をクリアしてから、語ることにしたいと思う・・・・。 ▲
by kwanp
| 2005-02-11 23:57
| ゲーム
スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション2を買って、4日、現在どのあたりかというと、
第四話で全滅プレイ中(笑) いや、全滅プレイなしでも、そこそこ、進めるらしいんですけど、気が付けば、やってしまって、「IMPACT」では、半年近くかけて、8割の機体、武器・機体ともにフル改造、「第二次α」では、半年かけて、6千万あたりまで、ためて、という状態になってましたから。 まあ、やり方のうまい人は、もうちょっと、短い期間で、多く稼げるんでしょうけど、このあたりが限界ですね、私の場合。 とりあえず、現在の状況は、キョウスケ、エクセレン、ブリット、そして、謎の美女ラミアの四人チームに、SRXチームのライ、ゴスロリ天才パイロット・ラトゥーニ(前作では、格闘値MAXにして、グルンガストに乗せていました)、鬼教官カイが加わるところですが、第四話の最初のプレイで、熟練度とりのがしまして、それで、戦艦撃沈させて、最プレイしているうちに、 アルトアイゼン・リボルビングステークフル改造 キョウスケ・インファイト(格闘攻撃とイ動力アップ)+8 LV16 ヴァイスリッター・オクスタンランチャーW・フル改造 エクセレン・ガンファイトLV2 合体技ランページゴースト8500 前作でも、最強クラスの攻撃だったので、とりあえず、フル改造&格闘技能アップ。 で、とりあえず、第四話のボスキャラ、ユウとカーラは撃墜できるようにはなりました(苦笑) ブリットのヒュッケバインMK2はチャクラムシューター、ラミアアンジュルグは、近接武器のシャドウランサーをフル改造。とりあえず、キョウスケに技能付けれるだけ、つけてから、先に進むつもりです(笑) あっ、そうそう、今回は、いろいろと、全滅プレイをしても、撃墜数が加算されない、などの措置がとられてますが、全滅プレイをやると、熟練度が取れないようになってますので、気をつけるか、最初の方は、資金稼ぎと割り切って、プレイするか、徹底したほうがよさそうです。 ちなみに今回、ゴスロリオンとか、とロンペの人の新型が話題になってますし、ゼンガーゾンボルトのダイゼンガーも人気が高いですが、近接戦闘に特化して、使い勝手が悪い機体なら、ジガンスクードもいい勝負です。というか、斬艦刀のような形状が変わるような武器はなく、マップ兵器のGサークルブラスターは、味方を巻き込むわ、気力130にならんと使えんわ、イ動力はない、と使い勝手が悪いのですが、頼れるのは、拳ひとつで、防御力の強い機体と、 パイロットの育て方(格闘値 防御値ともにMAX)bにすれば、キャプテンブラボーのロボット版を地でいくような戦い方も可能です 最初のルート分岐では、月ルートで出てくるようなので、それに備えて、稼いでおいたほうがよさそうですね、ふっふっふ・・・・。しかし、考えてみれば、カズキのサンライトハートの新型って、まんま、斬艦刀ですもんねえ(笑) そこからいくと、斗貴子さんは、ヴィレッタかな。「腸をぶちまけろ」とかいっても、違和感ないからなあ、あの人(笑) っていうか、前作オリジェネでも、ゼンガー、トロンペの人なんて序の口で、コクピットで、「美人のお姉さんと二人っきりだけど、相手がヨガの状態なんで、微妙」とか、ドジっ子兼いぢめられっこの美人艦長とか(笑)、「美人の幼馴染に好意を持たれているのに、まったく気が付かないどころか、あまつさえ、ロボットにしか、かわいいをいわんスパロボオタク」とか、やたら自分の専用機にこだわる余り、機体を赤に塗って、戦闘中は狙われまくりな人とか、弄くりようによっては、いい勝負な作品でした、ハイ ▲
by kwanp
| 2005-02-10 23:28
| ゲーム
今週の武装錬金、やはり、身代わりになって、シルバースキンリバースを着る、という戦法に出ましたが、そんな些細なことはさておき(おくな)、
斗貴子さんは、シルバースキン破りの秘策として、ヴィクター化によるダブルランス攻撃を提案しますが、カズキは、それを一蹴。 御前様が、剛太が、斗貴子さんが、覚悟をきめて、カズキに決意を促しても、カズキは、首を横に振ります。 そりゃそうです。 カズキにとっては、体は化け物になっても、心は人間のまま、いや、他人を守ろうと、戦おうとする信念と、それを形作る、馬鹿で、お人よしで、困っている人や苦しんでいる人を見過ごせなくて、体が勝手に動き出してしまう、武藤カズキという人間のパーソナリティだけは、誰にも譲るわけには行かないのです。 確かに、今のブラボーには、カズキは勝てないかもしれません。それでも、一度、ヴィクター化して勝利をえてしまえば、これまで、頑として、守ってきたその信念は崩れてしまう、意味のないものになってしまう。 もっと、直接的にいうと、 武藤カズキは、心までばけものになってしまうのです!! ただ、勝てばいいのであれば、カズキは、それをとっくの昔にやってるはずです。しかし、それをやらないのは、己がどういう理由で戦っているか、よく知っているから、大事な仲間や、彼らガ住んでいる町の平和を守るために、カズキは勝たねばなりません。ですが、それは、問答無用の破壊によって、築き上げられた屍の上の楽園であってはいけないのです。 確かに戦うことによって、己の手は血塗られる。だが、勝つために、何かを守るために、何をやってもいいのであれば、それはホムンクルスとなんら変わりはありません。そして、勝つために何をやってもいいのであれば、歯止めが利かなくなって、最後には、人として大事な一線をも平気で、飛び越えて、守ろうとしたものまで、己の刃で、傷つけてしまいかねないのです。だからこそ、戦う力を振るうものが、大事な者を守るためには、己を律する掟が必要なのです。そして、それを守るからこそ、素の戦士は己でいられるのです。 そして、御前様が、剛太が、斗貴子さんが気にするな、といったって、それをやるわけには行きません。 守るべきものの範疇には彼女らだって入っているのです。それを一時の勝利のために傷つけるのは、カズキ自身の掟がそれを許しません。 人間・武藤カズキが、どんどんヴィクターⅢに変わっていくのを一番、自覚しているのは、当然のことながら、カズキ本人です。そして、それがどういうものかわかっているからこそ、、それを何とかしようと、逃避行を続けているわけですし、体の全てがヴィクターⅢになったら、命を食らい尽くす化け物になろうとしている中、カズキの信じるものや、武藤カズキという人格を形成している内面的なもの、すべてが、武藤カズキが武藤カズキであり続けるすべてであり、それをなくしてしまったら、彼が存在する意味、そのものも、消失してしまうのです。 ヴィクター化&ダブルランスで、ブラボ―を破るというのはそういう意味を持っているのです。 前回、ブラボー二勝てなかったのは、シルバースキンリバースのためでも、実力差でもなく、無我夢中でヴィクター化してしまったからかもしれませんし、それでブラボーに勝ってしまっていたら、彼は後戻りできない道を進むことになっていたかもしれません。すべては、仮定に過ぎませんが、そんな気がするのです・・・・。 だからこそ、全てを捨てて、カズキとともにあると誓って、付いてきてくれた斗貴子さんのためにも、大事なものたちを、その人たちが住む場所を、それがある世界を守ろうと戦う武藤カズキのまま、勝たねばならないのです。けっして、心まで、全ての命を食らい尽くすヴィクターⅢで、かってはいけないのです。 ですが、それでも、ブラボーは、カズキを倒すのを諦めません。一人でも多くの命を救うために、彼は、カズキを倒す。これもまた、ブラボーが、彼自身に課した掟だからです。 そして、カズキを倒し、ヴィクターを倒した後、部下殺しの責を背負って、自らの命を絶つというのです。 ブラボーは、まじめな人間です。おそらくは、彼が戦ってきた中で、守りきれなかった命、ともに戦いながらも、敵の刃に倒れ、去っていったものたちの命、その全てを、十字架として、彼は背負って、その重みをかみ締めながら、一歩一歩、進んできたのだと思われます。 そして、おそらくはもう、ブラボーが、彼一人で十字架を背負うのも、いっぱいいっぱいなのでしょう。そこへ、一人でも多くの命を守るため、とはいえ、己の大事な部下を殺さねばならないのです。かつて、 「おれはもう、ブラボーな部下たちを一人でも死なせはしない!!」 といってた彼が、です。たとえ、カズキを倒し、ヴィクターを倒せたとしても、そんなもの、平気であるわけがありません。 そして、おそらくは、彼一人では、これまでの十字架の重みには耐えれなくなっているのだと思いますが、素の重みを知ってるからこそ、そんなものは他人に、背負わせたくはない、こんな思いを知るのは、自分だけで十分だ、と一人で背負おうとするのだと、思うのです。 失ったものの重さを知っているからこそ、それを大事に思うからこそ、カズキの決意を聞かされたからといって、多くの人たちが、犠牲になるかもしれない可能性を見過ごすわけにはいかないのです。 とはいえ、時間は短かったとはいえ、大事な部下の命を、自分の手で殺めなければ、いけないという十字架を背負ったら、その重みで彼は、もう進めないかもしれない。 だからこそ、最後に自分の命で、全てを終わりにするつもりなのかもしれません。 しかし、カズキもブラボーも逝くのは、まだ早すぎます。戦いに身をおくものならば、彼らが背負っている重みの大切さを知り、そして、それでもなお、何かを守るために、前へ進むということがどれだけ大事か、それを知っているものこそが、いき続け、戦い続け、それを後に続くものたちに、身を持って教えないといけないと思うのです。 それゆえに、カズキは勝たねばならないのです。武藤カズキのまま、ブラボーに勝って、生きて戦え、と。そして、ヴィクター化をどうにかし、己が己であるために、大事なものを守るために、戦うためにも。この戦いでブラボーがかっても、何一つ、救われないのです。 だからこそ、カズキは勝って、ブラボーが再び立ち上がるために手を差し伸べて、起き上がる手助けをしなければ、いけないと思うのです。 そして、 本当に己の信念を通そうと生きる者なら、己の信念も最善の結果も、すべて、己の手元に引き寄せて、どうにかしてしまうものなのだと、思いますし、今回は、ぜひともそうなって欲しいものだと、思わずにはいられません・・・・・。 ▲
by kwanp
| 2005-02-07 12:16
| コミックス
一部でささやかれている意見ですが、響鬼はデザインがライダーっぽくないので、これをライダーとして、書く必要はないのではないか? という声があがっているわけですが、
私としては、十分、仮面ライダーの条件は満たしていると思います。 何しろ、修行を積んだ人間が、鬼に変身する力を身に付けた、という設定だけでも、ライダーの条件は十分にみたしています。というのも、仮面ライダーは、他のヒーローとは違い、「努力して、己を磨けば、なることが出来るヒーロー」という意味では等身大のヒーローといえます。 ウルトラマンや戦隊ヒーローは、ウルトラマンは、最初からウルトラマンであり、それが地上の人間の姿を借りて、活動しているわけですし、完全に違う生き物と、その価値観で存在しております。戦隊ヒーローは、返信用のアイテムと、複数の人間と多彩な装備で固められており、さらには、ガオソウルや、アース、気力といった、本人の努力だけでは、どうしようもない、特殊な条件が存在するわけで、努力すれば、誰でもなれるというわけではありません。 平成ライダーでは、あまり、そういうことはやりませんでしたが、かつてのライダーたちは、自分たちより、強い相手が出てきたりすると、特訓をして、そのピンチに対応していったわけですから、努力、という点だけでも、最近のヒーローにしては、毛色が変わっているかもしれませんが、かつてのライダーと同じような行動パターンをもっているわけである。 ましてや、鬼に変身する力を身に付けてから10年以上も、その力を使って、戦ってきたという、ショッカーやデストロンを始とする、悪の組織を倒した後も、たびたび、現れた、悪の組織が世界各地に伸ばした魔手を相手に、かげながら、戦ってきたわけで、この意味でも、響鬼は、ライダーの条件を満たしています。555でも、返信用の携帯電話、「ファイズドライバー」「カイザドライバー」「デルタドライバー」を使えば、誰でも変身でき、「誰でもなことの出きるヒーロー」という要素は、一見、満たしていたように見えますが、しかし、アイテムひとつで、誰でもできるということは、何の覚悟もなしでも、その力を手にすることが出来る、ということですから、持ち主の心しだいで、単なる破壊を行う悪魔にしか、過ぎないわけです。そして、劇中では、さまざまな人物が三つのベルトを使い、仮面ライダーへと変身したわけですが、その多くは、ライダーのベルトを持ってる期間が長かった、乾巧、三原修二らに倒されていきます。 カイザのベルトを持つ、草加雅人も、このベルトを持ってる期間が一番長かった人間ですが、 彼は、好意を寄せていた、園田真理を守るためにのみ、素の力を古い、時には、巧や、その他の男を陥れたり、と、いうことすら、厭わなかったし、自分を殺した、スマートブレイン社への復讐のために戦っていた人間で、動機はともあれ、結局は、自分の目的のためにのみ、戦っていたわけで、最終回の二回ほど前に、ホースオルフェノクこと、スマートブレイン社・新社長木場勇治に倒され、カイザドライバーを取られたのも、あながち、それとは無縁ではなかったような気がします。 何より、仮面ライダーの場合、初代ライダーは勿論、ほとんどのライダーは、敵対する悪の組織(ショッカーの改造人間、インカ帝国の改造技術、ブラックサタンの電気改造人間、バダンのサイボーグ等)によって改造されたり、それと同じ技術が使われているなど、毎週倒している怪人と、同じ技術で作られた存在であり、それを区別するのは、ライダーが、己に心がけている正義の心や、己の力が悪に染まらないように、己を律する心。それがなければ、使われている基本的な技術は同じなわけですから、敵の怪人と同列になってしまうわけです。響鬼の場合も、人を守ろうとする意思を失えば、ただの妖怪と化してしまい、仮面ライダーではなくなり、文字通り、化け物と化すのです。 悪のライダーと呼ばれる人物も、ショッカーライダー、アポロガイスト、歴代の偽ライダー、リュウガ、王蛇、グライブ、サイガなど、歴代の作品の中で、何人か、出てきましたが、結局は、主人公たちに敗れてしまうか、そうでなくても弱かったり、と、一時的に強力でも、最後まで、主人公のライダー以上の存在にはなりえません。龍騎などでは、最後に、みんな、それぞれの人生を生きているという終わり方、をしておりますが、これは戦いを仕組んだ、神崎士郎が、ライダーたちを戦わせることを諦めたからで、結局、最後は、悪のライダーは生き残りにくいしくみになってます。平成ライダーだけを採ってみても、クウガは、敵のグロンギと同じような存在ですし、アギトは、人が進化した姿ですし、555は、オルフェノクに変化する力を手に入れたものにしか、変身ベルトは仕えなく、ブレイドは、ライダーベルトを使って、カテゴリーAと呼ばれるアンデッドと戦う。例外としては、五万年に一度の日蝕の日に生まれた、二人の子供が、世紀王の証であるキングストーンを埋め込まれたことによって、誕生した、仮面ライダーブラックと、シャドームーンくらいでしょう。 つまり、現時点において、正義のために戦う怪人というスタンスは、決して崩れていないわけで、響鬼の場合は、理性や良心wなくしたら、ただの化け物になるわけで、この意味でも、響鬼と歴代ライダーは変わりません。 一番のネックになるであろう、デザインも、龍騎、555とかで、ライダー離れしているデザインがうじゃうじゃ、出てきたわけで、その系統と考えれば、さほど、気にはならないはずです。 つまり、基本的な意味合いでは、響鬼は、十分、ライダーの条件を満たしていると、言ってもいいわけです。 つまり、見かけは、これまでの平成ライダーの系統、中身は、昔なつかしの、旧仮面ライダー系、という風になっているのが、響鬼なわけで、デザイン派らしくなくても、十分、ライダーとしての基本的な条件は揃っているはずなのである。 まあ、ブレイドも最初はそう思わせといて、あの、序盤のグダグダだから、安心は出来ないみたいですが・・・・。 結局のところ、力があっても、心が伴わないものであるなら、それは、異形の体と正義の心を持つ仮面ライダーではなく、仮面ライダーの格好をした怪人に過ぎないわけです。結局のところ、改造されたり、ファイズや龍騎のように、変身アイテムで変身しても、それは取っ掛かりに過ぎないわけで、その時点では、怪人の一人に過ぎないわけです。しかし、響鬼は、その力を持って、10年以上、人を守るために戦ってきた、そのことだけでも、十分、仮面ライダーの名を名乗る資格はあるのです。 ▲
by kwanp
| 2005-02-07 00:16
| 特撮
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